勘弁してくれ!

2024年01月11日

>誰だ!日本に蔓延る疫病神はっ!

〇横山知伸氏が38歳で逝去…昨夏に脳腫瘍再発、大宮が発表

 凶報、悲報続きの2024年の幕開け。
 有名人、著名人の訃報も相次ぐ中、さらに追い打ちをかけるような訃報。

 悲しいニュースのバーゲンセールなんていらんわっ!

 コンサでは17シーズンの最終戦の横山が一番輝いていた。都倉への正確なロングフィード、終了間際の決勝ヘッド。喜び慣れてない感じなのが却って良かった。大病を乗り越え、選手としてやりきった後セカンドキャリアを積み上げていっている最中の死。

 ルーカスやソンユンとの別れは一時代の区切りとなんとなく思ってたけど、これはないよ…。

 もちろん大宮にとっても大きな損失だが、
 活躍していた姿を知るサポは誰もがその死を悼んでいることだろう。
 こういうニュースで涙腺弛むのはマジで勘弁してくれ…。

 ご冥福をお祈りいたします。


post by フラッ太

16:45

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瓦斯サポの憂鬱。

2023年11月27日

>かく言うオレ自身もまさかの憂鬱シリーズ第3弾…

 土曜日のアウェイFC東京戦は“本家”が横断幕をネタにするオチまで付いた。

 まあ、それはあくまでオレの自己満足なので置いとくとしても、今節のベストゴール5選は瓦斯サポさんにとっては二重三重に傷口に塩だったと察する。大森の超ロングシュートをはじめとして2つのゴールでイヤな思いをしただけでなく2位に入った紺野のゴールにはさぞかしため息が出たことだろう。

 なぜなら紺野は特別指定でFC東京に加入し昨年まで在籍していたからだ。
 福岡の初タイトルに大きく貢献しただけでなく浦和を“フルボッコ”にした。
 傍から見ても瓦斯サポさんの落胆は容易に想像できるわけで…。

 それだけではなく、新潟からアルベル監督を引っ張っておきながら結局は解任、しかも今シーズンの成績が“元祖”より下。それもCB陣のビルドアップのやらかしがあまりにも頻発するという明確に劣るところが完全にバレた内容。エンリケ・トレヴィザンの出場停止はこっちも馬場が同様にお休みだからお互い様だし。

 で、贔屓目抜きにしてもコンサのゴールはデザインされたものと分かる。

 もちろん、桐耶のクロスの質も高かったのだが、特に浅野のゴールは「出せ!」と合図しているのがダイジェスト映像からもわかる。つまり、約束事がチームとして共有されている、仕込みがきちんとできているということ。

 まあ6年もやってんだから当たり前っちゃそうなんだが、瓦斯サポさんは「今まで何やってきたの?」と思わずにはいられなかった。その答えがブーイングだったんだろう。折しも、試合終了後にキャプテン森重が異例とも言えるコメントを出した。自分自身への不甲斐なさもさることながら、森重のこの言葉がいろんな意味で愛想尽かしの~♪とならないか心配になってくる…というのは大きなお世話か。

 …これでヴェルディがJ1昇格になろうもんなら
 今夜こそ~お前を~落としてみせる~♪もあながちあり得なくはない?
 (↑だからアラフィフ以上にしかわかんないオチをつけるなってのw)


post by フラッ太

23:30

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柏も憂鬱。

2023年11月17日

>Youは何しに日立台へ?

 さて、最近書きたいことが増えてきて昨日のエントリーもかなりのアクセスを戴いたので
 調子に乗って憂鬱シリーズ第2弾。(←イヤなシリーズだな)

 昨日はサッカー日本代表の2次予選、ホームミャンマー戦。終わってみれば5-0圧勝。
 佐野回収…もとい、佐野海舟などの新戦力も代表デビューでより一層の強化につなげた。

 そんな中で、ひっそり注目されていたと思われるのがの細谷。
 U-22代表から急遽格上げの形でフル代表に召集、短い時間ながらも存在感あるプレーぶり。
 とはいえ、柏サポは喜びも中くらいなり…とはならないようで。

 J1は残り2節だがはかなり首筋が寒い。現在、最下位の横浜FCとは勝ち点2差の16位。

 次節は下位2チームの潰し合いがあり、最下位の横浜FCが勝てば最悪自分が沈みかねない。ここまで来たらどこが相手だろうがキツいことに変わりはないが、ホーム最終戦となる25日の鳥栖戦は古賀、高嶺、ジエゴが出場停止。勝ち点3が欲しい柏にはあまりに痛手。しかも高嶺はイエロー8枚でシーズンエンド…。

 SNS上では高嶺の穴は何とかなるがフル出場の古賀を欠くのは…といった感じ。立田がいるものの清水在籍時のイメージが強くあんまり良い印象もないし。そこに細谷のドナドナ。フル代表はすぐ移動して21日にはサウジアラビアでアウェイのシリア戦。ただでさえメンツが厳しく勝ち点3が欲しいのに細谷までとなるとむしろ「何してくれてんだポイチ!」ではなかろうか。ケガでもしようもんなら泣くに泣けない。

 以前も書いたが__J1残留には少なくとも8勝以上が必要。7勝で残留というのはないわけではないが相当にヒヤヒヤもの。_現在のは6勝でJ1ワースト。「代表はこんなの(長距離移動)当たり前」と強行出場を志願するのかな…。

 10月に入って調子を上げてきた湘南が横浜FCを潰してくれれば得失点差の関係で鳥栖戦がドローでも大丈夫そうではあるんだが、それでも1つは勝たないと基本的には自力残留の目がない柏。潰し合いのゲームは最下位の横浜FCのホームゲーム。横浜FCには勝たなきゃ降格の目もあるだけに死闘必至。

 この最終盤で勝ち点2差というのが実に微妙。日程君はJ1でも良い仕事ぶり。
 柏サポは当分胃がキリキリする思いが続きそうである。
 …ないとは思うが、仮に高嶺が「戻りたい」と言った時のコンササポの反応には興味ある。
 オレとしては水に流してもいいとは思うけど。

※改めてエントリー立てるので前回分のレスはしばらくお待ちください。


post by フラッ太

11:35

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浦和の憂鬱。

2023年11月16日

>アビサポ「ほーん、『家庭の事情』ねぇ…」

〇【浦和】スコルジャ監督、今季限り退任濃厚 選手からの信頼厚くクラブは続投要請も意向固く

 もちろん、正式決定ではないのでまだまだ紆余曲折あるわけだが、わざわざリードに「選手からの信頼厚く」と書いてるあたり、暗にフロント批判してるように思えるのはオレだけか?コメもフロントがもっと選手補強するべきだったというものが多いし。

 スコルジャは優秀な監督だと思うし、よく連れてきたと思う。フロントとしては監督の側から辞めると切り出されるとは思わなかったって感じなのかな?まあ、他所の事情に首突っ込むのもどうかとは思うが、アビサポでなくとも家庭の事情ってのを額面通りに受け取る人はいないよな、って話で。

 予め言っておくが、「まーた浦和がやらかしたwww」って話ではない。

 ルヴァン杯こそ逃したものの過密日程の中やれることはやったと思うし、リーグでも上位につけている。さあこれからって時に降ってわいた監督人事でのアクシデント。これはコンサにとっても決して他人事ではない、ということを言いたいんである。

 というのは、浦和はポスト・ミシャにずっと苦しみ続けてきたクラブだから。
 言うなればミシャは“麻薬”サブタイトルにこれつけようかと思ったが、流石に燃えそうなので自重。

 ホッカー→組長→織部→組長→ロド将と浦和はミシャの後釜に苦しみ、その都度選手補強や編成にも苦慮してきた。ロド将の2年間でやっと落ち着きを取り戻し、断を下した上でスコルジャ招聘、安寧の時を過ごせると思いきや…ってところにこれでは憂鬱にもなろうというもの。

 迷走、と片付けるだけなら簡単。事実、ロド将就任の21シーズンまではゴタゴタの連続。だが、浦和のような格も実績も資金力もあるビッグクラブですらミシャの“後遺症”に悩まされるという現実は重たい。一言に監督が代わるたびに選手補強や編成を見直すといっても実際にできるかはまた別の話。むしろできるクラブの方が少ないだろう。

 これで浦和としても補強や編成で後手に回らざるを得なくなるのはつらい。素人考えでも選手側の心理として「浦和なら年俸は上がるかもしれんけど、監督人事が不透明なクラブに飛び込むのはなあ…」となるし。

 で、コンサである。強化部はミシャ続投が基本線だと思うが、
 肝心要のミシャに気力、体力、モチベーションが残っているのか?
 残留決定を決めた直後のインタビューでのボヤキっぷりからして非常に心配。

 …長くなりそうなので一旦締めることにする。 


post by フラッ太

11:20

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歯ァ食いしばれっ!

