2012年10月07日
可夢偉、ついに初表彰台!しかも母国GPの鈴鹿でって劇的すぎ!情報遮断するの苦労したよ……。ラスト3周はマジで胃が痛かった。よく凌いだと思う。 何せチームメイトのペレスが既に3回も表彰台に立っていて、来年は名門マクラーレンへの移籍が決まっているとあってはどうしても可夢偉への風当たりはキツくなる。予選4位(後にバトンのグリッド降格で繰り上がり3番手スタート)から結果を出せないとなると来季のシートも危なくなってくる中で、これはホントに大きな結果。 やっぱプロは結果出してナンボだよねぇ。ペレスの鈴鹿リタイアはアピールが裏目に出たかな? 日本語でコメントしてくれたのもうれしいなあ。これで可夢偉もシートが安泰になれば……。 でも、真の勝ち組は可夢偉の表彰台を信じて敢えてクラシック飲むのを我慢したオレだっ!今日こそ遠慮せずに飲むぞっ!
2012年01月20日
○フジ、地上波でのF1中継取りやめ 放映権契約2年間延長 ちょっとぉ、勘弁してよー。去年やっと地デジ対応のレコーダー買ったばっかなんだぜー。 これはF1観たかったらスカパー入って観ろってことですか、そうですか。 アンテナとチューナーと・・・参戦費用1回分は軽く吹っ飛びそうな気が(大泣)。 開幕戦行けるのかな?いや、行くけどさぁ・・・。 ビンボーはつらいよなあ。
2011年03月27日
ドバイワールドカップの日本馬ワンツー。競馬には詳しくないけど、これはかなりの快挙なんだろうなあ。1着を獲るだけでも快挙だけど、ワンツーだから競馬界だけでなく日本スポーツ界にとっても早くもベスト5くらいに入りそうなニュースになることは間違いないと思う。去年はエアグルーヴやウォッカを思わせるブエナビスタの女傑っぷりがあまりに目立ちすぎたので、牡馬の復権に期待したいところ。最近は若い馬は牝馬の方が強い気がするのは気のせい? さて、本題。今年のF1もいよいよオーストラリアから開幕。 去年は最終戦までハラハラドキドキしっぱなしのチャンピオン争い。ベッテルが大逆転でワールドチャンピオンに輝き、一番速いドライバーがワールドチャンピオンになるという誰もが納得の幸せな幕切れだった。小林可夢偉もフル参戦1年目ながら大活躍でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。今年はいっそうの飛躍の年。栴檀は双葉より芳し、というが去年の活躍をベースに評価されるから期待も大きい反面、求められる結果もよりハイレベルになる。 開幕戦は荒れる要素が多い中、可夢偉の予選は自己ベストタイの9番手。 今年もいよいよF1開幕で日曜日はほぼ2週おきに夜更かしの日々が始まるんだなあ(苦笑)。
2010年10月11日
年に一度のお楽しみのひとつが日本グランプリ。今日(もう昨日か)は急遽代打が入り、泣く泣くオンタイムの視聴を諦めることに。職場では絶対にグチらないぞと気を遣い、情報も一切遮断して帰宅して速攻で見ましたよ、ええ見ましたとも。 君が代が心に沁みる数少ない場面といえば国際試合の国歌斉唱と鈴鹿での独唱。今年は秋川雅史だったんだが、その後のオープニングがコレ(地上波)かいっ!いきなりウルッときたじゃねーかっ!去年の愛媛戦思い出したぞ。コンササポなら間違いなくグッときたはず(笑)。 いやまあ、可夢偉がすごすぎた。決勝は7位フィニッシュ。予選がもうちょっと上だったら・・・とかヤボは言うまい。レッドブルのワンツーより今日は可夢偉に尽きるでしょう。ストレートスピードが伸びないからヘアピンで・・・ってのはありえない話じゃないけど、アウトからブチ抜くってアリかいっ!?1コーナーじゃないんですよ?しかも、そこで接触&バージボード破損しながらタイムを上げるってリアルバリバリ伝説をやっちまう可夢偉にはただただ脱帽(←これわかる人は間違いなく30代(笑))。 森脇さんが「躊躇しないのがすごい!」とベタ褒めだったが、実際そうだと思う。思ってはいても、あそこまでズバッと斬り込むってのはそうそうできない。F1ドライバーが口を揃えて「シケインしか(抜きどころが)ないよね」と言っているのに。 ソフトに履き替えてからの可夢偉の走りは鬼神そのもの。かつてセナと大立ち回りを演じたアレジを思い出したのはオレだけではあるまい。マシン性能に差があろうが、相手がリビングレジェンドのシューマッハだろうが関係ない。前のクルマをブチ抜く。至ってシンプル。 owlsさんに気分変えてってコメント頂いたけど、可夢偉のあの走りっぷりを目の当たりにしたせいで、むしろウチの若梟に対して腹が立ってきた(汗)。可夢偉は24歳、しかもルーキーイヤーで戦闘力の劣るクルマでありながら物怖じすることなく限界までクルマを走らせて何度も入賞している。山本左近も懸命に走っているけど、ある意味で日本中の期待を背負わされていることを自覚しながらもF1の世界で可夢偉は戦っている。 例の発言のおかげでコンササポのピクシーに対する好感度は大暴落中なんだが(笑)、それを差し引いてもコンサに対しては「もうちょっと何とかならんのかいっ!」とどうしても思っちゃうんだよなあ。もちろん勝負事は相手のあることだから、望み通りに行くコトなんてそうあるワケじゃないとわかってはいても、何かこうココロに訴えかけるモノが欲しい。 J2の15位でくすぶっている若梟たちじゃあるまい。もっとやれるはずだろ!・・・とついつい思ってしまうんだなこれが(汗)。くそーっ、ピクシーめ。ウチのダヴィとダニルソンをぶっこ抜いておきながら・・・。そういうこと言うんだったらダニルソンはやらないぞっ!別のチームに売ってやるんだっ!・・・と言ってみる(泣)。 それにしても、右京さんがやつれているように見えたのが心配だ・・・。
2010年08月02日
先日のエントリーのコメントレスはしばらくお待ちを。今回のF1ネタはその前フリでもあるので・・・。 ハンガリーGPはウェバーが勝利したが、 ここで書いておきたいのは小林可夢偉の9位入賞とシューマッハとバリチェロのバトル。 小林可夢偉は実は予選で躓いた。タイムアタック中に不運にも遅いクルマに引っかかり予選18位。その上ピットレーンの信号無視という自らのミスで5グリッド降格。決勝は最後尾の23番グリッドからのスタート。ハンガリーGPが行われるハンガロリンクは抜きどころが少なく予選順位がモノを言う。10位までポイントゲットとなった今年だが、戦闘力に劣るザウバーのクルマでは入賞は至難の業。しかし、スタートで一気に6台抜きでミスを帳消し。その後も荒れたレースを生き残り9位にまで順位を上げた。 地上波での可夢偉のコメントである。 「悔しい思いもするけども、結局悔しい思いというのはチーム全員一緒だし。 でも、やっぱり諦めずにドライバー自身が先頭に立ってやっていかないと誰もついてこない。」 シューマッハとバリチェロには“因縁”がある。 2002年のオーストリアGP。当時共にフェラーリに在籍し、シューマッハの絶対王政だった時代。決勝レースで信じられない事態が起きた。トップを走っていたバリチェロが2位のシューマッハをファイナルラップで抜かせて優勝させた“チームオーダー事件”。あまりにも露骨なそのやり方は観客も大ブーイングを浴びせ、その後FIAもチームオーダーは禁止するというレギュレーションを設けたほどである。今はフェラーリのドライバーはアロンソとマッサだが、実はハンガリーの前のドイツGPでアロンソの勝利はチームオーダーによるものという裁定が下され、フェラーリに10万ドルの罰金が科せられたという伏線があったんだな、これが(笑)。 で、シューマッハとバリチェロのガチンコバトルは終盤の62周目から。 ポイントゲットできるかどうかという10位争い。タイヤも厳しくブレーキトラブルを抱えたシューマッハが必死に凌いできたが、66周目のホームストレート。シューマッハのブロックがエゲツないのなんの。あわやウォールに接触寸前。「出戻りのお前なんぞにーっ!」とバリチェロが思ったかどうかは知らんが、ついに執念のオーバーテイク。夜中に思わず声が出た(苦笑)。 因縁を知らなくてもこの2人のバトルは見応えたっぷり。ココロに訴える何かがある。 そんな戦いぶりをコンサに見せてほしいと切に願うばかりである。
2010年06月29日
