09年を振り返る①ありがとう、さようなら曽田

2009年12月06日

タイミングが遅い感じもしますが
個人的に今シーズンを振り返ってみたいと思います。

        
コンサドーレを本格的に応援しようと思ったのが
2度目のJ2陥落が決まった02年シーズン。
その時から今まで、在籍し続けた選手は彼だけ。
学校の後輩でもあるだけに、自分にとっても特別の選手、
文字通りミスターコンサドーレでありました。

手あかのついた表現ではありますが、まさに
「記録」ではなく「記憶」に残る選手(ただし札幌サポのみ)
巧くもなく、格好良くもないし器用でもない。
世渡りも上手そうじゃなし、むしろ、がんこで損しそうなタイプ。
だけど、時々思いも寄らぬ大活躍で、底知れぬ感動を与えてくれる。
まるでコンサドーレ札幌というチームそのものでした。

02年からしばらくの間、ネットの掲示板には
曽田への罵詈雑言があふれていました。
そのうち「ソダン」とか「ネ申」とか呼ばれだしたように
記憶していますが、どちらかというと
自虐ギャグというか褒め殺しみたいな屈折した愛情表現に思えました。
「ネタ」として、弄んでるような感じがして個人的にはあまり
好きではなかった。

でも、07年シーズン、彼は本当に神でしたね
空中戦での安定感、セットプレーでの信頼感
ほんとに同じ人かと思うくらい獅子奮迅の活躍ぶりでした。
今思えば、あそこがピークだったのでしょうね。

ケガ、手術で試合から遠ざかり、チームの守備が崩壊すると
「曽田待望論」が盛んに語られましたが、
正直、自分は微妙な感じだったなあ。
復活したとしても、思うように活躍できず、また、罵詈雑言を
浴びるのは聞きたくなかったから。

引退は早すぎると思えなくもないけれど
納得のいくコンディションが戻らない以上、
曽田君らしい潔い決断だったと思います。

それにしても野々村さん
「彼がボールを持つとスタンドがざわついた」なんて
最後のゲームの時に正直にコメントしなくてもいいじゃん(笑)

本人の「活躍できず、すいません」といあいさつも結構
前代未聞ですよね。ロスタイムでのやり直しPK得点
マイペースで落ち着き払った、オリジナリティーあふれるあいさつ

ホント最後の最後まで、曽田は曽田だった。

大塚にゲーム中、ど突かれていたあなたのことを忘れません


post by yama-k2

14:59

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