2023年11月04日

>PKを弾くのではなくキャッチする西川…

 アビスパ福岡、ルヴァンカップ優勝おめでとう!(血の涙)

 奈良が涙する姿、前寛の喜びの声。
 おめでとう!のはずなのにどうしても悔しさや嫉妬が先に来るのを抑えることができない。

 涙がこみあげてくるのを抑えながら書いてるけど、それは嬉しさじゃない。
 悔しさが先に来るオレがいかに小さい奴なのかと情けなくなる。

 コンサは超えることができなかった。でも、福岡は初挑戦でタイトルを獲り切った。でも、思えばそれは当然だったのかもしれない。クラブの力、総合力がなければタイトルを獲ることはできない。今の福岡にはそれがあるというのを結果で証明して見せた。

 精いっぱい強がってみる。キャプテンの奈良も、前寛も、コンサで育ち巣立って行った。
 だからコンサが半分タイトル獲ったようなもんだ、と。

 奈良の姿にグッと来ちゃったんだよなあ。悪質なファールで相手選手にケガをさせ、いいだけ誹謗中傷され選手生命が別の意味で絶たれそうになった。それでも奈良は“復活”し、サッカーで返して見せた。

 戦術的にはサイドにドリブラーを置く、速い選手を置くことによって強度を保つことの重要性とか思い浮かぶことはそれなりにあるんだけど、今日はもうアカンわ。情念が先に来ちゃっててどうにも…。

 あのファイナルから4年。4年の月日の間に福岡はコンサに並ぶどころか追い抜いて行った。
 完全に上回られたというのをまざまざと見せつけられた。
 情けないが、これで嫉妬しないほどオレは人間が出来てない。でも、思う。

 福岡にできて、コンサにできないはずがないじゃないかっ!

 似たような環境にあるコンサと福岡だからこそ、思う。
 アビスパここにあり!を満天下に示して見せた福岡。今度はコンサが福岡に学ぶ番。
 嫉妬があるのは今さら隠さないよ。でも、謙虚にいこう。見習うべきところは必ずある。

 …残り3試合、気ぃ入れていこう。
 


post by フラッ太

15:40

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ヴェルディの意地と誇り。

2023年07月09日

>禁断の移籍でフィーゴ思い出した人は手ぇ上げろ

 禁断の移籍と大いに騒がれたバスケスバイロンの町田ゼルビアへの移籍。折しも神奈川ではなく同じ東京都にホームを置くヴェルディとゼルビア。しかも町田はJ2首位、ヴェルディは勝ち点差10があった(移籍直前の24節時)とはいえ2位。

 「恩師である(ゼルビアの)黒田監督の下でやりたい」という彼の言い分を額面通りに受け取る人は恐らく誰もいないだろう。状況的に引き抜きは明らかで、まあここまで露骨なのはかつての赤帽の乱くらい。いや、あの時を超えるレベルで「ここまでやるか!」なぶっこ抜き。

 加えて、町田ゼルビアの現社長はサイバーエージェントを率いる藤田普氏。かつてはヴェルディをスポンサードしていたのに乗り換えられた格好。赤帽の乱では鳥栖と横浜FCの間に因縁ができてしまった格好だが、今のゼルビアとヴェルディは顔面逆撫でどころではないくらいの因縁。

 東京ダービーというとかつてはFC東京とヴェルディだったわけだが、ヴェルディのJ2暮らしが長くなってしまったことと町田が豪華補強に飽き足らず露骨に引き抜きをかけた上に、それを意図的にやって開き直るかのような態度をとったもんだから火がつくどころかガソリンぶちまけて敢えて大火事にしたくらいにヤバいバチバチな関係になってしまった。

 そんな中、東京クラシックと銘打って行われた今日の町田VS東京V。
 新国立競技場での試合は38000人超え(!)の大入り。

 結果は2-2のドローだが、町田の2点リードからヴェルディが追い付いてのドロー。しかも、鹿島から育成型期限付き移籍でヴェルディに還ってきた染野の2ゴールともなればヴェルディサポは大いに留飲を下げただろう。それでも「今日だけは何が何でも勝つ!勝たなければならない」と気合入りまくりのヴェルディサポからすれば悔しさしか残っていないかもしれないが…。

 率直に言うと、今日の試合はヴェルディに勝ってほしかった。

 町田が憎たらしいという気持ちがないわけではない。敢えてヒールをやってるようなところがクラブも監督にもあるのは感じるけど、それはどことなく作ってるなというか無理してる感じが抜けきれないなと思ったから。まあ、本家である神戸を上回る日はそう遠くないとも思うけど…。

 ヴェルディ川崎時代に散々ヒール扱いされたとはいえ、当時はバチクソ強かったし
 読売クラブ時代からプロサッカークラブとしてここまで続いてきた。
 その意地とプライドを結果で示してほしかったから。

 サイバーエージェントは今一番イケイケな企業と言っても過言ではない。それ故に資金力もあるし、事実J2では反則とも言える派手な補強で一気にのし上がろうとしている。藤田氏も自らの野心を隠さずにいるしね。

 だけどさ、それで決まってしまったらつまんないじゃん。

 J2暮らしが長くなり“抜かれる”立場になってもなおヴェルディのスタイルは崩れない。
 J2はおろかJ1だっていわゆる確固としたクラブのアイデンティティを持つところは多くない。
 これだけは絶対に金では買えないものであり、時が必要なこと。

 町田の昇格が有力視されてはいるが、ヴェルディにも昇格してもらって
 「町田も瓦斯もまとめて蹴散らしてやるわいっ!」というのを見たい。 


post by フラッ太

21:10

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敢えて逆張り。

2022年08月17日

>B型の凝り性全開…

 前回の得失点差で数字遊びの続編。

 「得失点差でマイナスが増えれば残留に不利なのはわかった、
 じゃあ得失点差を少なく抑えても降格したケースはないのか?」

 というわけで、得失点差がマイナス1桁で残留を決められなかったケースがあるか?を拾ってみる。

 08磐田 勝ち点37 得失点差-8→16位 PO回りで残留
 12神戸 勝ち点39 得失点差-9→16位
 12G大阪 勝ち点38 得失点差+2→17位

 10F東京 勝ち点36 得失点差-5→16位
 18柏  勝ち点39 得失点差-7→17位

 この5つしかない。

 敢えてこの並びにしたことで勘のいい方は気づいたかもしれないが、08および12シーズンはコンサがぶっちぎりのビリで早々に降格枠を1つ埋めてしまった。10シーズンも湘南が同様に抜けて弱く、そのせいでボーダーが跳ね上がってしまった可能性が高い。

 「抜けたビリが存在せず、史上空前の大混戦の今年のJ1ならボーダーはむしろ下がるのでは?」…という逆張りをしたくなる。ただ、ボーダーが上がるという考えももちろんある。残留のボーダーが一番高くなったのはPO抜きなら12シーズンの新潟(勝ち点40)、PO込みなら18シーズンの磐田(勝ち点41)。

 18シーズンはコンササポがACLあるで!とホルホルしていたのとは対照的に残留争いは非常に熾烈で横浜FM、湘南、鳥栖、名古屋、磐田が勝ち点41で並ぶ(!)という凄まじいものだった。得失点差は上から順に0、-5、-5、-7、-13で総得点も順位に影響するくらい厳しかった。

 ボーダーが上がるというのは恐らく18シーズンを見据えていると思われるが、18シーズンの同じ時期(25節消化時)には長崎が勝ち点21で最下位。すぐ上のG大阪とは勝ち点3差、16位鳥栖とは勝ち点5差、15位の柏とは勝ち点8差。これをどう見るか?

 今年は現時点で最下位磐田から勝ち点6差で8クラブもある。もちろん、予断は許さないがここまで混戦模様で毎週のように6ポイントマッチが続けばボーダーが40にまで上がるとは考えにくい。よく言われるのが「試合数=勝ち点が残留の目安」だが、それに近いところに落ち着くとみる。

 36あれば残留できるとみるが、コンサは得失点差で未だワースト2位。
 ホーム神戸戦の負けがホントに痛いと改めて思わされるんである。


post by フラッ太

00:55

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清水(のドーピング)が怖い。

2022年08月15日

この人のブログは細かい数字を追いすぎなんだよなあ…

 さて。

 磐田が昨日浦和に0-6の大敗。得失点差がとうとうワーストとなった。だからってわけでもないだろうが、監督がなぜかこのタイミングで解任。まあ、他所様のことなんて構ってる余裕なんぞウチにはないわけだが、ふと思った。

 「得失点差ワーストで残留できたケースなんてあるのか?」

 普通に考えればそんなことあり得ないんだが、どうせなら得失点差ワースト3のクラブが残留できたケースがいったいどれだけあるのかを拾ってみることで見えることもあるんじゃないかってことで今回は数字遊び。

 三浦コンサで戦った08シーズンから得失点差ワースト3のクラブを引っ張ってみた(2ステージ制の15、16シーズンは年間順位表から)。降格のなかった20シーズンを除く延べ39クラブで得失点差ワースト3になりながらも残留を決めたケースは9回しかない。これだけでコンサがヤバい立ち位置にいるのがわかる。そのうち6つがワースト3位。すなわち、ワーストのワンツーになってしまうと危険度が非常に高くなる。

 09、11、15、21シーズンは得失点差ワースト3クラブがそのまんま18、17、16位となっているし、順位にズレこそあるが13シーズンもワースト3クラブが降格となっているからここから脱しない限り残留は厳しいというのはまあ当然といえば当然と言える。

 で、ここからが驚き。

 普通に考えて得失点差のワーストになればそら降格するわな…と誰もが思うところ。だが、数少ない例外がある。一見不可能とも思えるミッションを可能にしたのは実は清水エスパルスなのだ。

