2017年01月07日
【伊勢】中学生年代のフットサル日本一を競う第22回全日本ユース(U-15)フットサル大会は7日、三重県伊勢市の三重県営サンアリーナで開幕し、北海道予選優勝チームとして2年ぶり3回目の出場となった北海道コンサドーレ旭川U-15(以下・旭川)は1次ラウンドの2試合を行い、連勝で9日に行われる準決勝への進出を決めた。
三重県営サンアリーナ
グループCに属した旭川は午前の初戦で優勝候補の一角である新潟県の長岡JYFC 2001(以下・長岡)と対戦した。
立ち上がりの3分(注・今大会は1次リーグは10分ハーフ、決勝ラウンドは15分ハーフで争われる)に長岡56本田に先制を許しいきなり暗雲が立ち込めたものの、9分に5米倉和馬のゴールで追いつくと、後半もスピーディーな一進一退の攻防が続く。
押し込まれる局面も長かった旭川だったが、長岡の決定力不足にも助けられ、ゴレイロ16長田蒼も身体全体で好セーブを連発し仲間を盛り上げる。すると後半4分(通算14分)に旭川は9深道也麻人が鮮やかなターンからゴールを決め2-1と勝ち越す。15分には5米倉が相手ボールを奪いこの日2点目を決めると、19分には途中出場の20成瀬護が鮮やかにダメ押し点を決め、結局4-1で長岡を一蹴した。
最高のスタートを切った旭川は、休憩をはさんで午後に青森県のアスレチッククラブ弘前(以下・弘前)と2戦目を行った。初戦を落とし後がない弘前に対し、旭川は10幸坂流輝のゴールで先手は取るものの、すぐに追いつかれなかなか波に乗れない。強豪との連戦の疲れが出たのか旭川は全体に足が重く、弘前の攻撃に耐える時間も長くなる。
2-2の同点で折り返した後半には3分(13分)、7分(17分)と連続失点し2-4となる。残り3分で2点ビハインドの苦しい展開となったが、粘り腰を見せる旭川は18分に20成瀬のゴールを相手ゴレイロが取り損ない(注・公式記録では5米倉のゴールと記載)、1点差に詰め寄ると、直後の3分間で9深道が一気に3点をもぎ取る。特に残り20秒を切ってから相手のパスをカットして左足でねじ込んだ一発は見事で、窮地を救ったエースの活躍で旭川は東北王者を葬った。
この結果旭川は1次ラウンド3戦のうち2戦を消化して2勝となり、他のチームとの対戦成績によって明日のヴェルスリアンFC(長崎県)戦に敗れてもグループ一位となることが確定し、各組一位のみが勝ち抜ける準決勝への進出が決まった。
なお他の北海道代表チームは、道都Jrユースが1勝1敗となったものの、ASC北海道U-15が勝負強さを発揮して2連勝し、準決勝進出が有力となっている。
まじめに2試合目は焦りました。が、むしろ選手たちの方が落ち着いていたようです、
なお会場には昨年札幌U-15の監督を務め、旭川U-15を一昨年まで指導されていた佐藤尽(現・京都コーチ)も姿を見せておられました。