チームスポーツの妙。

2024年07月29日

>なぜにジーコにとばっちりが行くのか…

 いやあ、なでしこジャパンの逆転勝利にはシビレたねぇ。

 パリ五輪は時差の関係上ほぼオンタイムで観ることはないんだけど、これは声出たわ。ダイレクトであのシュート撃てるとか…。たまたまでも偶然でもないというのも報じられてはいるが、それにしても…。

 内容的には完全に負け試合。中でも田中美南が大ブレーキで負けていたら「日本に帰ってこられないんじゃないか?」ってほどの猛バッシングは必至だったろう。まあ、今でも批判はされているが彼女だけでなくチームとしてどうだったの?というぶんだけまだマシ。

 ATに入ってからの逆転劇。キャプテン熊谷のメンタルお化けぶり。
 あの局面で決められるって…というのは熊谷にも当てはまるだろう。

 と同時に、コンサともシンクロするところがあるなあと思ってて。

 アウェイ浦和戦でようやっと武蔵がお目覚め。「遅いぞ武蔵!」どころか「お待たせしすぎたかもしれません」とネタにしたくなるほどだったから本人が一番ホッとしてるだろうなというのもあるんだけど、武蔵が決めた時にチームメイトみんなが集まって自分のことのように喜んで讃えた姿がスゴく印象的で。

 庇ったというわけでもないんだろうけど、同点がかかったPKを熊谷が蹴りに行ったのは何となくチームで戦うんだという意志表示のような気がして。逆転まで持っていけたのは物語としては出来過ぎだけど、少なくともドローで良しとは思っていなかっただろう。

 誰でもミスはする。ただ、チームスポーツはそのミスが単に個人に帰結するだけではなくて、そのミスをチームで取り返すことができる。同じように、逆転ゴールを決めた谷川だけが偉い!ってわけじゃなくて、そこに至るまでのチームとしての戦いぶりもあるわけで、そこんところはチームスポーツの妙かなとは思う。

 だから、コンサはまだまだ戦えると思うし、戦わなきゃならない。
 文字通り「戦わなければ生き残れない」のだから。


post by フラッ太

22:55

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NFLはいいぞ。

2024年06月27日

>え?コンサ?考えるだけで気ぃ滅入るわ…

 …というわけで。

 どういう結果になろうともコンサの来シーズンはリストラクチャリング、いわばチーム(クラブ)の“再建モード”に入るのは必至なので、そういう意味では「今季よりも来季どうすんだ?」という視点に傾いている。いくら何でも来シーズンの構想や陣容を考えてないってほどフロントは近視眼的じゃあるまいと信じて。

 で、NFL。要はアメリカンフットボール、アメフトだが競技そのものもだけど運営システムとかビジネス的な要素とか面白いところがいっぱいある。100年の歴史がある中で未だ3連覇したチームが1つもない、戦力均衡を重んじるアメリカのスポーツの興行としての面白さが具現化されている。

 まあ、そんな小難しい話はとりあえず置いといて、何が面白いかって頭を使うこと。チームの戦略や戦術をいかに読んで勝つか?ということ。今は放映権料がバカ高くなってDAZNとかでしか視聴できないけど、かつてはBS1で放送してたのでそこそこ見てはいた。面白いのは間違いないんだけど未だニワカのオレでも障壁はなかなかに高いと思う。主な点は

①プレー(ルール)が複雑 ⓶チーム数が多い ③移籍が多い ことかな。

 ①はもうおもいっきり単純化して10ヤードを4回の攻撃権でいかに進めていくかの“陣取りゲーム”と思えばいい。距離は出ないけど確実なラン攻撃か、リスクはあるけど距離を稼げるパス攻撃か。これはもう試合を数多く見て感覚を掴むのが早道。

 ⓶がけっこうな難関かも。野球で言えばセ・リーグとパリーグといった具合にAFCとNFCというカンファレンスがある。ここまではいいんだが、それぞれ東西南北4地区あって各地区4チームずつの32チーム。どこか1チームをまず決めて、そこから同地区、同じカンファレンスと少しずつ覚えるのが楽かな。

 ただ、厄介なのが③。サッカーと違ってNFLは移籍が日常茶飯事。チームの司令塔、顏とも言えるクォーターバック(QB)も例外ではなく、大物選手もけっこう移籍するので覚え直しになることがある。サッカーどころじゃなく激しいコンタクトも多くケガでシーズンアウトなんてこともあり選手寿命が短いのもあるし。

 それでも、ここから入るといいよ的な意味で2チーム挙げるならチーフスとレイヴンズかな。

 カンザスシティ・チーフス(KC)はAFC西に所属。2連覇中で前人未到の3連覇に挑む強いチーム。大谷翔平がものすごい高額契約で一躍話題となったが、それまではQBのパトリック・マホームズが10年540億円というスゴい契約をしている。リーグ屈指の高い攻撃力で殴り倒す。

 ボルティモア・レイヴンズはAFC北に所属。地区優勝するのが最も難しいと言われながらもプレイオフ常連。伝統的に守備が堅いが“二刀流”QBのラマー・ジャクソンが入ってからはかなり攻撃も強くなった。身体能力オバケだらけのNFLでも彼は別格。

 まあ、常勝チームとか低迷期が長いとかいろんなチームがあって、その栄枯盛衰を眺めるというのも面白さの1つ。直近だと埼玉西武じゃない方のライオンズがスーパーボウルまであと一歩まで勝ち進んだし、ずっと弱小だったテキサンズが地区優勝。若い選手が多く伸びしろが大きいので楽しみ。

 このチャンネルがわかりやすく解説してくれているので、興味がある方はチェックしていただければ。あ、オマケでケガで引退しちゃったけどJ.J.ワットという選手はググってみてほしい。この人マジでバケモンな上に人格者。ちょうど石崎コンサがJ1を戦っていた時期に大ブレイクして当時ルーキーの奈良と重ね合わせて見ていたんだわ。

 土曜は地上波で新潟戦。久々にオンタイム視聴の機会だが、正直試合を観るのが怖いわ…。


post by フラッ太

23:05

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陰キャなミシャ。

2024年05月27日

>ピート・キャロルも勇退か…

 どうもコンサ関連ではテンション上がらんので閑話休題的に。

 どんなスポーツでも一時代を築いた名将というのは存在する。NFLの世界で間違いなくそれに該当するのがビル・ベリチック。昨シーズンまで24年間も(!)ニューイングランド・ペイトリオッツを指揮。レジェンドであるQBトム・ブレイディの力ももちろん理由としてはあるんだが、その間の実績が凄まじい。

 AFC東地区で2009年から11年連続地区優勝、スーパーボウルに9回出場して6回制覇。2016~2018年は3年連続でSB進出(17年は制覇)。まさにダイナスティ(王朝)を築いた押しも押されもせぬ名将。野球だと読売巨人を“オールブラックス”に仕立て上げたソフバン並みの凶悪な強さといったところかな。

 で、このベリチックは愛想が悪い、メディア向けの会見でも必要以外のことはしゃべらないといった感じであまり評判がよろしくなく、さしずめ陰キャなミシャ。そんな彼にもキャリアの終焉が訪れる。ブレイディが移籍した後も何とかプレイオフに出るなどしていたが昨シーズンは攻撃の要であるGBがケガや不振で振るわずとうとうレギュラーシーズンで4勝13敗の散々な成績。

 サッカーだとファーガソンが去った後のユナイテッドが典型例だけど、
 長期政権の後を引き継ぐのって難しいんだよなあ。

 NFLでは成績下位からドラフト指名なのでGBの有望株を指名。ただ、チームが大きな変革期、再建モードになるのは明らか。しばらくはプレイオフ進出が目標になるんだろう。もっとも、チーム再建の道が険しいのはデンバー・ブロンコス。大枚叩いて獲得したGBラッセル・ウィルソンを放出。超高額なデッドマネーが発生し、サラリーキャップの厳しいNFLでは補強にも制限がかかることになった。損切りするしかなかったってところ。

 一方で弱小と言われ続けたチームが躍進している。埼玉西武じゃない方のデトロイト・ライオンズは現在の地区制になってから初めての地区優勝。プレイオフも強豪49ersに敗れたもののカンファレンスチャンピオンシップまで勝ち上がった。NFLで最も新しいチームであるテキサンズも地区優勝、プレイオフもシード1位のレイヴンズに負けはしたが旋風を巻き起こした。

 良い選手ももちろん勝つためには必要だけど、それ以上に勝てる組織づくりだよなあ。
 ただ、コンサの場合はいかに人材を引っ張るかが今なお大きな課題ではあるんだが…。


post by フラッ太

23:15

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代表の厳しさ。

2024年01月19日

>これはレ〇ザのアンチも黙らざるをえまい…

 アジアカップGSぢ2戦VSイラクは1-2の敗戦。

 まあ、何というかイラクは当ててそこからって感じでやってることは至ってシンプル。
 ポジショナル?知ったことか!って感じで、そこには付き合わずにどんどん放り込む。

 ある意味ミシャコンサとは相似形だったイメージ。

 もっとも、代表ともなると地上戦のレベルがコンサよりは3段階くらい上になるからよりゴールに迫ることはできていたんだけど、俗にいうBOURYOKUでこじ開けることができるかってのはやっぱり大きいんだなあ。都倉やジェイがいた時は力業でこじ開けるってのがあったわけだし。

 何となく大迫が暖簾に腕押しどころか暖簾ごとヘシ折りに来た神戸ってイメージ。

 刀じゃなくて鉈で叩き壊す、ガードの上からでもお構いなしにブン殴って間柴の左を破壊した幕之内一歩。別の意味でイラクは殴り合いに来たというかキレイな戦い方をハナから捨ててラフなサッカーで向かってきた、そんな感じ。もっとも、技術やアタマがないわけじゃないんだよな。後半すぐにナナメに走られてあわやってシーン作られたし。

 そげぇ大雑把に括るとポゼッションとかポジショナルってきれいなサッカーなんだけど
 そこへのアンチテーゼとしてイラクが結果出したってのは興味深い。
 ベトナムがある意味日本に真っ向勝負を挑んだのとは対照的に。

 町田のサッカーって全く見てないからわからんけど、代表の負け方(←負けという結果だけではない)を見てると町田ゼルビアがJ1で旋風を巻き起こしても決しておかしくない、むしろムキになって倒しに行ってぐぬぬ…になってしまうかも、なんてことも思うのである。

 まあ、クラブチームだと再起や復活のチャンスを与えてもらえることは多いけど、代表は1試合だけで評価が変わり、あっという間に失格の烙印押されて復活のチャンスすらもらえないって怖さもある。だからこその代表でもあると言えるけど。


post by フラッ太

23:05

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代表の重さ。

2022年12月02日

>しげの秀一ってもう64歳なの!?