 14シーズン 清水 得失点差-18(ワースト2位)→15位残留
 19シーズン 清水 得失点差-24(ワースト1位)→12位残留

 ワースト2位に入りながらも純粋にJ1残留を果たしたケースはこの2つと、もう1つは08シーズンの“ジェフの奇跡的な残留”だけ(得失点差-17でワースト2位、15位残留)。あとは18シーズンの磐田(得失点差-13、ワースト2位)と19シーズンの湘南(得失点差-23、ワースト2位)がPO回りで残留したケースがある(前述の9回はこれらを含んでいない)。

 特に19シーズンは得失点差ワーストで残留という“離れ業”をやってのけている。離れ業といえばコンサがぶっちぎりのワースト記録を樹立した12シーズンにガンバが得失点差+1でJ2降格というのが当時はかなり話題になったが、これも相当なもんである。

 ここ数年の清水はとにかく補強が派手。開幕前の補強もさることながら監督交代はおろか夏のウインドウでもなりふり構わぬ補強で残留を果たしてきている。今日も残留争いの直接対決でガンバに2-0と勝利。「昨日のコンサは湘南戦とは別チームだ!」なんて声もあったが、今の清水も全くの別チーム。

 16節までは得点15失点24だったのが、新体制以降は得点18失点14と劇的に改善。旧体制では1試合に1点取るのがやっとだったのに、新体制では1試合あたり2得点。しかもこの期間、清水には無得点試合がない。これはもう残留争いのクラブの数字ではない。

 コンサの最終節はホーム清水戦。マジでそれまでには残留決めたい…。
 


post by フラッ太

00:05

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観測気球。

2022年07月04日

>こういう時こそ、このコンビ…

赤:はいどうもー、赤黒スズメでーす。あー、ありがとうございますー!
  今、しまふく寮カレーをいただきましたー。こんなのなんぼあってもいいですからねー。
黒:ところで、Jリーグで強いクラブがあるらしいんだが、その名前をど忘れしてしまったんだ。
赤:強いと言っても色々ありますが。
黒:そのクラブはチームカラーが赤で、ACLも制したことがあって
  指定管理者になっている専用スタジアムでは代表の試合も行われたらしいんだ。
赤:浦和レッズですね。その特徴は完全に浦和ですよ。
黒:いや、オレもそう思ったんだが、他の奴に訊くとサポーターは行儀がいいらしいんだ。
赤:それは…浦和レッズじゃないですね。浦和サポは問題行動が多いことで有名ですから。
  他に何か言ってませんでした?
黒:コロナ前に唯一、ホームで無観客試合の制裁が科されたって。
赤:浦和レッズじゃないか!

 …というベッタベタな前フリ。

〇Jリーグ・野々村チェアマンが浦和サポの声出し違反に苦言「残念としか言いようがない」

 「クラブがサポーターをどこまで管理できるか」というノノチェアマンの発言には少なからず隔靴掻痒なところはある。浦和以外のサポは「クラブが見て見ぬふり、野放しじゃねーか!ヌルすぎる!」という思いがあってもおかしくない。それだけ浦和サポの蛮行は目に余る。

 なお、「浦和サポも苦々しく思っている人はいる」ってのはここでは却下。
 そういう人がいたとしてもそういう括りで見られているのに直らないという現実があるので。

 ただ、新チェアマンがそういう発言をしたということは浦和レッズのクラブ関係者にある意味牽制球を投げたというのもさることながら、この発言で周りがどういう反応を示すのかという観測気球を上げたのかな?という認識。アリバイ作りというのはちとイヤミだが、「注意喚起はしたよ?それでも改めないなら…」ってメッセージにはなるしね。

 「あいつら(浦和)は痛い目を見ないと直らない!」

 正直、オレにもそういう気持ちはあるし、実際にルール違反を繰り返しているのだから何らかのペナルティはあっていいと思う。ペナルティに関して言えば、つい最近JFLの鈴鹿ポイントゲッターズに百年構想クラブの失格処分を下してもいるから「野々村仕事しろ」っていう“強権発動”を望むというのもあるんだろうな、と。

 とはいえ、強権発動にはそれ相応の確固とした根拠、言い逃れできない事実の確認の積み重ねが必要。一言に無観客試合だ!勝ち点剥奪だ!ってわけにはいかない。無観客試合だって制裁としてはかなり重たい方。かといって制裁金レベルじゃ効果は薄い。浦和金あるし。

 で、ここからは妄想。

 ググったら、制裁に関しては無観客試合は⑤と規約にあり、それより重い制裁は⑥試合の没収、⑦勝点減ときて降格処分は⑨下位リーグへの降格とある。無観客試合より重い処分となると浦和のホームゲームでの試合の没収か、度重なるやらかしを考慮して「1件につき15点を限度として減ずる」という勝ち点剥奪か…。流石に降格処分までは下さないし下せないかな。運営に悪影響は与えても試合そのものをできなくしているわけではないとも言えるし。

黒:浦和サポの威勢のよさとかけて、かっぱえびせんととく。そのココロは…
赤:それ、なぞかけになってないでしょ…。
  っていうか、威勢のよさとかオブラートにくるんでないでイキりっぷりとか言いなさいよ!


 どうせ他サポはいちいちチェックしやしねーよとは思っても、こと相手が浦和となるとビビりがち。あんまりネタにしてイジっちゃうとえらいことになりそうで…。シャインズネタは燃える可能性高いので流石に自重した。ただ、行くときは行くと思うのよね。財さんやバルバリッチを“バッサリやった”こともあるし。つい最近コンサでも「いつまでも拍手で迎えると思うな!」ってのがあったから浦和だけの問題ってわけでもないとはいえ、さすがにあの浦和に対してお咎めなしってのはなあ…。


post by フラッ太

16:45

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何故に契約解除?

2021年11月14日

>闇が深いってのは勘繰りすぎだろうか…

「そういや中野っていつ移籍したっけ?」と思い鳥栖の公式HPを覗くと

〇新里裕之 取締役 兼 ゼネラルマネージャー 辞任および契約解除のお知らせ

 かなりショッキングなニュースだが、辞任の理由も何もなくあまりの素っ気なさに
 「いったい鳥栖に何が起こったんだ?」としばし呆然。

 この時期は監督人事はもちろん選手補強などで最も忙しいのが強化担当であるGMのはず。
 それが急転直下の辞任となれば鳥栖に何かしら非常事態が起こったと考えるのが自然。

 鳥栖はパワハラ問題で監督のミョンヒさんが3試合指揮停止処分とかリーグが調査に介入するとか、経営が厳しくてユースから引き揚げた松岡を渋々清水に売却するとか外野からすると「大丈夫か?」というネガティブな話題が目立つ。

 ACL出場権はちょっと届きそうにない勝ち点差なので来季の編成はバジェットの範囲内に収めるという条件を除けばそんなに難しくないと思ったけど、リーグが調査に入ってる状況では監督人事が振り出しにってこともありえる。

 …にしても、このタイミングでGMが辞任ってのは解せん。
 後任がすぐ決まるとも思えんし、仮に決まっても編成や補強で大きく後れを取るのでは。

 謎である。


post by フラッ太

20:25

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2019の前と後。

2021年11月01日

>もうミンテは名古屋が離さんだろうなあ…

 コンサにとって2019の前と後で違うことといえばもちろんルヴァン杯。

 2019の前までは“獲れたらいいね”な憧れがあり、どこか遠い存在だったが
 2019の後は“獲らなくてはならない”という現実的な目標に変わった。
 3年連続でベスト8にまではきている。決して荒唐無稽とか無理難題なことではない。

 土曜日の名古屋VSセレッソ大阪は名古屋が勝利。天皇杯もJ1も制したのに初戴冠とは意外。

 内容としては名古屋のほぼ完勝という印象。前哨戦となった天皇杯準々決勝ではセレッソが3-0と圧倒。普通に考えれば名古屋不利…と思われたが、内田篤人の解説や試合後のインタビューなどを目にしたり耳にしたりすると、むしろ名古屋の勝利は必然だったのでは?という思いが湧いてきた。

 名古屋はACLで負け、天皇杯でも負けでチーム状況としては最悪に近い状態。このままではズルズル落ちて来季のACL出場権まで失いかねない。だからこそ“獲らなくてはならない”理由ができた。無論、気持ちだけで勝てる甘くないけどセレッソにそういう切迫した思いがあったかというとむしろ前哨戦で勝ったことで知らず知らずのうちに緩みが生じていたとしても不思議ではない。

 確か内田篤人だと思ったけど、「タイトルを獲ることで立て直す」というのがあって、
 これは常勝鹿島のイズムから生まれるらしい言葉だなと思ったのと同時に
 J1を制するようなクラブはタイトルにそういう意味を持たせるのだなと唸らされた。

 タイトルは獲って初めてその価値や重さを知る。

 手が届くところまで行きながら逃したことでそれを知ったつもりだった。
 タイトルを獲ればまた新しい景色を見られる、違うレベルに辿り着ける。

 でも、J1のトップレベルってそれよりもさらに深い。
 そして名古屋がその域に足を踏み入れたのだなと強く実感させられた。

 ミンテがタイトルに辿り着いたのを祝福しつつもちょっとだけ嫉妬が混じっていた。
 そんなことが些末に思えるほど今回のファイナルはグッとくるものがあった。

 無冠が続く鹿島に対して内田篤人はどんな思いでいるのだろう…。


post by フラッ太

13:40

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大型補強の難しさ。

2021年06月26日

>ダンクレー移籍で進藤にチャンスは巡ってくるかのぅ…。まだ手術明けだっけ?

