2007年展望~J2編

2007年01月26日

ということで、2006年の反省会をしないままに展望を書く訳ですが^^;
去年の札幌について軽く振り返ってみると、柏&神戸の降格組が昇格に絡むのは当然として、札幌はその次の第二グループに位置すると思われていました。具体的に言うと、仙台・東京V・鳥栖といった辺りがライバルで、彼らの上に行けば3位かなというのが開幕前の印象でした。・・・実際には横浜FCの大駆けで全てが机上の空論に終わった訳ですが。

今年も降格組の京都・C大阪・福岡に仙台の4チームが絡むのは、まず必然でしょう。札幌がここの争いに加わり昇格できる確率はズバリ、50%と予想します。(以下、J2移籍情報の記事もご参考下さい)

・札幌はチーム得点王だったフッキが抜けたものの、昨季の彼がチーム組織力の面では大きくマイナスだった事を考えればそれほど痛い損失ではないはず。長年の懸案だったDFにブルーノが加入した事がなんといってもプラス材料です。新外国人のダヴィ&カウエと藤田・上里・相川ら若手の成長を見込めば、戦力的には大幅プラス評価といって良いでしょう。ポイントは交代した三浦監督がどれだけ早くチームをまとめられるかでしょうが、昨季と同じ3-5-2で戦えば問題なし!と言い切っておきましょう。逆に4-4-2も採用するなら、少し長い目で見た方がいいかも。

・京都は黒部、林とFWを多く放出しているのが気になります。アンドレ&パウリーニョの2トップはそこそこやるでしょうが、昨季も得点力不足に泣いただけにFWを補強しなかったのは不思議です。しかし、中盤から後ろはほとんど変化がないだけに一昨年と同じく昇格候補筆頭と言って良いでしょう。昇格可能性70%

・C大阪は昨季のヴェルディ感が漂うチームですね。選手も大幅に入れ替えて一からチームを作らないといけないだけに、監督をヤンツーさんではなくて都並氏にしたのはどうだったか・・・昇格可能性10%

・福岡も京都と同様に、いかにもFWが手薄。後ろの人材流出が千代反田だけで済んだのは幸運でしたが、逆にディフェンスリーダーを誰が代わりに務めるかが問題です。新監督のリティの手腕に期待、と言いたい所ですがこの陣容ではさすがに苦しいか。昇格可能性30%

・仙台は毎年の事ながら、新外国人の力量を見てみないと判定不能ですwしかし、関口や萬代など若手で成長してきた選手が多いので、昨季と同じくらいのチーム力は維持していると考えて良いと思います。土壇場にきてGKシュナ潤の加入は大きいですね。昇格可能性50%

・東京Vは、今年は少しは期待できるかな?といった印象でしょうか。ラモス監督も自ら言っている通り、「これで昇格できなかったらクビ」という陣容でしょう。と言っても素直に評価できないのは監督リスクが大きいからw昇格可能性30%

・その他では鳥栖がほとんど補強していないのが気になります。新居&シュナ潤の穴をどう埋めるのでしょうか?山形と湘南は毎年の事ながら粒ぞろいのチームという印象でしょうか。昇格可能性全部足して10%

ということで、札幌の昇格可能性は2.5枠の中で50%、2番人気としてみましたが如何でしょうか?ちょっと甘いかな?


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21:39

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映画3本

2007年01月20日

「天国の口、終わりの楽園」

以前見た「モーターサイクル・ダイヤリーズ」が面白かったので、主演のガエル・ガルシア・ベルナルつながりで見てみた。評価はまあ、(苦笑)という感じでしょうか。若い二人には大人への素晴らしい旅となったでしょうが、ヒロインのルイサにとっては・・・作中にもあった「坊やのお守りなんて懲り懲り」というのがそのまま当てはまってしまうのではないだろうか。後半に一人海岸で泳ぐシーンが一番開放された瞬間に感じられたのは、制作者の意図せざる所ではあるだろうが、まさにその通り!という印象。