 いやあ、ビックリした。

 GL第3戦となるスペイン戦は2-1の逆転勝利。日本代表はこれで文句なくGL突破。
 それだけでもスゴいことなのだが、ドイツとスペインに勝って首位通過なんて
 100人中3人と予想できなかったんじゃないかなあ。

 普通の生活をということで試合を観ることなく朝を迎えた。正直、引き分けでどうかなくらいに思ってたのでシンプルにビックリ。しかし、逆転勝利ともなればこれはもう代表の実力であり、マグレだろうが奇跡だろうがそれこそ「勝った者が強い」わけで、おめでとうの一言に尽きる。

 三笘のクロスは「あれ(ゴールラインを)出てないかぁ?」と思った。ただ、VARでチェック入るはずだしとも思ったし、実際VARで残ってると確認されたから全然正当なゴール。得点の後のオフィシャルレビューってNFLみたいよだなあ…。諦めずに追って上げた三笘、諦めずに詰めて押し込んだ田中碧。フロサポにはもちろんだが、気持ちは大事だよなという胸熱なゴールだった。

 歴史的な勝利。うれしいことには変わりないんだけど、
 同時に思ったのが代表の重さ。

 本大会に入ればたとえそれまではそんなに注目されなかった代表だとしても否が応にも注目を浴びる。ドイツ戦勝利で日本スゴイ!の大フィーバーと思ったら、コスタリカ戦の負けで急転直下。伊藤洋輝へのバッシングはちょっと度が過ぎていて、あまりのひどさにズバズバものを言う本田圭佑が苦言を呈したほど。

 最終予選を戦う時にかかる代表への重圧、影響が10だとしたら
 本大会では100とか1000とか指数関数的に跳ね上がっていくんだなあ、と。
 伊藤洋輝へのバッシングなんてそれこそ1000000くらいになってたんじゃないか?

 代表とリーグは別々の山だと思っている。ただ、独立してるわけではなくて互いに密接にかかわっている。Jリーグ発足に関しては代表主導なところが多分にあるけど、代表が強くなるためにはリーグが強くならないといけないし、リーグの質が上がれば代表も…という構図は恐らく世界共通だと思う。

 今の日本代表はいわば初めての海外組スタンダードなもの。

 じゃあ、リーグは大したことないのか?っていうと、欧州サッカーを見慣れた人にはそうかもしれんが、Jリーグだって着実にレベルは上がっていると思うし、Jリーグで無双した選手が海外に出て普通に活躍するのがだんだん当たり前になってきた。三笘なんてその最たるものだし。

 そんな中、W杯でドイツとスペインを破ってのGL突破。これはJリーグにとって大きな弾みになる。代表選手は(欧州で活躍する)海外組が当たり前という流れが加速するにしても、その源流がその国のリーグであることに変わりはないのだから。今やJ2からでも世界に出て行けるともなれば、選手たちにとってはJリーグは通過するものという認識は外野が思っている以上に強いのかもしれない。

 代表に選ばれることはもちろん、代表で活躍すること。森保ジャパンがその重みを格段に引き上げたことは間違いないと思う。それでもポイチはもういいです。このタイミングでJリーグのチェアマンがノノさんってのも何か運命的なものを感じる…ってのはコンササポの贔屓目かもしれんけどね(苦笑)。


post by フラッ太

10:15

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本田圭佑の言葉と本気のスペイン。

2022年11月28日

>ベルギーで暴動とか…

 昨日の日本代表、コスタリカにウノゼロ負け。

 昨日は仕事で全く試合を観ることはできなかったが却って良かったかも。負け試合を見なくて済んだってことじゃなくて「そういうもんだよね」というのを改めて感じることができたから。勝つのが厳しい相手に派手に勝つ一方で、その後行けると思ったらあっさり負けるとかそんなところまでミシャ式に寄せんでも…と思ったサポはきっと多いはず。

 「勝手に期待して勝手にがっかりしているだけ」

 本田圭佑の発言。身もフタもないっちゃそうなんだが、実際こんな感じだと思う。
 普段Jリーグや代表の試合、欧州サッカーを見ている人であれば尚更だろう。

 もともと、森保ジャパンへの期待値はそんなに高くなかったと思う。GLの組み合わせが決まった途端「日本オワタwww」で溢れかえって、「ドイツはしゃあないとしても何とかコスタリカに勝って…でもスペインかぁ。」というのが最大公約数的な予想だったと思う。
 ところが、ドイツが優勝経験国らしい戦い方が裏目に出て乾坤一擲の大勝負に出たポイチによって日本代表が歴史的な勝利。多分にギャンブル的な采配ではあったがそこは勝てば官軍な代表で大いに称賛されるべきもの。で、ドイツに勝ったんだからと周囲が勘違いして、本大会に出るチームに弱いところなどないというのを忘れてこの有様。

1.監督も選手も両方良い
2.監督はダメだけど選手は良い
3.監督は良いけど選手がダメ
4.監督も選手も両方ダメ

 本大会が始まるまではたぶん2が大勢で、ドイツ戦勝利で一気に1に流れて昨日のコスタリカ戦の負けで一気に4に傾いた。代表の評価なんて特に波が大きくて揺れ動くものだけど、まあこの数日で手のひら返しが半端ないな、と。代表においては手のひら返しが常とはいえ、こうも株が乱高下じゃあ神経よりも手首の筋がブチ切れるってなもんで。
 ただ、松木安太郎が「ドイツに負けてコスタリカに勝ったと思えばいい」ってのは単に負けのダメージを払拭したいとか錯乱したって話じゃなくて星勘定の上ではどっちも変わらんという現実を言ったにすぎない。そう考えると本田圭佑の言葉が実に本質を突いているな、と思わされるんである。

 んで、スペインVSドイツは1-1のドロー。シチュエーションとしてはドイツ勝利で全チーム勝ち点3というのが一番燃えるが、状況としてはスペインは日本戦に本気で勝ちに来ることに変わりはない。ドローでもGL突破はできるが、決勝トーナメントを考えれば引き分けOKはあくまで保険。得失点差を考えればコスタリカは勝つしかなくて全チームに突破も敗退もあるという一番面白くて胃が痛い展開。

 とはいえ、本気のスペインとやれることはマジでうれしい。こんなチャンス、そうそうあるもんじゃない。スペインが早々にGL突破を決めてターンオーバーした相手に転がされるってのはこれから先を考えてもあまり有益とは思えない。
 今まではバルサやレアルマドリーのインパクトが強すぎてスペインサッカーを少なからず勘違いしてきたんじゃないかと思っていて。ロティーナやポヤトスのやり方ををそれなりに見てきて「あれ、スペインのサッカーって…」と思うところが増えてきた。そういう意味でも本気のスペインが何を見せてくれるのかが楽しみ。

 どうせポイチだし…ってことじゃなくて、何だかんだ日本代表は本大会のGLで1つは勝てるくらいの力はつけてきたというくらいには強くなっていると思う。知りたいのはその先。その距離を測るのにこれ以上の相手と状況はない。勝敗抜きにして楽しみ。ただ、オンタイム視聴は無理だよなあ…。

 とはいえ、正直ポイチはもういいかな。でも協会が続投させそうで怖い…。


post by フラッ太

10:45

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新庄新監督就任に思う。

2021年10月29日

>まさかのガンちゃんコーチ入り?あるわけねーよな…

 コンサドーレのHPにあるサポーターズブログ故、基本的にコンサに関すること以外はなるべく書かずにいたが、今回は例外的に新庄のファイターズの新監督就任について触れてみようと思う。

 正直、「稲葉じゃねーの?」と思っていた。球団OBだし東京五輪で金メダルと実績もあるし他にいないだろう、と。で、稲葉さんは新GMに就任の報道が出て「あー、そっちか。でも、監督誰にするんだ?まさか新庄?」と名前が出てはいたものの飛ばしくらいにしか思っていなかった。

 新庄というとド派手なパフォーマンスばかりに目が行くが守備は間違いなく一流。ファンもそのあたりはきちんと見ているようで、ヤフコメとかでもただの客寄せパンダみたいな表面的な見方はしていない。手腕は未知数だけどノムさんの薫陶も受けているしそんなにハチャメチャなことはしない、コーチをきちんと揃えれば…と冷静な見方が多い感じ。

 話題性の面では間違いなく注目を浴びるだろう。ただ、新庄について注目したいところは例えばグラウンドの外から野球を見るという理由でTV局で解説をやるとか、どこかの球団でコーチをやるといったような“下積み”がないままいきなり監督に就任するという点。これは今までのプロ野球の監督人事でもかなり異例なケースではないだろうか。

 Jリーグで監督になるにはS級ライセンスが必要。バルバリッチ監督が解任された時に名塚さんが暫定的に2試合指揮を執ったが、あれも当時は名塚さんがS級持ちではなかったことが理由。J1であれば後任監督はある程度引きやオファーはあったりするが、J2などで後任を探す場合「S級持ちでフリーの人は…」とサポが気に病むことはままある。

 組閣と言われたりもするが、新庄監督の下での新体制はとにもかくにもコーチ陣をどう揃えるか。ファイターズが強かった時、とりわけ新庄が現役で在籍した頃はとにかく守備が堅かった。外野陣は新庄・稲葉・陽(稀哲もだね)が鉄壁で1ヒットでセカンドから還れないどころか1ヒットでファーストランナーがサードに進めないくらいの守備で接戦に強かった。

 有能なコーチはそれだけ引っ張ってくるのが難しいが、せめて投手コーチはいい人を連れてきてほしい。かつては佐藤義則さんとか吉井さんとかいたし。今年スワローズが去年の最下位からセリーグを制したのも高津監督が投手出身で無理使いしなかったことが大きいし、落合ドラゴンズが日本一になった時も投手に関しては森コーチに任せていた。どこぞの全権監督は投手を無理使いして勝負どころで10連敗とかざまあwwwである。

 ファイターズは良くも悪くもメジャー流の分業体制。だから吉村の院政じゃ意味がないんだよな…。GMが選手補強に絶対的な権限を持っていて監督はGMが揃えた戦力で優勝目指してくださいというのが確立しているので、どこまで監督の意向が通るかは微妙だが、守備に一家言ある新庄のことだから守備重視でわりとオーソドックスに仕上げると予想している。

 イヤミな言い方すれば全くのド新人がいきなり監督やるようなもの。
 ただ、新庄は単なるお調子者ではないというのはファンは知っているわけで…。
 しばらくは某TV番組で喝ラッシュを生暖かくってことになるだろうが
 大抜擢がどっちに転ぶかというのはちょっと興味があるところである。


post by フラッ太

19:00

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ジンクス破れる!