 このエントリーに長々コメントを入れたんだけど、思うところかあったので改めてということで。

 清水のムキムキぶりは開幕前から相当話題になっていた。大争奪戦となったディサロもゲットしウキウキで開幕を迎えたら…というのが現状。J1で一番クォリティが低いと思っていたボランチ補強に動いたのを知った時はまあそうだろうなとしか思わなかった。監督としては結果はあまり出せなかったが、GMとしては有能な大熊さんの面目躍如といったところか。

 清水はクラモフスキーさんで1年やってきたのをヴェルディやセレッソで結果を出してきたロティーナにスイッチした。監督稼業は勝ってナンボだからこのスイッチ自体は別に問題ではないし、結果を求めるならある意味当然とも言える選択。
 ただ、クラモフスキーさんはポステコグルー監督でマリノスが優勝した時の片腕。殴り倒して勝つ!みたいな攻撃的スタイルが持ち味。一方、ロティーナは良くも悪くも手堅くてスタイルとしてはかなり方向性が異なる。というか、ほぼ真逆なのでは?と思うくらい。
 一からやり直しとまでは言わないまでも、ほぼリビルドに近い状態だった清水。それに加えて大型補強でチームの顔ぶれがガラッと変わることを考えるとモタつき感が出てくるのは仕方のないことだし、今の順位もそんなにおかしなことではないとも言える。

 一方、大型補強の元祖(?)なのが浦和。
 何もウチら相手に新戦力のお披露目をせんでもよかろうに…と嘆きたくなるような補強ぶり。

 清水がリビルドなら浦和は“更地”。ミシャを切ってからの迷走で良くも悪くも何もない状態になった。そのぶん「監督に任せます!」という感じになっていったのかなと思っている。外国人枠には余裕があったし、すっかり不良債権と化してコンササポからもいらねーよwwwと思われている杉本健勇の不振も相まって補強ポイントは明確になっていた。世代交代も叫ばれていたからある意味清水よりはチーム変革をやりやすい環境にあったのかな、と。

 浦和の補強を担当している西野さんはかなりの有能らしい。普通ならJには流れてこないであろうユンカーを獲得しただけでもスゴいが、ここまでジェイ以上の無双ぶりで被害者の会結成も間近。加えてマルセイユから現役バリバリの日本代表である酒井宏樹までとあっては直接対決するであろうコンサでなくとも「ちょっと勘弁してくれよ…」と嘆き節の1つも入るというもの。3年計画でタイトル奪取が目標だったらこれくらいしてくれないと…という浦和サポの意識の高さも流石である。

 オルンガマネーで懐具合はホックホク、チート外人獲りまくって穴は埋まる…はずだった柏。地味にヤバいから派手にヤバい状況。13敗はダントツビリの横浜FCに次ぐ悪い数字。大型補強したはずだよね?と思っていたからちょっと意外。だが、SNSを覗いてみたら戦術オルンガの次の手を打ってこなかったんだから低迷するのも当然だとする声もけっこうあって、なるほどサポはそこんところよく見てるんだなあ、と妙に納得。それに加えて江坂がシーズン途中で浦和に脱北…もとい移籍じゃ泣きっ面に蜂どころじゃないよなあ。

 ネルシーニョ監督との契約が2025年まであるとも言われていて切るに切れないという状況でもあるらしい。菅野が柏で正GKだった時にはJ1昇格即優勝という離れ業をやってのけた監督だから監督に逃げられたくないという心境もわからなくはないが、それにしても…。
 金の面もあるだろうが、能力の高い外国人選手が多いということはそれだけプライドも高く扱いが難しいということでもある。ネルシーニョを切れないのはむしろそっちが理由では?と思える。その点、福岡の長谷部監督は巧くハンドリングしているとも言えるけど…。

 三者三様の大型補強。乱獲して放流もしまくるFマリノスも加えれば四者四様か。大型補強をしたくてもできないコンサからすれば「金があればあったで大変なのね…」とため息混じりに眺めるくらいしかできんのだが、ゼニが全てや!で終わってしまってはつまらん。ドドやガブリエルが当たりになることも重要だが、それは当人の頑張りとチームのサポート次第。腹黒GMをはじめとしてウチのフロント陣にはナナメ上の補強で驚かせてほしいもの。もっとも、アンロペマネーは主に大卒組の強奪に対抗するために消えるだろうから途中補強は期待してないけど…。

 つーか、清水は広島から井林も獲るのか。ロティーナのやり方わかってるし、いい補強。清水は手を緩めないなあ。お金あるところってこういう軌道修正が容易なのよねぇ…。コンサは金は出せんけどナメック星の最長老の如く能力を引き出すミシャと観音様の如くそこにいるだけで感化されてしまう小野伸二美味いメシが食えるぞっていうので何とかならんもんかのぅ…。いや、プロ選手として食は大事よ?マジで。


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16:00

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ジャイキリ大安売り。

2021年06月09日

>小塚きゅん、ウチ来ない~?

赤:はいどうもー、赤黒スズメでーす。
  今日は天皇杯の初戦だったわけですが、前半から馬鹿試合全開でしたねぇ。
黒:野球かっ!ってツッコミを入れたのは廣岡アナだけじゃないと思うぞ。
赤:でもまあ、馬鹿試合とはいえ中島大嘉がハットトリックというのは好材料です。
黒:メンバー表の表記ではシャドーっぽいが、前線はとにかくケガ人だらけだから
  日曜日のマリノス戦にも即抜擢してほしいわ。
赤:ガブリエルはまだ使える状態じゃないんですかねぇ。
  フィット以前にどういう選手かまだ分かっていない感じですし。
黒:そして天皇杯と言えば、毎度おなじみジャイアントキリングでございます!
赤:チリ紙交換車じゃないんだから…。
黒:負けや~晒され~♪晒され~(SNSは)祭り~だ~よ♪
赤:川崎も終了間際にやっと追いついてPK戦にもつれ込むヒヤヒヤものの勝利でしたからねぇ。
黒:ジャイアントキリングの大安売り!J1は2チーム!た~けや~…
赤:J1はFマリノスとFC東京と仙台なんですが。
黒:皆まで言うな。つーか、J2も山形と甲府が下克上の憂き目に遭ってるんだよな。
赤:でも、マリノスを倒したHonda FCは普通に強かったですよ?
  延長に入っても勝ち越された後に左からのクロスをスルーして追いつくとか
  J2クラブでもなかなか難しいオシャレな芸当ですよ?
黒:いい感じでFマリノスが消耗してくれたので今日はHonda FCさまさまだな。
赤:PK戦も2人目が一旦は弾かれたのにポストとGKに当たって入るとか
  執念が乗り移ったかのようでした。
  先制点のPKもHondaのGKが決めてますし、MOMはHondaのGKで決まりですかね?
黒:いや、真のMOMがある。
赤:というと?
黒:やっちゃえHondaのダンマク。


 ツイッター上では日産とホンダが残業でホワイト企業のトヨタが定時で退勤とか、なかなかスパイシーなフレーズもあったりしたが、1つだけ文句言いたい。JFAの公式HP無能すぎ。NHKの特設ページよりも劣るってどーよ?試合状況をリアルタイムで流してくれないので川崎の試合はSNSが頼り。往年のフロサポにしてみれば通常運転らしかったが、終了間際まで負けてたのでマジでジャイキリあるかもと思ってしまったぞ。お京都って何だ?と思ったらおこしやす京都(関西1部)のことだったのね…。

 一発勝負の難しさ、恐ろしさ。
 天皇杯はそれが出やすいトーナメントとはいえ、今日は多すぎやしないか?
 まあ、馬鹿試合でもウチらは勝ったから言えるんだけどね。

 Honda FCのこん棒隠し持った絵は上手いなと思ったけど、千田先生はつらいやろなあ…。


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22:35

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雑感まとめ。

2021年06月04日

>昨日は鳥栖サポがダブル大地でwktkしたのかな…

 代表ウィークに入ってJ1はひと区切り。ということで、ここまでのリーグ戦を振り返ってみる。

 川崎独走。堅い名古屋をボコってしぶとい鹿島を振り切ってと優勝はおろか史上初の無敗優勝まで視野に入ってきつつある。おのれ小林悠。とっとと海外移籍しろ。もうリーグ全体で被害者の会を結成してもいいと思うの。上位陣で驚きなのは鳥栖が4位、福岡5位。

 鳥栖はユースからの昇格組をミョンヒさんが上手くまとめて残留争いの下馬評を覆すどころかリーグでわずかに8(!)の最少失点。帳簿は大穴開けてるのに。福岡はJ1で6連勝。これはもはやフロックで片付けるわけにはいかない。コンサには今年未だ連勝なし。ちょっとうらやましく感じる。残留争いの仙台ですら連勝があるのに。セランテスを切ってまで前線の選手に重心をかけた外国人補強もさることながら、一番評価されるべきは長谷部監督の手腕。

 鳥栖や福岡に共通するのはチームがまとまっていること。
 そう簡単には落ちてきそうもない。

 一方、残留争い。今年は降格枠4つということでシビアさは尋常じゃないが、まずはムキムキ補強で下馬評では上位進出が予想された清水の低迷か。降格圏とは勝ち点差わずか1。ロティーナはチーム作りに時間がかかるとは言われていたが、得点はまだしも失点23は明らかに多い。ウィリアム・マテウスが家庭の事情で退団など外国人選手がイマイチ活躍できていない。

 オルンガが抜けてどうなるか?いわゆるビックリ枠になるのではと一部で目された柏は今一番ドツボかも。ケガ人が多い上に外国人選手をたくさん獲ったはいいものの入国制限による合流遅れも重なってチームが固まらない印象。負け数11でワースト2位というのはかなりヤバい。ボロ負けこそそんなにないがとにかく勝てないってのはJ2で降格圏にどっぷりハマっている大宮を思わせるものがある。大宮は一応監督のクビ切ったが柏にできるかなあ…。

 ACLは罰ゲームなんて悪口もあるが、そのあおりを受けそうなのがガンバ。アデミウソンの事故とかコロナによる活動休止(これは不可抗力でもあるので一概に悪いとは言えないが)など普通に活動できる状態にないままシーズンに入った感じ。タレントが揃っているのに15試合で総得点7(もちろんワースト)はひどすぎる。ツネ様の首を切ったのは致し方なしか。で、後任はといえば暫定だった松波体制のまま。よほど大木こだま・ひびきをパクってネタにしようと思ったくらいだ。Fマリノスでさえ苦しめられた地獄の超過密日程、果たしてサバイバルできるのか?