「dolls」

四季の風景が美しい。人間の営みは美しい。菅野美穂も美しい。愛は美しい。儚きものこそ美しい。
芸術というものが「美しさ」という観点でのみ評価されるのであれば、本作は間違いなく最高点に近い点を得るであろう。また、北野監督の作品は脚本もさることながら、演出面でいつも唸らされる。全場面において全く隙がない(私の力量では見出せない)のには感服するほかない。
温井さんと、老たけしといった風貌の組長の一途な思いもいい。だが、私には消えてなくなる瞬間の美しさがわからず、どうしても悲しさが先に出てしまう。まだ修行が足りないか。

「男はつらいよ 拝啓寅次郎様」

47/48作目。BS-2では2年をかけて全作品を放送してきたが、ついに大団円に近づいてきた。もっとも、劇場公開は1969~1995年だから、実際には36年間かかったのだが。本作の公開は1994年で「随所に昭和は遠くなりにけり」という雰囲気がある。(例えば、宿屋がセットであるとか、満男がタクシーを使っている所。携帯やワープロまで登場している!)
本作の寅さんはまるで悟りを開いたかのような重い言葉が印象に残る。まるで死を前にして自分の魂を引き継ぐかのように、満男に商売の心得・恋愛の貴さを説いている。一方で自分の恋愛に関しては、「何、ただきれいだなと思ってぼーっと見てただけだよ。」と。達観してますねえ。


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23:19

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戯れ言

2007年01月19日

「水曜どうでしょう?」最新作が始まりました。再リベンジですか!w
うれしーのカメラが新しくなった気がするのは私だけ?(音の拾いがいい、ズームができるようになった)
8日間で3千キロとは、過去と比べたらずいぶん緩い設定のようですね。もちろんタダで済む訳がなく、何か仕掛けが待っているのだと思いますが・・・私の予想は○○です(←これじゃわかんね)。
種明かしは来週でしょうか?

不二家報道、ここまでくるといじめのような感じもします。不二家のぬるい企業体質にそもそもの原因があるのは当然ですが、マスコミの報道は冷静さを欠いた単なるバッシングと化してると思います。報道各社にはサッチーバッシングなどの芸能人たたきとは訳が違う事を認識してもらいたいものです。仮に、現在休業に追い込まれている罪のないケーキ屋が潰れてしまったら、その人達の狂ってしまった人生にどう贖罪(しょくざい)するのでしょうか?
また、食品業界の現場を知っている人なら、今回の件が他人事で済まされない怖さを感じますよね?


そして、移籍にまつわるエトセトラ。

http://inugenome.org/2007_01_01.htm#06_0114
http://www.frontale.co.jp/diary/diary_2007/070116.html


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00:01

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移籍情報~2007 冬J2編

2007年01月15日

完全に自分のための備忘録であるこのエントリーですが、眺めているとなんとなく各チームの動向が見えてきたりもします。(年寄りを集めている某緑とか・・・?)
追加などありましたら、できるだけ都度更新します。

【J2】

札幌   in:高木(大宮)、ブルーノ・クアドロス(C大阪)、岡本(ルーテル学院高)、岩沼(前橋育英高)、ダヴィ、カウエ、
       out:フッキ(川崎)、千葉(C大阪)、高原(練習生)、加賀(磐田)、清野、セバスティアン

仙台   in:中原(新潟)、シュナイダー(鳥栖)
       out:高桑(横浜FM)、村上(川崎)、チアゴ・ネーヴェス、大柴、ボルジェス

山形   in:北村(横浜FC)、豊田(名古屋)、石川(鹿島)
       out:原、レアンドロ、阿部(横浜FM)、高橋

水戸   in:鈴木孝(鳥栖)、鈴木和(京都)
       out:桑原(札幌)、アンデルソン、権東、

草津   in:秋葉(徳島)、桑原(札幌)
       out:高木(札幌)、島田(大宮)、斉藤、太田

東京V   in:土屋(大宮)、服部(磐田)、フッキ(川崎)、名波(磐田)、オサマ(東京Vユース)、船越(新潟)、吉武(横浜FC)
        out:玉乃(横浜FC)、大橋(川崎)、長野(福岡)、石川(鹿島)、マルクス(横浜FM)、シウバ

湘南   in:ジャーン(F東京)、原(山形)、柿本(C大阪)
       out:佐藤(東京V)