2021年02月05日

>何度見てもあのピタっと止めるトラップはおかしいって…

 NFLではずっと続いてきたジンクスがある。それは
 その年のスーパーボウルの会場となるチームがスーパーボウルに出場したことはない

 というもの。スーパーボウルの開催は2月上旬。全米からファンが駆けつけるので屋内のスタジアムもしくは温暖な地域で行われることが多い。今年の第55回スーパーボウルはフロリダ州タンパのレイモンドジェームズスタジアムで行われるが、そのタンパをホームとするのがNFC南地区に属するタンパベイ・バッカニアーズ。常勝軍団ペイトリオッツから移籍してきたQBトム・ブレイディがいるチームである。

 スーパーボウル進出を決めるカンファレンスチャンピオンシップでは第1シードのグリーンベイ・パッカーズの敵地に乗り込んでの勝利。QBがスゴいんだからさぞかし殴り倒して勝ったのかと思いきや、実はバッカニアーズは守備が堅い。(ちなみにラン守備1位、全体で6位)
 セインツとのレジェンドQB対決となったディヴィジョナルプレイオフでもシーズン通してインターセプト(INT)の少ないセインツのQBブリーズに対して3つのINT。カンファレンスチャンピオンシップでもシーズン通してINTが5つしかないパッカーズのQBアーロン・ロジャースに対してINT3つ。この試合ではブレイディもINTをやらかしていたんだが、その後に守備陣が踏ん張って得点を許さなかったのが大きかった。

 一旦時計が止まる2ミニッツを巡る攻防とか試合内容も濃いものだったけど、これがどれくらいスゴいのかというとバッカニアーズはプレイオフの3試合は全て敵地に乗り込んでの勝利という点でますポイントが高い。
 今年はコロナの影響で無観客or観客の入場をかなり制限した中で行われたが屋内スタジアムをホームとするチームが寒い地域で試合をすると勝てないというケースなど気候の違いがハンデになることは珍しくない。もっとも、ブレイディに限って言えばペイトリオッツ時代も寒い中でプレイオフを勝ってきたからさほど苦にはなっていないんだろうけど…。

 確かにブレイディの実績はものすごいけどプレイオフはどうかなあ…という声は多かった。開幕当初はレシーバーとの息が合わずにINT食らって負けとか、なまじ実績かあるだけに首脳陣との確執はないのか?とか雑音もあったが移籍初年度でプレイオフ進出どころかまさか長年続いたジンクスを破ってスーパーボウルにまで駒を進めるとは。

 コンサなら小野伸二がチームを引っ張ってリーグ優勝orACL出場権を得るようなもの。
 …今年のコンサもあると思います!


post by フラッ太

20:55

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番狂わせ。

2021年01月18日

>しつこく続くNFL絡みネタ…今のうちだけだから許してちょんまげ

 今シーズンのワイルドカードプレイオフ6試合ではシード順が下のチームが勝つアップセットが各カンファレンスで2試合ずつ。中でも一番の番狂わせはクリーブランド・ブラウンズVSピッツバーグ・スティーラーズの試合でブラウンズが勝った試合。ちなみに、サッカーと違ってNFLではA VS Bの表記ではBがホーム。

 AFC北の同地区ライバルとはいえ、まず実績が段違い。スーパーボウル6度制覇のプレイオフ常連であるスティーラーズ。対してブラウンズは18年ぶりのプレイオフ進出。地区ビリがほぼ指定席でレギュラーシーズン16試合全敗(!)という不名誉な記録まである弱小チーム。あまりの弱さにオードリーの春日ががんばれブラウンズと番組でネタにしたくらい。最近になってようやっとドラフトで集めた選手がまとまり始めた。

 プレイオフは地区優勝のスティーラーズのホームに乗り込んでの試合。
 対戦成績はスティーラーズの17連勝中。勝率9割超え。
 ところがブラウンズが48-37と守備の堅いスティーラーズ相手に敵地で殴り勝った。
 …これって、去年の等々力じゃないか!

 しかも試合展開がまたスゴい。初っ端のスティーラーズの攻撃でまさかのスナップミス。開始わずか14秒でブラウンズが先制TD。まあまあ、落ち着いて1本返していこうぜというのとは裏腹にスティーラーズは攻撃でインターセプトを連発。1Q終了時には何とブラウンズが28-0と大量リード。去年の等々力ならさしずめ前半の給水タイムでコンサが4-0とリードするようなもん。…川崎が虐殺ってんならまだしも、誰がこんな試合展開予想できるかっ!

 前半だけでターンオーバー4つという相手のミスに付け込んだ形とはいえ、2Q終了間際には28-7からもう1本TDを獲って突き放し常に優位を作り続けた。後半は流石にスティーラーズも巻き返してきたが、堂々の勝利といっていい。負けたら終わりのプレイオフ、1発勝負の怖さだよねぇ。

 ワイルドカードプレイオフの後は真打である第1シードが登場するディヴィジョナルプレイオフ。一番の注目カードはNFCのバッカニアーズVSセインツ。両チームともレジェンドと言うにふさわしいQBがいる。ブレイディがNFCのバッカニアーズに移籍したため実現した夢のカードでさしずめ中村俊輔VS小野伸二と言っていい。これは素直に楽しみ。


post by フラッ太

00:15

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“変態”の系譜。

2021年01月17日

>誰も読まないNFL絡みネタ…

 今のご時世、ファンタジスタというのはもはや死語であり存在自体が許されなくなってきている。FWが前線から守備やるのが当たり前、CBはもちろんGKも足元がヘタな奴は…なんて言われるくらいで、ゆったりボールを持たせてくれなくなっている。

 そんな中でもひときわ存在感があったのがマエシュンこと前田俊介。
 前俊の前に前俊なし、前俊の後にも前俊なし。前俊は他の誰にも当てはまらない。
 型にはまらない天衣無縫、というのが一番近いだろうか。前俊はどこまでも前俊なのだ。

 そういう独自の存在感を持つ選手がNFLにもいる。
 それがボルティモア・レイヴンズのQBラマー・ジャクソンだ。

 今のNFLは自分で持って走れるQB、モバイルQBが席巻している。ラマー・ジャクソンの前はカロライナ・パンサーズをSBに導いたキャム・ニュートンを前俊に重ね合わせていた。QBはタックルやヒットなどでケガのリスクがあるのであまり走り回らせることはしないのだが、まあニュートンはやりたい放題。HCがわりと選手のアドリブを許容するロン・リベラということもあったんだろう。ちなみに、ニュートンは今シーズンはあのベリチック率いるペイトリオッツに移籍したものの結果は出ず、途中ではスターターを外されたりもした。

 で、ラマー・ジャクソンはと言えば変態である。身体能力がとんでもなく高く、本職ではないにもかかわらずランで2年連続の1000ヤード超え。QBではもちろん史上初だが、ランで1000ヤードというのはエースRBの証明といってよく、今シーズンはわずかに9人しかいないにもかかわらずだからいかにスゴいかがわかる。

 だが、変態にも上には上がいた。プレイオフで対戦するテネシー・タイタンズのRBデリック・ヘンリーは何と2000ヤード超え(!)。Jリーグの得点王で例えるならまさにオルンガばりに図抜けた成績、異次元といっていい。タイタンズとレイヴンズは特にプレイオフではバチバチのライバル関係。時にラマー・ジャクソンは「いくら個人の能力が高くてもプレイオフで勝てないようではダメだと散々叩かれていたので期するものがあったと思う。

 お互いに変態をどう抑えるか?というのに腐心したが、レイヴンズが伝統の守備の堅さで上手く抑え込んだ。タイタンズも善戦したが前半は守備を中に固めさせておいて後半は外を回る攻撃が功を奏した。このあたりの駆け引きは勉強になる。イライラしながらも1発で40ヤード走り切ってTD奪うラマー・ジャクソンの変態ぶりよ…。

 ニューオリンズ・セインツのQBテイサム・ヒルも違う意味で変態。

 絶対的なエースQBのドリュー・ブリーズに隠れる第2QBではあるのだが、ブリーズが肋骨骨折で離脱した時にしっかり穴を埋めただけでなく時にはボールを持って走るRBになったりパスを受けるTEになったり単にボールを投げるだけじゃない多才ぶり。そのマルチタスクぶりはさながら宮澤のよう。見かけ上はQBが2人いるので守備側は非常にやりにくい。


 さて、今週はディヴィジョナルプレイオフで第1シードが登場。
 ワイルドカードではけっこうアップセットが起こっているが、さて…。


post by フラッ太

15:00

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キングカズのハットトリック。

2020年08月24日

>ちょいと釣り気味で申し訳ないが…

○【速報】佐藤琢磨、インディ通算2勝目!ディクソンとの激闘制す

 サポーターズブログである故、基本的にはコンサ以外の話題は書かないようにしてきた。あんまり話題がとっ散らかるのもよくないし、公式HP内にある以上はそれ相応な書き方もある程度必要かなって思うし。だが、今回は書かずにいられなかった。

 これ、ものすごい快挙だよ?

