10周年記念の総括

2006年10月25日

先週土曜日に開催されたコンサドーレ10周年記念Dayの総括を書く気分にようやくなれました。

最初にハッキリ行っておきますが、今回の企画は「失敗」です。わざわざ札幌までご足労頂いたOBの方々には申し訳ないですが。。。
そもそもあの試合は当日を迎える前から企画的にかなり成功は厳しいと見ていました。

1)日程
イベント企画というのは、客が入らないことには成功しません。そういう意味であの日程は日本シリーズと重なっている圧倒的不利な状況です。いやファイターズがリーグ優勝するなんて思わなかった、というのは、日本シリーズ開催予定日なのに福岡ドームを押さえていなかったダイエーホークスと同じくらいマヌケです。バックスタンドの多数の空席を目の当たりにして、やっぱり、と思いました。

2)広告・宣伝
ヒトを集めるにはある程度の資本を投下が必須です。サッカーという興業なのですから、「口コミの隠れた名店」などは無意味です。チームカラーが赤と黒というどちらかというと背景として映えるカラーなのはしょうがないのかも知れませんが、ポスターなどもちょっと埋没気味でした。おまけに、10周年記念が開催されることはわかっても、実際にはOB戦とビール半額以外に何があるのか、解り難かった気がします。
ちなみに、赤と黒という色は「水曜どうでしょう」と同じなんですけどね。

3)結果
前日までの不利な状況をひっくり返す最後の砦が結果だったのですが、サッカーボールに関わる仕事をしているユーススタッフを相手に、もはやサッカーから離れたところで生活している人もいたOBが勝つ、というところまでは非常に良い状況でした。しかし、その後の本番が、全てをぶち壊す結果になってしまいました。
翌日の新聞の扱いもコンサドーレの記事は探さないと見つからない状況で、まぁこれは最初の日程がミスなのだから、勝っても負けても変らなかった気がしますが。


スター選手不在の今のコンサドーレにとって、今回はOBの力を借りることができる絶好のチャンスだった気がします。そのチャンスを活かしきれなかったのが、まさしく今のチーム状況をダブって見えます。
惜しい事をしました。逃した魚は大きい。


野々村芳和と伊藤優津樹

2006年10月17日

コンサドーレの観戦歴は今年で7シーズン目になる。よくもまぁ続いていると思うが、最初に負け試合(2000.4.21山形戦@函館)を観たのを乗り越えたためか、それほどモチベーションは下がらずに来てます。

7シーズンの中ずっとアウェイサポだったためか、選手と同じホテルに泊まったことは2度あります。両方とも2001年で、1度目は丸亀で開催されたFC東京戦、2度目が11月17日の柏戦です。

現在は柏から電車で1時間というところに住んでいるのですが、当時は関西在住だったので、柏駅前のホテルを予約しました。で、試合前にチェックインだけして、部屋に荷物放り込み、友達と待ち合わせていた場所に向かうためにエレベーターに乗ると、ひとつ下の階でネネ(フィジカルコーチ=当時=)が登場。さらにそのひとつ下で、頭を丸めた野々村選手を筆頭に3人くらい乗ってきました(あと誰がいたかはよく覚えていない)。
で、ドアがスルスルと閉まりかけたとき、伊藤優津樹が現れたので、操作パネルに一番近い位置にいた野々村が「開」のボタンを押しました。
無事に優津樹を収容?して降下中に野々村が突然「優津樹はさぁ、いつもワンテンポ遅いんだよね。試合でも。」とつぶやき、周りから助けてもらえなかった優津樹はなんともバツが悪そうに「すいません」と謝っていました。

短い時間でしたが私以外はコンサ関係者ばかりでした。「野々村」「優津樹」の名前を聞くとこのときのエピソードがリンクしています。

ちなみに丸亀も柏も負けました。選手と同宿すると星の巡りは悪いようです。


10.21天王山

2006年10月16日

10月21日の神戸戦がコンサドーレの今年を分ける天王山、だったらいいのですが、そういう話じゃありません。

10/21は北海道日本ハムファイターズが25年?ぶりに日本シリーズに出場する第1戦がナゴヤドームで開催されます。そのまさしく同じ時間帯に札幌ドームでコンサドーレ札幌10周年記念企画が行われます。
今年の状況から考えると、マスコミの扱いなどおそらくファイターズ一色となるでしょう。10周年記念の前座のOB戦がどれほどの扱いを受けるのか、実に興味があります。

(以下、ファイターズの応援をしているヒトは見ないほうがイイかも)


どうでも良いけどファイターズの快進撃は今年だけの可能性が高いです。いや、あまり大きな声ではいえないんですけど。夏頃に札幌のファイターズファンがSHINJO残留署名を集めていましたが、私、しませんでした。
というのも正直に言って、SHINJOは守備面はともかく攻撃面では貢献度低かったですし、ムードメーカーとしてなら森本稀哲で来年はいけます。

なによりファイターズの主砲として柱になっていた小笠原道大が今年FAの資格を得ました。残留署名集めるならこっちだろ、と思ったので賛同しなかっただけです。小笠原が抜けたら、来季のファイターズは今年のオリックス並になるでしょう。もし、そうなったら札幌のファイターズファン層がどう変化するのか、見ものだと思います。

ま、コンサドーレはバブル人気がどういうものか経験してますし、地道にサッカー文化を定着していくのが良いのではないでしょうか。敵と考える必要な無いと思います。あっちの方が動いているヒトもカネもでかいですので、使えるところは使わせていただく、ということで。


ご無沙汰してます

2006年10月12日

「一週間のご無沙汰でした」というのは玉置宏(で漢字よかったっけ?)ですが、いつの間にやら1ヵ月半のご無沙汰でした。

その間、当然ながら生きて世間の片隅でもがいていたわけですが、コンサドーレもJ2の中の上辺りで同じようにもがいていたのはチェックしていました。

それどころか仙台なぞにも行っていたのですが、スコアレスドローの仙台の記憶はあまりなく、仙台駅の改札を入ったところにあるうどん屋で食べた「唐揚げうどん」でキモチ悪くなったことしか記憶にありません。とココまで書いたのですが、唐揚げうどん食ったのは試合の次の週でした(2週続けて仙台に行ったんでした)。

そんなわけでコンサドーレは、もはや昇格は数字だけの世界に入りつつあります。こうなれば先頭集団が落馬するか斜走(斜里+網走ではありません)するかして、失格になるのを待つしかないのですが、競馬では起こりうることでも蹴球では起こりません。


そうなると、合言葉はたったひとつ、夢運んでくれシャーマン・オバンドー・・・ではなく、天皇杯に期待が膨らみます。

とは言うものの、期待に応えることは苦手でも、期待を裏切ることは得意という、まさしくオレの仕事のようなチームですから、過度の期待は禁物です。しかも相手は社会人。これまでアマチュアチームには痛い目にあったプロチーム数知れず、と自分に言い聞かせながら結果を見れば、誤算というのは失礼と思いますが、嬉しい誤算です。
さらに嬉しい誤算は相手がオシムジュニアで、平日のフクアリと京葉線沿線で働く人間にとってはこの上ない環境です。あとは信号機室が燃えたり、送電線が切れたりしないことを祈るだけです。

高校生相手の試合でその年、唯一のゴールを決めて引退した元コンサの選手が監督のチームは負けましたか。「キモチよ、日本人ならキモチが大事よ」だったのかもしれません。え?そっちも負けた?そーですか、そーですか。

静岡FCの得点、50分 河村優。