京都   in:倉貫(甲府)、西野(磐田)、森岡(清水)、秋田(名古屋)
       out:黒部(千葉)、林(磐田)、アレモン

C大阪   in:羽田(鹿島)、アンドレ(徳島)、濱田(鳥栖)
        out:徳重(京都)、名波(磐田)、柿本(湘南)、ブルーノ(札幌)、ピンゴ、山田、大久保(神戸)、西澤(清水)、下村(千葉)

徳島   in:青葉(東京V)
       out:秋葉(草津)、アンドレ(C大阪)、玉乃(東京V)、金、高橋、辻本

愛媛   in:大木(広島)、松下(磐田)、藤井(磐田)
       out:高萩(広島)、菅沼(柏)、田村(広島)

福岡   in:長野(東京V)、久永(大宮)、宇野沢(柏)
       out:千代反田(新潟)、藪田(横浜FC)、水谷(柏)、岩丸(神戸)、バロン

鳥栖   in:
       out:鈴木(水戸)、濱田(C大阪)、新居(千葉)、シュナイダー(仙台)、小林


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21:41

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移籍情報~2007 冬J1編

2007年01月15日

ということで、札幌の契約交渉が一段落したので、ついでに各チームの主な移籍をまとめてみました。新居はJ1昇格&結婚おめ!
尚、新加入外国人は数が多い上によくわからんので書きません。

スペシャルサンクス:↓「ら」さん
http://reds.boy.jp/ra/

【J1】
鹿島   in:マルキーニョス(清水)
       out:羽田(C大阪)、深井(新潟)、ファビオサントス、アレックスミネイロ、フェルナンド、本田、名良橋

浦和   in:阿部(千葉)
       out:三都主、黒部(京都)

大宮   in:島田(草津)、佐伯(福岡)
       out:ディビッドソン(新潟)、土屋(東京V)、久永(福岡)、トニーニョ

千葉   in:黒部(京都)、新居(鳥栖)、下村(C大阪)、池田(清水)
       out:坂本(新潟)、阿部(浦和)、櫛野(名古屋)、クルプニコビッチ、ハース、要田

柏    in:古賀(名古屋)、阿部(F東京)、菅山(愛媛)
       out:中澤(G大阪)、リカルジーニョ、山下、宇野沢(福岡)

F東京  in:ワンチョペ(ロサリオ・セントラル)、福西(磐田)
        out:戸田(清水)、宮沢(大分)、阿部(柏)、増嶋(甲府)、ジャーン(湘南)、ササ・サルセード、三浦

川崎   in:川島(名古屋)、村上(仙台)、大橋(東京V)、河村(磐田)
       out:吉原(東京V)、マルコン、鬼木、今野

横浜FM in:高桑(仙台)、長谷川(FMユース)、乾(野洲高)、マルクス(東京V)、鈴木(レッドスター)
         out:奥(FC)、榎本達(神戸)、久保(FC)、ドゥトラ、下川、中西、平野

横浜FC in:岩丸(神戸)、奥(FM)、小村(広島)、久保(FM)、藪田(福岡)
         out:北村(山形)、アウグスト(大分)、アレモン、崔成勇、城

甲府   in:増嶋(F東京)、ジョジマール(完全移籍)
       out:バレー(G大阪)、倉貫(京都)、堀井、ビジュ、アライール

新潟   in:坂本(千葉)、ディビッドソン(大宮)、千代反田(福岡)、深井(鹿島)
       out:上野(広島)、ファビーニョ、船越(東京V)

清水   in:戸田(F東京)、フェルナンジーニョ(G大阪)、原(駒澤大)、西澤(C大阪)
       out:マルキーニョス(鹿島)、森岡(京都)、池田(千葉)

磐田   in:林(京都)、加賀(札幌)
       out:金珍圭、西野(京都)、服部(東京V)、名波(東京V)、河村(川崎)、福西(F東京)

名古屋 in:櫛野(千葉)、角田(京都)、巻(駒澤大)
         out:古賀(柏)、川島(川崎)、秋田(京都)、豊田(山形)

G大阪  in:バレー(甲府)、中澤(柏)
        out:宮本、フェルナンジーニョ(清水)

