2008年10月26日
先週の敗戦で、来季コンサドーレ札幌はJ2で戦うことが決まった。史上最速タイだとか、オシム招聘とか、ゴール居残りとか、まぁいろんなことがありましたが、夏の終わりあたりから覚悟は出来ていましたし、負けた現場にも居なかったので、淡々と事実を受け止めました。 そういう状態なので、降格の報に接したときに、漠然と来季は岐阜や福島やひょっとしたら岡山とかにも行かないといけないのか、とか、愛媛の往復バス付き入場券は未だあるのだろうか、とか取り留めのない事を考えてしまいました。 減資+増資で債務超過の解消の引責で前社長が退任し、新社長の姿形が見えないところで降格で来季の構想とか、五カ年計画とか、いろんな案件がありますが、とにかくJ1から降格してもチームは存在し続けるわけで、存在する限り応援(広義の意味で、サポーターという概念も含んで)し続けるわけです。 むろん、J2よりJ1の方がいいに決まっています。しかし、我がチームはこれまでの歴史の中で資本の小さいチームが背伸びをするとどういう事態を招くことになるのか、という経験を得ました。それを踏まえて今年は、身の丈に合った資本でJ1で戦い、あっけなく、実にあっけなく降格という事態に陥りました。これもまたひとつの経験です。 間違えて降格してしまったお金のあるチームとは違い、我がチームの場合はカネを注ぎ込んで必要な戦力を整えることの限界があります。そのことを考えると、来季1年でJ1に復帰することは大変厳しい戦いになることが推察されます。また、長期的視野からみて一年でJ1に戻ることがチームとしてプラスなのか、ということも考えることが必要です。 減資と増資による債務解消で提示した計画ではJ1に居続けることが前提でした。しかし、J1に残留しながらチームの強化(育成も含む)を同時進行させて両方を成就することは実に難しいことです。 J2よりJ1の方がメリットは多いとは思いますが、限界以上に背伸びすると土台ごとひっくり返ることにならないとは言い切れません。椅子の上に片足で立って更に背伸びするのは難易度が高いのです。 今季限りでチームを去るスタッフ(選手を含む)も居ることでしょう。来季、新たにチームに加わるスタッフも居るでしょう。 今年を見て、コンサドーレの応援をやめてしまう人も居るでしょうし、来年も続ける人も居るでしょう。 降格が決まったからと言って試合をやめることは出来ません。いま、チームに関わっている人、これから関わってくる人、そんなみんながベストを尽くさないとチームが消えてしまうかもしれません。 個の力を結集すれば、集まりは大きなパワーになります。“I”でも“You”でも“He”でも“She”でもなく、“We are Sapporo”なのです。
プロフィール
初観戦は2000.4.23、函館千代台の山形戦(札0-2山)。このときは知人に連れられて観たので、コンサドーレって監督が岡田武史なんだ、というレベルでした。 負け試合でなぜ“魅せられた”のかはよく判りませんが、10月の昇格決定試合@平塚、J2優勝決定試合@厚別大宮戦、ホーム最終戦@厚別甲府戦も観ています。ひとえに、お付き合いいただいた方々が初心者の私を暖かく迎えてくれたからで、この場を借りて御礼申し上げます。 今年、6年ぶりのJ1。チームの目標はGMによれば実質は「石にかじりついても残留」とか。J1復帰といっても昇格初年はチャレンジャーです。何も恐れず胸をはり戦え-赤黒の勇士。
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