F1ネタは久しぶりだなあ。 第9戦・ヨーロッパグランプリで小林可夢偉が予選18位から7位入賞。第7戦のトルコで初ポイントをゲット。トルコではレッドブルが同士討ちを演じるという大失態をやらかして、チームの戦いの前にドライバー同士、個人の戦いがあるというごく当たり前のことを思い起こさせてくれたワケだが。 レース展開はウェバーがオカマを掘ってセーフティーカーが入ったものの、基本的にはクラッシュも多くなく淡々と周回が進んでいった。通常、セーフティーカーが入った時はピットに入ってタイヤ交換を行う(レギュレーション上、ソフトとハードのタイヤを最低でも1回は使用しなければならないため)。 しかし、可夢偉は勝負に打って出た。セーフティーカー走行時のタイヤ交換を行わずギリギリまでタイヤをセーブしてピットインを1回減らす作戦を採った。周囲が続々ピットに入って順位を下げていく中、可夢偉はコースを周回し続けて53周目まで(!)3位をキープ。かつて、フランスGPでカペリがタイヤ無交換作戦でもう一息で優勝というところまでこぎつけたのを思い出したのはオレだけではあるまい。 残り4周でピットに入ってタイヤの交換義務をクリアした時点で9位。しかし、これでは終わらなかった。ファイナルラップで(!)フェラーリのアロンソをオーバーテイク。そして最終コーナーで(!!)ブエミも抜いての7位入賞。予選18位でギャンブルに出やすいシチュエーションであったとはいえ入賞圏内に飛び込むだけでもGJなんだが、そこで満足せずにスキあらば相手がワールドチャンピオンのアロンソだろうが敢然と勝負を挑んで抜いてみせたことに意義がある。 タイヤの有利不利が絡んだにせよ、結果を見せたことでチーム内での評価はもちろん他チームやメディアからの評価も一段と上がったに違いない。可夢偉の所属するザウバーはただでさえ戦闘力が低く、予選上位10台のQ3に残るだけでも至難の業。ドライバーの“腕”でもぎ取った7位入賞であり、可夢偉の能力の高さが証明された会心のレース。第8戦のカナダからQ1での脱落が続いてちょっと流れが良くない方に向かっていただけにここでの入賞は大きい。 惜しむらくはW杯とカブってしまってあまり取り上げられていないように感じることと、塩原さんの実況がいつもより古館テイストが濃かったこと(苦笑)。某動画サイトじゃないけど、もっと評価されるべき。右京さんがイチローや石川遼の名前を出したのもわかる気がする。なんてったって堂々としてるもの。 相手が誰だろうが(たとえ仲間内だろうが)遠慮するこたぁない。 さしあたって、まずは日本代表に勝負してもらおう。 もちろん、ウチの若梟たちにも当てはまることは今さら言うまでもないことだが。
2010年04月21日
今年のF1はここまで4戦を終了。今年のF1は面白い。ただ、給油禁止のレギュレーション変更よりも雨やセーフティーカーというハプニング・アクシデントのファクターが大きいんだけど・・・。 開幕戦のバーレーンは予選・決勝ともトップを走っていたベッテルがマシントラブルで失速してフェラーリのワンツー。第2戦のオーストラリアではセーフティーカーが入り路面がウェットからドライに変わる難しいレース、第3戦のマレーシアは予選が雨でマクラーレンとフェラーリは軒並みQ1で脱落の大波乱で決勝はオーバーテイクショーのてんこ盛り。中国グランプリも決勝は雨がらみ。つーか、ピットレーンで併走って危ねえなあおい(笑)。 今年はドライバーの腕、とりわけタイヤの使い方が巧いドライバーには優位に働くみたい。雨のレースといえばスパが思いつくけど、こう雨が続くとなあ。どっちもティルケデザインのストップアンドゴーのサーキットだし、マレーシアと中国のうち片方はいらないんじゃないの?中東もバーレーンはいらんだろう。トワイライトレースのアブダビがあるんだからさあ・・・。 F1はレギュレーションの網をかいくぐる戦いでもある。 去年はマルチディフューザーが合法か非合法かで議論があった(結局レギュレーションを統括するFIAが合法とお墨付きをつけたが)。今年はマクラーレンがFダクトといわれるレギュレーションの“抜け穴”をつくデバイスを持ち込み、今のところ合法と判断されそうな情勢だ。ただ、今年はモノコックやノーズなどがホモロゲーションによってシーズン中に設計変更できなくなり、Fダクトがマシン全体のパッケージングに関わってくることから直ちにこれが他のチームにマネされるかどうかは不透明。 5月からはヨーロッパラウンドが始まる。普段より1週多いインターバルがあるとはいえ、アイスランドでの火山の噴火の影響で予定通り開催されるかどうか心配だなあ。CLでアウェイ戦のバルサが12時間かけてバス移動したという話も聞くし。公式テストをするサーキットだから日程の都合がつけば順延というのはあるかもしれないが、今年は19戦もあるから簡単にスケジュールの都合がつくかどうか・・・。 あと、可夢偉のツキのなさはちょっと可哀想すぎる。クルマがまともに走らないわもらい事故でリタイアじゃレースも何もあったもんじゃないしねぇ。中国GPではシューマッハがオーバーテイクされるシーンがやたらカメラに抜かれまくっていたのはちと淋しいが、シューマッハが遅いんじゃなくてロズベルグが速いんだよ。予選はロズベルグの方が速いんだからさ。このまま黙っちゃいないと思うけどね。 ま、序盤戦の小手調べは終わったわけで、 コンサもそろそろ本気出していただきたいと強引に締めてみる。
2009年11月04日
ちょいと間が空いた。 今日は通院日。 試験が直前に迫っているのでなかなかブログを書くヒマがなくって・・・。 09年のF1シーズンはブラウンGPのダブルタイトルで幕を閉じた。 ホンダが撤退し、チーム存続すら危ぶまれたブラウンGPが開幕戦ではポール・トゥ・ウィン。序盤7戦中6勝という驚異的な成績で一気にリード。フェラーリやマクラーレンが伸び悩む中台頭してきたのがレッドブル。事実上この2チームにタイトル争いが絞られたが、安定したレースを続けたジェンソン・バトンがワールドチャンピオンに輝いた。 開幕前からいろいろなスキャンダルに見舞われた。マレーシアでは大雨になりハーフポイントレース。ハンガリーでのアクシデント。ピケJrがぶっちゃけたクラッシュゲート事件。BMWが撤退を表明し、えらいことになったなあと思ったところへ衝撃のニュースが2つも飛び込んできた。 ○ブリヂストン、「F1」用タイヤ供給から撤退へ ○<トヨタ>F1今年限り撤退 日本勢ゼロに 今のF1はタイヤも含めてマシン開発を行うので10年いっぱいというのはわかる。事実上のタイムリミットでもあるし。ブリヂストンの後はどこが受け持つんだろうか?ある意味マシンそのものより安全性が厳しく問われるので、新興メーカーには不安を感じるんだけど・・・。それにしてもトヨタも撤退かよ!F1命のホンダが撤退するくらいだからいずれ、と思ってはいたが・・・。予想以上に財務内容が厳しくF1にはゼニは出せないってことなんだろうなあ。いざ撤退って決めたらさっさと発表するあたりはらしいっちゃらしいけど(苦笑)。 以前にも書いたけど、F1っていろんな意味で転換期を迎えている。 自動車はもはや憧れではなく機能を満たせばいいという道具の1つになった。しかも、化石燃料から電気で走る時代に変わり始めているのに、エンジンはレギュレーションで雁字搦めで開発不可能でKERSもお蔵入り。どこかモータースポーツの意義そのものが危うくなっているような気がしてならない。 BMWやトヨタの撤退で自動車メーカー丸抱えっていう図式は多少なりとも崩れると思うので(ルノーもゴタゴタ続きだし)、その意味では“レース屋”が出てきやすくなったと思いたい。技術の最先端を競う“走る実験室”を目指すならドラスティックに環境を変えてもいいと思うんだがなあ。 アブダビで6位入賞の小林可夢緯は立派だったけど、来年果たしてシートはあるのか・・・。
2009年10月01日
今日から10月。
「○鳥の夏、日本の夏」というCMがあったが、
F1フリークにとっては日本の秋といえば誰が何と言おうと鈴鹿の秋なんである。
プロデューサーさん、鈴鹿ですよ鈴鹿!・・・ってノリがおかしいな。
が、日本のF1はやっぱり富士じゃなくて鈴鹿なんだよ。
F1を見始めて20年くらい経つ。
F1カレンダーは最近こそ欧州とそれ以外の地域の開催が半分ずつくらいだけど、この間ずっとF1が開催され続けてきたサーキットは鈴鹿以外ではモンツァ・スパ・シルバーストーン・モナコといった伝統あるサーキットくらいしかない(バルセロナやマニクールなどもあるけど)。モータースポーツ発祥の欧州ならいざ知らず、アジアでこれだけの実績を積むのは並大抵のことではない。
カレンダーの都合上、日本グランプリが終盤に行われワールドチャンピオン決定の舞台になってきた側面は確かにある。が、それだけでは鈴鹿がここまでF1が行われてきた理由にはならない気がするのだ。施設面では中国(上海)GPだって素晴らしいし、富士だって引けはとらないだろう。それでも今年の中国GPは4月開催で鈴鹿は例年通りの秋の開催。これは鈴鹿がそれだけの価値を持っている(≒終盤に行う)証だと思うのだ。
鈴鹿は特別な舞台。
日本人にとってはもちろんだが、F1を統括する側にもそんな思いがあるのではと思うのだ。
今年はワールドチャンピオン決定の可能性もある。ホント、日本人は幸せだよ。
だけど、地上波で決勝を生中継するなら予選もちゃんとやってくれよフジテレビ!