 柏とガンバに共通するのはチームとしての型が定まっていないこと。
 残留争いの渦中にある仙台と大分とはそこが大きく違う。

 …ってな感じでざっくり上と下を見たわけだが、地味にヤバそうと感じるのがFC東京。
 1試合消化が多いのにウチらと勝ち点が同じって戦力的におかしくね?

 今年の戦いぶりを見ていないので何とも言い難いところはあるんだが、失点27はぶっちぎりワーストの横浜FCに次いでワースト2位。ガッチリ守ってチート外国人で押し切るイメージと重ならない。レアンドロが拗らせ癖を再発、波多野が規律違反とか何となくタガが緩んでいる印象もある。一時期サブだったけど禊は済んだってことなのかな?

 アンロへのオファーなどコンサに関してはまた改めてということで…。
 誰だ!横浜FCがウチの数々打ち立てたJ1ワースト記録を更新すると期待してる奴は!


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20:15

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改めて城後と宮澤。

2021年03月15日

>グッズ忘れずに注文しなきゃな…

 つい先日、宮澤がJ通算400試合出場を果たした。

 「J1もJ2も含めてだろ?大したことねーじゃん」という声はあるかもしれない。
 そりゃJ1だけで600試合以上とか上を見たらキリがない。
 だが、コンサ一筋で400試合というのは単に無事これ名馬にとどまらないものがある。

 宮澤のJ1での出場試合数は151。一見大したことがなさそうだが、同一クラブでこれだけの試合数に出るのは並大抵ではない。中村憲剛(川崎)や小笠原(鹿島)は別格として、クラブ生え抜きでJ1で150試合以上出場してかつ今も在籍し続けているのはざっと見た感じでは仙台の関口(199試合)くらい…と思ったら一時期浦和とかにもいたのね。

 浦和の興梠慎三や阿部勇樹、引退した佐藤寿人のように移籍先でも第一線で活躍し続ける(た)選手もいるが、超一流とまでは言わないまでも宮澤はひいき目抜きに十分評価に値する選手。コンササポは宮澤を誇っていい。それまでは例えば水沼パパのように「観る人が見たら実はスゴい!」という評価は既にあって、コンサがJ1で注目されるにつれて宮澤が認められるようになってきたというある種の奥ゆかしさやいぶし銀っぽさを感じてしまうというのはオレだけか?

 で、クラブ生え抜きのバンディエラといえばやはりアビスパ福岡の城後を挙げないわけにはいかない。普通の人はJリーグでキングと言えばキングカズ。ただし、アビサポにとってはキングと言えば城後寿のことを指す。これはアビサポも異論は認めないはず。

 プロ入りが宮澤よりも早い(2005年)こともあり400試合出場は城後が先。ただしJ1での出場試合数はまだ100に届いていない。よって、コンササポはもっと宮澤を誇っていい。城後に劣る点といえば宮澤はGKの経験がないことだが、Jにも長谷部誠がいる!と言われるようになるには避けて通れない関門ではある(←何だそれ!)。まあ、奈良が川崎在籍時にGKやってるし…って、まだ福岡で出られんのかっ!

 福岡は城後以外のFWがケガという緊急事態。宮澤は老け込むには早すぎる。300試合は厳しいかもしれんがJ1通算200試合は十分に狙える。2人のバンディエラが記録の上ではそれぞれの大台を、それぞれのクラブがそれぞれの目標に向かって戦い抜く姿を応援するというのもまたいいもんである。


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18:25

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川崎でも不可能なこと。

2020年11月18日

>いやマジで天皇杯で見てみたいわ…

 今まで幾度となくやられまくってきた川崎にアウェイでコテンパンにやっつけたコンサ。
 それと同等、あるいはそれ以上の衝撃と言っていい。

 J3秋田、無敗でJ3優勝&J2昇格! 

 28試合で20勝8分け、しかも失点わずかに8(!)。複数失点はVSセレッソU23の2失点だけ。
 立木ボイスじゃなくとも「圧倒的強さ…っ!」という表現がピッタリ。
 神戸は孝行じゃなくてこっちの吉田を引っ張ってきたほうがいいと思うの。

 2017年にもJ3優勝しているが、その時はJ2ライセンスが下りなかったのでJ3暮らし。しかし今度は堂々J2に殴り込みとなる。しかも、秋田のスタジアムの電光掲示板がなかなかスゴいらしい。

 電光掲示板でのネタは川崎に一日の長があるエースストライカーをアンパンマン呼ばわりとか…。家長が41番線ってどんだけ駅が広いんじゃ!な川崎の車窓からシリーズとか出戻の大久保のイッツァスモウワールドもなかなか。ただ、さすがにJ3で無敗優勝ってのは川崎でも不可能。

 来季は昇格2降格4と決まったがJ1の4つ降格よりもJ2の4つ降格の方が恐ろしいと思う。順位表見たら千葉はまだしも大宮がこんな順位?ってくらいにJ2は魔境。ただ、秋田なら来季は残留できそうな気もする。というか、してほしい。

 もっとも、J1の激流を泳ぎ切るのが厳しいことに変わりはないんだけどね…。


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23:00

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GKはつらいよ。

2020年11月16日

>チアゴアウベスのシュートが外れて助かった
 あれが決まってたら晒されるどころか菅野は10年ネタにされてたな…

 因果な商売ってほどでもないけど、GKは報われることが少ないポジションだなと思う。「GKのせいで負けた!」と文句言われることはあっても「GKのおかげで勝った!」と褒められることはPKストップでもない限りなかなかない。もっとも、コンサの場合はソンユンがスゴすぎたせいで感覚がマヒしてるのも多分にあるんだが…。

 昨日の神戸VS湘南。斎藤未月の超ロングシュート。神戸のGK飯倉はFマリノス時代の印象が強く飯倉チャレンジとネタにされがちだが、これはGKを責めるのはかわいそう。シュートを撃った斎藤未月が上だった。ダイジェストを見ただけでも湘南のGK谷とともにファインセーブ連発で「GKが要所を締めるとこんなに面白いのか!」という典型例。コンサだと2016VSセレッソ@キンチョウスタでのソンユンとキム・ジンヒョンとの“兄弟対決”がそうかな。あの試合はソンユンが負傷交代で難しい状況の中、金山が締めたんだよなあ…。

 湘南のGK谷はガンバからのレンタル移籍。ガンバには東口がまだまだ健在。ジュニアユースからの生え抜きなので完全移籍はさせないだろうが戻っても正GKになれるかというとかなり難しい。来シーズンもレンタル継続かなあ。GKは当然出られるのは1人だけ。アメフトの控えQBみたいなもんで正GKが極度の不振かケガに見舞われでもしない限り出番が回ってくることはない。忍耐強さだけでは…とシロートが安易に口を挟めないほどにしんどい。

 J2千葉では川崎から移籍したラッシャー板前…もとい、GK新井がインスタグラムで喝を入れたとか。敢えて表沙汰にする前にチーム内で苦言は呈していただろうが、新井もサブどころか一時は第4GKからコツコツと取り組んできたからヌルさに我慢がならなかったんだろう。それでやっと目覚める千葉もどうかと思うが。菅野も1人だけで守るんじゃなくてGK全員で守るんだと発言をしていたが、このあたりもGKならではだと思う。

 菅野だって能力としてはかなり高い。柏J1復帰即優勝時の正GKだし。ただ、ソンユンの後となるとどうしても一段低く見られがち。柏戦@ドームのゴールはアンラッキーなんだけど、あるいはソンユンなら…とかつい思ってしまうし。鳥栖戦ではミンテがチアゴアウベスと入れ替わられるやらかしでピンチを招いたが、冷静に前に出てのシュートブロックは顔面直撃。痛そう…。

 FWは10回失敗しても1回決めればヒーローになれるが、GKは1回のミスが即失点につながりかねない。FPのやらかしをGKがカバーすることはあってもその逆ってあんまりない。その上、どうしても失点シーンってGKに目が行きがち。38分から39分頃の鳥栖のカウンターなんて3vs1(!)で、ほぼほぼ1点モノの決定的なピンチ。小屋松のパスがズレたせいで何とか助かったが、通ればGKはノーチャンス。

 今はGKもFPの1人としての役割が増えているからGKの能力としてはガタイの大きさの割合が相対的に小さくなっているし、どんどん押し込んでいくと当然裏のスペースもケアしなきゃならなくなる。スッテンコロリンをやっちゃったせいかサカダイのMOMはエドゥアルドだったが、それ以外は裏のスペースのケアをしっかりやってたから目立たなくてもMOMに値する働きはしていたと思う。ただ、それもGKなら当たり前ってことになっちゃうんだよねぇ…。

