2006年12月29日
天皇杯準決勝、エコパスタジアム。 静岡の空は晴れ渡り、強い空っ風が吹いていた。 前日、仕事納めを終えるとすぐに羽田行きの飛行機に乗り、早朝の新幹線で静岡に入った。 期待と不安が交錯し、荷物がやたらと重く感じられる。 年末の帰省シーズン、遠く札幌から静岡まで来るのは大変なことだ。 強風のため、名古屋に着陸できず、伊丹で下ろされたサポもいたらしい。
なのに、ゴール裏の人数は、G大阪を圧倒していた。 コールリーダーが呼掛け、サポはゴール裏中央に隙間無く密集した。 試合前から、まるで新潟とのPK戦の時のような雰囲気。 開始直前に、2階席から赤黒のたすきが下ろされ、 選手入場と同じに、たすきの上をビックフラッグが走った。
あと1勝。 皆で国立へ行きたい。 その気持ちを込めて、精一杯の応援をした。 選手も、チームも、サポも、皆、最後まで諦めなかった。 でも、及ばなかった。 勝つつもりだった。 相手がJ1リーグ3位、日本代表を数多く揃えるG大阪であっても、決して負けていなかった。 勝ちたかった…。 悔しくて悔しくて、 そして、この日エコパに来ることが出来なかった人達に申し訳なかった。 もう、みんなで元日国立へ行くことは出来ない。 ヤンツーさんの誕生日を祝うことが出来ない。 それが寂しかった。
しかし、我々は全てを失ったわけではない。 勝利への渇望。 チームがひとつになる充実感。 それを味わってしまったからには、きっと来年も同じ喜びを求めて闘える筈。 来月には、新監督の下、チームが始動する。 今日は悔しい思いをしても、明日を信じて前を向いて行きたい。 再来年には、絶対に、J1のチームとしてエコパに来てやる。
2006年12月26日
天皇杯準々決勝の甲府戦終了後、 コンサ側のゴール裏では「好きです札幌」の次に「国立へ行こう」が歌われた。 国立へ行こう 国立へ行こう 国立へ行こう みんなで行こう その日のコンササポは、札幌からは元より全道・全国から様々な経路を駆使してユアスタに集っていた。 90分間懸命に応援し、選手・チームと共につかんだ勝利。 「国立へ行こう」の歌声は、ユアスタの屋根に心地よく響き渡り、改めて勝利の余韻を噛みしめた。 勿論、その日その場所に集った人たちだけがコンササポである、という訳ではない。 様々な理由で、その場に来られなかった人たちは、その何倍もいた筈だ。 テレビで、インターネットで、速報メールで、 試合が終わってからテレビや新聞で、結果を知って喜んだ人たち。 「国立へ行こう」の歌詞の中にある「みんな」とは、 あの時、ユアスタにいた人たちだけを指すのではなく、 又、実際に国立に行ける人たちを指すのでもなく、 その場にいなかった人たちも含め、コンサに関わる人たち全ての想いを背負って、みんなで一緒に行くのだ …と思う。 幸い、自分は次のエコパにも、その次の国立にも行く時間と交通手段とチケットを確保することができた。 皆の想いと共に、初のエコパで出来る限りの応援をして来よう。 みんなで、国立に行こう。
2006年12月12日
12月に入って好天が続いていた関東は、この日に限って真冬並に冷え込みとなり、小雨まで降っていた。 千葉のスタジアムで、札幌と新潟の試合ということもあり、メイン・バックスタンドはガラガラ。 互いのゴール裏だけが、赤とオレンジ色に染まっていた。 ホーム側を占拠したコンササポの数も、決して新潟に負けていない。
唯一のJ1対J2の対決となったこの試合。 一進一退の攻防が続いた。 先取点を取られるが、砂川のゴールで追いついて前半を折り返す。 後半の早い時間に、2点目を取って勝ち越し。 だが、残り時間が少なくなってきたところで、優也が前に置いたボールを矢野貴章に奪われ、有り得ない失点をしてしまう。 しかし、我々には気落ちしているヒマは無い。 柳下監督は、今シーズン限りでの退団が決まっている。 他にもいなくなる選手がいるだろう。 負ければ、即、今シーズンは終わってしまう。 だから、少しでも長くこのチームと共に闘いたい。 その一心で、応援を続けた。 延長戦に入っても互いにゴールを決めることができず、遂にPK戦。 負けたくない、否、勝つ。 ゴール裏は中央に密集し、コールは途切れることなく続けられた。 