2009年03月29日
本当なら、そこにはホンダの名前があるはずだった。 撤退したホンダチームの後を引き継ぐこととなったブラウンGP。 開幕戦を予選・決勝とも見事にワンツーフィニッシュで飾り、実力で勝ってみせた。 驚きとうれしさがある中で、でも寂しさを感じずにはいられなかった。 09年のF1。大幅なレギュレーション変更とKERSの導入により、去年までの序列が一気に変わると予想されていた。予選はテストから前評判の高いトヨタが速さを見せつけた。某ヤホーのトピックスではトヨタが予選結果が抹消されたとあったので「早くも横ヤリが入ったか?」と勘繰ってしまったが、リアウイングの強度不足ということらしいからひとまずは物議を醸したディフューザーはおとがめなしということか。 今年は勢力図が一気に変わりそうというのは当たっているかもしれない。フェラーリはまだしも、マクラーレンがあんなに沈むとは・・・。週刊プレイボーイの川井ちゃんレポートはどうやら本当みたい(笑)。タイム抹消とはいえトヨタも予選から速かったし。スタートでバリチェロがミスをしたものの決勝もブラウンGPは安定して速く、ポールポジションのバトンはほぼ余裕のレース。トヨタは2台ともピットスタートにもかかわらず、トゥルーリ3位・グロック5位。中嶋一貴は実にもったいないレース。セッティングもそこそこうまくいっていたのに、ミスでリタイアとは・・・。「一貴のばかぁ!」と3回も叫んでしまったぞ。 今年はタイヤがスリックになったが、ソフトタイヤの特性がかなり難しそうで厄介モノになりそう。ソフトタイヤはスタート時にさっさと使ってしまって、ハードタイヤでのロングスティントの安定性を重視するチームが増えるんじゃないかなあ。タイヤじゃなくてマシンそのものとKERSでトータルの速さを上げるチームが増えると見るが・・・。 オーバーテイクシーンは格段に増えそう。と同時に接触も増えそう。 来週はすぐにマレーシアGPがやってくる。熱いマレーシアでのレースは冷却性能がシビアに問われる。ルーバーなどが今年は禁止されているから波乱も十分にありそう。例年より1ヶ月ズレているからちょっと違和感が残ったままだけど。地上波中継のOPとEDはそこそこ良かったと思う。ちょっと前のアメコミ風の残念なヤツよりははるかにマシ(苦笑)。不満を言うなら、ナレーションの声がちょっと好みに合わないのと、ロズベルグのキャッチフレーズがアレなこと。今時ディカプリオって・・・。
2009年03月18日
Jリーグが開幕したが、3月といえば通常はF1ももう開幕している。 しかし、今年はKERS(エネルギー回生システム)の解禁やテスト制限などの大幅なレギュレーション変更があり、開幕がほぼ1ヶ月遅れて3月29日となっている。まあ、KERSに関しては各チームが導入には慎重なようだけど・・・。 今年はレギュレーションによって空力パーツをゴテゴテとつけることが出来なくなったのでその意味ではいいんだけど、ウイングがすんごくバランスが悪く見える。フロントがやたら幅が大きくなった代わりにリアが恐ろしく狭くなってしまって、遠近法を無視したような感じになったその姿をコンバインみたいだとこき下ろした人までいるほどだ(ニキ・ラウダだっけ?)。 そんな中、ワールドチャンピオンを勝利数で決めるというニュースがあった。 今まではポイントを一番多く獲った人がチャンピオンで、ポイントが並んだ時は勝利数の多い方というやり方だった。これだと優勝回数が少なくても安定してポイントを稼いだ方がチャンピオンになれることがあるから、そう言った批判を受けてのものだとは思うが、わざわざ紛らわしくする必要があるんだろうか?今のポイントは優勝が10点で、以下8.6.5.4.3.2.1となっているが、一昔前みたいに優勝は10点のままで6.4.3.2.1に戻しても大した問題はないと思うが・・・。一時期にはメダル制にしたらどうかなんて話も浮かんだくらいだから、いろいろと試行錯誤していると好意的にとらえたいんだけど。 ダイさんのブログにおじゃました時に書いたんだけど、世界的な不況がモータースポーツには大きく影を落としている。日本だけに限ってみても、ホンダのF1撤退を初めとして、三菱のパリダカ撤退やスバルのWRC撤退などモータースポーツ自体が存在を否定されかねない事態になっている。 自動車産業そのものが斜陽化し始めていることもあるが、ことF1に関しては規模や金額が大きいだけに風当たりが強い。「そんな莫大なカネを注ぎ込んで何になるんだ?」みたいな。これだとイチャモンに近くて、そんなこと言ったらサッカーだってそんな玉蹴りして何が楽しいんだ?とか、野球だって棒きれで玉を打つだけで何が楽しいんだ?って話にもなるんだけど・・・。 少なくともF1はいろいろな意味で転換期に来ているなあというのを感じる。 テスト制限はコスト削減や制限の一環として始められたものだし。 とにかく新規スポンサーがつきにくい。それまではタバコ広告が全面禁止となっても、ボーダフォンやテレフォニカなどの通信事業やエミレーツなどの航空会社が入ってきた。最近ではRBSやINGなどの金融・保険といった業種がスポンサーとなっているが、今期限りというところも多い。 スポンサー自体が世界不況で苦しんでいてお金を出す余裕がない上に、F1がムダの象徴のような悪いイメージがつきまとい始めている。F1に関して言えば貴族の道楽のようなイメージがあるのは否定しないし、モータースポーツという観点で言えばアメリカのインディみたいにお金に制限がかかっているわけでもないので仕方ない面はあるのだが・・・。 いずれにせよ、何かしらの変化は求められている。 今のF1は自動車会社の代理戦争みたいなところがあるし、あまりに敷居が高くなりすぎた。スーパーアグリの例を出すまでもなくプライベーターは参加することすら事実上不可能になってしまっている。 ・・・とまあ、堅苦しい話を長々と綴ってしまったけど、レギュレーションの大幅変更がある時というのはそれまでの序列が一気に崩れることが多いから、単純に楽しめるであろうというのも事実。がんじがらめのレギュレーションのスキを衝いて、あっと驚くアイディアが現れるのもこういう時。マッサは雪辱に燃えているだろうし、ライコネンもこのまま黙っているとは思えない。フェラーリでお家騒動が起こったら面白いかも。今年は鈴鹿にF1が帰ってくる。開幕が楽しみだ。
2008年11月03日
えー、ようやっと観ました。F1最終戦・ブラジルグランプリ。 何というドラマティックな展開!F1史上にまた新たな歴史が刻まれたと言ってもいい。 これだから、F1を観るのはやめらんないんだよねぇ・・・。 チャンピオン争いはハミルトンとマッサの一騎打ち。条件は、 ハミルトン:5位以上。 マッサ:優勝の場合はハミルトンが6位以下。2位の場合は8位以下。 予選はマッサ1位、ハミルトン4位。が、勝利の女神はイタズラがお好きのようでスタート直前に突然のスコール。スタートを10分遅らせての決勝スタートと相成った。オープニングラップでいきなりクルサードがリタイア。ラストレースだったのに(泣)。即セーフティーカーが入る。これでレースが落ち着いて路面もドライコンディションになってきた。 基本的に勝つしかないマッサは飛ばしていた。7ポイント差は大きい。地上波実況も、去年ハミルトンがライコネンに7ポイント差をひっくり返された、とさりげなく煽る(笑)。ましてやブラジルグランプリはマッサにとっては母国グランプリでハミルトンには超アウェイ状態(笑)。通常のピットストップ終了時にはマッサ1位、ハミルトン5位。このまま決まるかと思いきや、レース終盤に信じられない展開が待っていた。 またしても雨が落ちてきたのだ。勝利の女神は・・・もういいか(苦笑)。 残り5周。上位勢が次々にレインタイヤに履き替える。この時点でマッサ1位、ハミルトン5位は変わらないものの、すぐ後ろからヴェッテルが迫っていた。そして残り2周、最終コーナー付近でついにヴェッテルがハミルトンをパス。この時点でハミルトンは6位に後退。 この時点で誰もがマッサの大逆転を信じただろう。 しかし、レースはそれで終わらなかった。ファイナルラップのまたしても最終コーナー付近で4位を走っていたトヨタのグロックが失速。トヨタはタイヤを替えないままギャンブルに出ていたのだが、これが裏目に出た。ハミルトンがギリギリで再び5位に滑り込み、大どんでん返しとなったのだった・・・。 実はついうっかり眠ってしまって、グロックの件も知った上で観てしまったのだが、実際に録画を観るまでは本当に信じられなかった。まさか、というしかない結末。ブラジルグランプリは時差の都合上、地上波も生中継。チェッカーフラッグの後の人々の姿や表情はとても印象的だった。歓喜から落胆に変わるフェラーリのピットクルー、マシンから降りて喜びを爆発させるハミルトン。 そして何と言ってもマッサ。 胸に何度も手を当てるその姿にはホントにウルッときた。 ブラジル国歌を聴き終わった後、両手を突き上げて涙を堪える・・・。 主役がマッサであったことには間違いない。 ポールトゥウィンの完璧なレース運び。それでもワールドチャンピオンには届かなかった。 モータースポーツに限らず、勝負の世界は何と非情で厳しきことか。 このレースも間違いなく永久保存版入り決定(笑)。 どうしてこんなにF1の話を長々と書いたか? それはF1というスポーツが僕にとってとても面白いものであること。 今回のレースがそれに値するものであったということ。 翻ってコンサは昨日の天皇杯も負けてしまった。 悔しいのを通り越して、また負けたのかと半ばそれを当然のごとく受け入れてしまっている。 いろいろなことがあった。これからもいろいろなことがあるだろう。 でも、前を向いていくしかないんだよなあ。 マッサの胸に何度も手を当てる仕草にウルッときたのはそんなことをふと思ったからなのである。