神戸   in:榎本達(横浜FM)、大久保(C大阪)
       out:岩丸(横浜FC)

広島   in:上野(新潟)、高萩(愛媛)、田村(愛媛)
       out:小村(横浜FC)、大木(愛媛)

大分   in:宮沢(F東京)、金崎(滝川第二高)、アウグスト(横浜FC)
       out:トゥーリオ、エジミウソン、増田、梅崎


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20:59

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ブルーノ入団コメントinHP(勝手に意訳)

2007年01月15日

コンサ公式での発表はまだのようですが、ご本人のHP上で一足先に発表されてしまいました^^;
livedoor翻訳でポ→英にして、我流で邦訳したのでエラーがあるかもしれませんが、お許しを。。。
コメントの下にはドーレくんの紹介と厚別競技場&札幌ドームの案内まであります!

http://www.brunoquadros.com.br/view_noticias.php?not_id=5

「ブルーノ・クアドロスが札幌と契約
 ブルーノ・クアドロスが再び赤黒を纏う

このブラジル人センターバックはコンサドーレ札幌(日本の2部にあり、最も伝統のあるクラブの一つ)との契約に踏み出した。ブルーノはセレッソ大阪での輝かしい2年間の後、札幌に移籍する事になった。15日現在ブラジルで休養を取っているブルーノは、偶然にも彼の最初のチームであるフラメンゴと同じ赤と黒のチームで再び輝こうと、強い情熱を持って意気込んでいる。

『とても良かった。札幌は大きい街だし、私は2008年に1部に上がろうとするクラブの持つ新鮮な空気を求めていた。札幌は昨年6位に終わったけど、来シーズンはJ1に上がろうと補強をしている。多くの友人がいる大阪を離れるのは複雑だけど、いいタイミングだった』

ブルーノ・クアドロスは札幌で、赤黒のユニホームを身に付けた人々と、2002年のW杯の会場にもなった最新鋭の札幌ドームに出会うだろう。」


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20:02

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高校選手権決勝 盛岡商業(岩手) 2-1 作陽(岡山)

2007年01月08日

優勝候補が次々に消えて、決勝は共に初優勝を目指す高校の組み合わせになりました。昨年の野洲や、平山がいた時の国見に比べてスター候補はいませんが、岩手vs岡山という非常に新鮮味のある決勝戦となりました。強豪県として知られている静岡や千葉、九州などが活躍できなかったのは、党首のおっしゃる通り、Jクラブのユースに人材が流れているからでしょうか?ちなみに、決勝の主審はあの家本氏でした。

作陽は三回戦で室蘭大谷にPK戦の末勝利しています。その試合では手厚いポゼッションから7番宮沢君などのサイド攻撃が機能していました。決勝も1トップの桜内君の下の二列目に個人技のある3人を並べてきました。
対する盛岡商業は作陽よりもフィジカルに優れているチームという印象。後ろに体格のいい選手、前にスピードのある選手を配置している感じでしょうか。
試合はまずボールを保持する作陽に対し、盛岡が前線から厳しくプレスをかけます。これに対する作陽DFの対処が不味く、前半から何度かボールを奪われてピンチに持ち込まれていました。作陽もセットプレーなどで何回か決定機を掴みますが、後一押しが出ずに無得点で前半終了。前半目立ったのが作陽の8番立川君。ボランチの位置から左足で鋭いパスを前線に供給していました。後でFKを右足で蹴っていたように見えましたが、もしかしたら両利き?
動きの少なかった前半でしたが、後半開始から作陽は負傷していたエース村井君が入り、勝負をかけてきます。すると後半11分、右SBの桑元君が持ち上がり、村井君にパス。PA手前でボールを受けた村井君は見事なターンで前を向くと強烈なミドルシュート!バーに当たったこぼれ球を桑元君が押し込んで作陽が先制します。1点を追う盛岡はさらに前線の運動量がアップし、作陽ゴールに迫ります。後半19分、PA内で作陽DFが反則をしてしまいPKのチャンスでしたが、これは11番の林君が狙いすぎてポスト左に外してしまいます。しかし、後半26分に左サイドをえぐった大山君が折り返すとPKを外してしまった林君が合わせます。1本目は当たり損ねでしたが、諦めずに再プッシュして汚名挽回の同点ゴール!これでいけいけになった盛岡に対し、作陽は前線の選手に疲れが見えてきました。先制の立役者の村井君もその後は沈黙したまま、盛岡DFに封じ込められてしまいました。すると後半40分、盛岡は左サイドを再び突破すると、最後は千葉君が合わせて逆転。見事に岩手県勢初となる優勝を達成しました。
勝敗を分けたのは、後半の戦いにも見られた様に盛岡商業の運動量。前半を見て、このペースでは90分持たないと思ったのですが、最後まで作陽を圧倒した走力は見事でした。決勝戦のみ90分+延長10分ハーフ付きという大会規定が作陽にとっては不利に作用した面は否めない所ですが、規定は規定なのでしかたないですかね。しかし、決勝だけ違うルールでやるのもおかしな話ではないでしょうか。これだけ注目され、歴史もある大会なので、そろそろ90分に統一する等の改善がなされても良いのではないでしょうか。