ピッチでは、大きな円陣が組まれた。 今年、これ程までに、チームがひとつになったことがあっただろうか。 選手だけでなく、監督・コーチ・スタッフも、そしてサポも、あの瞬間、一体となっていた。 PK戦が始まる。 観ていられない程の緊張感。 しかし、コンサの選手は次々とPKを決め、サポに向かって満面の笑みを見せ、そして仲間達の元に戻って行った。 共に闘っている、そんな気がした。 そんな中、優也だけがその輪に入ることを許されず、孤独な闘いを続けていた。 PK戦は5人全員が決め、サドンデスに突入。 しかも、7人目からは、ペナルティーマーク周辺の芝が悪くなり過ぎて、新潟側のゴールに変更された。 逆境の中、札幌は8人目も決めて、次のキッカーは矢野貴章。 2点目を入れられた因縁の相手だ。 そのボールを、優也が止めた。 次の瞬間、極限まで高まっていた緊張感は解き放たれ、感情は堰を切り、とにかく手当たりしだいにサポ仲間と喜びあった。 ただ、嬉しくて嬉しくて、嬉しかった。 サッカーの試合を観て、これ程までに嬉し泣きをしたことは無かった。 選手達が満面の笑みを浮かべ、ゴール裏に駆け寄って来た。 優也が、深深と頭を下げる。 「好きです札幌」が、フクアリにこだまする。 選手もサポも、皆、笑顔だった。 後、もう1試合。 少なくとも後2週間、このチームと、この仲間達と過ごせる。 そのことが、本当に嬉しかった。 ここまで来たら、ユアスタだろうが国立だろうが、どこにだって行く。 目標は…言わなくても分かってるよね。
2006年11月15日
11/15(水)、ドームでは5年振りに開催された日本代表戦を観戦した。 アジア杯最終戦。 対戦相手のサウジも共に予選通過を決めており、実質的には消化試合。 しかし、日本はアウェイで負けているので、同じ相手に二度負ける訳にいかない。 君が代斉唱は、CHEMISTRY(誰!?) オシム氏が日本代表監督になってから4ヶ月のこのチーム、 国内の選手ばかり、しかもジェフの選手が中心。 さすがに連携もまずまず。 特に2点目、チャンスと見て上がっていた今野がピンポイントのクロス。 ゴール前に詰めていた我那覇にぴたりと合う、美しいゴールだった。 3点目も、今野の前線への長いパスが起点となっていた。 前節のJ1リーグでは、川崎F戦で壮絶な打ち合いを自らの勝越しゴールでとどめを刺したばかり。 乗っているようだ。 札幌に凱旋した今野には、昔、コンサの試合で良く見た断幕が複数張られていた。 その札幌ドームでの活躍は、とてもうれしかった。 後半になると、疲れからか試合が単調になってしまったが、 4万人入った試合で危なげなく勝利したので、取り敢えず良かったのではないか。
しかし何と言っても、この試合の主役は、闘莉王。
巻のヘディングシュートがバーに当たった跳ね返りを首尾よく押し込み、先制ゴール。
その後もチャンスとみるや、いつものように積極的に上がっていく。
極めつけは、後半ロスタイムのPK。
蹴る気満々でスポットに向かい、気合いのこもったシュートを打ったは良いが、
そのボールは遥かに枠を越えて行った。
…思いっ切り、ずっこけさせて貰いましたよ(苦笑)
この試合の感想をひとことで言うなら、
「田中さん、ステキ過ぎる」
2006年11月09日
天皇杯第4回戦を観戦して来た。 休暇と航空券は確保していたものの、 仕事が色々だったので、行けるかどうか前日までかなり微妙だった。 対戦相手は5日前にナビスコ杯を連覇したばかりのジェフ千葉。 相手にとって不足はない。
東京駅から京葉線に向かう通路には、このような… さすが、JR東日本がスポンサーになっているだけのことはある(苦笑) (でも、とんでもなく歩かされるので、もう使いたくない)
スタジアムグルメも、やたらと充実している。
画像は、チキンカレー・ナンセット(700円)とソーセージタコス(350円)
ちなみに、カレー・ナンセットは、ホーム側でしか売られていないので、わざわざスタジアムを半周して、買いに行った。
自分の場合、試合前に良い思いをすると、大抵ロクでもないことになるんだよな…と畏れつつ。
噂に違わず、美味しかった。