 中田英寿がASローマ在籍時代にスクデットを獲ったのもスゴいことだが、
 今回の佐藤琢磨の勝利は キングカズのハットトリックに匹敵するインパクトがある。

 今や20歳そこそこでF1のシートを得るのが当たり前な世界で、佐藤琢磨はぶっちゃけ“周回遅れ”でモータースポーツの世界に入ってきた。今ならたとえホンダやトヨタの後押しがあってもまずありえない話。もちろん、空前のF1ブームを巻き起こした中島悟や鈴木亜久里といった先駆者あっての話だが、琢磨はいわばワールドスタンダードで転戦した最初のF1ドライバーと言っていい。

 3年前にインディ500を制したのが40歳(!)の時。これとてスゴいことなのだ。最高速度はF1を上回るし、給油やタイヤ交換&マネージメント、さらにはオーバルコースならではの駆け引きもあるので決してインディカー・シリーズがF1に劣るわけではない。それぞれが別の山、別の性格を持った頂。

 俗にモナコGP、インディ500、ル・マン24時間が世界3大レースと言われるが、それは単に歴史が古いだけでなく格式やステイタスが高いから。特にモナコGPは狭い市街地コースでワンミスが命取り。しかも、ほんまもんのセレブが集まるレース。モナコの1勝は他のレースの3勝ぶんとまで言われるほどに勝つのが難しく勝利の価値が高い故にモナコウィナーはより尊敬される。

 インディカー・シリーズもオーバルだけじゃなく市街地コースなど複数のサーキットを転戦するが、インディ500で勝つドライバーは一目置かれる。インディで勝つということはただ速いだけじゃなく強いドライバーの証。しかも複数勝利ともなると名実ともにトップドライバー。
 複数勝利したモナコウィナーは古いところではグラハム・ヒルやジャッキー・スチュワート、ニキ・ラウダ、もちろんセナやプロスト、シューマッハ、ハミルトンといったワールドチャンピオンが勢ぞろい。インディ500ではダリオ・フランキッティ、エリオ・カストロネベス、エマーソン・フィッティパルディ、アル・アンサーJrといった錚々たる顔ぶれ。

 佐藤琢磨は海外での評価は高いのにF1至上主義に毒されたのか
 日本での評価が思った以上に低いのか何ともやるせない。

 普段から日本のスポーツマスコミは野球中心に回っているのを歯痒く思っているが、
 モータースポーツへの冷遇ぶりはトヨタやホンダがある国とは思えない。

 …ともあれ、佐藤琢磨おめでとう!


post by フラッ太

15:45

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「森保さんって何がやりたいの?」

2019年12月18日

>「ジャガイモが勝手に美味くなるかよ!」ってのは言いえて妙

 韓国戦、0-1の負け。点差以上に内容でもダメだったなあ…。
 パスがズレてタッチを割るとか最低限の約束事すら作ってないような感じ。

 後半は相馬に集めて1on1で何とかして!だけじゃなあ。
 どことなくミシャ式に似ている感じもあったけど、
 そのわりにピッチを広く使えていたのは韓国の方だったという…。

 CKでバーポストさんに救われたのが少なくとも2本あったし、
 戦術なし、定跡なし、約束事なしで選手の個人能力だけで勝てっていくら何でも韓国をナメすぎ。

 待ってるところにしか出せないようでは成長も何もあったもんじゃない。
 オレのような戦術厨じゃなくても「森保さんって何やりたいの?」と誰もが思っているはず。

 あれじゃ選手が可哀想。


post by フラッ太

21:40

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【閑話休題】根付かせる難しさ。

2019年09月21日

>今はもうインジャリータイムってないのね…

 ラグビーW杯が開幕ということで箸休め的なネタでも。デブの身としては高校に入ったらまず間違いなく柔道部の勧誘を受ける。それがイヤだったこともあるが、高校生になったらラグビーやりたいなとは何となく思っていた。入った高校にラグビー部がなかったので諦めたけど…。

 なので、けっこうテレビでラグビーの試合は観ていた。日本のラグビー人気を牽引したのは(主に六大学の)大学ラグビーという認識でいる。若干タイムラグがあるかもしれんけど、当時はバックスの早稲田と重量FWのぶつかり合いの早明戦がたぶん一番人気。
 特に早稲田はSHに堀越、FBに今泉が入ってゴールキックの時には掛け声が出ていたし荒ぶるを歌っていた。堀越は平尾のいた神戸製鋼に入って…と、ここまできて「懐かしい!」と思った人は間違いなくオッサン決定(笑)。大八木とかもいたし神戸製鋼強かったんだよなあ…。だから日本開催を一番喜んでいるのは今還暦にあたる世代なのかもしれない。

 で、今は日本でラグビーのW杯が開催されているわけだけど、代表チームの活動が取り上げられることはあっても、その支えとなるリーグまでは知られていないよなあ、と。かくいうオレだってトップリーグの存在は知っていても何チームあるとかは知らない。せいぜいパナソニックが強いくらいしか知らんし…。

 例えばJリーグ。Jリーグができる前の木村和司の伝説のFKがあってそれでもW杯には出ることができず、Jリーグ発足後にはW杯という世界の舞台があってそこに挑んでいく日本代表というのがクローズアップされ、キングカズがいた読売ヴェルディ(懐かしい!)と日産自動車を母体とするマリノスとの対戦がゴールデンカードとしてテレビで取り上げられるようになり、チケットはプラチナペーパー化し…と代表とJリーグの存在が認知されるようになった。

 Jリーグの周りの環境が運や時流に恵まれていたといえばそれまでなんだけど、有名な代表選手がいてもそれがリーグや所属するチームやクラブが知られることになかなか結びつかない。PGで同点にできるところを敢えてトライを狙い史上最大の番狂わせと言われた南アフリカ戦の劇的逆転勝利から早4年。それでもラグビーの試合を観ようと思ったらかなり能動的にならないと観られない。

 同じW杯でもこれがバレーボールなら地上波中継が入るってのは古いにもほどがある東洋の魔女の活躍などの遺産や昔は新日鉄VS富士フィルムとか日立VSユニチカorイトーヨーカドーとかの試合が放送されていたからジャニタレの有象無象はさておいて認知度はあるのかもしれない。未だに解説が河合俊一とか大林素子ってあたりに日本が低迷する原因があるように思うのはオレだけか?

 今は日本のスポーツ界も○○ジャパンとかプロ化が著しい。クイズネタに困らないほど〇リーグができてるしね。そのせいで却って何が何だかわからんようになってるのは皮肉だけど…。それでもレバンガは比較的マシなほうなのかな。折茂先生や桜井など有名な選手がいるしBjリーグと統一されてBリーグもそこそこ知られてきてるし。昨シーズンは連敗しまくって残留プレーオフにまで追い込まれたから仕組みもそこそこわかってるし。つーか、東地区は理不尽なくらい強豪が固まりすぎなんだよ…。

 Jリーグは基本的にNPBと同じシーズンだけどラグビーやバレーボールは
 カブることはそんなにないんだからもっとフィーチャーされていいはず。

 お金が絡む、ビジネスという側面もあるから一概には言えんけど、アメリカであればMLBが開幕してポストシーズンに入るころにはNBAが開幕しNFLも始まってワールドシリーズ(MLB)、スーパーボウル(NFL)、ファイナル(NBA)と循環していく流れができている。今でこそ“野球の裏”はグランプリファイナルがかなり認知度が上がってきているけど、もうちっと何とかならんのかなあ?
 ニュージーランドVS南アフリカという優勝候補同士の対戦はシロート目にも異次元さがわかるレベルの高さ。オールブラックスのFWがバックス並みに速いってありえんって…。こんなスゴい試合を観られるっていい時代になったもんだなと思う一方で、たぶんこのどちらかと決勝トーナメントで当たるとかマジかよ!と。戦術厨的な見方としてはその勝敗はさておきキック(パント)も単に「放り込む」とか陣地回復だけじゃなくてより攻撃的に蹴るようになってるという発見はあったんだけど。

 …史上最大の番狂わせってサッカーに例えるとどれくらいなんだろう?
 ブラジルまで行かなくともガチンコでドイツに勝つくらい?ポット1の国が妥当とは思うけど。


post by フラッ太

22:25

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第53回スーパーボウル。

2019年02月04日

>四方田さんの代表スタッフ入りとかやめてくれよ?

 ついうっかりヤフーを覗いてネタバレ…なんてことにならないように気を付けながら
 取り急ぎ今年のスーパーボウルを観た。

 今年はペイトリオッツVSラムズ。ペイトリオッツは10年連続地区優勝、8年連続カンファレンスチャンピオンシップ進出、3年連続スーパーボウル出場、これまでスーパーボウル制覇5回とJで憎らしいほど強い鹿島アントラーズでさえ軽くチビッちゃうほどの超・常勝軍団。いい加減ペイトリオッツが勝つのは飽きたのでアンチに回ったオレとしては断然ラムズ推し。

 結果は13-3でペイトリオッツの勝利。いやホント、ペイトリオッツ強かったわ…。

 アメフトの場合、攻撃のセオリーとしては地上戦のラン攻撃をしっかり出し相手守備陣が集まってきたのを見計らって、ラン攻撃をするふりをして空いたところにパスを投げるプレイアクションで的を絞らせない…となるわけだが、ペイトリオッツの守備がまあ堅かった。
 両チームの守備陣が頑張ったので前評判とは裏腹にロースコアでの決着。3rdダウン成功率も数字だけみれば3/12と3/13で差はないが、ラムズは8回連続で3rdダウン失敗、ラン獲得ヤードもたったの62ヤード。ラムズ完敗orz。

 ボールを持ってもちっとも前に運べず、苦し紛れにロングボール放り込んでは相手に奪われる。サッカーだとそんな感じの攻撃だと思ってもらえれば。もっとも、それは王者のペイトリオッツが徹底的にラムズの攻撃をスカウティングして封じ込んだから。BS1の解説陣の1人が「(アメリカン)フットボールは準備のスポーツ」と言っていたが、まさにそんな感じ。

 何度もスーパーボウルに進出して経験値もある、場慣れしているペイトリオッツ。HCのショーン・マクベイはまだ33歳(!)で主力も伸び盛りの選手が多いいろんな意味で“若い”ラムズ。勢いだけでは勝てない、横綱相撲を見せつけられたって感じ。
 横綱相撲って意味ではチーム全体がどっしりしていて慌てない。ロースコアでもじっくり構える余裕がある。試合中にセーフティ(後ろの守備の要、サッカーだとCB)のパトリック・チャンが腕を骨折したが、フィールドから去らずに腕を吊ったままユニホームも脱がずにサイドライン際に居続けた。主力選手のそうした姿もチームの士気や忠誠心につながっているよね。

 どちらもその前のカンファレンスチャンピオンシップをオーバータイムでものにしたが、3rdダウンロングに追い込んでラムズの本来の強さを出させなかった。大一番でチーム全体がさらにギアを一段上げた感は確かにあるから、そこは納得できるところなんだが、アトランタでの試合なのにペイトリオッツびいきになったのがどうにも納得いかん。ブレイディコールが起こるほど偏った応援になるスーパーボウルってあったっけ?