(追記)盛岡商業 齋藤重信監督会見から

『この年代は、テクニックとかタクティクスとかも教えれば伸びるのかもしれませんが、もっとも人間として基本的に大事な部分を頑張るとか、人を思いやるとか、一番感性がある時期なので、鍛えれば鍛えるほど、いい大人になってくれると思っています。よく言うんですが、盛岡にあるデパートの話をして「お前が頑張る気持ちを100万円で売っているなら、先生は買ってきてあげる。残念ながら売ってねえんだ。1000万円でも買ってきてあげる。売ってないから、それだけは自分でやるしかない」という話をするんですけれど。何でもお金で身に付けられる時代に、精神的なもの、心の部分は、歯を食いしばってつらい思いをしながら、最後に達成感を得られるのだと思っています。 』


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20:06

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日々あれこれ

2007年01月07日

4日 「星のような物語」 星野道夫展

アラスカの自然を愛した写真家、故星野道夫氏の作品展。彼の写真からはアラスカの大地の息吹が伝わってくるようだ。大切な人にこの光景を見せたいという思いで撮った、と氏は語っているが、彼がカメラを向ける時、きっと彼はアラスカの自然と一体となって自然そのものになっていたのだろう。
こうした文章でのレビューがこの写真展を完全に表現できない様に、彼の写真がアラスカの自然そのものを完全に伝える事はできないだろうが、少なくとも我々はそこに「星野道夫が見たアラスカの自然」を体感する事が出来る。

4,5日 さっぽろ東急新春将棋祭り

新鋭・高崎四段が森内名人を破る。名人のやや強引な攻めをがっちり受け止めて、最後は憎らしい程の受け潰しを見せた。非公式戦とはいえ、名人にこの内容で勝てるのは強い。解説の山崎七段は「160kmのボール球を投げる投手」という印象。コントロールがつかなければ使いようがない。
翌5日の注目は瀬川四段vs矢内女流名人。横歩取りからやや後手ペースの序盤となったが、さすがに中盤でまくられて瀬川勝ち。

5日 「男はつらいよ 寅次郎の青春」

BS-2で延々と放送してきた「男はつらいよ」シリーズも、もう45/48になってしまった。本作は満男と泉の別れのシーンが印象的で、徳永英明の楽曲も記憶に強い。気づけば、私も見るのは3回目くらい?だろうか。後期の代表作の一つに挙げても良いだろう。


