河治良幸さんコラム 7位から12位クラブ 「今夏補強ポイント」考察 

2023年07月19日

<FOOTBALL ZONE>が配信したニュースです。


    ニュースタイトル

「J1クラブ「今夏補強ポイント」考察 川崎、広島、札幌、FC東京…躍進狙う中位6クラブの“穴”は?【コラム】」


貼ります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/47dc9cfbeabcf82a7485daabeed5d771e6fee0ec


札幌についての部分のコピーです。

 11位の北海道コンサドーレ札幌は大型FWの中島大嘉が名古屋グランパスに期限付き移籍。さらに右サイドの重要な主力であるMF金子拓郎のクロアチア1部ディナモ・ザグレブ移籍が決定的となっており、すでにファン感謝祭の「サポーターズデー2023」で、移籍を決断したことが本人の言葉で伝えられた。特に金子の右サイドに関しては穴埋め的な補強も考えられる。もちろんFW菅大輝とMFルーカス・フェルナンデスでファーストセットは成り立つが、そもそも菅は3バックの左とのマルチで起用されており、菅が下がればルーカスが左ウイングバックで起用されるというオーガナイズで回ってきた。

 ここまでルヴァン杯や天皇杯での起用が続いたMF田中宏武のリーグ戦でも抜擢は既定路線だが、札幌の場合は福岡と同じく、2つのカップ戦を勝ち上がっており、今後リーグ戦と同じか、それ以上に重要になってくる可能性も考えられる。金子ほどのドリブラーは国内にはなかなかいないが、サイドで縦に仕掛けられるタイプの選手が欲しいところ。百戦錬磨のミハイロ・ペトロヴィッチ監督だけに、何か周囲を驚かせる起用法もあるかもしれないが。

 札幌に関しては得点の多さと並行して、失点の多さが懸念事項になるが、これは選手を替えたから改善されるポイントというわけでもない。むしろマンツーマンを主体とした守備のなかで、試合を重ねながら3バック中央のDF岡村大八を中心に、多少アドリブを付けられるようになって来ているので、新戦力が入ると逆に失点が増えるリスクもある。

 もちろんトップレベルの外国人選手が来たとしても、“ミシャ式”に適応するには時間がかかるので、そこのリスクとの向き合い方は難しいところだ。ただ、金子の移籍で菅がよりウイングバックに専念しないと行けない事情も考えると、成長著しい22歳のDF中村桐耶を3バック左で定着させられるように、人に強いボランチを加える手はある。




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