 地上波だとどうしてもボールのあるエリア中心の映像でGKを含めた俯瞰の画にはなりにくい。今は声援NGなのでGKの声が良く通ることもあるが生観戦ではGKのポジショニングにも気を付けて注目すると新たな発見があるはず。むしろ、じっくり観戦派の人ほど集中して観られる良い機会。ただ、オレの場合はTVに向かって「逆サイに渡れば勝ったも同然!」とか言っちゃう口だから金銭面とは別の意味で無理だろうなあ…。川崎戦でも「荒野決めろ!」とか叫んじゃってたし(汗)。 


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20:10

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俺たちのサトケン。

2020年07月05日

>実は密かにヨコレイダービー

 横浜FCには何となく親近感がある。それは“日陰者”扱いされているから。

 今日は流石にスポーツ紙も1面にしているようだが、コンサはいつも日ハムの陰に隠れる格好。J1で4年生の今でこそ少し盛り返した感はあるけど、メディアの扱いはいわば“日ハムファースト”。ここまで来るのにどんだけ艱難辛苦を与えられたことか。山中鹿之助もビックリだよ…。

 一方の横浜FC。J1では久保竜彦の豪快ミドル&ひょっとこパフォーマンスが有名だが、当時は鉄板で浦和が勝つという下馬評を見事に覆しかなりのインパクトを与えたこともだいぶ色褪せてきた。長い間J2で辛抱して13年ぶりのJ1。横浜のサッカークラブというとFマリノスばかり取り上げられる。たまに取り上げてくれたかと思いきや他にないのか!ツッコミ入れるのも飽きるくらいにキングカズばかり…。

 恐らく横浜FCは今年のJ1で最も「今に見てろよ!」というエネルギーに溢れたクラブ。

 実際、内容では横浜FCが上回っていたし、一美が一気にDF2人を置き去りにしたキレのあるターンからゴールとか斎藤光毅のパスとか個人能力でも劣っていなかった。ミラーゲームに持ち込んだ下平監督といい決して弱いチームではない。

 ただ、昨日は横浜FCのサポにとって「J1に戻ってきた!」とはまた違った感慨があったはず。

 コンサには宮澤、福岡には城後といった具合に長い間クラブ一筋という選手が横浜FCにもいる。サトケンこと佐藤謙介だ。開幕戦のアウェイ神戸戦はサブで出場機会なしだったが、昨日はスタメンでフル出場。交代枠が5人に増えてなおだから価値が高い。

 ぶっちゃけ、外野からは「キングカズがいるクラブ」としか認識されていないと思う。
 だけど、昨日のサトケンのフル出場はずっとクラブを支えてきたサポにしてみれば
 「サトケンとJ1で戦える!」という喜びに溢れ、正しくサポ冥利に尽きるのではないか。

 そりゃあFマリノスはJ1で優勝している。どうしたって引け目を感じないわけにはいかない(これは優勝してないクラブなら皆そうだが)。だけど、横浜FCのサポにしてみれば「サトケンこそがハマのバンディエラだ!」という思いは絶対にあるはず。

 最後のダービーと煽られたのも今は昔。横浜ダービーはホームが異常に強いというイメージがある。今年の横浜ダービーは6節がマリノスのホームで横浜FCのホームゲームは何とオーラス。昨日の大阪ダービーはリモートマッチが祟ってかホームのガンバが17年ぶりに負けた。エネルギーを持ち続けて今までの鬱憤を倍返しどころか“8倍返し”してほしい。


post by フラッ太

13:20

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そろそろ開幕モード。

2020年02月08日

>ドカ雪で未だにBSアンテナが死んだまま…

 今シーズンのプレ開幕となるXEROXスーパーカップはFマリノスVS神戸。
 点の取り合いで気楽に観るぶんには面白かったかな。

 両チームともGKがビルドアップに参加したり高く押し上げたぶん広く空くスペースに飛び出していくなど、攻撃的にどんどん行くチームはもはやGKもフツーにフィールドプレイヤーとして機能させないとダメというのがハッキリした試合。飯倉は決定機を3本くらい止めていたからもしかしたらその分だけ感覚が研ぎ澄まされていたのかな。それにしても、歴史に残るグダグダPK合戦だったなあ。9連続PK失敗なんて見たことねーよ。

 気になったのは縦に速くよりピッチを広く使うということ。

 両チームの3点目だと思うけど、FマリノスはPA付近で中央で細かくつなごうとしたのを引っかけられて失点だったし、神戸は縦に速い展開で仲川にボールが通った時、それまで単騎掛けで縦の突破にこだわっていたのに左サイドの遠藤に渡してのゴール。

 イニエスタの「そこ通すの!?」って超絶スルーパスはありゃもうイニエスタにしかできん変態技なので素直に脱帽するしかないが、フリーの選手を作ることは変態技がなくても仕込み次第でできるはず。それを追究してきたのがミシャ式だし、今シーズンから取り組んでいるプレッシングも逆の発想というか相手の選択肢を減らすためにどうハメるという考えの下でやっているわけで…。

 このブログではスーパーボウルについても書いてきたけど、今年はその前の段階で暑苦しく書いてしまったので今回はパス。ネタバレ防止でYahooとかのサイトはなるべく避けていたが、ついうっかり元野球選手がMVPというのを目にしてチーフスが勝ったのがわかってしまった(泣)。チーフスのQBマホームズは横浜ベイスターズにいたマホームズの息子さんで野球のドラフトにもかかったことがある。試合展開は4Qまでは49ersペースでホントにチーフスが勝ったの?と半ば信じられなかったが、マホームズが個人能力で何とかしちゃった感じ。

 ただ、非常に見応えのある試合だったしコンサにはある意味吉兆とも言える。今年のスーパーボウルの会場はハードロックスタジアム。チーフスのHC(監督)であるアンディ・リードはプレイオフ常連の名将でありながら今までスーパーボウルには手が届かなかったが、ようやっと大願成就。これってJリーグで名将と称えられてもおかしくないのにタイトルには縁がなかったミシャとカブる。チーフスはイケイケオフェンスのチームだし、本来中立であるはずのスーパーボウルの試合でさながらホームゲームのごとくクラウドノイズもスゴかったし。

 来週はルヴァン杯GS。プレ開幕ともいうべき1発目の試合でどう進化したのか?
 そろそろコンサ濃度を濃い目で開幕直前ネタを暑苦しくブチかましてみようかと。


post by フラッ太

16:30

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分岐点の岩崎。

2019年12月04日

>欲しいもの 専用スタより 練習場

 さて、E-1選手権に出場するフル代表とチャレンジカップに出場するU-22代表が発表された。
 ぶっちゃけ、ポイチの方向性が見えんというのが率直な感想。

 フル代表では4バックだったんだがマリノスの仲川や武蔵はMFでの選出。この前のベネズエラ戦における前半だけでの4失点という大失態で代表選出を素直に喜べなくなっているオレがいる。もっとも、田中駿汰のフル代表での選出は良い意味でのサプライズではあるんだが…。

 サプライズという意味ではU-22代表で岩崎が選ばれたというのがより大きい。何せ岩崎はカップ戦はまだしもリーグ戦ではほとんど出場機会なし。菅は前回選出されているのでいいとして、このタイミングでというのは他のメンツからしてもラストチャンスとみる。ここで結果を出せないようだと来季の岩崎の身の振り方は大きく変わるかも。

 フル代表は今のところ22人。天皇杯や入れ替え戦を考慮しているのかな?
 ポイチからすれば湘南の杉岡や神戸の古橋あたりは呼びたいと思うが…。

 去年、なかなか試合に出られなかった白井が今年はルーカスと五分以上にポジション争いで鎬を削っているだけに、岩崎にはコンサで成長してもらいたい。武蔵にも言えることだが、代表ではとにかく結果。ポイチの采配や選手起用が激しく心配だが、岩崎にはチャンスをモノにしてほしい。


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22:20

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流石のコバさん。

2019年11月25日

>ここで一句 「鹿児島が ひたすら犬を 恨んでる」

 昨日は激動のJ2でいろいろと大変だったが、まずはJ3で北九州がJ2復帰。
 北九州といえば昇格請負人・コバさんが全権監督として見事立て直したクラブ。

 J1ライセンスが下りずにプレーオフに出られなかった時もあったし、まだJ2に降格制度がなかった時代にはドンケツを独走したこともある。そして去年のJ3では17チーム中で何とビリ(!)。マンガなら間違いなくボツになるような復活劇はコバさんの手腕なくしてありえない。かつてはJ1とJ2の間に暗くて深い河があったが、今はそれがJ2とJ3の間にある感じ。
 J3は石さんが藤枝を率いてここまで2位。石さんも流石だわ。つーか、この2人がJ3の監督ってある意味贅沢。最終節ではコバさんと石さんの昇格請負人同士で直接対決。ここまで来ると日程くんの有能さはマジで神レベルだわ…。藤枝はJ2ライセンスがないため最終節でJ2の21位に落ちてしまった鹿児島が全力応援するハメに。あんまり偉そうなこたぁ言えんが千葉も最終戦でドローならまだしも、なぜ負けるんだよ…。