 アジアカップの決勝はたまたまオンタイムで視聴することができたが、前半の2ゴールはどちらもエグいコースだったからGK権田を叩くのは違うとは思うが、1点取られてからのドタバタぶりはひどかった。珍しく松木安太郎がまともなこと言ってると思ったくらいだぞ。2点目を取られる前に修正できなかったのが敗因。ここは森保監督が叩かれても仕方ない。今の代表にはピッチ上の指揮官と言える存在はいないわけだし…。

 試合に向けての準備、試合中に起こる変化への対応がどれだけできるか。

 常勝軍団のペイトリオッツでさえ(だからこそ、かな?)ここまで徹底的に突き詰めて準備してくる。だから勝つべくして勝つ試合、横綱相撲になる。勝つことに対して貪欲。そんなことを思った。ペイトリオッツはこれでスティーラーズに並んで6度目のスーパーボウル制覇。同地区のジェッツやビルズ、いい加減何とかしろ。

 これを踏まえて…既に長くなってるからやめとくか(苦笑)。


post by フラッ太

23:05

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オレがNFL(とその仕組み)にかぶれた理由②。

2018年10月17日

>どうしてレイダースはカリル・マックを出しちゃったのかなあ…

 アメフトの最高峰であるNFLは全部で32チーム。NPBでいうところのセリーグ・パリーグのようにAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)とNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の2つのカンファレンスに分かれていて各カンファレンスは東西南北4チームずつ。

 レギュラーシーズン16試合を戦って各地区の優勝チームと優勝チームを除いた最高勝率2チーム(ワイルドカード)でプレイオフを戦う。MLBのポストシーズンもそうだけど、基本的に1位のチームしかプレイオフに出られない。地区の順位は同地区での対戦成績によって決まるので同地区対決は否が応でもヒートアップする。そして、NFLのプレイオフを面白くさせるのがホームアドバンテージ。勝率の高い順にシードが決められるので地区優勝を決めてもその後に露骨にメンバーを落とすといった手抜きができない。

 このブログ上でも何度か書いてきたけど、ホームアドバンテージはアメフトでは殊の外大きい。プレーを開始する、または作戦変更(オーディブル)を伝えるプレイコールを妨害するクラウドノイズはミスを誘発したりタイムアウトを余計に使わせたりと敵地での試合ではレギュラーシーズンでも非常に厄介。ある意味、サッカー以上に12番目の選手の役割として能動的に関われる。

 プレイオフはシード3位と6位、4位と5位の対戦(ワイルドカードプレイオフ)から始まるが、6位のチームが勝った場合には1位のホームに乗り込んでディヴィジョナルプレイオフを戦わなければならない。シード1位は常にシード順の低いチームと対戦ことになっている上に移動なし。広いアメリカでこのメリットはデカい。気候の違いや屋内屋外の違いもあるからなおさら。で、ディヴィジョナルプレイオフを勝ち上がった2チームがカンファレンスチャンピオンシップを戦って勝ったチーム、各カンファレンスの優勝チームが対戦するのが2月に行われるスーパーボウル。

 NFLの選手構成に大きく影響を与えているのはサラリーキャップ。能力の高い選手は当然年俸は高いが、アメフトは1つのポジションにも複数選手を使い分けるのが当たり前だし特にNFLはコンタクトが激しくケガが多いので頭数を揃えておかないと長いシーズンを乗り切れない。
 使えないと判断されたらあっさりカット(解雇)される厳しさもある一方で、“浪人”状態から拾われるケースもある。年俸や契約をめぐる駆け引きから1億ドル超え(!)の大型契約が成立したりシーズン中でもあっと驚くトレードや移籍が起こることもある。それゆえに移籍の情報を追っかけるだけでも大変だったりする(苦笑)。
 ドラフトも指名権を売買できるので指名順の低い上位チームがより高い指名権を得るために下位チームにトレードを持ち掛けるとか弱小チームがチーム再建のために有望株をかき集めるといった戦略ももちろんアリ。能力の高い選手を特定のチームがかき集めるのは事実上不可能でヘッドコーチや攻撃や守備のコーディネーターの手腕も問われる。

 戦力均衡策が最も有効に機能しているのはスーパーボウルを3連覇したチームが1つもないことからも窺える。面白いのはホームアドバンテージが大きく勝敗に影響するアメフトなのにスーパーボウルの開催地のチームがスーパーボウルに出られないというスーパーボウルの呪いも未だ健在であること。

 サラリーキャップはNFLそのものがビジネスとして成立する、要はカネになるものでなければ成立しないんだけどNFLはそのあたりがすごい。その代表格がスーパーボウル。放映権料とかCMとかはwikiでググってもらうこととして、チームが地元にあることでカネの雨を降らせる要素があるので本拠地移転も案外多い。最近では今までアメフト不毛の地と言われたロサンゼルスにラムズとチャージャーズが移転した。特にNFLではチームが地元にあることがある種のステイタスになっているように思う。

 …話がちっともまとまらん(汗)。


post by フラッ太

20:50

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オレがNFL(とその仕組み)にかぶれた理由①。

2018年10月16日

>とりあえずコメントはgmailアドレスに届くように設定した

 もともとはこのエントリーにコメントするつもりだったんだけど長くなりそうだったので
 気分転換も含めてちょっとコンサから離れた話でも書いてみようかなと思った次第。

 日本のプロ野球を観なくなった理由としてはサッカーの試合に慣れると野球の試合がかったるく思えてくること。同じ野球でも高校野球は2時間そこそこで終わるのにNPBだと1球1球の間合いがやたら長いもんだから試合がちっとも進まない。派手な打ち合いになろうもんなら投手交代やらも含めて4時間5時間の長丁場になることだってある。

 野球そのものに魅力がないかというとそういうことでもなくて、逆に真剣に試合を観ようと思ったら試合数の多さもさることながら、継投策とかバッター1人1人への配球までディープに考えようとするからとてもじゃないがエネルギーが持たない。かといって、特に地上波の中継は解説がやたらやかましくて困るし有料放送を契約するほどの野球熱はないという…。

 決定的にNPBに嫌悪感を抱いたのはフリーエージェント(FA)制度を導入して以降の長嶋巨人の乱獲ぶり。当時の長嶋巨人は4番打者をかき集めれば勝てる、敵の主力を引っこ抜けば勝てるみたいな金に飽かせてとか本来の制度を逸脱したようなやり口が横行していた。オレは選手としての長嶋茂雄はすごい人だと思っているが監督・長嶋茂雄は無能だと思っている。

 なので、日ハムが北海道に移転してきたときには割とすんなり乗り換えることができたんだけど、最近はどうも感情移入できなくなっている。それはやはり地域密着を看板に掲げるならホークスのように地元の選手を獲得してくれってことになるのかな、と。西鉄ライオンズがあった九州と北海道じゃ歴史や野球熱に差があるとはわかっていてもスカウト網を全道に広げるみたいな投資をしてほしいよなと思うんだけど、きっとやらないだろうな。

 メジャーリーグ(MLB)およびアメリカンスポーツは基本的にクローズドで戦力均衡を旨とする。NPBもそれに倣ってドラフトやFAを導入しているが何かこう中途半端。今はNPBのFAもプロテクト枠が設けられたり人的補償などだいぶ改善されているけど、ドラフトやるならクジ引きなしの完全ウェーバー、そしてサラリーキャップの導入を考えるべきだと思う。MLBだって贅沢税導入してるんだし。

 コンササポ的には日ハムが負けたことでやっと仙台戦がドームに決まったかと半ば厄介者扱いになっているクライマックスシリーズだが、この制度も6チームのうち3チームが出られるってぶっちゃけヌルい。巨人が好きか嫌いかを抜きにしても、負け越しても出られるってどーよ?と思うのはオレだけじゃあるまい?

 …なーんか、話がどんどん脱線してるな。 


post by フラッ太

00:05

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第52回スーパーボウル。

2018年02月06日

>番狂わせ?んなこたぁねーよ!

 絶対王者・ペイトリオッツの連覇成るか?とペイトリオッツが勝つだろうという下馬評の中で行われた今回のスーパーボウルはミネアポリスのUSバンクスタジアムが舞台。最新のドームスタジアムで外がマイナス15度でも全然大丈夫。今回はミネアポリスが会場なのでハーフタイムショーではプリンスの映像が出てきたり会場が紫に染まるなど粋な演出もあったりで華やかさは相変わらず。
 ペイトリオッツの相手はNFCを制したフィラデルフィア・イーグルス。イーグルスはエースQBが終盤にケガで離脱し控えQBが先発。一方ペイトリオッツのQBブレイディは5回もスーパーボウルを制したとあってはアンダードッグ(噛ませ犬)扱いされても致し方ない。ただ、ペイトリオッツ相手だとアメリカでも判官贔屓があったのか選手入場時のペイトリオッツに盛大なブーイングが浴びせられたのには笑った。

 データからも攻撃力のペイトリオッツVS堅守のイーグルスという構図だったが、
 イーグルスが41-33と点の取り合いを制しての勝利には驚かされたと同時に大いに溜飲を下げた。
 ぶっちゃけ、ペイトリオッツざまあwwwである。だって勝ちすぎるんだもん…。

 駆け足でBS1の短縮版の録画を観たが、印象としてはイーグルスの粘り勝ち。もともとイーグルスのQBフォールズは無理投げしない堅実さがウリでラン攻撃中心にじっくり時間を使って攻めるというセオリー通りに攻撃を組み立てた。ハイスコアになったのは結果論。
 ランパスオプションを駆使してギリギリまで的を絞らせず5~6ヤードを着実に稼ぐ。言うだけなら簡単だがずっと神経戦の連続。ここぞという時のロングパス1発や2Q終了前に本来パスを投げる役のQBがパスを受けてTDを決めた(!)とっておきのスペシャルプレーで流れを引き寄せた。

 アメフトもフットボールなので11人VS11人というのは同じ。着実なランか一気に距離を稼げるパスか?10ヤードの陣取り合戦の連続をどう制すか?ってところに集約されるんだけど、思い返してみるとイーグルスはペイトリオッツの守備の弱いところを衝いてきたかな、と。
 アメフトの場合、大雑把に言うとDFライン、ラインバッカー(LB)、セカンダリーの3つのラインで守備をする。四方田コンサの5-2-3だと5がセカンダリー、2がボランチ、3が前線のFW3人と考えてほしい。ペイトリオッツはラインバッカー陣が質量共に薄くなっていた。レギュラーシーズンでもLBが足りずに2人しか置かずセカンダリーに5人並べるというやや変則的なシフトだった。ケガ人が出るのはお互いさまなのでアレだが、LBのハイタワーが早々にシーズンエンドにならなければ…とも思う。