試合内容については、余所のブログでも書かれまくってるので、割愛。 とても良い試合だった。 勝利の瞬間は、本当に本当に嬉しかった。 5回戦は、12/9(土)に同じフクアリで新潟戦。 勿論、行きますよ!次はホーム扱いだから、カレーを買いに行きやすいぞ♪
2006年10月23日
今日、宮の沢でサハラカップを観戦してきた。 本当は高校サッカー道予選決勝も観に行ったのだが、所用で遅れ、到着したのは試合終了直後だった…orz 雨は殆ど降らなかったものの、とても寒い中、後半のみの観戦となった。 状況は、前半を終えて1-0で勝ち越しでいるものの、終了直前、DFの要が一発レッドで退場したそうだ。 不安を抱えつつ始まった後半。 コンサ・ユースは、フラットな4-4-1で中盤を厚くするも、前線は9番横野くん一人で孤立しがち。 ボールを受けても決定的なチャンスまでは難しい状況。 しかし、集中力を切らさないディフェンスで、仙台ユースにゴールを許さない。 気迫を感じた。 横野くんもポストプレーや前線からのチェイシングを精一杯頑張り、時折、カウンターのチャンスを創出する。 最後の数分間、仙台ユースが怒涛の攻め。 ロスタイムにヒヤリとさせられる大ピンチが2回連続するが、 ここも紙一重で守りきり、勝利! 決勝トーナメントに進み、1試合でも多く経験を積むためにも、 残り2試合、リーグ戦2位以内を目指して頑張って欲しい。 勝利を収めたコンサ・ユースは、挨拶のためグラウンドを一周。 ホーム最終戦ということもあり、監督・コーチ陣も一緒に廻っていた。 …昨日、OB&スタッフ戦に出場なさった方々の影響は、明日あたりでしょうか?w (→)少数精鋭で応援し続けたサポへ挨拶
2006年10月12日
さて、これは何でしょう?
3連休の中日、10/8(日)、室蘭で開催された天皇杯第3回戦、新日鉄大分戦を観戦してきた。
台風並に発達した低気圧の影響で、入り江競技場には強風が吹き荒れていた。
試合中に雨が殆ど降らなかったのは、不幸中の幸いであった。
先程の画像は、入り江競技場に出店していた焼鳥屋の様子。
前回の室蘭での試合の時と同様、長蛇の列。
遅々として進まなず…orz
それでも、何とかゲット。
ついでに、カレーラーメンもゲット。
昨年の天皇杯では、想像を絶する寒い試合を見せられたので、
今年は、せめて試合前くらいは良い思いをしたかった…。
新日鉄大分の応援は、太鼓を持ったコールリーダが一人だけ。 遠路、しかも寒い中、大変お疲れ様でした。 試合開始直後、相川のシュートをGKが後逸して先制。 これに安心したのか、その後はまったりした展開になってしまう。 しかし、シュート数だけは多い。 しかも、GKとの1対1の場面やバーを叩く惜しいシュートが散見された。 …これが全部入っていれば、前々節の湘南戦であり、前節の水戸戦であったかもしれない。 しかし、現実は追加点を奪えず、徐々に雰囲気がおかしくなってくる。 パスがやや雑に、プレスがややゆるく、シュートはことごとくネットを揺らせない。 結局、後半終了間際に1点を返され、延長戦に突入。 延長後半、PK戦を覚悟した頃、フッキと相川が何とか2点を入れたが、 何故、もっと早くできないのか!? 試合終了後、挨拶に来た新日鉄大分の選手達には、 メインスタンドの観客がスタンディングオベーションで出迎えた。 次の相手は、ジェフ千葉。 相手にとって不足はない…よね? 行くからね!
2006年09月19日
9/17(日)、サテライト最後のホームゲーム・浦和戦を観に白恋へ行って来た。
薄曇りで、観戦には心地良い気候。
メンバーは、GK優也、DF和波、千葉、岡田、MF金子、上里、川崎、セバ、征也、FW相川、元気
J1優勝争いをしている浦和が相手とあって、どのような試合になるのか楽しみだった。
前半は、上里の目の覚めるようなミドルシュートやセバのPKもあったが、得点に結びつかず、0-0で折り返し。
浦和の選手は、さすがに基本技術が高く、ボールを受けるとすぐに前を向く姿勢が素晴らしい。
しかし、全体を通してみると、コンサペースの時間帯が多かったようだ。
お互い攻撃的なスタイルであり、観ていても楽しい。
後半に入って、上里のふわりとしたパスを元気が狙い済ましたダイレクトボレーシュート!