2008年09月15日
あー眠い。 ○たさんのブログのタイトルを見て「なにぃ!?」と驚いた。 で、3時に帰ってきたにもかかわらず、予約録画してあったF1を急遽観ることにした。 なるほど、雨で予選から大波乱だったのね。 優勝したベッテルがポールポジション、チームメイトのブルデーが4番手。マッサの6番手というのはまだしも、ライコネン14番手、ハミルトン15番手。雨で波乱が起こることはままあるが、ここまでとは。そんな難しいコンディションの中、トヨタが2台ともトップ10に入っているのは好調ぶりがうかがえる。 で、決勝。勝利の女神はイタズラがお好きのようで(笑)。 4番手のブルデーがフォーメーションラップでスタートできず最後尾に。セーフティーカーが先導する中でのスタート。セーフティーカーのドライバーもヒヤヒヤだったろうなあ。ベッテルが勝ったというのをわかった上で観ているから、ベッテルがポールトゥウィンで優勝というのはイマイチ感動が薄くなってしまった。むしろ、ハミルトンの強引なまでの抜きっぷりが目についた。丸くなる前のセナのような「とにかく抜くんだ!」というのがひしひしと感じられるオーバーテイク。こういう書き方をしたらセナのファンは「一緒にしないでくれ!」と目をつり上げて怒るかもしれないけど・・・。 けど、今回のレースはそこここでオーバーテイクが見られて退屈せずに済んだ(苦笑)。マッサがロズベルグをオーバーテイクした時は思わず声が出そうになった。普通、雨の中で縁石に乗り上げて抜くのはリスクが大きいからあまりしないと思うのだが、やっぱり地元モンツァとあってはタイトル争い以上に期するものがあったということなのだろう。 マッサが6位、ハミルトンが7位でフィニッシュ。タイトル争いではハミルトン78点、マッサ77点。ライコネンは9位でノーポイント。20点差だからちょっと厳しくなってきたかなあ。ただ、コンストラクターズの方が大変。フェラーリにとってはライコネンの失速が頭の痛いところ。チームクルーはプロだからマッサにもライコネンにも全力でサポートするだろうけど、付き合いはマッサの方が長いしねえ・・・。 で、ベッテルがポールトゥウィン。ベッテルのいるトロロッソの前身はミナルディ。コンサのようなと言ってはアレだけど、プライベーターの貧乏チームで上位争いに顔を出すことはほとんど無くて。でも、愛されたチームだった。なんとかかんとか生き残り、ルーキードライバーがF1の世界に慣れるには最適のチームだったといってもいいかもしれない。 トゥルーリやフィジケラ、そしてアロンソもこのチームで走っていた。片山右京もラストシーズンをここから参戦していた。地上波中継で右京さんがウルウルしていたのは全く持って納得。スーパーアグリの撤退など、今やF1はプライベーターには厳しすぎる状況にある。中嶋一貴のいるウィリアムズだって今までの実績がなかったら果たして生き残れていたかどうか・・・。 F1ドライバーの中で表彰台に上ることができるのは1割もいないというのをどこかで聞いたことがある。表彰台に立つことすら難しい中で、一気に表彰台の一番高いところに立つことができたベッテル。今年はトップチーム以外はそれほど差がない状況ではあるが、運を見事に味方につけて実力で逃げ切っての優勝。去年は雨の富士で大失態を犯したが、この優勝で3倍返しどころか10倍返し(笑)。なんてったってグランプリウィナーだもんね。 トロロッソに関しては来年のドライバーズラインナップは未定。琢磨がテストを受けるというのは聞いてはいるけど、日本グランプリで緊急参戦ってのはいくらなんでも飛躍しすぎでしょ。淡い期待は持つことにするけど(笑)。
2008年08月04日
ハンガリーはモナコほどではないがとにかく抜けない低速サーキット。そのため予選順位が重要な意味を持つ。予選はハミルトン・コヴァライネンのマクラーレン勢がワンツーで、マッサ3位、ライコネン6位。注目はトヨタ勢でグロックが5位。トゥルーリが9位。2台ともにトップ10入りなのは中位グループではルノーしかないのを考えると好調ぶりがうかがえる。 で、決勝。 スタートでマッサが3番グリッドから一気にトップに躍り出る。奇数グリッドが有利とはいえこれは圧巻だった。しばらくはマッサがレースをリードする展開が続く。そしてグロックが1回目のピットインの時に給油に失敗しタイムロス。まあ、これはすぐに給油機を入れ替えて最小限に食い止めたようだったが。森脇さんの解説によると、クーリング(冷却)が厳しいハンガリーではエンジンルームが高温の状態なのでちょっと燃料が漏れるとすぐ引火する、ということらしい。ブルデーが消火剤食らってたし(苦笑)。 中盤から後半に入りかけた時、2位を走っていたハミルトンが左フロントタイヤがパンク。なんとかピットに戻ったが、大きく順位をロス。ピットストップが終わった時点ではグロックが3番手と表彰台圏内だったが、後ろにライコネンが迫っていた。グロックが抑えきれるか注目されるところだったが、とんでもないドラマが待っていた。なんとトップを独走していたマッサが残り3周の時にエンジンブローでマシンストップ。唯一の抜きどころであった1コーナーはイエローフラッグで追い越し禁止。ライコネンはこの時点でオーバーテイクを諦めざるを得なかった。 優勝はマクラーレンのコヴァライネン。うれしい初優勝だ。クビサに続いて新たなグランプリウィナーの誕生。グロックもうれしい2位表彰台。ライコネンが3位、以下アロンソ・ハミルトン・ピケJr・トゥルーリ・クビサと続いた。トヨタにとってはダブル入賞でホクホク顔だろう。一方のホンダは・・・今は何も言うまい(苦笑)。2週のインターバルを置いて、次はヨーロッパGPが待っている。 ・・・さあ、ネタ作りにいそしむかなあ。
2008年07月08日
地上波では中嶋悟の雄姿をフィーチャーしながらの中継であった。デビューイヤーの87年のイギリスグランプリは中嶋は4位入賞。確かホンダ1・2・3・4の快挙を達成したレース。今や中嶋一貴が立派にF1を戦っているのだから時の流れは速い・・・。 予選から荒れたレース。 1位コバライネン・2位ウェバー、その後はライコネン、ハミルトン、ハイドフェルド、アロンソと続く。 オープニングラップも大変なことに。2位のウェバーがスピンして大きく順位をダウン。 ウェットレースとなったこのレースはあちこちでスピンが続出。中盤戦は途中寝てしまった(泣)。 が、前回のフランスに続いて今回もバトルは終盤戦に待っていた。 5位のアロンソが6位コバライネンを必死に押さえる。そこに後ろから中嶋一貴・トゥルーリが追いついて4台のバトルに。最終的にはコバライネンが何とかアロンソをパスして5位。中嶋一貴はトゥルーリにかわされたものの8位フィニッシュでポイント獲得。予選15位から荒れたレースを生き残りポイントゲットは立派。レース終了後のインタビューで悔しさをにじませていたのが頼もしい。見た目にはチャンスはあったしね。 ハミルトンがうれしい母国グランプリでの優勝。日本勢はバリチェロが予選16位からの3位入賞。そういや初ポールも初優勝も雨がらみだったなあ。トゥルーリ7位、中嶋が8位。トゥルーリはノってるなあ。中嶋をパスしたのは彼自身の力もあるが、本家の意地の方が大きいか(笑)。 ドライバーズポイントもハミルトン・マッサ・ライコネンが48で並んでクビサが46。去年はマクラーレンでアロンソとハミルトンがチームメイト同士で火花を散らしたが、今年はフェラーリでそれが起こるかも。今回はマッサはノーポイントだったが、ライコネンの下にいるという意識は持っていないだろう。BMWもハイドフェルドが2位に入り、チーム状態はいい状態を保っているから後半が楽しみだ。 次の第10戦はドイツ。 あれ、今年はホッケンハイムだっけニュルブルクリンクだっけ? なにせ、てっきりフランス・イギリスは連戦だとばっかり思っていたもんで・・・。
2008年06月23日
