高円宮杯準々決勝 その2

2006年09月24日

東京/西が丘競技場

【第2試合】
滝川第二高校(兵庫)4ー1サンフレッチェユース(広島)

予想外の点差になったが、このゲームをみる限り
滝二の強さ、早さ、巧さが際立っていた印象。

開始早々、FKを得た滝二は11番多田君が右45度かなり遠いとこ
から直接ドカンと決め、あっさり先制。
その後もペースを握るが、前半30分、ペナ内で滝二DFのタックルが
足に入り、PKを献上。これを広島10番平繁君がきっちり決める。
が、同点に追い付いたのもつかの間、
速攻カウンターから抜け出した滝二10番橘君があっさり決めて
突き放す。

後半、広島はUー17優勝メンバーでもある23番岡本君を投入し
反撃を開始。だが、前がかりになったところを、カウンターで返され
ピンチを招く。
さらに広島はシュート打ってもキーパー正面ばかりで、危険な感じが
しない。
そのうち、後半交代で入った20番山本君に追加点を奪われ
ダイレクトパスを2、3本つながれ中央を突破された8番金崎君にも
見事な一発を決められ、
これといった攻撃を見せられないまま試合終了。

W杯のナカータ効果なのか、
ピッチに倒れ込み起き上がらない広島の選手がいましたが、
なんだかな、という感じでした。

とにかく滝二のFWの運動量とスピードが半端じゃない。
判断早くピッチを広く使い、ボールを前に運ぶ。
悪小僧といった風の選手が多く(いい意味で)
調子に乗るとさらに調子が出てくるという感じだ。
さらに180センチ超の大型2枚ボランチ、金崎君と19番大塚君が
効いている。

対する広島は、何かみな前田俊介っぽいというか、駒野っぽいというか
体格がっちり君が多い。そのうえ、ダイレクトプレーが少なく
一度足下に収めちゃうから、スピードに乗った攻撃というのが
あまりない。
DFにすれば結構守りやすかったんちゃうかな、という気もする。

まあ、素人の感想文ですからスルーしていただきたいんですが
クラブチームの方が質の高いサッカーをやっていて
高校サッカーはたてぽんの古いサッカーなんてよくいわれますが
少なくとも今日の2試合は、どちらの高校も
最近はやりの「人もボールも動くサッカー」というのを
追求していたように思います。

準決勝は、初芝橋本対名古屋ユースと滝二対ガンバ大阪
再び高校サッカー対クラブの対決。楽しみです。






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22:14

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高円宮杯準々決勝

2006年09月24日

昨日の平塚に続いて、今日は西が丘で
高円宮杯準々決勝を観戦。
天気も気持ち良く絶好のサッカー日和。

【第1試合】
初芝橋本高校(和歌山)0ー0ヴェルディユース(東京)
           1ー1
           0ー0
           0ー0
           3pk0

インターハイ準優勝の橋本に対し、昨年優勝のヴェルディ。
でかいの小さいの、坊主から今時ヘアの選手が入り交じった
初芝橋本に対し、
坊主頭のヴェルディの方が一昔前の高校っぽいというか、
みなプチ森本みたい。

先に主導権を握ったのは初芝橋本。7番166センチの
ちびっこボランチ岡田君が、ヴェルディのプレッシャーを
ものともせずサイドに巧みにボールを送り込む。
最終ラインはキャプテンマークを巻いた
189センチの4番CB岡根君がそびえたち
ヴェルディの攻撃をことごとく押さえ込む。

このでこぼこコンビによる安定した守備を背景に
なかなかのテクニシャンで
運動量豊富な10番FW西口君らがつっかけ、チャンスを
次々つくり出します。

後手を踏んだ感のあったヴェルディですが、
前半20分過ぎから、前線からのプレスがかかりはじめると
次第にペースを取り戻します。
11番オサマ君、22番皆川君の2トップを中心に
攻めたてますが、橋本も体を張った守備でゴールを許しません。

0対0で折り返した後半は、ややヴェルディペースで推移。
しかし、後半30分過ぎ、
あれよあれよと左サイドをドリブルで駆け上がった7番が
クロス気味に放ったミドルがゴール隅に突き刺さる。
初芝はベンチから全員飛び出してきて大騒ぎ。
こう着状態を破る、まさに値千金の一発でした。

ここからヴェルディ怒濤の反撃をみせるのですが、時計は刻々と進み
もはやこれまでかと思われた終了直前、CKからオサマ君が合わせて
同点に追い付く。うまくファーでフリーになりました。
いやあ大したもんです。