この日の元気は、かなり良い感じだった(ヘディングはいつも通りだったが…)
選手交代は、セバに代って大伍が入り、上里がトップ下へ。
征也に代って、ユース高校1年生の加藤大己(ひろき)くんがDFの右に入り、岡田が征也の位置に。
上里に代って、やはりユース高校1年生の鶴野太貴(たいき)くんが入り、トップ下へ。
鶴野くんは、5月に雁来で見た時と比べると、見違えるように身体が大きくなっていた。
将来が楽しみな逸材の一人である。
浦和もユースを投入してきたこともあって、試合は流動的になってしまうが、加藤くんと鶴野くんは、シュートも打つ積極性を見せていた。
特に、川崎のCKから加藤くんのヘディングは、とても惜しかった。
ロスタイムに、浦和のCKから細貝にヘッドでゴールを割られ、
引分けてしまったのは残念だったが、面白い試合だった。
…3年後も、楽しみですよ。
2006年08月29日
湘南戦の翌日、白恋でサハラカップが開催された。 午前には、サテライトの練習試合もあったので、連続観戦してきた。 メインスタンドには直射日光が容赦無く照り付け、座っているだけでどうにかなってしまいそうな暑さ。 そのためか、日陰のバックスタンドとゴール裏が開放された。 午前よりも更に気温が上がり、過酷な条件。 給水タイムが、前半後半の半ばにそれぞれ取られた。 前半は大宮が流れをつかみ、コンサが後手に回る展開。 トップチームを見習って(?)、声を出す選手が少なく、なかなかボールをまわせない。 大宮の監督の声だけが、やたらとピッチに響き渡っていた。 ようやく、徐々にリズムを作り始めていた後半半ば過ぎ、絶好の位置からFKのチャンス! これを惜しくも外すと、一転して大宮が速攻。 あっという間に数的優位を作られ、失点。 良い流れになりつつあった時間帯だけに、悔やまれる。 その後も、選手交代から反撃を試みるも、結局、0-1で試合終了。 昨年・一昨年よりも小粒かも?と囁かれている今年のコンサユース。 しかし、サハラカップはまだ開幕したばかり。 これから、仙台・湘南との試合が続くが、予選リーグ突破を目指して頑張って欲しい。 彼らの暑い夏は、まだまだ終わらない。 トップチームも、まだ終わらせてはいけない。
2006年07月14日
厚別に到着したのは、昼過ぎ。 たっぷりある待ち時間の間、サブグラに面した芝生で、四葉のクローバーを見つけた。 前回の厚別での東京V戦、やはり観戦仲間と四葉を見つけ、4-1の勝利。 幸先が良い。 (良く見ると、五つ葉だったが・)
会場後、余裕があったので、スタジアムを一周。 アウェイ側の後ろの手摺りで、このような断幕を見かけた。 「玉砕魂…!?」 ま、見事に玉砕してくれましたが(笑)
バックスタンド側の日の出食品様のブースの前には、 「コンサドーレ勝つ弁」「コンサドーレ勝つ弁DX」の立派は看板が。 柏サポも、この前で記念撮影をしていました。
当初は、台風の影響も心配されたが、全く雨の心配が要らなかった上に、無風。 Kick Offの頃には、夕映えが美しかった。
しかも、試合が終わる頃には、十六夜(いざよい)の月が昇り始めた。 …本当に良い一日だった。
~応援もフェアプレー精神で~
試合開始前、柏側からアンプを使っての「柏バカ一代」のパフォーマンスをしていましたが、
明らかに、Jリーグ規定違反です。
自らのホームで行う分にはとやかく言いませんが、
アウェイで、しかも、あれほど住宅地に近接したスタジアムであのような暴挙を敢行したことに対し、
抗議の意を表します。
2006年07月08日
昨日の愛媛戦、酷い内容ながらも勝利できたことは良かった。 先制したものの、バタバタした展開。 何とか勝ち越して折り返すが、とても不安な内容。 応援の方も、試合内容に影響されているのか、ゴール裏の人数が薄いせいか、今ひとつ覇気がない。 後半開始後も、悪い流れは続いたまま。 しかも、千葉がこの試合2枚目のイエローカードで退場してしまう。 1人少ないプレーを強いられているチームを、サポはもっと後押ししなければならない筈。 なのに、応援のボルテージは一向に上がらない。 しかし、そんな雰囲気を一変させたのは、「彼」だった。 西嶋が負傷退場し、替わって上里が投入された。 これでスタジアムの雰囲気が、がらりと変わった。 約11ヶ月も戦列を離れていた上里。 彼の復帰により、この試合は「勝たなくてはならない試合」になった。 一人ひとりの声が大きく響き渡る。 だが、本来なら、若干20歳の選手に頼ることなく、サポが自らがそういった雰囲気を作ることが必要ではないか。 悪い流れのときに覇気のない応援をしていては、逆転など望むべくもない。 試合の方は、徐々にコンサ有利に傾き始め、遂に砂川が試合を決定付けるゴールを決めた。 満面の笑みで、観客にアピールする砂川。 選手とサポが、喜びを分ち合う瞬間。 もっと、こういうシーンが見たい。 もっと、皆と喜びを分ち合いたい。 だから、辛いとき、苦しいときほど、サポはもっともっとチームを後押ししようではないか。 ゴール裏の熱烈席は、チームをサポートするための場所なのだから。