 LBが2人しかいないとどうなるか?ミドルレンジの守備がつらくなるんである。

 サッカーでもフィールドの横幅は3人では守りきれないとされている。もともとスペースが空きがちになる上に人数勝負でも不利を強いられる。パス攻撃ならわざとスペースを空けた上でパスを出させてカットすることもできるが、ラン攻撃では3~4ヤード進まれることがどうしても多くなる。
 10ヤードを進むのに最初の1回で5ヤード進むと当然選択肢は増えるし、攻撃を続けやすくなる。実際、3rdダウンの成功率はイーグルスが10/16とペイトリオッツの5/10を上回っていて攻撃を繋ぐことができている。成功率そのものは極端に差はないがペイトリオッツは前半は半分も成功していない。
 アメフトはインターセプトやファンブルがない限りいったんボールを持ったらずっと攻撃のターン!なので、自分たちの攻撃時間が長くなれば相手の攻撃の回数も減らしやすくなる。攻撃力のあるチーム、特にパスをガンガン投げ込んで短時間で点を取れるペイトリオッツのようなチームにはなるべくボール(=攻撃権)を長く持つという定石に乗っ取って攻撃時間でもおよそ34分VS26分と上回った。アメフトは時間の奪い合いの側面もあり、タイムアウト含めて残り2分の攻防、駆け引きがまた面白かったりするんだがそれは改めて。

 ペイトリオッツに関しては一周回ってアンチになったけど、やはり敗れて強しだった。後半すぐにはわかっていても止められないTEグロンカウスキーへの最強ホットラインであっさりTD取って追いすがるし、そっちを囮にしてパスを投げ分けるブレイディの巧さは流石だった。何せ去年は後半25点差つけられたにもかかわらず逆転してみせたから最後の最後まで全く安心できなかったよ。
 最近はニワカをこじらせて守備の選手にもけっこう目が行くようになっているが、基本は大事なんだなあというのを改めて思い知らされた。守備がザルなチームは勝てない、攻撃も派手な空中戦だけではダメで地上戦でコツコツ進んだ上でプレイアクション(ランと見せかけたパス攻撃)を活かす。アメフトは将棋の棋譜のように読むことで楽しめるところがあるから戦術厨の心をくすぐるんだよなあ…。

 …え?コンサ?今は基礎固めに勤しんでもらいましょ。いきなりのボールを使った練習でのハードトレーニング、練習試合の多さはそれだけ基礎固めに時間がかかるからってことだろうし、今はとにかくケガのないように仕上げてもらおうくらいしかないかな。守備は全く手をつけないとかいうツッコミはナシの方向で。


post by フラッ太

23:55

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第51回スーパーボウル。

2017年02月10日

>まあ、トランプは「来いよベネット」とは言わんやろな…

 信じたくなかった。

 ネタバレを回避したかと思いきや、朝刊の見出しにペイトリオッツ劇的勝利の文字が。

 ペイトリオッツが強いのは4度のスーパーボウル制覇は言うに及ばず、8年連続地区優勝、6年連続カンファレンスチャンピオンシップ進出(野球だとクライマックスシリーズのファイナルに出続けるようなもの)と問答無用の実績を上げてきた。Jリーグの鹿島アントラーズをイメージさせる、いやそれ以上といってもいい“常勝軍団”。

 強いのはわかったからもういいだろ、もうペイトリオッツが勝つのは飽きたよ。そんなわけで今回は対戦相手のアトランタ・ファルコンズを全力応援。両チームとも攻撃力がハンパなく高く、派手な点の取り合いになるだろうなとは思っていたが、3Qの終わり際まで28-3と圧倒的にファルコンズの試合。だいたい、ペイトリオッツが3QまでTDを1本も獲れないなんて誰が予想できた?

 3Q残り2分でやっと1本TDを返したものの、その後のキックに失敗。オンサイドキックの“奇襲”も実らずで4Qが始まった段階で19点差。ここからペイトリオッツが勝ったなんてどうしても信じられなかった。アメフトは1回の攻撃で獲れるのはTDの6点とその後のパス成功の2点で合計8点。そもそもパスで2点プラスするのが簡単にできることじゃないし。サッカーでイメージすると後半の残り20分で3点差を追いかける、しかも攻撃陣が徹底マークにあっているという非常にシビアな状況。ファルコンズの守備陣がイケイケで司令塔のブレイディに襲いかかっている。結果がわかっていても、いやわかっているからこそ信じられなかった。

 ただ、1つのミスが試合の流れを大きく変えてしまった。28-12とファルコンズリードで迎えた4Q残り8分30秒で3rd1。常識的に考えればランで1stダウン更新という状況の中パスを選択してファンブル&ターンオーバー。シーホークスが同じことをしてまさかの結末を招いた一昨年のスーパーボウルを思い起こしたのはオレだけじゃあるまい。どうして色気出したかなあ…。タイムマネージメント考えても時計が動くランで良かったじゃん。

 もらったチャンスを確実にTDに結びつけるのが王者たる所以。このTDで会場の空気も一気にペイトリオッツに味方した。この後の攻撃でファルコンズがFGを決めていればまた話は違ってきたんだろうけど。せっかくWRフリオ・ジョーンズがスーパーキャッチして残り22ヤードまで迫ったのに…。その後もペイトリオッツのWRエデルマンがこれも08年のヘルメットキャッチを思わせる奇跡のキャッチで攻撃を続け、とうとう追いついてしまった。

 意外にもスーパーボウルでは史上初のオーバータイム(延長戦)。だが、コイントスでペイトリオッツが攻撃権を得た時点で事実上勝負は決まっていたのかも知れない。通常まず追いつけない試合展開で最大25点差。普通にファルコンズの試合だったんだから。手のひら返したように会場の空気変わったのには腹立ったなあ。最後はRBホワイトが飛び込んでTD。ペイトリオッツが史上最多の5度目のスーパーボウル制覇。

 パスのメインターゲットであるTEグロンカウスキーをケガで欠いてもベネットがその穴を埋めるなど、強いチームは選手層が厚い。そして、選手が入れ替わってもチームとしての戦い方にブレがないし、規律がしっかりしている。コンサがそこまで到達するにはまだまだ時間がかかるだろうけど、会場の空気が選手を後押しするというのはコンサにもできること。むしろ、今年こそコンササポの後押しが一番必要とされるよなあ。ホームで滅法強いシアトル・シーホークスもファンの声援がものすごいことで有名だし。興味のある方はクラウドノイズでググってみよう。

 そんなことを思った今日は開幕まであと2週間。大丈夫なのか…?


post by フラッ太

19:05

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“悲劇”と“歓喜”の間。

2016年01月27日

>PSM始まってるけど、ひとまずそれは後回しってことで…。

 U23代表がリオ五輪出場を決めた。
 カタール・ドーハといえばオッサン世代にはイヤでもドーハの悲劇を思い起こさせるが、
 ドーハの悲劇は今から23年前の1993年。

 偶然なんだろうけど、23年前の悲劇をU23の選手たちが歓喜に変えたってのは
 何かしら因縁めいたものを感じてしまう。

 この世代はアジアの壁、とりわけ準々決勝の壁に阻まれていたのをやっと乗り越えた。
 やべっちでもイラクには勝てていないとか紹介されていたしね。

 フル代表こそW杯出場が当たり前みたいな空気が流れているけど、
 若い世代ではひたひたと危機が迫っていたとも言える中でのこの結果は大きな意味を持つ。

 今のU23代表は試合を経るごとに成長している、強くなっていると感じる。
 その中に割って入るだけの力がウチの若梟に果たしてあるのか?
 最後の最後で漏れた荒野はまだしも…と思うのはオレだけじゃあるまい。

 決勝は韓国との死闘が待っているが、ここまできたらアジア最強を結果で示して欲しい。


post by フラッ太

14:55

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「日本代表、弱えぇじゃん」

2014年06月26日

 そう言う連中に限って、その日本代表に選ばれるまでがどれだけ大変かを知らない。

 欧州サッカーが衛星放送で身近に観られるようになってもやっぱり世界は広い。

 日本も進歩した。でも、世界も進歩している。
 レベルが高い、と言われればそれまでなんだけどそれだけで済ませたくない。
 まあ、コロンビアには格の違いを見せつけられて流石にヘコまされたけど…。

 本大会の持つ緊張感、1試合、1点の持つ価値や重さといったものは
 レベルが高いというよりは異質のものなんだと思う。
 それを肌で感じる機会が少なくて、知らず知らずのうちに感覚が鈍くなっていたんだろう。

 そんなことを思った。

 長友が堪えきれずに…ってのを観ちゃうと彼らだからこそ感じる距離感ってのがあるんだろう。武士の情けってのはこういう大きな大会だとなかなかないのかねぇと思いつつ、なぜかネタに走ろうとする悲しき性をどうすることもできず(汗)。本田にはエキセントリックさが足りない、マジコメはいらん、あえて耳目を引く言動をして欲しかったなんて思っちゃうんだよねぇ…。

 代表選手にはお疲れさまの一言を。
 そして、どーでもいい特番がなくなることに期待を込めて。


post by フラッ太

19:28

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#12がたなびく街。

2014年01月25日

 オフシーズンなので久しぶりにNFLネタでも。

 NFLプレイオフもいよいよ佳境で残るはプロボウルとスーパーボウルのみ。先週はカンファレンスチャンピオンシップ(野球で言えばクライマックスシリーズのファイナル)2試合が行われた。そのうちNFCではシアトル・シーホークスが逆転で去年のNFCチャンピオンである49ersを下した。

 サッカーではサポが12番目の選手というのはよく言われるがアメフトでも同様、いやそれ以上に12番目の選手の役割を果たすことは多い(ちなみにwikiによると公式に#12をファンの背番号と定めているのはシーホークスのみ)。その最たるものがクラウドノイズで、相手QBのプレイコールを通りにくくしてミスを誘ったりタイムアウトを余計に使わせたりとホームアドバンテージは殊の外勝敗に大きく影響する。
 そのシーホークスはホームで滅法強く、今年は1敗しかしていない。ホームの利を活かして地区優勝&シード1位となった。プレイオフにおいてはこのシード順も大きな意味を持っていて、1位シードは1試合少なくなるだけでなく移動なしに常にホームスタジアムで試合が出来るメリットがある。

