浦和vs札幌 試合後コメント ミシャ&駒井 

2024年07月21日

ともに、Jリーグ公式HPに掲載されています。

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★ミシャ

70分までは札幌の素晴らしい戦いができていたと思います。ただ、「残りの20分は……」というふうに、そこにスポットを当てて評価する方もいるのではないかなと思います。しかし、その残り20分は厳しい時間にはなりましたが、そのことでわれわれの70分が台無しになったわけではありません。70分までは相手を明らかに上回ったゲームができていましたし、予算がかかっている相手に対して、地方クラブであるわれわれが素晴らしい戦いを見せた70分だったと思います。

札幌はいま、最下位に沈んでいますが、昨年から5人の重要なレギュラー選手が移籍していった、そしてケガ人が多いという状況の中でシーズンが進んできたことがあると思っています。一時期は選手が9人くらいいないような状況の中で、90分戦える選手が5人くらいしかいないような状況で戦ってきました。今日はケガ人で戻ってきた選手もいましたが、まだまだもちろんコンディションが上がっていないなという部分があったと思います。そういった部分が、(試合の)最後のほうになかなか厳しい状況に陥らせたのは間違いないと思います。

もちろん、浦和サイドからすれば、0-4の展開から1点ずつ返して、最後は際どい形で敗れたという評価の仕方、そういった見方もできるかと思いますし、次の試合に向けて前向きに捉えられるという見方もあるんじゃないかと思います。いまの5人交代のルールが、予算規模が大きいチームに有利なのは間違いないという中で、われわれ札幌というチームが今季なかなか厳しい戦いを強いられているのはそういった部分もあると思いますし、ケガ人の部分もあると思います。ここまでは厳しい状況で来ましたが、ようやく1つ勝利できたというのは、われわれにとって次につながっていく勝利だと捉えたいと思います。

この素晴らしいスタジアム、素晴らしいサポーターの前で、われわれ札幌が素晴らしいゲームができたことを非常にうれしく思っていますし、3ポイントを取れたこと、久しぶりに勝利できたことを非常にうれしく思っています。

われわれはここまで(今節を迎えるまで)12ポイントしか取れていない最下位のチームで、おそらく多くの人たちが「札幌は残留できない、死んだチームだ」と思われているかもしれませんが、われわれは可能性がある限り戦っていきたいと思っていますし、その可能性に向け、また次の試合もみんなで戦っていきたいと思っています。


★駒井

しっかり前からプレスを掛けて限定して、そこからのショートカウンターは浦和戦に限らず狙っていますので、4点取るまではうまくできていたと思います。ただ、交代でフレッシュな選手が、モビリティーのある選手が入ってきてから少し難しくなって1点、2点、終了間際に3点をやられたのは課題が残る戦いだったなと思います。

--久しぶりの勝利。そして自身のゴールもあった。
8連敗をしてしまったり、なかなか点が入らなかったですが、やっとキーとなる選手たちがケガから帰ってきてくれたおかげで、自分たちがやりたいサッカーを今日は見せられたと思います。ストライカーの(鈴木)武蔵にも得点が生まれたので、ここから勢いを持って中断期間に練習を重ねられたらいいなと思います。

--鈴木選手の2ゴールはチームにとっても大きかった。
本人が一番つらい思いをしていたと思いますし、PKを外してしまったりうまくかみ合わなかったり、少しのボタンの掛け違いで点が取れなかったですが、今日は自信を持って良いプレスから良い抜け出し、良いシュートをやってくれたので、本人の自信にもつながると思います。チームがこれから勢いを持っていける1つの要素になるんじゃないかなと思います。




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