2007年10月29日
愛媛のアウェー戦は行きづらい。 2006年は、3月の火曜日の祝日と8月の木曜ナイター。2007年は6月の平日ナイター(例の主審の試合)で、今回が初「行きやすい」試合になり、しかも超割アリ、ということで千歳松山便満席。 そんな愛媛が2度目なのですが、前回は昨年夏に東京から18時間掛けて負け試合を観に来て、また夜行で戻るという、松山ピストンだった試合でした。 さて、今回。なんだか松山よく来るなと思ったら、6月にヤクルトvs日本ハムを見に来たばかりでした。そんなわけ、試合前に道後温泉本館でサイコロは振らなかったですが「坊ちゃん」の真似事をしてから、競技場入りしました。 なんだか解らないのですが、ジャコ天のカツって2度揚げのような気がするが、いいのか↓で、まぁ結局、パンがなくなって、ジャコ天カツだけ食べたのですが…
正直に言いますと、ロスタイムに入った段階で“勝ち”は諦めました。一緒に見ていた人の手前、クチには出しませんでしたが。内容的に悪くはなかったのですが、ゴールマウスに嫌われている(いろんな意味で)のが両チームともあって、こんな日はどうやっても入らないのがこれまでの経験則です。 そんな中で、「緊急招集」して、「途中出場」した「秘密兵器」がロスタイムに「西決勝弾」を決めてしまったのですから、これはもう何かの後押しがあるとしか思えませんでした。なんだか四文字熟語ばかりですが、気にしない気にしない。 愛媛で昇格が決まると信じて、2ヶ月前に超割を決済してやってきたサポの皆様方もご満足いただける結果だと思います。西だけに“Go West”したのは間違っていなかった。 時計を少し戻すと後半40分ごろ、ゴール前にいた曽田がベンチに対して手を上げていたのが全ての始まりでした。どうやら、前線に上がっていいか?と聞いているみたいで、こんなシーンは初めて見ました。曽田としては、自分が上がれば何とかできる、と思っていたのでしょう。紙一重ながらも首位を護り続けている自信なのかもしれません。 ロスタイムの歓喜から21時間後、松本でヴェルディがロスタイムに追いつかれました。J1では広島がロスタイムに2点取られて追いつかれる。この週末のJリーグはロスタイムで流れが変わる展開が多かったのが印象的でした。 見難いけど、ヒーローインタビュー終わってゴール前でひとりバンザイする西↓
2007年10月19日
昨日の北海道日本ハムファイターズのクライマックスシリーズ制覇のシーンを見ながら、頭の中の冷静な部分が、すごい勢いで回転しだした。 ファイターズが北海道に移転したのは2004年からですが、それにあたってはいろいろ紆余曲折があった(2004年以前は実はほとんど知らない)。スポーツビジネスと言うのは観客があって成立するものでありながら、経営収支を担うのは観客からの興行収入よりスポンサー収入の方が大きい、という現象が普通に起きます。とは言うものの観客あってのスポンサーですから、観客をないがしろにすることは不可です。 プロ野球チームがいくつも存在する関東において、日本ハムファイターズを応援する人は、「なんとなく応援」ではなく「積極的に応援」する人たちの集まりです。逆説的に言えば、そこに限界があるから、日本ハムは移転を考えたわけで、「最初に北海道」ではなく、「最初に移転」だったわけです。 そこでプロ野球チームがない地方から北海道をチョイスしたわけで、そこには、旧来からのファン層を失っても構わない、という覚悟があったと思います。その代わり、日本ハムというチームをまったく知らない人たちを掘り起こす必要があったわけで、その道具(あえてこういう言い方をします)が新庄剛志だったといえます。 ただ新庄といえども、いるだけで観客を動員するほどのパワーがあるわけではなく、2004年4月にスカスカの札幌ドームで野球を観た経験もあります。 移転元年の2004年、ファイターズの応援はほとんどが旧来の東京を中心とした応援団に支えられていました。