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13:30

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天皇杯決勝 浦和1-0G大阪

2007年01月02日

なんというか、2006年を象徴するかのような浦和の浦和による浦和のための試合でしたね。
序盤からペースを握ったのはガンバ。ワシントン、三都主、トゥーリオが帰省した上に、坪井等怪我人が続出でフルメンバーとは言いがたい浦和を、動きの質量共に圧倒します。播戸が戻ってベストメンバーのガンバ攻撃陣に対し、代役のネネと細貝がチンチンにやられ、それをカバーして全体が引かざるを得ず、ボールを奪ってもカウンターを恐れて攻めに人数をかけられないという悪循環に陥ってしまいました。特にネネは「悪いブラジル人DF」の見本ともいうべき、ラフなプレーで酷い出来でした。ついでに言うなら、ダイブを見逃して家長にイエローを出したのは頂けません>西村主審。
ガンバは浦和へのリベンジに燃えているのか、非常にアグレッシブな戦いを挑み、幾度となく浦和ゴールに迫ります。特に二川のプレーはスピード感溢れる中にも繊細なタッチを見せ、非常に好印象でした(札幌で言うと砂川か)。前半だけで決定機が5回位はあったと思うのですが、それをことごとくストップしたのが浦和GK都築。彼は確かに当たっていたと思いますが、それ以上にガンバの方が自意識過剰になって勝手にシュートを外してしまった印象でした。後、遠藤のFKはやや精度を欠いていましたね。札幌戦でもあまり合っていなかったので、まだフルコンディションではないのでしょうか。
全く良い所がない浦和でしたが、只一人気を吐いたのがポンテ。まるで子猫の中に虎が一匹紛れ込んでいるかのようにギラギラとした存在感を出し、唯一彼の存在が浦和の希望という感じでした。(余談ですが、あれでポンテがいなかったら札幌でも勝てたでしょうね。)
後半になっても同じ展開が続きますが、後半15分までに3回位決定機を決めきれなかった辺りでさすがにペースが落ちてきます。西野監督は動く気配を見せず最後まで先発の11人を代えませんでしたが、ここは結果論ではなく選手交代をして流れを変えるべきだったと思います。アカギ風に言うなら「意外と臆病だな、西野朗。」という感じでしょうか。対する浦和のブッフバルト監督は長谷部、岡野と投入し、必死に流れを引き寄せようと格闘していました。そして、その結果はご存じの通り。ピッチ上の11対11の戦いであれば間違いなくガンバの圧勝でしたが、監督の采配やサポーターの応援等、外側からの力によって勝敗が分かれた典型的な試合だったと思います。そして、よりにもよってこの元日決勝でこういう試合ができる所に、2006シーズンの浦和の強さが出ていた様に思います。とはいっても、決勝に進む前にチケットを買い占めたり、宮本に訳の分からないブーイングをしたり、他チームの選手を中傷したり、小野や山田といった選手を甘やかしたりするのは、私は好きではありません、とだけは呟いておきます。
ガンバにとっては最悪の2006シーズンの締め括り&2007年のスタートとなってしまいました。宮本の移籍も痛いですが、来季の巻き返しに期待しましょう。


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12:43

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天皇杯準決勝 札幌1-2G大阪(TV編)

2007年01月01日

明けましておめでとうございます。私は紅白もK-1も見ずに、ガンバ戦を見直していましたw

さて、去年からの宿題を済ましてしまいましょう。ヤンツーが持つ天運のおかげか、優也が連れてきた笑いの神様のおかげかわかりませんが、あれよあれよで準決勝まで進んだ札幌。フッキが帰国し、大塚と藤田が出場停止、更に西谷が怪我という状況の中、スタメンは下記になりました。

GK:佐藤
DF:西澤・曽田・西嶋
MF:加賀・芳賀・金子・川崎
       砂川
FW:相川・中山

このメンバーでもそれほど不安感を感じさせないのは、今年一年で積み上げてきたものの一つの成果でしょうか。加えて、来年はこの11人うち(今のところ)加賀以外は残留するというのは大きいですね。対するガンバの先発は下記。

