劇的だったけれど?

2007年07月21日

確かに、東京は最近のっているチーム。選手個人の力はJ2のなかでもトップクラスでしょうし、得点力も十分にある。
・・・でも、せっかくの聖地・厚別100試合目で引き分けないで欲しかったというのが個人的な感想です。改めて振り返ってみると。実際、ケンゴのゴールとその直後のホイッスルの音には感動したのですが。まさか勝つとは思いませんでしたからね。
前半は両方とも相手を警戒して様子見をしているような雰囲気も少しありました。あまり大きな動きがあったとも言えませんね。フッキは敵ながら上手いなと感じましたよ。しかし、それにしても良い子です。後は、カウエの細かいミスが少し多かったかなと。
そして後半。ラインまでよく見ることはできなかったので正確かどうかは解りませんが、幻のゴールなどもありました。しかし、一番重要なのは後半の39分、曽田の先制点からの動きでしょう。
曽田のヘディングで決まった1点目は、砂川のアシスト。やはり綺麗に流れを作ってくれました。砂川がゴール前にクロスを入れて作ったチャンスは他にも数回ありました。コーナーも左はもちろん彼が蹴っていましたし。落ち着いたプレーで安心させてくれました。他の方々、けっこう危なっかしいプレーをする人も多いので。
そう、その危なっかしいプレーがきっかけとなって同点ゴールが決まったわけでして。ゴール前でごたごたしていましたし、自分からは遠かったのでよく見えなかったのですが、後で調べたら同点ゴールはフッキでした。たしか、ケンゴの不用意なファール(彼はここが一番の問題のような気が)で相手にFKを与えて、それをサイドに回されてごちゃごちゃ固まってよく見えなくなったと思ったら入れられたのです。
しかも、その2分後にはまたフッキ。今度は強烈なミドル。あれには文句のつけようがありません。コースを開けてしまったことは反省点でしょうが、このシュートは素晴らしかった。
そして、正直言ってもう負けるのではと思っていた後半のロスタイム、砂川のCKでゴール前に入ったボールは、ケンゴの前に落ちました(その前に、向こうのキーパーや曽田が猛烈に競り合っていました)。失礼な話ですが、あまり危険視されていなかったのかマークが一人も付いていなかったケンゴ。気持ち(嫌味っぽく書いている気がしますが、ケンゴのこの気持ちが大事。よかったと思います)で振り抜いたような一発で奇跡の同点ゴール。一躍この試合のヒーローになりました。

・・・とまあ、そんなところです。必死でもぎ取った勝ち点1は、良かったのか悪かったのか。2位の京都は最下位・水戸相手に案外苦労したみたいですが、それでもさすがに勝ち点3をとってきました。1試合少ないわけではありますが、もうはや勝ち点差は1。1試合で追いつける差になってしまいました。次は仙台戦です。その次は鳥栖戦です。中3日、2日のハードスケジュールなので、ここに徳島戦は入ってこないのでしょう。鳥栖戦とその次の草津戦の間辺りに入ってくる可能戦が高いかと。まるまる1週間空きますからね。
ここからの試合は、長く貯めていた貯金も使い果たして少し焦るかも知れません。あまり力みすぎないように、丁度良い緊張感で戦って欲しいものですが。征也は、次も難しいかな?水曜日にアウェーですからね。ホームの鳥栖戦までには回復することを期待します。


コメントのお返事が遅れております。申し訳ございません。個人的なドタバタ状態が一段落つくまで、しばらくお待ちください。


この記事に対するコメント一覧

マンジャーレ

Re:劇的だったけれど?

2007-07-21 23:28

E-SPORTS(HBC)で曽田の得点と、フッキの同点シーンは見れました。今シーズンの曽田の攻撃での活躍を見てると、キャリアハイの得点記録を樹立できそうですね。DFになってから点をそこそこ取れるのも皮肉な話ですが。 さて、同点シーンですがフッキをマークするのにあの程度のスペースなら大丈夫だと思ってのマークに問題があったと思います。マークしていた選手は解りませんでしたが。フッキクラスは世界基準のFWと思って、50センチ以上のスペースは空けない方が良い。彼もそんなにステップ踏まなくても、強いシュートを打てますから。途中経過しか知らなかったので、よく負けなかったなというのが正直な感想です。 後半戦は間違いなく、前半戦より厳しい戦いになるので今までの戦い方の制度を高めなければいけませんね。 レスの事は気にしないで下さい^-^

Zaubrer

Re:劇的だったけれど?

2007-07-29 21:31

コメント、ありがとうございます。 曽田の記録は鹿島の岩政さんと争うことになったら面白いかも。彼、日本代表に呼んで欲しいと思っていたりします。 実際に見に行っていた自分としても、あれはよく負けなかったと思いますよ。謙伍の熱意か、はたまた厚別という聖地の影響か。とりあえずは安心しました。 フッキの力には驚くばかりです。思っていたよりも伸びている。コンサの時よりも本当に良くなりました。周りを使うこともですが、周りに預けることも覚えましたね。ラモスと気があったのでしょうか。 そう言えば、フッキについての変な噂が流れていました。完全に噂に過ぎないことですが、彼が日本に帰化するとか何とか。

マンジャーレ

Re:劇的だったけれど?

2007-07-29 22:22

岩政との記録争い…面白いですね。代表の合宿でもいいから、呼んで欲しいですね。 ロマンチックな言い方になると思いますが、あの試合を引き分けに持ち込んだのは選手・サポの諦めない意思の表れかなぁと。そういうのって、時々ですが予想以上の展開が生まれたりするものです。いつぞやのチャンピオンズリーグでの、マンU対バイエルンのように。 フッキの成長は嬉しくもあり恐ろしくもあり、ですね(苦笑)。ラモスもかなり激しく要求する方ですから、ヤンツーさんばりのスパルタの成果かも。しかも直接、ポルトガル語で言えますから。フッキの帰化、実現したら面白いですね。ただ、帰化するのなら今までの偉人達(ラモスやロペス等)のように日本語での会話をマスターしてもらわないと困りますね。コミュニケーションがしっかり取れなかったら意味がありませんから。まぁ、話半分以下くらいに思ってる方がいいですね(笑)。

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