東京時代のファンには、新庄剛志なんて客寄せパンダにしか見えないという意見があったのも事実で、その見方は間違っていないのも事実です。 新庄呼んでもそれだけでは効果は少ない。そこから最大限の効果を引き出すには、ひとつは宣伝、もうひとつは成績です。2004年、ファイターズはシーズン3位、2位の西武ライオンズにプレーオフで敗れて終わります。そこそこの成功を納めたといえます。 翌2005年は5位、この年に近鉄とオリックスの統合、東北楽天イーグルスの参入でパリーグの世間的認知が拡大しましたが、成績はパッとしませんでした。しかし、この2005年にダイヤモンドの原石を手に入れます。ダルビッシュ有投手の獲得です。 2006年のリーグ優勝、日本チャンピオン、アジアチャンピオンは記憶に新しいところですが、ひっそりと東京時代からのマスコットで、東京主催限定で存続していた“ファイティー”が引退します。つまり球団として、東京との決別をしても大丈夫な基盤が北海道に出来た、という判断がそこにはあったのだと思います。 さて、翻ってコンサドーレはこの現象をどう分析しているのか、そこから何が学べるのか。
プロ野球を眺めていて、サッカーと根本的に違うのはマスコミの扱い方です。ある程度の枠は絞っていますが、試合前の練習中でも結構マスコミの人間が選手の間をウロウロしています。 無論マスコミと言うのは、必ずしもチームの思うように報じてくれない。あるいは批判もある。そんなことはおそらく承知の上で、清濁合わせ呑んでいるのだと思います。マイナスがあってもいい、トータルでプラスになれば、それで良いと考えている節があります。 だから、的外れな質問をするキャスターの番組にも出演させるし、監督も批判的な報道をする記者に対しても、表面的には平静に応対する。 一方、残念ながらサッカーの世界ではかなりクローズな状況になっています。試合直前の選手の映像で出てくるのはだいたい、バスから足早に競技場に入っていく姿だけで、ましてや声なんてありません。試合当日に拾える声といったら、終了後のコメントぐらいです。 練習も遠巻きに眺めて、終了後に帰るところで少しインタビューするぐらいでしょうか。ちょっと長い話をしようと思えば、チームを通してセッティングが必要になります。 こんな状態の選手をテレビ出演させても、通り一遍のことしか聞けません。サポーターは普段から見ていますから、それなりの思い入れもあるので、的外れな事を聞くキャスターに対して苛立ちを覚えるかも知れません。仕事とはいえ、お互い良く解っていないのですから、ピントがずれるのは当たり前です。 いずれにせよ、マスコミへの応対は世間の関心を呼ぶ、つまりは観客を増やす、それによってスポンサーが期待できる、という部分が多なワケですから、もうちょっとやりようがあるのは間違いなく、そして今年のコンサドーレ(選手もスタッフもフロントも)はそれを学ぼうと努力しているように見えます。 どんなに一生懸命学んでも、そこに成績が伴わなければ効果の期待度は薄いのですが、今年は良いことに成績が伴っています。あと少しで、その学習が一気に開花するところへ来ています。もう少しです。 んーかなり無理やりにまとめた気がする・・・時間切れなので、また書き直すかもしれません。
2007年10月16日
別に星大輔の来季を占う話ではありません。 さる方のブログによれば、上位5チームが下位との対戦に全て勝ち、上位5チーム同士の対戦は引き分けと仮定すると、3位以内が11/11に決まって、自動昇格は試合のない11/25に確定することになるそうです。野球のマジックが、本当に“マジック”と思えてしまうぐらい、計算能力のない脳細胞には、勝ち点積み上げ方式のサッカーの方が解りやすく(これでも高校で微分積分・確率統計までやったんですが・・・)、京都が1試合少なく札幌の休みがラス前にあることから優勝マジックは最後まで点灯しない可能性が高そうです。 現状で、昇格(3位以内)の可能性をそれなりに残しているのは7位福岡までで、今後の予測はきわめて難しいですが、足らない脳味噌を駆使して考えてみました。