F1のカレンダーはいろいろと変わることがあるが、フランスから始まる高速3連戦は僕が知る限りここ20年近く変わらずにいる。フランスグランプリはF1の中盤戦の始まりを告げるのである。 ・・・とまあ、前置きはこれくらいにして。 今回はレース全体ではあまり変化がなかったので、トヨタに絞って書いていこうと思う。 2年ぶりの表彰台(どこだったか忘れた・・・)。トゥルーリがとにかく頑張った。 前のカナダではグロックと共にダブル入賞。予選でも前の方に並ぶようになり、混戦のセカンドグループの中でも自力をつけつつある。 地上波中継では「亡きオベ・アンダーソンに捧ぐ」といった感じで実況していた。ちょっと感情移入しすぎじゃないの?なんて茶々も入れたくなったけど、トヨタのスタッフ達は特別な気概を持って挑んでいたし、マシンにも(たぶん喪章として)黒いラインを入れていた。トヨタがF1チームとして戦うことができるのも彼の存在があったからこそ。なので今回は許してあげよう(って上から目線だなあ)。 終盤のコバライネンとのバトルは久々に見入ってしまった。 どちらもピットワークを終わって、コース上でのドライバー同士のガチンコ勝負。 相手はちょっとフェラーリにおいていかれそうとはいえ天下のマクラーレン。コバライネンもマクラーレンに来てからはイマイチ結果が振るわず、どうしても表彰台に立って実力を証明したかったはず。 サイドバイサイドの上を行くホイールトゥホイール。それどころか、軽くヒットしてあわやコバライネンが前に出るかというところをすんでのところでトゥルーリが3位を守りきった。本来ならトゥルーリが譲っても良かった場面かもしれない。しかし、今回は違った。絶対に譲らない!という気迫を感じた。 あの状況で踏みとどまったコバライネンもさすがと思わせてくれた。が、今回はトゥルーリの執念が勝ったという感じ。オベ・アンダーソンが守ってくれたというのはちょっとリリカルに過ぎるけど、そう思わせるだけの何かがトゥルーリにはあったように見えた。 フェラーリがワンツーで制し、望みうる最高の結果となったトゥルーリ。 来週はすぐに「お約束」のイギリスグランプリが待っている。 それにしても、今回は中嶋一貴は振るわなかったなあ。国際映像にはほとんど映らずじまい。今年は予選タイムがかなり拮抗しているからきっかけさえつかめれば上に行くチャンスはある。Q3に常に出られるようにするのが当面の予選での目標になるだろう。 昨日のバーレーン戦など、その他もろもろはまた後で・・・。
2008年06月10日
琢磨がアロンソをオーバーテイクしたシーンを見て絶叫したのが去年のこと。時の流れは速い。 去年に引き続いて予選はハミルトンがポール。クビサが2位、フェラーリ勢はライコネン3位、マッサが6位。 スーティルがストップしてセーフティーカーが入り、ここからレースが波乱の幕開け。ちょうどピットストップのタイミングに重なるタイミングだったため、上位陣がこぞってピットイン。久しぶりに白熱したピット競争が見られるぞと思っていた矢先、ピットの出口であろうことかハミルトンがライコネンに追突。 今年からレギュレーションが変更になり、ピットの入り口と出口にシグナルがあってシグナルが青にならないと出入りができなくなった。どういう経緯なのかはわからないが、入り口は青だったのだが出口のシグナルは赤のまま。なので、先にピット作業を終えたライコネンは出口で停止して待っていた。そこへハミルトンがオカマを掘ったといった格好。「シグナル赤だっただろう?」「見えなかったんだよ」なんて会話があったどうかはわからないけど・・・。 予選5位のロズベルグもフロントウイングを壊して1回余計にピットストップするハメになり順位を落とす一方で、上位陣が一気にいなくなったため予選12位の中嶋一貴が3位にジャンプアップ。これで一気にテンションが上がった(笑)。 今回はそこここでバトルが見られたので、その意味では退屈せず見ることができた。中嶋一貴はピットインの後でバトンに接触した影響で残念ながらリタイア。そんな中、トヨタ勢がグロック4位、トゥルーリ6位とダブル入賞。ホンダもバリチェロが7位入賞。終盤の数周ではあったがグロックがマッサを抑えきったのは立派。 優勝はBMWのクビサ。去年大クラッシュであわやということになったカナダでうれしい初優勝。2位にはハイドフェルドが入りなんとBMWのワンツーフィニッシュ。これでドライバーズチャンピオンシップもクビサがトップになり、つまんなく感じ始めていたF1シーズンが俄然面白くなってきた。 それにしてもピケはこのままではシートはかなり危ない。ワークスマシンに乗って予選15位ってのはねえ。決勝もリタイアしちゃったし。さっさとクビにして琢磨を使ってくれないかなあ。 ともかく、次のフランスが楽しみだ。
2008年05月12日
今回はF1の話。 タイトルの通り、久しぶりにテンションがブリ下がりの状態。 だって、ただでさえスーパーアグリが撤退で寂しさいっぱいなのに、中嶋一貴がスタートでいきなり接触リタイア・・・。おまけにバトンの抜かれっぷりが悲しい。 どこに焦点を置いていいものやらと思っているうちに淡々とレースが進み、マッサがポール・トゥ・ウィンでフィニッシュ。・・・なんだかなあ。 次回はモナコだからまだ見ようもあるけど、このままフェラーリの独走を許したらチャンピオンシップがつまんなくなりそうで心配。 ・・・はあ。
2008年04月08日
早起きしてバーレーンGPを見た。珍しく完走率の高いレースだった。至る所で接近戦が繰り広げられたが、個人的にはライコネンのオーバーテイクが一番すごかった。ああいう滑りやすい路面ではライコネンは強いよなあ。去年の富士でも「そこで抜くか!」って抜き方をしたし・・・。 驚きといえば、ここまで3戦を消化してコンストラクターズのトップがBMW(30点)ということ。絶対的な速さはフェラーリなんだろうけど、コンスタントに走ってポイントを重ねて2番手集団から抜け出した感がある。実質的に2戦で29点のフェラーリが本命なのは動かしがたいだろうが、それでも今年はけっこうBMWがからんでくるレースは多くなりそうで、マクラーレンとの2強対決とはいかない気がする。クビサは予選でポールも獲ったことだし。 日本勢では、トヨタが(と言うよりトゥルーリが)頑張っている。ある程度の戦闘力はあるのかなあと感じたが、でも優勝は無理だろうなあ。「カイゼン」では表彰台の真ん中には立てない。個人的にそう思っているもんで・・・。 さて、2週開いてスペインからヨーロッパラウンドが始まる。序盤戦の「準備運動」が終わって、各チームがどんな進化を遂げるか。中嶋一貴には予選のマネージメントをもう少しうまくやってほしいなあ。アクシデントに左右されたこともあるけど、常にトップ10を狙える位置にいてほしい。粘りの走りは見せてくれたのだから、あとは攻めの走りを見せてほしい。 楽しみだなあ。
2007年10月23日
さて。 泣いても笑っても、このレースで全てが決まる。時差の都合上、地上波も生中継。チャンピオン決定のレースとあって、地上波もわかりやすい実況を心がけたようで(笑)、逐一その時点でチャンピオンが誰になるかを説明していた。 ハミルトン 107p:2位以上でOK。 アロンソ 103p:優勝ならハミルトン3位以下など4pを逆転(同点ではダメ)。 ライコネン 100p:2位以上が絶対条件。後は2人の結果次第。 予選はハミルトン2位、ライコネン3位、アロンソ4位。順位通り決勝も終わるとハミルトンがチャンピオン。が、この予選順位がスタートに微妙な影を落とす。 スタートダッシュは奇数グリッドの方が有利。ポールのマッサに続くようにしてハミルトンをパス。アロンソもハミルトンの一瞬の隙をつき3位に躍り出る。プレッシャーか若さか、ハミルトンはアロンソに追いつこうとした時にオーバーランして順位を7位にまで落としてしまう。山本左近がコースアウトから戻ってきたフィジケラにぶつかってリタイア。ちょっとツキがなかったか。 ハミルトンがペースを上げ始めた8周目、突如としてギアボックストラブルが発生。何とか治ったもののほぼドンケツにまでポジションを急降下。しかし、ここからのハミルトンは正に怒濤の追い上げで10位まで戻してくる。 1回目のピットストップ。ハミルトンはソフトタイヤ&ショートストップでポジションアップを目論む。マッサ、ライコネン、アロンソの位置関係は変わらず。中嶋一貴もだいぶ引っ張ってピットインをするのだが車を止めきれずピットクルーを轢いてしまうアクシデントが発生(クルーは軽傷らしい)。ハミルトンは9位に上がった時点でもう1度ピットストップ。これで上位陣と残りピットストップの回数が並ぶが周回遅れになってしまう。 2回目のピットストップ。ここまでアロンソはペースを上げられず3位キープが精一杯。そしてマッサとライコネンの位置関係。マッサが先に入り、前が開いたライコネンはここから攻めまくった。かつてシューマッハが得意とし、現代F1の勝利の方程式となったピットストップによる逆転劇。ライコネンはそれを着実に実行した。 ピットレーンの出口。コース上では後方からマッサが迫る。手に汗握る瞬間。ギリギリでライコネンがマッサの前に出る。この時は力入ったなあ。ライコネンが逆転した時点では、ライコネン1位、アロンソ4位、ハミルトン8位。ただしハミルトンはもう1回ピットストップしなければならず作業終了時には9位。アロンソの前を走っていたクビサが3ストップで後退しアロンソは3位に復帰。 ハミルトンが必死に食い下がるが、7位がやっと。レースの結果はライコネンが優勝で今期6勝目。アロンソが3位。よって、ドライバーズチャンピオンシップはライコネン110p、アロンソ109p、ハミルトン109pとなり正に大逆転でライコネンがタイトルを獲得することとなった。 日本勢はトゥルーリが8位入賞。トヨタは何とか帳尻を合わせた格好。奇しくも父親と同じブラジルGPがデビューレースとなった中嶋一貴は予選19位から盛り返し10位完走。これは評価に値する。琢磨は12位完走。琢磨もちゃんとレースをしていたのは良かった。 チャンピオンの行方があっちへ行ったりこっちへ行ったりと最後まで目の離せないレースだった。晴郎ちゃんじゃないけど、いやあ、F1って本当にいいもんですね。このレースだけをとっても、今年全体のシーズンを通してみてもドラマがあった。 これだから、F1を見るのはやめられないんだよね。 今回はレース展開に絞って書きましたが、感想はまた改めて書くことにします。いろいろ思うところがあるので・・・。 では。