 シーホークスのクラウドノイズはリーグ屈指でとかくやりにくいスタジアムの1つに挙げられている。BS1ではクラウドノイズの大きさが時に130デシベルを超える(!)とか、スタジアムの構造自体音が反響しやすくなっていたり、座席にアルミを用いるなど「そこまでするか!」というほどに詳しく紹介されていた。それもすごいことだけど、チャンピオンシップの試合の日に街のシンボルであるスペースニードル(だと思う)のてっぺんに#12の旗がたなびいていたのを見た時に「ああ、いいなあ」と思ったんである。

 街全体が盛り上がっているのは言うまでもないんだけど、スーパーボウルがかかる大事な試合の日に街のシンボルにホームチームの旗がたなびく。それが当たり前の光景ってのがすごくうらやましく思えて。移籍や解雇、再契約が日常茶飯事、パッカーズやスティーラーズなど街単位で熱狂的な応援をするNFLは比較的サッカーと近い環境だと思っているんだけど、いつの日かJ1優勝がかかった試合とかACLで決勝に勝ち進むとかものすごく大事な試合の日に街中が赤黒で染め上げられたらどんなに素敵でカッコいいだろうか。

 まああれだ、試合の日はレプユニで街を闊歩するとか、赤黒グッズを普段から身につけているとかまずは赤黒が街全体に溶け込むところから始めなきゃならないんだけどね。俺たちの街にはコンサがある、が当たり前の光景として存在する。それが少しずつ広がっていけばいいなと思う。

 デブでも着られるユニ売ってくれっていうワガママは通りそうもないから、キャップとマフラーくらいはゲットしとこうかな…。無理とは思いつつもレプユニがオーダーメイドできれば\30,000出してでも買うんだけどなあ。


post by フラッ太

22:26

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年の初めの天皇杯。

2014年01月01日

>ゆっきぃさん、おめ!

 あけましておめでとうございます。
 いろんな意味で中途半端に終わった2013年。今年はスッキリしたいもんですな。

 さて、年の初めの天皇杯。Jリーグの1位と2位が決勝で対戦するのは初めてとのこと。
 非常にわかりやすい図式の中で最後の元日決戦はFマリノスが勝利。

 判官贔屓をものともせず、というのはちょいと表現がおかしいけど、リーグ戦で2勝したそのままの力関係が出たのかな。去年の最終節で俊輔が崩れ落ちたシーンはあまりにも絵になりすぎたしねぇ…。CKからの2点目は蹴った瞬間にゴールの確信があったかのよう。さすがの俊輔だった。タイムアップの笛が鳴った瞬間の俊輔が喜びを爆発させるのではなく、小さく「よっしゃ」とつぶやき淡々としていたのが印象的だったなあ。

 絵になる男が天皇杯を掲げる。今年のコンサで絵になる男は誰になるのか?
 別に1人に限ったワケじゃない、何人出てきてもいいんだぜ?

 そんなわけで、今年もよろしくお願いします。
 


post by フラッ太

15:57

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TE宮澤。

2012年10月21日

>甲府、J1復帰おめ!

 さて、コンサは早くも来季に向けて動いているので、いつもより早くNFLのチェックを入れ始めている。レコーダーで検索をかけられるから楽になったもんだよ。首の手術をしたマニングがブロンコスに移籍、それまでエースQBだったティーボウはジェッツに移籍。甘いマスクで品行方正、さしずめ斉藤佑樹みたいな人気QBのティーボウに代わって実績は十分だけど大ベテラン、しかもケガ明けのマニングを引き入れてってんだからなあ。ティーボウもたまに出ていいプレーするもんだから正QBのサンチェスが叩かれるという……。

 そんな中、こんな記事を見つけた。

○NFLの新たなトレンド、2TEセットを読み解く【前編】【後編】

 アメフトに関してはニワカなので話半分でとらえてほしいというお断りを入れた上で(汗)。

 アメフトの攻撃の要はQB(クォーターバック)。で、攻撃は大きく分けるとランとパスに分けられる。ラン攻撃の要はRB(ランニングバック)で、パス攻撃の要はWR(ワイドレシーバー)。RBはボールを持って走る人、WRはQBからのパスを受ける人と思ってもらえれば大体OK。
 で、相手DFライン(もしくはLB)からQBがタックルされないように壁を作ってガードしつつ、ラン攻撃は相手DFラインに穴を開けてそこをRBに突破させる、パス攻撃はターゲットになるレシーバーを探してパスをする。くどくど書くよりBS1でNFLの試合を一度観てもらえればわかるでしょう。

 じゃ、TE(タイトエンド)は何をするのか?
 このエントリーの結論を言ってしまうことになるんだけど(汗)、
 要は攻撃時の“なんでも屋”である。
 TEで真っ先に思いつくのが上に挙げたパッカーズじゃなくてペイトリオッツのグロンコウスキーだったりするんだが(汗)。

 ラン攻撃の時はオフェンスラインに加わってプレッシャーを強くしたり、RBに襲いかかろうとする相手DFのタックルを防ぐ盾になりRBの走路を確保する(リードブロック)。パス攻撃時にはWRを囮にしたい時に(主に短い距離の)レシーバーとなるなど、頼りになるTEがいるといないとでは攻撃の幅が俄然違ってくるポジションなんである。

 TEはパスキャッチをする際にもキャッチングが上手いだけではなくて、キャッチできる場所を見つけてそこにタイミングよく入り込む巧さも要求される。WRがカバーされていて出しどころがない!なんてときにTEが現れて……なんて時が見せ場。そう考えると宮澤がTEってのが一番しっくりくる。
 現状では守備的ななんでも屋であるLB(ラインバッカー)っぽくなっちゃってたりするのがちょっと悲しい。ちなみに、LBはランの時には相手RBのラッシュを止めて、パスの時にはWRやTEをカバーする、場合によってはDFラインと一緒になって一斉に相手QBに襲いかかって大幅に陣地を後退させるなど(QBサック)役割は多い。

 来季に向けては宮澤をクラブの中心選手、核になる選手にしてほしい。「だったらQBじゃねーのかよ!」とツッコミがきそうだが(滝汗)。そりゃまあ、宮澤がオーディブルをブチかまして「そこへ出すのか!」っていう変態スルーパスを見たいってのは確かにあるんだが、敵どころか味方まで欺いちゃって合わせられないんじゃないかって気がして……。サッカーはアメフトと違って基本ずっとノーハドル状態だし。

 それに、宮澤は自分で決める力は持っているんだから
 味方を生かすだけに留まるただの“パス出し役”で終わってほしくない。
 なので、QBではなくTE宮澤ってのをちょっとぶってみた次第である。


post by フラッ太

12:00

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“アソビ”の有無。

2012年10月18日

 サポーターズミーティングの議事録がオフィシャルに上がってきているけど
 まだ読み終わっていないのでアリバイ投稿気味にとりあえず代表のブラジル戦の感想をば。

 ザックジャパンは見事に負けたわけだけど、もとより勝敗はあまり問題ではなかっただろう。
 フィードバックできることの多さは勝利したフランス戦よりもブラジル戦のほうがあったと言える。

 強豪国との対戦で特に違いがあると思わされるのがシュート意識の高さ。ブラジルの先制点はJリーグだったらまずシュートって発想がなかっただろうし、シュートを打っても入るまでには至らない。だが、強豪国ではそれを可能にする選手がゴロゴロいるということ。ます日本を基準にしちゃうと遠目からガンガンシュートを打つとなるけど、あれが普通なんだろう(シュートは変態レベルだが)。ブラジル戦では日本が外側で回しすぎと感じるほどだった。

 あと、ブラジルがスゲーなと思ったのは“アソビ”があること。

 最近のJは高い位置で奪って一直線にゴールを目指すという傾向が強い(ショートカウンターが多くなるのもたぶん関係していると思う)。それはそれで間違っていないんだけど、トップにボールを預けたら全員が一気呵成に「そりゃ、上がれ!」となる。ただ、それがいつもフルスロットルで常にアクセル全開になっちゃうのでだんだん守備側がそれに適応できてしまう。で、時間の経過するうちに攻撃側のスピードが落ちてきて……ということになりやすい。
 実力差があったから余計に際立ったのかもしれんが、ブラジルはそのへんの“抜き方”が巧いなあ、と。普通は7~8くらいでいざとなったら10にスピードアップできる幅、アソビがあるのがよくわかった。3点差になった時点で流し状態に入っちゃったし。

 アソビってのはそうしたことだけじゃなくて、見ていて単純にワクワクするっていうことも含まれる。ブラジルは王国だし空気が全く違う。それにテストマッチなので修羅場ではないというのも考慮に入れなきゃならんけど、何というか悲壮感がないんだよなあ。ブラジルが感性でやっているのに対して日本が考えてプレーしているように見えて、えらく対照的だった。全く考えないのも困るけど、日本人の勤勉さ、マジメさが却ってアダになったというのは言いすぎかな……。もっと楽しめよ、ってのは口では言えるけど、実際には簡単じゃないだろうし。

 まあ、そういうこっちゃ。


post by フラッ太

10:41

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文句なし!