チーム別に見ると3位仙台はかなり苦しい日程です。休みを除いた6試合中、昇格に絡むであろう上位7チームとの対戦が5回あります。最初にセレッソ-休-福岡と自チームより下位とあたるので、手を抜けません。逆にいうと、6チーム中5チームとあたるわけですから、昇格争いのカギを握っているとも言えます。 もっとも福岡は、札幌に今週末に敗れると戦線脱落の可能性があります。札幌としては勝つことは当然ながら敵の数を減らすことも意義のあることで、福岡戦はなんとしても勝ち点3が欲しいところです。 あと7節、もちろん全部の試合が大事ですが、中でも47節は休みの仙台以外の上位が全てホーム開催、つまり上位vs下位のカードが並ぶので、取りこぼすと一気に順位が下がる可能性があります。その裏返しが48節で、仙台-福岡以外は全てアウェー開催。この47/48節は極めて重要です。そのあとの48-50節は上位7チーム同士の対戦が2試合ずつ組まれているので、47/48節の結果如何によっては、一気に自動昇格/入替え戦進出が決まってしまう可能性もあります。 勝ち点積み上げ方式での順位決定というルールなので、上位3チームにそれぞれ1回ずつ休みがあるのに、4位と5位のチームは休みがない、というのが星読みを極めて難しくしています。 札幌にとっての天王山は11/18のホーム京都戦になるのは間違いないでしょう(結局、結論はココにくる)。 愛媛戦と京都戦は行きます。愛媛はコレだな。
2007年10月09日
上野から北斗星で行きました。 といっても1日早く乗ったので長万部からニセコへ入って一泊。翌日、ニセコから厚別へ。試合が終わった日の夜、青森行き急行<はまなす>号に乗って、そこから東京まで地べたを這って戻りました。 いや、はまなすには乗っていましたとも。TDKサポ数名。まぁ彼らは青森から<いなほ>に乗り換えて、ホームタウンへと戻っていきました。 まぁ、指4本掛かっていた“勝ち”があと一本の隙間からスルッと逃げていったのは間違いないですが、その責めを佐藤優也に求めるのは可哀想ってもので、90分で勝てなかった試合ではなかったですし、119分に点が取れた試合でもあったと思います。 敗因を考えると、TVの生中継がなく、つまりはどこかの空の下で息子を応援したい父親がナマで見れなかったということであり、あのPKを蹴る佐藤優也に必要だったのは、あくまでも冷静な父親のテレパシーではなかったでしょうか。リンク先を見れば解りますが、優也は父の生まれ故郷に負けたということです。 そんなの関係ねぇ!だとは思いますが。コートも着ず、顔を上げることが出来ない佐藤優也。キミだけに責任はない。 でも、Tottemo Damedatta Konkai。
TDKに負けたというと、未だ納得できるのですが、仁賀保に負けたと言い換えると、ちょっと悔しいなぁ。
プロフィール
初観戦は2000.4.23、函館千代台の山形戦(札0-2山)。このときは知人に連れられて観たので、コンサドーレって監督が岡田武史なんだ、というレベルでした。 負け試合でなぜ“魅せられた”のかはよく判りませんが、10月の昇格決定試合@平塚、J2優勝決定試合@厚別大宮戦、ホーム最終戦@厚別甲府戦も観ています。ひとえに、お付き合いいただいた方々が初心者の私を暖かく迎えてくれたからで、この場を借りて御礼申し上げます。 今年、6年ぶりのJ1。チームの目標はGMによれば実質は「石にかじりついても残留」とか。J1復帰といっても昇格初年はチャレンジャーです。何も恐れず胸をはり戦え-赤黒の勇士。
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