ヴェルディで目立っていたのは後半から投入された10番河野君。
あのAFCUー17選手権決勝で、北朝鮮から勝ち越しゴールを
奪った彼です。こいつがやっぱりすごい、やばい。
わずかなスペース見つけてはドリドリと突進する様は
非常に動物的でした。

延長前後半20分は、一進一退の攻防を繰り広げつつあっという間に
終わり、PK戦へ。ここでもドラマが待っていました。

初芝橋本のGK太田君が立て続けに2本止め、3本目は大きくはずれる。
この後、橋本の10番がきっちり決め、激闘は意外な幕切れに。

まあ、本当は1ー0で終わっていたゲームなのかもしれません。
個人技ではヴェルディの方が上回っていたような気もします。
橋本は度々ロングパスがサイド割ったりするような
ところがありましたが、全員が連動するような
スピードと運動量と泥くさい体を張ったプレーで
最後までヴェルディを自由にさせませんでした。

実に面白いゲームでした。







post by yama-k2

19:46

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圧勝 激勝

2006年09月24日

いやあ、秋空同様、壮快なゲームでした。
生観戦史上、最多得点(どうでもいいけど)

とはいえ、前半は、やべえと思って見てました。
立ち上がり、微妙に足が地についてないような段階で
きれいに先制されて…
ジャッジへの抗議とか、どこか、試合に集中できてないような
雰囲気がありました。
その後、チャンスは作るんだけど、どうも決定的な危険な感じが
しない。いいとこドローかな、と思ってしまっていた
駄目サポです。

後半、大塚の同点ヘッド(といっても反対側のゴールだったので
スタンドからはよくわかりませんでしたが…)ではっきり
流れが変わったように思う。

さらに相川の投入でそれが確固たるものになりましたね。
オフサイドになったが、きれいな形で崩すことができるようになり
勝利を確信しました。

当たり前の話なんですが、
全員が同じイメージが描けていると、札幌は
実に力強く面白いサッカーを見せてくれる。
ただ、残念ながらそれが発動する時間が短い。

この結果に浮つくことなく、しっかり切り替えて
次のゲームに臨んでほしい
(なんかえらそう…)


post by yama-k2

02:29

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湘南戦行くぞ

2006年09月22日

Uー16の決勝をネットでハラハラしながら見守り、
プリンスカップの一次ラウンド最終戦を西が丘で観戦。
昨年は札幌ユースが決勝出たんだよなあ、と感慨にふける。

その時破れたヴェルディユース対盛岡商。
ゲームは5対0でヴェルディの圧勝。
去年きれきれだった征矢兄弟の弟は、後半からの出場。
高木豊の息子の中3まで出てきやがった。
第2試合は去年札幌が準決勝で下した滝川二と大分ユース。
滝二が5対1で圧勝。

奇しくもどちらも昨年大会では札幌に縁あるチームでした。
そんでもってうちは出てないわけね…

藤田と西、昨年、活躍した2人は今トップチームなわけで
そろそろ爆発してほしいな。

湘南戦では出番があるかどうかわからんが期待してます。

24日はまたプリンスに行こう
最近は、札幌とこの世代にしか、はっきりいって興味ありません。


post by yama-k2

01:31

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最後の戦いが始まる

2006年09月16日

久々の書き込みとなります。

9日の神戸戦はウィングスタジアムで観戦しました。
なんとも不完全燃焼な引き分けで、笛が鳴った瞬間
スタジアムが静まり返ったのが印象的でした。
両チームとも実に痛い勝ち点1ということなのでしょう。

水戸戦の快勝でチームは上向き?なのでしょうか。

いよいよ最終コーナーです。
Jゴールに、昇格のカギを握るのは札幌とありました。
うちとの結果が上位チームの昇格の行方を左右するということ。
なぜか上位陣とは、相性がいい今年の札幌ですから
向こうは「絶対に落とせない」気迫で向かってくる。

それをたたき潰し、こいつらを徹底的にいじめ抜く。

そして下位チームからは、生まれ変わったように
きっちり勝ち点3を取り続ける。

そうすれば何かが変わる、面白くなる。

第4クールこそ、ワクワク、ドキドキを持続させて欲しい。
あきらめの悪いところを見せてくれ

仙台戦をそのはじまりにしようよ



PS 久々にしまふくを読んだ。
村野さん、相変わらず名エッセイストやなあ
こんな人たち、こんな想いに支えられていることを選手たち、
特に若い諸君は胸に刻んで欲しいよ。これで熱くならなきゃウソだって



post by yama-k2

02:14

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