サッカー批評「封印された岡山劇場」

2013年04月03日

特集は「サポーターは敵か味方か?」
応援論はずっと気になっているテーマなのでさっそく購入したが
内容は正直、期待はずれ。なんだか紹介されている事例は極端なものが
多すぎて、自分が日頃感じている問題にはあまり参考にならなかった。

表題の岡山一成のインタビューも、どう受け止めてよいものやら
戸惑っている。まあ、本人が「コンサドーレで経験したことはまだ整理
できていない」というのだから、
理解できないのも当然なのかも知れないけど。

乱暴にまとめれば、
岡山自身、昨シーズンは心がキレちゃって、「岡山劇場」
どころではありませんでした。ホーム最終戦は逃げました。サポーターの
思いを受け止めるだけの人間的な器がありませんでした、ごめんなさい。
ということのようなのですが……

あくまで本人のメンタル、モチベーションの問題のようには読めますが、
歯切れが悪い分、本当は

あのポジティブな岡山を破壊するほど、札幌が弱すぎた、あるいはチーム内部が崩壊していたのだろうか
とか
負けても拍手、あるいは口汚いヤジのような札幌サポーターの
低劣な応援に嫌気がさしたのだろうか……
なんて疑念がモヤモヤしてきます。

インタビュアーもその辺、もうちょっと突っ込んでもらわんと
読者も困ってしまいますがな。

岡山みたいなキャラクターはチームとサポーターにとって本当に
重要だと思うんで、彼をそこまで追い込んだ要因がチームやサポに
もし、あるのだとしたら真剣に考えなきゃいけないよなあ。

結局のところ、「あまりに弱すぎて、あおる気もしなくなりました」
というのが岡山の本音なのですかねえ。


post by yama-k2

20:28

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