札幌vs磐田 斉藤宏則さんの「レポート」 全文をコピーしました 

2022年09月11日

Jリーグ公式HPに掲載されています。


   タイトル 「4-0で快勝。札幌が残留争い直接対決を制す」


全文です。

今節唯一の日曜日開催の一戦は、残留争い直接対決とあって、大きな注目を集めた。立ち上がりから激しい主導権争いが続いていく。ともに相手を押し込むべくシンプルに前方に蹴り、セカンドボールをタフに奪い合う。勢い余って生まれるファウルも散見しながら、どちらのペースとも言い切れないきっ抗した戦いが続いていく。もちろん緊張感たっぷりで、まさにこれが残留争いだ。5分にはガブリエル シャビエルがペナルティーエリア付近で巧みにキープしながら、追い越してきた金子 拓郎を使い、最後は興梠 慎三がシュートを放った。札幌は地元ファンの後押しを受けながら、徐々に勢いを増していく。

スコアが動いたのは10分、札幌が敵陣右サイド寄りの位置でFKを得ると、飛び出したのは名手・福森 晃斗の一発。武器である左足を振り抜くと、ボールはゴール右上スミに飛び込み、札幌が貴重な先制点を奪う。

こうなると試合の構図は明確となる。最下位の磐田は敵地とはいえ勝点3が必要な立場。早い時間から前傾姿勢となり、そこを札幌がカウンターで狙っていく形だ。

そして次の得点も札幌が奪う。21分、右サイドを突破した金子 拓郎の折り返しをガブリエル シャビエルが押し込み追加点。ガブリエル シャビエルは札幌加入後リーグ戦初ゴールだ。磐田は杉本 健勇と後方の選手の呼吸がなかなか合わず、良い形で札幌ゴールを脅かすことができない。

 互いに前方のポジションに選手交代を施した後半は、どちらもシンプルにボールを運ぶプレーが増えた。勝点を巡るシビアな攻防に対して、終始スタンドからは大きな声援、拍手が送り続けられ、試合はより熱を帯びていく。

 守備の人数を少なめにとどめ、攻撃に人を割きたい磐田はどうしてもカウンターを受けがちになったが、それはスコアを含めた試合のシチュエーションを考えると一般的なこと。そうした展開の中でどちらが良い形で試合を進めていくのか、見ごたえたっぷりの内容だったと言える。その後、磐田は途中出場のリカルド グラッサがレッドカードを受けて退場となり、前出の状況はより色濃くなっていくのだが、磐田が攻めに出られる回数があまり増えず、札幌優位の状況で時計の針が進んだ。

 磐田も巧みにボールを動かし、ボール奪取力のあるドゥドゥを投入してなんとか光明を見いだそうとするも、2点のリードがある札幌は丁寧にパスをつないでマイボールの時間を増やす。そして終了間際に高嶺 朋樹、小柏 剛が決めて、終わってみれば4-0。残留争い直接対決は札幌に軍配が上がった。


以上です。


この記事に対するコメント一覧

老婆心ながら

Re:札幌vs磐田 斉藤宏則さんの「レポート」 全文をコピーしました 

2022-09-11 23:27

全文引用は、著作権侵害の可能性が高く、注意が必要と思われます。

ベル

老婆心ながら さん

2022-09-12 04:43

分かりました。 今後、気を付けます。 ありがとうございます。

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