2007年10月22日
さて。 F1最終戦・ブラジルグランプリ。 情報を遮断し、寝過ごさないよう十分眠って、ようやっと見ることができました。 結果は、ライコネンが勝利。 そして、ドライバーズチャンピオンも大逆転で獲得。 素晴らしいレースでした。 レースの模様や感想は明日以降書きますが、しばらく「語れる」のは間違いないです。 今日はここまで。 では。
2007年10月09日
さて。 ハミルトンがルーキーイヤーでチャンピオン獲得というとんでもない快挙に王手をかけて迎える中国GP。時差がないため、日曜の夕方から情報を遮断していました。 でも、正直あまり見る気がしなかったんです。 予選結果は、ハミルトンがポールポジション、逆転を狙うアロンソが4番手。しかも台風が接近中とか。これじゃ富士と同じ展開になるのでは・・・。ハミルトンに勝ってもらっては困るのだ。優勝でなくてもアロンソが2ポイント以上差を詰めなければチャンピオン決定というかなり有利な状況。 しかしというか、やっぱりというかF1は一筋縄ではいかない。 先に結果から言うと、チャンピオン決定は次の最終戦・ブラジルGPに持ち越し。しかも、ハミルトンがノーポイント、ライコネンが勝利しアロンソは2位。これにより、ポイントはハミルトンが107、アロンソが103、ライコネンが100となり、ライコネンにも逆転チャンピオンの可能性が出てきたのである(ポイントは、優勝が10。以下8、6、5、4、3、2、1)。 雨の上海インターナショナルサーキット。 ウェットレースではあるが、富士の時と違って大雨ではない。しかし雨の降り方によってはレース展開は波乱含みとなる。スタートは、アロンソが並びかけるがおおむね綺麗なスタート。しかし、ウェットレースということであちこちで抜きつ抜かれつの丁々発止が展開されていた。富士とは対照的にちっとも眠くならないレース展開(笑)。序盤の主役はトヨタのラルフ・シューマッハ。来期のシートが危なくなっているせいか(?)ガンガン仕掛けていた。 1回目のピットストップが終わり、路面が乾き始める。タイヤをドライにすべきか迷う難しいレース状況の中、ライコネンが仕掛ける。僅かなスキを見逃さず溝のないウェットタイヤで(!)オーバーテイク。ハミルトンがこの後ペースを一気に落とす。やはりタイヤが厳しかったようでピットに向かったのだが、あろう事かピットロードをオーバースピード。サンドトラップに捕まりピットにたどり着けず何とリタイア。ハミルトンがもがいている間、ずっと「止~ま~れ、止~ま~れ」「降~り~ろ、降~り~ろ」と画面に向かって呪詛しておりました。ハミルトンが降りた瞬間ガッツポーズしましたよ(笑)。 終盤の主役は、富士で散々だったヴェッテル。上位陣がピットストップを終わった段階で何と4位につけていた。バトンが何度か仕掛けるものの4位を守りきり、ダメドライバーのレッテルを見事に払拭。ヴェッテルのいるトロロッソは、6位にリウッツィも入賞しコンストラクターズポイントをこのレースだけで一気に8ポイントも稼ぎ、スーパーアグリを上回った。ちっ。 優勝はライコネンで今期5勝目。その後はアロンソ、マッサと続きホンダのバトンは5位でフィニッシュ。泣いても笑っても、最終戦のブラジルで雌雄を決することとなった。F1の神様は粋な演出をしてくれる。ハミルトン有利に変わりはないが、俄然面白くなったことは間違いない。 ハミルトンは勝ったレースは全てポールトゥウィン。確かにそれはそれですごいことなのだが、やっぱり「腕」で抜くってのがないとつまらない。コメントがやたら優等生的なのも、イマイチ好きになれない理由。 ま、ともかく、ブラジルが楽しみ。 では。
2007年10月02日
さて。 思いっきり周回遅れのレポート(ってほどのものでもないか・・・)です。正直、テンションが上がりません。時間がかなり経っていることもあるし、雨のレースだったし、レース以外のところで何かとケチがついちゃったし・・・。 今年は富士スピードウェイでの開催。 1.5キロもあるホームストレート。かといって、ダウンフォースを削りすぎるとインフィールドがどうにもならなくなる・・・。タイプとしては、かつてのエストリルサーキットに近いのかなあ、という印象。 逆転でチャンピオンになるためには、絶対に勝たなければならないフェラーリのライコネン。ところが、予選はハミルトン・アロンソのマクラーレン勢がワンツー。フェラーリは2列目に。・・・この時点でちょっとテンションが下がってた(笑)。 決勝は、セーフティーカーが先導してのスタート。19周もぐるぐる回ってやっとレース本番。実況でも話があったが、フェラーリはギャンブルに出ていたようで、通常のレインタイヤを履いていたがこれがモロに裏目。とても通常のウェットで走れる状態ではなく、1回余計なピットストップをする羽目に。 レース再開後は、それなりにオーバーテイクシーンはあったが、チャンピオン・アロンソがまさかのクラッシュでリタイア。このクラッシュでまたセーフティーカーが入るのだが、それまで2位を走っていたマーク・ウェバーが3位のS・ヴェッテルに追突されるという悲劇が起こる。 マーク・ウェバーのいるレッドブルとヴェッテルのいるトロロッソは兄弟チーム。言ってみれば仲間内で潰し合うという最悪の展開。しかもオカマを掘ったヴェッテルも結局リタイア。トロロッソは、かつてのミナルディが前身のチーム。新体制にはなったものの、スーパーアグリやスパイカーとドンケツ争いをするほどの下位チーム。何とも、もったいない・・・。 日本勢、特にホームコースともいえるトヨタが何とも締まらない。ラルフはリタイア、トゥルーリも入賞できずと散々。雨のレースで久しぶりに2時間レースになるかと思われたが、ギリギリで規定周回数通りのレースとなった。結局、ハミルトンがポールトゥウィンで今期4勝目。ドライバーズチャンピオンに王手をかけた。 終盤のライコネンのオーバーテイクは執念を感じたが、それでも3位が精一杯。でも、これはライコネンを責めるのはかわいそう。あの状況ではこれより上は無理だったろうし。最後の最後でマッサがクビサをかわしたシーンはすごかったけど。 ただ、今回のレースはいろんな意味で後味が悪かった。寝過ごしてレースを見逃したという個人的なものはひとまず置いといて(笑)。今回は交通渋滞を防ぐため、チケットアンドライド方式が採られたとか。簡単に言えば、チケットとサーキットまでの交通手段(シャトルバスなど)をセットで販売するというものらしいが、簡易舗装をした道路が陥没して4時間も足止めを喰らったとか、決勝レースに間に合わなかった観客がいたとか、とにかくトラブルの連続。 しかも、第1コーナー近くの席がレースが見にくい(というより見えない?)とクレームが殺到し、3億だかの払い戻しがあったとか。月曜のスポニチで「大失態」と1面にデカデカと載っていたし(苦笑)。一応隔年開催ということだから再来年には行われるんだろうけど・・・大丈夫か? 長々と書いてしまいました。 では。
2007年09月18日