 J3はJ2よりもクラブ間の格差が小さいイメージ。今年の讃岐がいい例でJ2から降格したクラブが1年で戻るのはかなり難しい。J3降格だとJ2降格以上に選手がいなくなるし。真夏でも昼間に試合するとか過酷な環境の中、クラブにかかわる人たちはよくぞ辛抱強く支えてきたと思う。復帰まで3年。栃木も大変だっただろうけどコツコツ頑張ったからだよなあ…。

 来シーズン、アビスパとの福岡ダービーマッチは白熱すること間違いない。

 地理的な理由はもちろん、両クラブに立派なスタジアムがあることも盛り上がる要素。来シーズンのJ2開幕にぶつけてくる可能性はかなり高いんじゃないかな?ただ、理由は他にもある。1つはコバさんをめぐる因縁。コバさんは半ば追われる形でアビスパから去った。アビスパ側は北九州に追いつかれた格好ともいえるのでかなり意識すると思う。もっとも、アビスパも水戸から長谷部さんを招聘するようだし因縁抜きでも普通に面白いとは思うけど…。

 もう1つはバンディエラ対決。
 福岡の城後寿は既にブログで書いたけど、北九州にもミスター北九州・池元友樹がいる。

 出たり入ったりがあるので生粋のバンディエラとは言えない部分もあるがクラブの代表格であることは間違いない。アビスパ5年周期説だと来季のアビスパは昇格イヤー。フロント含めて体制も一新するようだし、楽しみなカードになる。ウチと浦和ほどの暑苦しい腐れ縁的因縁はないけど悪名高いオブリが暴れん程度には福岡ダービーで盛り上がって“物語”を紡いでほしい。

'どうせ、あのおぢさんは糞崎は究極無能とかつまんないコメントを性懲りもなく入れてくるんだろうけど、煽るんだったらかつて昇格させた山形や藤枝のサポにやってごらんよ。ぶっちぎりの降格の責任がないとは言わんが、コンサでも昇格という結果を出した監督を無能とは思わんよ。


post by フラッ太

22:55

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松本山雅のスゴさ。

2019年10月09日

>いいキャッチフレーズだな…

 コンサドーレのサポーターズブログなのに何で他のクラブの話するんじゃい!

 …ってツッコミが入りそうだけど、まあいいじゃないですか。
 コンサに関しては他の方がアツく書いてくれているし、ちと離れた視点でってのもアリかな、と。
 戦術系のことはアジアンベコムさんに逆立ちしても敵わないし…。

 コンサが苦難の道を辿ってきたように守備だけではJ1残留はできない。
 もっと正確に言うなら残留争いに加わることすらできない。現実は非(ry。

 08年の三浦コンサや12年の石崎コンサは言うに及ばず、17年の四方田コンサだって都倉を封じられた時は6連敗したし補強が大当たりしてやっとこさ残留できた。少なからずコンサが辿ってきた道と重なるよなあと思ってるんだけど、松本山雅のスゴさは何と言ってもその割り切りよう。ソリボールと言われようが松本だけ違う競技やってると揶揄されようがブレない。

 三浦コンサ、石崎コンサと松本の共通点は「守れるけど点取れない」。守備が持ちこたえられずに無理して攻めて傷口を広げて…というのがお決まりのパターンだが、コンサと松本で違うのはコンサは大量失点した試合があるのに対して松本がリーグ戦で3失点以上したのはここまでガンバと鹿島相手の2つだけ。負けてても攻めに出ない、ヘタするとウノゼロ負けでもいいくらいに爆守備。
 一方、攻撃はどうかというと総得点が17とダントツのワーストなので推して知るべしだがここまで3得点以上挙げた試合はない(ちなみに、三浦コンサでは2つ、石崎コンサではゼロ)。なので勝った試合はすべて1点差なのはわかるが、ソリボール空間がスゴいのは勝つにせよ負けるにせよ複数得点差になることが少ないということである。得失点差で有利になる特殊効果も発動するし(←遊戯王かっ!)。

 めんどくさいのでシュート数とかは調べなかったけど、可能な限りリスク回避、排除を優先する、それが守備偏重ってだけにとどまらず攻撃においてもヘンな奪われ方されるくらいならさっさとボールを放棄して守備の準備に回すくらいに割り切る。得点はセットプレイで取ればいい…。

 試合の“動き”を極力少なくして…というのは三浦コンサではよくあることだったが、ここまで徹底できるのがスゴい。弱者の戦術と言えばそうなのかもしれんけど相当異端な戦略であり戦術じゃないかなあ。だって、やる側も観る側もものすごく我慢を強いられるんだもん。ミシャ式が殴り合い上等!なところが多分にあってそれに慣れたせいもあるかもしれんけど、よく耐えられるよなあと思ってしまうんである。

 さりながら、今年の松本は残留“争い”ができていることが素直にスゴいとも思う。

 去年は残留のボーダーラインが41にまで上がってしまったけど、ここまで勝ち点28。通常、試合数と同じとされる残留への基準は満たしている。下馬評では降格のド本命の声が多かったし、オレも某著名サイトの順位予想で降格候補の最右翼としている。
 どこかで勝ちにいかなければならないという状況が出てくると思うんだけど、ここまではソリボール空間に引きずり込んで何とか踏ん張っている。6ポイントマッチも2つ残っていて、直接食って引きずり降ろせば得失点差で上回って残留なんて目も出てくる。

 かつてコンサをギャンブルサッカーと腐した反町監督。
 ギャンブルを徹底排除したソリボール空間でミッションコンプリートとなるか?


post by フラッ太

12:10

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湘南パワハラ問題への雑感。

2019年10月07日

>今の湘南はチームの体を成してないよな…

 湘南のチョウ・キジェ監督のパワハラ問題。調査によって「クロ」となったわけだが、「Jリーグはなぜライセンス停止や剥奪にまで踏み込まなかった?」と思っていて。で、ネット上で見つけた情報しかないけど、ライセンスはJFAの管轄となっているらしく、だからリーグがそこに触れられなかったというのはまあ理解できるんだが、

 何かこう奥歯に物が挟まったような中途半端な処分で悪い言い方しちゃうと
 「処分はしたからあとはクラブでケジメつけてね」というアリバイ作りな印象がある。

 クラブが強くなる、大きくなるためには現場を任される監督と
 チームを運営する会社の経営に信頼関係があり互いに高め合うことが必要になってくる。
 車の両輪とか同じ方向を向くとか表現の仕方はいろいろあるけど、
 湘南がJ1に復帰できたということはそうした信頼関係はあったということなのだろう。

 ただ、その過程で選手が置き去りになってはいなかったか?
 自浄能力って堅苦しい言葉を使わないまでも現場を預かる監督と
 会社(強化部や経営陣諸々含めて)との間の風通しはどうだったのかな?

 ここまで問題が大きくなってしまったのはそのあたりに原因があると思うし、一定の歯止めか効かずにいたことで言い方悪いけど「商品」でもある選手の価値をケガで下げてしまうことになってしまった。「こんなコンディションじゃ試合に出せませんよ」というのを「何とかしろ!」だけで片づけられちゃスタッフはたまったもんじゃないし、選手の側だって「ケガしたくてするわけじゃないのに…」と不満は募るだろうし、次第に「スタッフは選手を守ってくれない」と不信感を抱いても不思議はない。

 逆といっていいかはわかんないけど、例えば「○○選手は年俸が高すぎるからこれ以上抱えていられない」とか「素行が悪くてクラブのイメージを損ねる」みたいに会社側からプレッシャーがかかっても監督が「いや、アイツは戦力として欠かせない」などと防波堤になることもあるから誰からの圧力に対して誰がどう守るのか?という答えは様々あると思う。

 ただ、今回の湘南の問題に関しては本来守ってくれるはずの人が
 味方にならずに(結果的に)敵になってしまった。

 ちょっと前に拠り所ってことで書いたけど、今の湘南は拠り所としていたチョウ・キジェ監督がパワハラをしていて、その影響が少なからず選手の流出含めてクラブに深刻なダメージとなっている。拠り所としての存在感が大きい分だけいなくなるダメージもより大きくなるが単に監督のクビ切れば解決というわけでもなさそうなのが切ない。

 ここまで外野が騒がしくなると選手も心穏やかではいられずに試合に集中できないだろうし、何よりサポの心痛が気にかかる。主語がやたら大きくなって湘南いちクラブだけの問題では収まらなくなりつつあるし…。あくまで印象でしかないけど湘南サポは裏切られた、それも二重三重に裏切られたという思いを持っているのではないか。成績が上向かない責任はあるにせよパワハラに関しては選手は悪者ではないだけに余計に気持ちの持っていきようがないのが何とも…。

 パワハラは良くない、悪いことだ。

 それは確かにその通りだけど、じゃあ指導とパワハラの境界線ってどこなんだ?というのは湘南に限らずどのクラブにとっても起こりうる問題。なるべくニュートラルに書いたつもりだけど、湘南は相当の出血は避けられないというのが率直な思い。


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21:30

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城後と宮澤、千葉と福岡。

2019年09月26日

 浦和サポの今の心境とかけて環境大臣ととく。そのココロは…
 「あのザマで信じろ(進次郎)ってのは無理あるやろ!」

 …とローブローなツカミを1つ入れたところで(←ローブローは反則やろ!)。

 確か、先日のB型会で話した気がするけど、拠り所になる存在ってクラブに必要だと思う。欧州のメガクラブでは選手が傭兵化し巨額マネーが飛び交うようになった。これからを担ってもらおうと思っている選手も今や海外クラブに目をつけられ鹿島ですら放出せざるを得なくなっているのでクラブの生え抜き、いわゆるバンディエラという存在が絶滅危惧種になりつつあるけど、そんな環境にあってもクラブの象徴と言える選手は存在する。

