はじめての練習見学

2009年05月03日

本日は、練習見学に行ってきました。
相撲の…(笑)
大好きな嘉風関を見に♪

いつもより30分早起きして、尾車部屋へ。着いたのは8時すぎ。
実は私、今年から何度か尾車部屋には来ているのですが、一度も稽古してるところに出くわしたことがない。
場所が終わればまとまったオフになっちゃうし、地方場所があると、1ヶ月近く前から現地に行っちゃうから。

表にいた若い力士に聞くと、中でどうぞ、とのこと。
中って…?
「玄関からどうぞ」
ピンポンは?

押してみた。

…シーン…

普通に入って大丈夫なの?
「いいっす」
つか、君はなぜ稽古しないでそこにいるの?

…とは聞かなかった(笑)

玄関を上がるとすぐ引き戸があって、それが稽古場への入り口だった。
土俵の東側と北側に板の間がしつらえてあって、東側の入り口近くは、関取衆のタオル置き場になっているようだった。
だって入るといきなり豪風関!

おはようございます。失礼します。
「奥に座布団あるので」
セルフらしい。

北側の奥の方にガタイのいい壮年が2名。部屋付きの親方と見た。
北側の手前の方に座る。
土俵では、深緑色の回しの力士たちが取り組んでいた。勝ち残り制らしい。
まだ表情にあどけなさの残る髪の短い力士が、見始めてから10番近く勝ち残っていた。練習のためにみんなでそうなるようにしてただけかもだけど。
勝敗がつくと、取り組みたい力士たちが一斉に名乗りでる。いっとう先に名乗り出た者が対戦権を得る。

この部屋には14、5人しか力士はいないが、それでも十分圧倒された。
裸には「正々堂々」たる説得力がある。
そして、この稽古の方法は、貪欲に行こうと思えばいくらでも稽古でき、サボろうと思えばいくらでもサボれるシステムだと思った。

だいぶ経って、お待ちかねの関取衆の稽古となった。
嘉風関と部屋頭の豪風関、出稽古に来ている翔天狼が代わる代わるぶつかり合う。
豪風関は失礼ながら花のない力士だと思う。それでも部屋頭だけのことはあると稽古を見て納得した。
身長の変わらない嘉風関が、豪風関と立ち合うと、上体を起こされてしまう。
嘉風関はどちらかと言えば組むよりも、相手を見て離れて相撲するタイプだが、それでもまだ豪風関の壁は高いな、と感じた。

次の練習は、力士たちが交互に胸を貸して、当たって押す、転がるを繰り返すもの。
翔天狼関が、若いでっかい力士に胸を貸す。
ぶつかる。転がる。
5番も繰り返すと、若い力士はへばって早々には立ち上がれなくなった。
関取が、伸びたわき腹に蹴りを入れる。
フラフラになりながら立ち上がり、ぶつかる。転がる。ノビる。蹴りが来る。
嘉風関がなにやら声を上げる。こういうところ、学生相撲出身だけに体育会っぽく、和む。

嘉風関が、ソップ体型のまだ髪の短い若い力士に胸を貸す。
型通りの動作の後、彼の頭に手を当て、土俵をサイドステップで回る。若い力士はそれについて行かなくてはならない。
まあるく相撲を取る練習なのだろう。

そのうち、整理体操?となる。
みんな正面を向いて、四股踏み。50回くらいかな?
それから、俵を跨いで輪になる。まるで力士の連結だ。すり足の練習。上体は脇を締めて押し出す動き。右回り左回り5周ずつ。
股割りして、柔軟。ほとんどみんな柔らかい。胸が地面に付く。でも固い人もいる。

関取衆が代わる代わる、尾車親方にひしゃくで水をつける。関取同士でもつける。
で、じき、散会となったので、帰ってきた。10時半過ぎだった。
見学者の中に、秋田から車で来たご夫婦がいて、尾車親方から「いっしょにメシどう?」と声をかけられてた。

今日のまとめ
関取になるとあまり動かない。
尾車親方の動きが、往年のラッシャー木村みたいだった。
短髪2人と、でっかい子は期待大。

いやあ、元気出た!


post by iso057

19:00

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