FW:マグノアウベス・前田
MF:家長・明神・遠藤・二川
DF:山口・宮本・實好・加地
GK:松代

シジクレイの状態が思わしくないため控えでしたが、それ以外はベストメンバー。実に豪華な布陣で、涎が出てきそうです^^;播戸が出場停止&藤ヶ谷が控えで対戦できないのは残念でした。
実力差があるのである程度押し込まれるのは想定内でしたが、試合開始からいきなり10分位はほとんどガンバしかボールを触っていませんでした。抑え気味で慎重な立ち上がりとも見えなくもないのですが、柳下監督も言っていた「先制されるまで足が動かなかった。」というのが本当のところでしょう。当日に感じた「やられまくり感」は映像からはあまり伝わってこなかったのですが、やはりこういう「空気」はその場にいないとなかなかわからないものです。ようやくボールに触れるようになってきた15分過ぎ、札幌はPA手前でFKのチャンスを獲得するのですが、これが逆に先制点のきっかけを作ってしまいました。砂川のFKは壁に当たり、リバウンドのボールはガンバへ。カウンターで4人位が一気に札幌ゴールに迫ってきたのに対し、前掛かりになっていた札幌は戻りが遅れて数的不利を招いてしまいます。最後は加地が自分のシュートのこぼれ球を再び詰めてゴール。このカウンターは完全にガンバの策にやられてしまった感じでした。しかし、1点を取られるのは元々想定内だったからなのか札幌に動揺は少なく、ここから逆に札幌の攻撃が冴えてきます。ガンバの様な足下に吸い付くパス回しは望むべくもないのですが、中山の高さや川崎の運動量といったいつもよりややフィジカル的な攻撃からガンバゴールに迫ります。宮本や加地といった日本代表クラスのDFにはとても通用しないかと思っていたのですが、これが思っていたより効果的に効き前半は札幌がやや押し気味にできていました。それでいいのか、宮本w
前半をまずまずの内容で折り返せて、サポーターも選手も手応えを感じたと思いますが、後半7分に痛恨の追加点を許してしまいました。遠藤の左CKのこぼれ球を明神?が頭でつなぐと、そこには明らかにオフサイドポジションの宮本が・・・何故か線審の旗は上がらず、前田がやすやすと2点目をゲット。反対側のゴールだったので真相はビデオを見直すまでわからなかったのですが、もしこの誤審を知っていたら怒り狂って応援どころではありませんでした。それにしても失点の直後、抗議もせず下を向く事もなくすぐに1点を取り返しに行った選手達は素晴らしい態度でした。私的には、この直後の相川のボレーシュート以上に誉めてあげたいシーンです。後半19分には相手DFのミスを逃さずボールを奪った中山がGK松代と1対1になる大チャンスが訪れましたが、パスを受けた相川のシュートはサイドネットでがっくり。。この直前に砂川が負傷してしまったこともあり、結局以降はガンバに巧妙に時間を使われて逃げ切られてしまいました。
試合を振り返ってみると、個人の差はいかんともしがたい実力差があったのはたしかですが、札幌は全員が100%以上の力で走り回り、大健闘の試合だったと言えるでしょう。もちろん解説の「人間力」山本氏の言う通り、ガンバが前に出てくるチームだった事も札幌にとってはありがたい展開でしたが。試合を分けたのは2失点目よりも砂川の負傷退場が痛かった感じです。砂川はガンバで言えば遠藤の様なアンタッチャブルな選手なですし、西谷が万全でない状況で得点への「違い」を作れるのは砂川しかいませんでした。代わった上里も素質は大いに期待できるだけのものを持っていますが、さすがに砂川の代役を求めるのはまだ少し酷でしょう。とにかく、これだけの試合を共に戦えて大満足でした。以下選手採点。

GK:佐藤 6.5 今日はミスなし。敢えて言えば1点目のポジショニングか。
DF:西澤 6.0 いつものエグさはなかったが、堅実な守備。
  曽田 6.5 安心できる出来。スライディングクリアなんて出来たのかw
  西嶋 7.0 今まで見た中で最高のプレー。積極的に攻撃参加。
MF:加賀 5.5 来季は磐田で家長にリベンジだ!
  芳賀 6.0 ごめん、あまりよく見てなかった。
  金子 6.5 大塚の代役を立派に務めた。
 →石井 5.0 存在感なし。。来季頑張ろう!
  川崎 6.0 足下の下手さを補って余りある運動量w
  砂川 7.0 攻撃の全てに絡む。交代残念。
 →上里 5.5 砂川からポジション奪っちゃえ!
FW:相川 6.5 ボレーよりもサイドネットの方が印象的。
  中山 7.0 空中を制す。ついに開花か?
 →西谷 5.0 コンディション悪そう。。。

松村主審 6.5 判定は一貫していた。ただ両線審がクソ。


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00:10

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