2006年06月10日
6/10にドームで行われた徳島戦。 この相手ならさすがに勝てるだろう、そんな雰囲気が漂ってる中の試合。 しかし、前半はそんな雰囲気を打ち砕く酷い内容だった。 前半を0-2で折り返す。 このところ、仕事が忙しかったり体調が悪かったりで、 応援に対する気持ちが続かなくなっていた時期だった。 余りの不甲斐ない内容に、ハーフタイムには、 このまま負けたら、もう朝早くから場所取りのために並ぶのは辞めよう ゴール裏ではなく、アウェイ側で観戦しよう とまで思い詰めていた。 彼らは、一体、何のためにサッカーをしているのか。 彼らにとって、サッカー選手であるということは、それほど意味のあることではないのではないか? そんな疑問が胸に渦巻く。 失点してうつむく選手。 まだ、時間は残っている。 なのに、選手が先に諦めてしまっては、一体、我々サポは何のために応援しているのか。 応援は、あくまで自分が好きでやっていることとはいえ、余りに虚しくて、辛い。 まだ諦めていない選手だっている。 そう思い直して、懸命に応援する。 …だが、勝利は遠い。 5月は、そんな試合がずっと続いていた。 しかし、その試合、 審判の不可解なジャッジもあり、4-2で何故か勝利してしまった。 …応援を辞めるきっかけを失ってしまった。 まだ、諦めるのは早いのだろうか?
2006年05月28日
先日、コンササポ的今週末の過ごし方という提案をしたのだが、実際の自分は提案したことは何一つせず、柏への日帰り遠征に行っていた。 しかし、試合終了と同時に一気に疲れが出てしまい、どうにもならなくなった。 歩くのもしんどい上に口も聞きたくないくらいの、最悪の状態。 (仕事の疲れがかなりたまってた…orz) 今朝になっても疲れが抜けず、サテライト観戦に行くのを逡巡していた。 だが、どうしても見たい選手がいたので、疲れた身体を引きずるように宮の沢に向かった。 キックオフぎりぎりに到着。 白恋での今季初のサテライトだというのに、観客もやや少ない。 折悪しく、激しい雨と強風である。無理もないか。 試合は、J1首位の川崎が鋭い攻めを幾度となく見せ付ける。 3失点を重ね、このまま終わるかと思った後半終了間際、何とか意地を見せて1点を返した。 体調も天候も厳しい状態だったが、 それでも、行って良かった。 ↓(追記)池内のヘディング。惜しかった。
2006年05月14日
厚別で神戸戦が行われた今日、前夜から冷たい雨が降り続いていた。 昨年の今日、厚別で水戸戦が開催された日は、ようやくほころび始めていた桜は、今年は満開を迎え、 小雨が桜の花を濡らしていた。 今日の試合、目の前で起こったことが信じられない。 先制するも、6失点。 …それでも、自分の目で観られて良かった。 良いときだけのサポではなく、 辛いとき苦しいときこそ、チームを支えて行きたい。 どんなときも、少しでも希望のある限り、最後まで応援を続ける。 だから、決して諦めないで欲しい。 中2日、厳しい日程ではあるが、次節もホーム。 私達がついている。 サクラは、まだ散っていない。
2006年04月25日
はるばる来たぜ函館。 逆巻く海を乗り越え…ず、SP北斗で。 美味しいビールで、祝杯あげたいねぇ。
試合前、事情があってアウェイ側へ潜入。 3連敗中の割りには、殺伐とはしていなかったような。 (試合前だったからか) 応援が始まる前に、退散。
試合後は、こんな気持ち。
応援すれど応援すれど 猶わがチーム強くならざり ぢっと手を見る
…いや、そこまでは落ちこんでないんだけどさ。
それにしても、彼らがこういうことすると何故か勝てませんねぇ。
【追記】 石川啄木(1886-1912)歌人。岩手県玉山村生まれ。 歌集に「一握の砂」「悲しき玩具」がある。 前出のインチキ臭い短歌もどきは、彼の「はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢっと手を見る」のパクリ。