さて。 通院を済ませて帰ってきました。 睡眠不足は良くないですね。仕事してても、精神的に余裕がなくて・・・。まあ、今日は休みなのでゆっくり眠れるんですけど。 本題。 といっても、正直テンションがあんまり上がりません。なにせ、マクラーレンはコンストラクターズのポイント剥奪。チーム戦という視点では感情移入しにくいわけで。まあ、ドライバーのチャンピオン争いはそれなりに白熱してきたので・・・。 予選は、ライコネン・マッサ・アロンソ・ハミルトンの順。ライコネンはここでの優勝が絶対条件なだけに、まずは一安心。スタートはアロンソとハミルトンが火花を散らす。1コーナーのラ・ソースを抜けた後、アロンソがハミルトンを弾き飛ばす。それでもハミルトンは怯まず、2台並んでオー・ルージュへ・・・。このシーンは力入りました。 でも。 あとは、淡々とレースが進んでいく・・・。天気の良いベルギーGPなんて、ナントカの入らないコーヒーのようで何だかしっくり来ない(苦笑)。上位4台は接近戦になかなかならないし・・・。モンツァとの連戦で、派手なエンジンブローが随所で見られるかと思いきやそれもない。琢磨がバトンをオーバーテイクしたのが唯一スカッとしたシーン。 結局、上位4台はそのままの順位でフィニッシュ。フェラーリのコンストラクターズチャンピオン決定はまあ当然として、ドライバーズチャンピオンシップがハミルトン97・アロンソ95・ライコネン84となり、ライコネンも一応チャンスが出てきた感じ。 もっとも、ライコネンは次の富士も勝つのがほぼ絶対条件で、ハミルトンが表彰台を逃すくらいに沈んでくれないと厳しい。今日の順位で富士も決まれば5ポイント縮まるから、実質的にはフェラーリのワンツーが条件(これならハミルトンが3位でも4ポイント縮まる)。マッサがどこまでやれるか。カギを握りそうである。 次の日本グランプリは生中継。夜勤明けですが、寝不足決定です(笑)。 ・・・それはともかく、トヨタもホンダも未だに本家が分家を上回れないのはどういうことなんだろう(苦笑)。 あと、たぶん地上波だけだろうけど、キムタクの露出が多すぎ(もひとつ苦笑)。 こんなところでしょうか。 では。
2007年09月10日
さて。 イタリア・モンツァサーキットといえば、フェラーリの地元。ポイント争いの上でも、絶対に勝たなくてはならないレース。ところが、予選はマクラーレンのワンツー。この予選結果はネットで知ったのだが、正直この結果を聞いて「これは・・・」とかなりテンションが落ちてしまっていた。 でも、やっぱり見ちゃうんだな、これが。 決勝はスタートでライコネンが4位にポジションアップ。マクラーレン対フェラーリの図式ができあがって、さてどうなるかと思った矢先マッサがトラブルでいきなりリタイア。 そりゃあないぜ・・・。またしてもテンションが下がる。しばらくはバトンとロズベルグの8位争いに注目。やっとホンダも調子が上向いてきたようだったが、結局はパスされる。うーむ・・・。 マクラーレンが順調にピットストップをこなす一方、ライコネンがなかなか入らない。2回のピットストップがセオリーといわれる中、ライコネンは1ピットストップのギャンブルに出ていたのだ!ソフトタイヤをチョイスしていたのは予選5番手ということを考えればまあ納得のいく範囲。まさか、1ピットストップとは・・・。 実際、このギャンブルは成功し、2度のピットストップを終えたハミルトンを出し抜きトップに立った。しかし、ハミルトンがもっと凄かった。ズバッと、という表現がぴったり来るオーバーテイクを見せライコネンをパス。タイヤの差もあるにはあったが、物凄い抜き方だった。憎たらしいなあ、全く。 結局、マクラーレンが敵地でワンツー。フェラーリにとってはこの上ない屈辱。西岡アナの実況を聞くまで気がつかなかったが、モンツァでマクラーレンは初のワンツー(予選含めて)。そういえば、セナプロがマクラーレン時代に唯一勝てなかったのがこのモンツァだったっけ・・・。 ホンダのバトンが抜かれはしたものの、予選10位決勝8位とようやっと復調の兆し。 息つく間もなく、次の日曜はベルギーグランプリ。セナプロ時代から見ている僕としては、スパのレースがないのは何か物足りない。屈指の高速サーキットで、かつドライバーの腕が試されるサーキット。西岡アナではないが、モンツァ・スパ・富士スピードウェイと続く3連戦こそ真の高速3連戦。スパではいくつエンジンが壊れるんだろう(笑)。 そういえば、日本グランプリは2009年から鈴鹿と富士の隔年開催となるようで・・・。ドイツのパクリとも言えるがやっぱりF1は鈴鹿だよなあ。隔年開催ならまあよしとしなければならないんだろうなあ。 ひと寝入りします。 では。
2007年08月27日
さて。 朝のエントリーでも見ていたのですが、改めて見直しながらの今回のエントリー。 夏休み明けのトルコグランプリ。 前回のハンガリーグランプリでお家騒動が勃発したマクラーレン。表面上は和解したようだが、アロンソが移籍するのでは、という噂まで出る始末。予選では、フェラーリが1-3。トヨタのトゥルーリが9位というのはともかく、スーパーアグリのデビッドソンが11位というのにびっくり。資金難で株式売却の噂が絶えない中、本当によくやっている。 スタートは、予選4番手のアロンソがスタートダッシュに失敗し、BMW勢に割り込まれてしまう。偶数グリッドが汚れていて不利な面がもろに出た格好だ。逆にフェラーリはワンツーを確保する理想的な展開。トゥルーリは接触されて大きくポジションダウン。 今回は、フェラーリは攻めていた。あえて、最初にソフトタイヤを選択しスタートダッシュに賭けた(通常は、スタート時はハードタイヤを選択するのが一般的)。有利なグリッド上にいたこともあるが、この作戦が見事に功を奏して、最初のピットストップを無事に終えた時点で事実上ケリがついたというのは言い過ぎか。スタートダッシュで一気にリードを広げ、そのまま逃げ切るというかつてのミハエル・シューマッハが得意とした戦術が見事にはまった格好。 終始優位を保ったフェラーリがワンツーフィニッシュ。ドライバーズチャンピオンシップでもコンストラクターズチャンピオンシップでも、このワンツーは大きい。ハミルトンは終盤にタイヤがバーストし5位。アロンソは何とか3位に入った。 次はフェラーリの地元・イタリアグランプリ。ここでフェラーリがワンツーならかなり白熱する。なんとしても、勝ちに来るだろう。・・・ところで、マクラーレンのポイント剥奪ってハンガリーだけだったのかなあ? では。
2007年08月06日
さて。 今回は予選終了後に大事件が発生。 それまでトップを走っていたマクラーレンのコンストラクターズポイントが剥奪されたのである。アロンソが予選中にハミルトンのタイムアタックを妨害したという理由かららしい。 で、出た!バーニーの現場介入!(←ますだおかだの岡田のノリで読んでください)ってな感じ。久々に見る生々しいまでの政治劇。が、これもやっぱりF1の一部なのだ。 一応、解説。バーニーとは、バーニー・エクレストンのこと。長い間F1全体を仕切る現場監督と思っていただければ、ほぼ間違いありません。 実際にペナルティを科すのはFIA(国際自動車連盟)。しかし、この人の存在が無視されるということはあり得ず、この人に睨まれたらF1じゃ生き残っていけないというくらい現場への影響力が大きいのである。 この人に比べたら何かと現場に口を突っ込むヤンキースのオーナー、ジョージ・スタインブレナーなんぞかわいいもの。ましてや、ナベツネなんざミジンコ以下(笑)。 しっかし、今回のペナルティは見事なまでのオフサイドトラップといった感じ。最初、ポイント剥奪の理由はフェラーリとの間で起こった機密漏洩疑惑からと思っていたのだが、そうじゃなかった。まあ、全く影響がないとはいわないけど。だけど、これで密かにおいしい思いをしたのがドンケツチームのスパイカー。ポイントが獲れれば分配金がもらえる可能性があるからだ。 今回のペナルティがあまりに影響が大きすぎて正直レース展開がどうでも良くなった感じがあるのだが(苦笑)、一応おさらい。このペナルティによってコンストラクターズポイントのトップはフェラーリ、しかも、アロンソはせっかくポールポジションを奪ったはずがハミルトンを妨害したと判断されて、グリッドを5つ降格されたあげくハミルトンにポールをさらわれるという、まさに踏んだり蹴ったり殴られたり(笑)。 結局、ハミルトンがポールトゥウィン。アロンソは必死に追いかけるが4位が精一杯。日本勢はトヨタのラルフ・シューマッハが6位フィニッシュ。だけど、個人的には印象が薄い(笑)。 しかし、今回のレースはハミルトンがチームの指示を無視したらしいというのが気になった。ハミルトンといえばとにかく優等生というイメージが強かったのだが、やっぱりF1ドライバーってのは「オレが1番速いんだ!」という強い矜持があるものだし、そうでなければここまで上がってくることはできない。F1はそういう世界。 が、マクラーレンは伝統的に規律を非常に重んずるチーム。ハミルトンの「造反劇」とも言える今回の一件は、チャンピオン争いはもちろん、チーム内にも少なからず影響するだろう。表彰式にもマクラーレンのスタッフは姿を見せなかったらしいし・・・。 2週間の夏休みを経て、次はトルコグランプリ。 あとは、明日の弾丸ツアーに向けて持ち物を確認するだけだが、その前に今日も夜勤が待っている・・・。 なので、もうひと寝入りします。 では。
2007年07月23日