2012年09月23日

>ちっくしょー、やっぱ両国に観に行けば良かったぜ・・・

 いやあ、久しぶりに大相撲という一番だったねぇ。横綱昇進がかかった結びの一番は日馬富士VS白鵬の一番。1分30秒を超える大熱戦は日馬富士の勝ち。これで2場所連続の全勝優勝で横綱昇進は文句なしに決定。散々難癖つけた横審もこれならぐうの音も出まい。横審ざまあ。安美錦と抱き合っていたのが印象的だなあ(2人とも伊勢ヶ浜部屋で安美錦は兄弟子)。来場所の小結復帰はほぼ決まりであろう以上に喜んだことだろう。

 妙義龍は3大関休場とはいえ新関脇で10番勝ったのは立派。そして3場所連続の技能賞オメ。187cmとは思えないバランスの良い体型で、まだ23歳と若い。早いところ大関昇進してクンロク大関を駆逐していただきたいが、まずは10番安定して勝てるだけの地力をつけるのが先かな。

 さて、大相撲の話題が出たので、謎かけをひとつ。

 コンサドーレとかけまして旭天鵬ととく。そのココロは・・・
 下では勝つくせに上に上がるとボロ負けしっぱなし。

 ・・・ネタありきじゃないからな!
 


post by フラッ太

17:35

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ベネズエラ戦を簡単に。

2012年08月16日

>スープカレーのお店、目移りしちゃってどうしたらいいんだか・・・

 さて、昨日は日本代表の試合が札幌ドームであった。ベネズエラ戦は1-1のドロー。

 ベネズエラというと野球やボクシングというイメージがあるが、ミスユニバースを何人も輩出するキレイな女性の多いお国でもある。ここ数年はサッカーでも着実に力をつけて去年のコパ・アメリカではベスト4と躍進して、どことなくJリーグができた頃の日本を彷彿とさせる。テストマッチということもあって、普段以上にのんびりまったりモードで試合を観た。感想は

○本田や前田は当たられても簡単にボールを失わないのは流石。
○香川は・・・2本くらいは決められたよなあ。失点も香川のミスからだし。
○でも、その香川がボールを奪われたらすぐ取り返しに行った。
  トップレベルの選手でも(だからこそ、か?)当たり前のことはちゃんとやるんだなあ。
○香川もだが、岡崎の守備での献身さ。
  FWで起用されようがSHだろうが今やあのポジションで守備やるのも当たり前ってことか。
○日本のゴールは駒野のドリブル突破が直接的なきっかけ。
  そこまでのお膳立ても大事だが、仕掛ける意識は常に持つべきなのだなあ。
○かなり無理な体勢でも本田がシュートを撃ちにいっていたようにシュート意識が高い。
○キツい日程だったが、吉田麻也はザックジャパンで中心選手の地位を確立できたのでは?

 こんな感じかな。昨日の試合の位置づけとしては今野と内田を出場停止で欠くイラク戦のシミュレーションとなるのだろうけど、駒野が存在感を見せた一方で伊野波はどうも負傷したらしいし、不安要素が残るとすればCBということになるか。水本が無難にこなせたということでいいのかな?
 テストマッチとはいえ、ホームでは勝つのが当然というイメージを持たれるようになった日本代表。それだけ期待値が高くなったということでもあるし、代表に選ばれることが名誉なことでもある。そして選ばれただけではダメで、そこで自分の特長を見せることができるかということまで問われるようになってきた。・・・ウチの選手たちの道は遠いなあ。大伍ですら壁を突破するのは大変そうなのに(怒)。

 つっても、一番アツくなれるのはやっぱりコンサの試合。
 やることは変わらない。目の前の試合を勝つ、これだけだ!


post by フラッ太

13:43

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ここまで来たら!

2012年08月07日

>大儀見って大伍に似てない?

 なでしこジャパンの準決勝。結果はフランスに2-1の勝利。

 久しぶりにオンタイムで観た。アディショナルの4分がホント長かったよ・・・。
 2-0になった時にはこれで行けるかなと思ったけど、やっぱり簡単には勝たせてくれない。

 90分+αの試合時間の中で日本の時間帯、フランスの時間帯というのはそれぞれにあり、そこで決められるかもしくは凌げるか。流れを呼び込むのは1つ1つのプレーであって1つのミスがピンチを招く。後半はほとんどフランスのペースだったけど、“濃い”試合だった。だから眠いのにわざわざこうしてブログを書いているワケだが。集中力も必要だったし、体も張らなきゃいけないしで大変だったと思う。

 振り向けばブーツェンならぬ、「振り向けば澤アニキがいる」状態で、危ないところにはほとんどの場面で澤がいたという正に澤無双。ボランチ2人が実に効いていたがMOMはGKの福元かなあ。PKの場面も圧力があったけど、その前の左手1本で止めた(弾くんじゃなくて止めた!)シーンは1点モノ。あのプレーは大きかった。

 それにしても、なでしこの選手はみんな落ち着いているよなあ。自陣近くでも簡単にボールを蹴り出さずに相手をいなした上でしっかりつなげる。ああいう落ち着きをウチの選手が半分でも身につけてくれていたらなあ、と思わずにはいられなかった。決勝の相手は王者・アメリカ(敢えてこう記す)だが、ここまできたら金メダルを獲ってほしい。

 関塚ジャパンも準決勝まできた。相手はメキシコ。テストマッチで勝ってはいるものの、内容はメキシコのもの。ぶっちゃけ、グループリーグを突破できればいいかなとあまり期待していなかったので正直スマンかった状態なんだが(汗)、ここまで来たらメキシコに勝って下馬評を覆して「どうせ・・・」と思っていた人たちの鼻を明かしてやってほしい。

 キックオフは深夜0時過ぎ。・・・仕事だよ、チクショー!(泣)


post by フラッ太

08:48

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そうか、こういう心境だったんだなあ・・・。

2012年02月29日

 アジア3次予選、ホームでのウズベキスタン戦は0-1の負け。

 決められるところで・・・などあるんだろうが負けは負け。何というか、選手同士が噛み合ってないまま時間が経過したような。選手個々としてはハーフナーが効いていなかった感じかなあ。香川は流石だったがマークが厳しいのなんの。
 ウズベキスタンは主力5人が故意のイエローカードとみなされて、日本は海外組も呼んでのホームゲーム。外野では勝って当然という空気も少なからずあっただろうが、さて明日のスポーツ紙はどんなふうにザックジャパンを叩くのだろうか。

 ・・・とまあ、イヤミはこれくらいにして。

 日本は負けたわけだけど、ウズベキスタン側からすればアウェイの戦い方でしっかり勝ち点3をゲットできたわけだししてやったりの心境だろう。そして、「(楽に勝てるはずの)ウズベク相手になぜ勝てない?」というような心境になったのは去年、石崎コンサと対戦した相手チームのそれだったんじゃないかと。特に攻撃に自信のあるチームであればあるほど気がつけば負けていた、火事場泥棒みたいに勝ちを持って行かれたみたいな心境になったんじゃなかろうか。

 面倒くさいので試合を見直すことはしないけど、ウズベクの立場で試合を観ると石崎コンサの戦い方とカブる場面はけっこう多いように思う。・・・ってことはコンサもJ1でやれるってことだね。うん。


post by フラッ太

21:30

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第46回スーパーボウル。

2012年02月08日

>ついヤホーを開きそうになり慌てて思いとどまった・・・。

 番組表にはぞっこんがなくスーパーボウルの文字が。
 練習試合の映像を見たかったがスーパーボウルなら仕方ない(苦笑)。
 今年はニューイングランド・ペイトリオッツVSニューヨーク・ジャイアンツ。

 4年前の対戦では絶対有利と言われたペイトリオッツが残り35秒で大逆転を許した。だが、今年はレギュラーシーズンこそペイトリオッツの成績が上だが下馬評ではジャイアンツ有利と言われていたらしい。「それでもブレイディとベリチックHCなら何とかしてくれる!」という声もあって好勝負になるのではという予想。

 地上波では2時間枠に収めなくてはならないので、試合はやや駆け足だったがそれでも見どころの多い試合だった。パスプレー連発で派手な点の取り合いというのではなく各ポジションに見せ場のあった試合で、ニワカの僕でも唸らされることが多かった。
 ゲストのオードリーが「パスプロ保ってるなあ・・・」と何度も言ったように両チームのラインマンが頑張っていたのが印象的。中でも2Q終了間際のペイトリオッツのTDはラインマンが頑張ってQBブレイディがしっかりパスターゲットを探して、5人目のレシーバーであるウッドヘッドがノーマークになって・・・と全員の力で奪ったTD。

(注:パスプロとはパスプロテクションの略のことで、QBがパスを投げやすくするために
 攻撃側のラインマンが楯となって守備側のタックルやサックからQBを守ること・・・のはず。
 基本的には時間を稼ぐ、守備側の選手を近づけなくさせればパスの成功率は上がる)

 勝敗はジャイアンツが逆転勝ちでペイトリオッツのリベンジは成らなかったが、残り5秒のヘイルメリーパス(終了間際に逆転を狙ってイチかバチかで投げる超ロングパス)もあわや・・・というところだったし、おなかいっぱい楽しめたが、今年のジャイアンツの勝利はちょっとドラマティックなものも感じたりする。
 ジャイアンツのQBであるイーライ・マニングはコルツのQBペイトン・マニングの弟。お兄さんはNFLの中でもスーパースターで(MVP4回)世界のプロスポーツ選手の中でも格別の高給取り。今年のスーパーボウルが行われたのはそのお兄さんの所属するコルツの本拠地であるインディアナポリス。
 常に比較され、兄の陰に隠れる格好だったイーライが兄の本拠地で兄を超えるスーパーボウルでの2度目のMVP。かたやペイトンはといえばシーズン前に首の手術で長期離脱し、チームは開幕から13連敗でわずか2勝にとどまるというプレイオフ常連のコルツにもペイトン個人にとっても失意のシーズンだった。

 チームスポーツは1人だけ飛び抜けていても勝てるもんじゃない。

 08コンサもダヴィはゴールを量産したけど守備が崩壊してダントツのビリで降格。去年の甲府もハーフナーが荒稼ぎしたけどザル守備がたたって結局降格。アメフトとサッカーを同列に語るのは無理があるにもほどがあるけど、「基本は守備から」なのだなあ。QBは攻撃の中心で花形ポジションではあるが、QB1人の力だけではTDは奪えない。
 一方で、石崎コンサはスペシャルな選手はいなかったかわりに全員の力でJ1への切符を得た。今年はいっそう厳しい戦いで個々のレベルアップも当然しなきゃならないけど、組織の構築や結束力や団結力ももっと大事。試合展開からそんなことを強く思った今年のスーパーボウルであった。


post by フラッ太

23:00

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予選は難しい・・・。

2012年02月05日

 オリンピック最終予選、U-23のアウェイシリア戦は1-2の負け。
 前半終了時から観たが終了間際の痛恨の失点だった。油断はなかったと思うが・・・。
 これが予選の難しさなんだろうなあ。やっぱり楽な戦いなんてないんだよ。
 結果は覆らないのだからしっかりダメ出しをしてほしい。

 後半、扇原(C大阪)が入ってからは徐々にペースを掴めていた。
 ガタイもいいし、いいテンポでパス出しができていたように思う。
 ウチの宮澤がコイツからポジションを奪って割って入るとすればかなり大変だと思う。

 いや、それ以前にコイツと対戦するんだよなあ・・・。


post by フラッ太

23:01

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