小野伸二 スピーチ全文 

2023年12月04日

<道新スポーツ>が配信しています。


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「【スピーチ全文掲載】札幌MF小野伸二の引退セレモニー ゆかりの人物からメッセージ、サプライズゲストも」


スピーチ全文のコピーです。

 皆さんこんばんは。そんな時間じゃないですね(笑)
 まずは浦和レッズのサポーターの皆さん、きょうは温かいブーイング、ありがとうございます。ミシャさん(ペトロヴィッチ監督)のあいさつの時にいろいろありましたが、こう見えてもミシャさん、浦和レッズ大好きです。忘れないでください。

 一つお願いがあります。どんな時でも、どんな人に対しても、リスペクトということだけ忘れないでください。よろしくお願いします。
 そして北海道の皆さん、スポンサー企業の皆さん、北海道コンサドーレ札幌のクラブ、監督、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、用具係、そしてグラウンドキーパーの皆さん。たくさんの方に僕は支えられて、このピッチに立てるきょうがありました。本当にありがとうございます。

 2014年の夏に北海道の地に来てから、僕自身はトータル7シーズン過ごさせてもらいました。きょう映像に少なくあったように、大した記録は出していません。試合にもそんなに関わっていなかったなと自分の中でも思っています。
 ただその中で、この北海道、この札幌ドーム、そして厚別競技場で1得点ずつ取れたこと、それは自分の中でうれしく思っています。

 心残りはJ1でのタイトル。自分がいる時にその夢が実現できなかったことです。本当に申し訳ございません。ただその中で、J2から始まり、J1を経験でき、素晴らしい選手たちと一緒に、毎日楽しくサッカーをさせてもらったこと。これはすごく僕にとっても、これからの人生にとっても宝物です。本当に選手の皆さんありがとうございました。

 そして自分の家族。奥さん、2人の娘、こんなどうしようもないお父さん、どうしようもない父を持って本当ごめんね。支えてくれてありがとうございます。

 AK(―69)さん、試合前にこの札幌ドームを熱く、いい準備を整えてくれたのに、試合に負けてしまい申し訳ございませんでした。いいテンションを持って、試合に臨めました。
 僕自身は20分間という短い時間でしたけれども、自分の持っている力を表せたんじゃないかなというふうに思っております。

 きょうでプロサッカー選手生活が終わりますけれども、僕自身はこれからも変わらずサッカーを愛し、楽しんでサッカーを続けていくので、これからもどうぞよろしくお願いします。
 そしてきょう、この会場に足を運んでくれた仲間たち、皆さん力を合わせれば、こういう景色をつくることができるんです。どうぞ来シーズンも、こういう景色を残された選手たちにつくってあげてください。よろしくお願いします。

 最後に、皆さんには関係はないかもしれませんが、自分の母が10月17日に旅立ちました。お母さんにひと言、僕を産んでくれて、そしてこの素晴らしいサッカーというものに出会わせてくれて、ありがとうございました。感謝してもしきれないほど言いたいことはあります。

 僕もこれから第二の人生が待っていますが、ゆっくりはしませんが、少しずつ自分の道を進みながら、もちろん北海道コンサドーレ札幌、そして日本サッカーに携わっていけるようにやっていきますので、これからの小野伸二もよろしくお願いします。きょうはありがとうございました。


貼ります。

https://www.doshinsports.com/article_detail/id=13025


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