さて。 真夏の高速3連戦の最後を飾る第10戦ドイツグランプリ。 ドイツグランプリがニュルブルクリンクで、というのが違和感たっぷり。(去年まではホッケンハイムだったから) 今回は予選からアクシデント続出。 ハミルトンが予選でクラッシュしてひょっとして出走できないかもと思ったが、無事出走。ちっ、面白くねえ。フォーメーションラップが始まる頃に突然の雨。しかも、スタートしてからみるみるうちに大雨に。おかげでスピン・クラッシュが続出。だいぶ前のスパでマルチクラッシュがあったよなあ、なんて思っているうちに赤旗中断。 再開直後もレースが落ち着くかなあという頃に誰か彼かがストップするという、正に「寝かせないぞ!」という展開。おまけに、残り10周を切ってからまた雨が降ってしまい、もうしっちゃかめっちゃか。アロンソのオーバーテイクシーンは力入ったけど。 結果は、アロンソの勝利。ライコネンはどうもニュルブルクリンクと相性が悪いのかリタイア。ハミルトンがノーポイントに終わったので、ドライバーズチャンピオンシップは面白くなってきた。 しかし、レースの最初と最後に雨が降る、って・・・。ここはスパか?とマジで思った。 ちなみに、「スパ」とは温泉ではなくて、ベルギーグランプリが開催されているスパ・フランコルシャンサーキットを指す。山間にあり、公道を含むサーキットで「スパ・ウェザー」と言われるほど天候が変わりやすいサーキットとして有名。あのミハエル・シューマッハがデビューし、また初勝利を挙げたサーキットでもある。他にも、名物やエピソードはいろいろあるのだが・・・ あとは、検索してみてください。 次は、去年ホンダが奇跡の勝利を挙げたハンガリーが舞台。また、フジテレビが悪ノリして浜田大明神を呼び寄せる気がしないでもないが・・・(苦笑)。 ただ、問題は東京行きが目前で、睡眠時間がとれるかどうか実に微妙なところなんだが・・・。まあ、なんとかなるかな。 暑いですけど、頑張って寝ようと思います。 では。
2007年07月10日
さて。 夏の高速3連戦の第2ラウンド、イギリスGP。 マクラーレンとフェラーリの2強対決は、結果的にはピットワークおよびピット戦略でほぼ全てが決まったような感じ。 ポールを獲ったハミルトンだったが、1回目のピットストップでマクラーレンらしからぬミス。映像を見た感じでは、ロリーポップのミスだと思ったのだが・・・。高速コースのシルバーストーンでは致命的なミスとなり、事実上ここでハミルトンの母国優勝の目は消えた。 アロンソは、1回目のピットストップをショートストップ&ソフトタイヤとして第2スティントにスパートをかける戦略を採ったのだが、これはチーム戦略として初めから決めていたのだろうか? この点が勝負の綾になったと思う。 タイヤは初めから決めていたのかもしれないが、ショートストップはたぶんアロンソがレース中に変更したように思うのだ。 スパートをかける必要があるとアロンソにプレッシャーをかけることができたとすれば、これはフェラーリの勝利と言っていいだろう。 結果は、ライコネンがフランスに続いて連勝。 が、チームがタイヤの使い方をかなりわかってきたのが大きいように思う。第2スティントは、アロンソもライコネンもソフトタイヤだったし。もちろん、ライコネンも第2スティントの終わりは目一杯とばして、リードを築いたからこそピットストップで逆転できたというのもあるのだが。 抜きつ抜かれつの展開にこそならなかったが、実はマシンの性能、チーム戦略、ドライバーの技量がせめぎあう「見えない戦い」がガチンコで展開されていたわけで、ある意味で「通好み」のレースだったように思う。 もっとも、今のF1はコース上で抜くのではなく、ピット戦略で抜くというのが多いから通好みかどうかは意見が分かれるところだが。 ハミルトンは今回も3位で、表彰台をキープ。コメントも「優等生」で、逆に憎たらしいくらい(笑)。 日本勢は・・・、一応振り返りますか。一番お粗末だったのはトヨタ。せっかくラルフが予選6番手に食い込んだのに、マシントラブルでリタイア。来期のシートが危なくなっている(?)ラルフはさぞかしストレスが溜まっていることだろう。 ホンダは1ストップ戦略というある意味邪道なやり方で9,10位。まだまだ時間がかかりそう。スーパーアグリは・・・まあ、いいでしょう(苦笑)。よくやっていると思います。 コンストラクターズの争いではまだマクラーレンが優位に立つものの、ドライバーのチャンピオンシップはまだ十分逆転可能な数字。フェラーリのタイヤ使いがはまれば、むしろフェラーリの方が有利になりそうな気が・・・。 F1もやっと半分が終わっただけ。まだまだ、ヒートアップするのは間違いありません! では。
2007年07月02日
さて。 ようやっと見終わったフランスGP。 結果は、ライコネンが勝ってフェラーリのワンツー。ハミルトンがきっちり3位に入っているのがすごいを通り越して憎たらしく思えるほど(笑)。 アロンソは7位と結果だけ見れば大したことないように映ってしまうが、攻めた走りだった。ハイドフェルドをオーバーテイクしたシーンにはチャンピオンの技術と意地を見た。このときだけは眠気が覚めた(笑)。 日本勢はJ・バトンが8位入賞で、ホンダはやっとポイントゲット。チームはとりあえずほっとしたでしょう。一方トヨタは予選8位のトゥルーリが1週目でリタイアし、ラルフもポイント圏外と散々。 予選もずっとトゥルーリの後塵を拝しているし、ギャラも高い(であろう)ラルフは来年のシートがだいぶ怪しくなったような・・・。中嶋一貴もGP2で11台抜きの6位と頑張っているし、ユーロF3で小林可夢緯が優勝している。小林はうまくいけば日本GPの前あたりにテスト走行のご褒美がもらえそう? 個人的には、フィジケラがアロンソを抑えきったのがグッジョブだったなあ、と。フィジケラにだって意地があるし、コヴァライネンに経験の差を見せつけてシートを確保しておきたいだろうし。でも、ブリアトーレは若手にお熱という何とも微妙な・・・(苦笑)。 スーパーアグリは今回は期待してませんでした。予選順位が10も下げられるんじゃ、はじめから勝負は見えたようなもの。 例年通り、フランス・イギリスは連戦となる。厳しいとは思うが、フェラーリがイギリスでも今日みたいにライコネンが勝ってワンツーなら、かなり面白くなるんだけど。 では。
プロフィール
カラダはジジイ、頭脳は中2、 そしてココロは3歳児。 アラフィフ?なにそれ?おいしいの?天命なんてちっとも見えて来やしねぇ。 住所:オホーツク圏の 特急列車が止まる街 血液型:典型的なB型。 今宮純ばりのやたらカギカッコの多い文章を中途半端なボケで味付けして綴る厨二病全開なブログ。パクリ過多なのは仕様なのであしからず。 ミシャコンサ7年目。上を目指したいが、主力が次々抜け現実が重く圧し掛かるシビアなシーズン。 エセ硬派路線で更新する予定も、更新頻度はちょっと落ちるかもしれませんがそこんところは大目に見てつかぁさい。 '08.08.27に念願の初参戦を実現。引き分けではあったが厚別の空気を満喫。 ~観戦データ~ '08.08.27 J1第23節 VS ガンバ大阪 3-3△ '09.09.06 J2第38節 VS 愛媛FC 3-2○ '10.09.05 天皇杯2回戦 VS グルージャ盛岡 4-1○ '10.11.23 J2第36節 VS 徳島ヴォルティス 1-0○ '11.12.03 J2第38節 VS FC東京 2-1○ '12.03.10 J1第1節 VS ジュビロ磐田 0-0△ '12.09.08 天皇杯2回戦 VS AC長野パルセイロ 1-1(PK3-5)● '13.03.10 J2第2節 VS 栃木SC 0-1● '13.11.24 J2第42節 VS ギラヴァンツ北九州 0-0△ '14.03.09 J2第2節 VS モンテディオ山形 1-1△ '14.11.23 J2第42節 VS ジュビロ磐田 1-1△ '15.03.15 J2第2節 VS Vファーレン長崎 0-1● '15.11.07 J2第40節 VS 徳島ヴォルティス 2-0○ '16.03.13 J2第3節 VS 愛媛FC 1-1△ '16.05.28 J2第15節① VS レノファ山口 3-1○ '16.11.20 J2第42節 VS ツェーゲン金沢 0-0△ '17.03.11 J1第3節⓶ VS セレッソ大阪 1-1△ '17.07.29 J1第19節⓷ VS 浦和レッズ 2-0○ '17.09.23 J1第27節 VS アルビレックス新潟 2-2△ '17.12.02 J1第34節④ VS サガン鳥栖 3-2○ '18.03.10 J1第3節 VS 清水エスパルス 1-3● '18.09.01 J1第25節⑤ VS ヴィッセル神戸 3-1〇 '18.12.01 J1第34節⑥ VS サンフレッチェ広島 2-2△ '19.03.09 J1第3節⑦ VS 清水エスパルス 5-2〇 '19.05.04 J1第10節 VS ヴィッセル神戸 2-1〇 '19.08.10 J1第22節⑧ VS 浦和レッズ 1-1△ '19.12.07 J1第34節⑨ VS 川崎フロンターレ 1-2● '23.12.03 J1第34節⓾ VS 浦和レッズ 0-2● リンクフリー。コメントもどうぞ! ただし、書き捨てと思われるようなHNでのものや書き殴りと思われる内容のものはスルーおよび削除する可能性が高いのであしからず。名を名乗るのがせめてもの仁義ってもんです。そして、おぢさんは出禁。
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