 コンサでいえば昔はソダンで今は宮澤だが、コンサ以外で忘れてはならない選手がいる。
 それはアビスパ福岡の城後寿。

 契約更新が発表されるとツイッター上でじょうごぉぉぉぉぉと叫ぶのがお約束で冬の風物詩。紛れもなく城後はミスターアビスパ。J1に昇格したときも経営危機が表面化したときも城後は福岡に在籍し続けた。去年の非公式トレイラーがまたカッコいいんだよなあ…。城後に少なからずアビサポは勇気づけられたと思う。
 アビサポにとってはなくてはならない存在。#10を文字通り“背負っている”こともさることながら、どことなく宮澤と似た感じがあってすごく親近感のある選手。今の福岡は前監督のベッキアに家庭の事情を盾にトンズラぶっこかれて少数精鋭主義の尻拭いの真っ最中。ひと息つけたもののJ3降格の危機を感じながら苦闘している。

 で、どうして千葉の名前を出したかと言うとジェフには城後のようなサポの拠り所と言える選手がいないから。ジェフの内情はわからないけど、巻が去り、谷澤もいなくなり、井出はガンバにぶっこ抜かれた。長くいるイメージだとGKの岡本だが愛媛にレンタル移籍中だしなあ…。井出が抜かれるのはカテゴリー違いの悲しさとしてまだ理解できるが、町田也真人が松本に移籍するのを知った時「ウソだろ!?」とマジで信じられなかった。「こんなのJ1でやりたい以外に理由ないじゃん!#10だぞ?ジェフは何してんの…」とショックを受けた。何も知らんくせに!とか怒られそうだけど、町田の移籍はジェフサポにとっては“つうこんのいちげき”以上に心を折られる事態だったと察する。

 資金力でいえば明らかに千葉が上でプレーオフにも何度か進出したのにそれでもJ1昇格できずにいる。最近では昇格どころか下を気にしながら戦わざるを得ないほどに苦しんでいる。何を燻っておるのかと思っている人はオレだけじゃあるまい。クラブを応援する、サポートする気持ちはあってもその拠り所となる存在があるかないかってのは想像以上にクラブのパワーに大きく影響するように思う。コア(核)や軸があるかないかと言い換えることもできるけど、共にあると思える存在があるかないかというのがより正確かな。とりわけバンディエラはわかりやすいアイコンになるわけだし。

 で、浦和である。

 拠り所と言える選手はちょっと前なら阿部勇樹、今なら興梠慎三だろう。よそから来たというのはここではひとまず置く。特に今年は興梠以外の攻撃陣が壊滅的で文字通りの孤軍奮闘。それでいて補強が…ってのは大きなお世話か。ホントに浦和のために長い間身を粉にして頑張っているが今年は出場過多で壊れる寸前。昨日のお休みは致し方なし。
 去年ショートリリーフで立て直した大槻組長も拠り所と言えるが、昨日の天皇杯敗退で雲行きが怪しくなりそう。再び火中の栗を拾う事態になったとはいえ結果責任を真っ先に問われる立場である以上ここまで勝てないと浦和サポが怒るのも否定はできない。でも、バス囲みはアカンでしょ。このまま手をこまねいていたら…という危機感や焦りはあるものの、それが裏返っちゃって可愛さ余って憎さ百倍、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い状態に陥っている。

 過去のいきさつはあるにせよ、城後と宮澤のバンディエラ対決をぜひともJ1で観たい。
 そのためにはまずコンサが踏ん張り続けなきゃ始まらんのだけどね。
 …それにしても、HondaJetで行こうACLって断幕はシャレが効いてるねぇ。


post by フラッ太

19:45

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大分、名古屋、浦和。

2019年09月26日

>浦和サポが自虐ネタに走るって相当重症だよな…。組長、ケジメ取らされるんかな?

 さて、件の3クラブのイメージはこんな感じ。

~大分~
〇資金力:ダントツに低い(J2の中上位レベル?)
〇選手の能力:J2オールスターズと言われている、低くはないけどJ1だと高くもない
〇戦術と選手の相性:片野坂体制でブレなし。戦術の浸透度も高い

 藤本を札束ビンタでかっさらわれたが今シーズンの残留は堅い。でも来季は大変そう。

~名古屋~
〇資金力:異次元の神戸を除けばJ1でほぼトップクラス
〇選手の能力:外国人選手は反則レベル、日本人選手も基本的に高い
〇戦術と選手の相性:監督が好まない選手はさっさと出しているのでそこそこ合っている?

 連敗続きでも風間体制で乗り切ると思いきやフィッカデンティに。再構築が間に合うか?

~浦和~
〇資金力:親会社がなくてもJ1で上位
〇選手の能力:外国人選手はあんまり、日本人選手は能力の高い選手が多いが高齢化が顕著
〇戦術と選手の相性:何がやりたいのか見えてこないので合っているかどうか不明

 天皇杯ではHonda FCに苦杯。大槻組長になってから上向くどころかジリ貧モードに。
 そして杉本はサポから厄病神扱い…。タイトルを獲りに来たと言っておいてPK外しちゃあねぇ…。

 資金力が成績に比例する、選手の人件費(年俸)≒選手の能力という前提に立てば
 大分は残留争い、名古屋や浦和は優勝争いということになるはず。

 この3クラブを見ていると合う合わないってあるんだなあ、と。監督が戦術を浸透させる能力選手自身の能力や適応能力によってチームの形や強さはいくらでも変わってしまうと思わされる。ベタな喩えだけど、料理人の腕が良いと高級食材じゃなくてもきちんとした料理を作れるということか。

 J1では資金力のあるクラブばかりだから腕の良いシェフも高級素材も確保しようと思えばできる。両方を確保しようとするとかなり大変だが力技で両方ともゲットしたのが神戸って感じかな。回り道したけどこれからの神戸はかなり怖そうだし…。いや、名古屋だって浦和だって両方揃えていることにはなるんだけどマッチングにあまり時間がかからずに済みそうな感じがするという意味で。

 危機感を持たずにロクに補強に動かなかった(というよりはプレーオフ回りで補強が大幅に出遅れた)磐田があの惨状になるのは「まあ、そうなるよね…」と他人事で見ていられる。確保する、補強するのは当然として問題なのはどう確保するか?ってことなのかなあ、と。そう考えると現状で今一番上手く行っているのはマリノスってことになるのかな、と。シティグループに入ってノウハウやネットワークを存分に駆使してエゲツないブッコ抜き…もとい、補強もしているし。
 そうしたノウハウやネットワークを自前でとなると大変な話で、実際にできているのは鹿島くらい。だからこそ安部や鈴木優磨をブッコ抜かれても強さを維持できているわけだし…。もっとも、鹿島には欧州からの引き抜きというさらにレベルの高い悩みや課題があるわけだが。

 監督と選手がガッチリかみ合ってここまでは順調だったけど…というのが大分。
 監督と選手が合わずに結果としてどっちもダメになっている浦和。
 監督のリクエストに応えて補強したけど結果が出ずに監督交代で方針転換した名古屋。

 今ピンチに陥っている名古屋と浦和はどちらも開幕時には危機感を持っていたはず。浦和が落ちてきたのは納得が行くんだけど名古屋が監督交代にまで踏み切ったのがちょっと意外。損切りしたのか我慢しきれなかったのか、それとも嫌気が差したのか…。


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00:00

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地獄のJ2。

2019年09月24日

>数字揃えるのクソ面倒臭い…

 地獄、魔境、沼、はたまた魂が磨かれる場所という声もある観るぶんには一番楽しい(@まさひろさん)J2リーグ。いいだけ昇降格を繰り返し、ようやくJ1の3年生に進級したコンサだからこそ「もう二度とJ2には落ちたくねぇ!」と残留が確定するまではいくら勝ち点を稼ごうが不安がよぎるのが悲しきサガ。

 で、33節を終えて最後の直線に入ったJ2リーグがえらいことになっている。

1位  柏  勝ち点66 得点53 失点26 得失点差27
2位 山 形     58       44        27            17
3位 横浜FC      57       53        33            20
4位 水 戸        57       43        24            19
5位 大 宮        57       44        30            14
6位 京 都        55       47        36            11

 首位の柏は頭一つ以上抜けて昇格は堅そう&優勝して当然な感があるが、自動昇格の2位となるもう1つの枠が混戦どころじゃないサンシャイン池崎…もとい、空前絶後の大激戦状態。2位と3位の勝ち点差わずかに1、3位から5位まで勝ち点が同じで得失点差も競っている。これだけでもえらいことなんだが、9位徳島が岡山と勝ち点差4なのでプレーオフだけを考えるなら十分射程距離。

 去年は去年でプレーオフでも劇的な幕切れのオンパレード続き。いかにJ2が過酷で落ちて出直しなんてとてもじゃないが軽々しく言えない地獄であることを改めて認識させられるが、ふと思った。

 …柏、点取れてなくね?

 どう考えても自動昇格のド本命、そもそも落ちるほうがおかしい戦力で実際に首位独走なのに。33試合消化だから60点くらいは取れているものと思っていたので得失点差27と相まって意外だった。なので過去3年のJ2のデータを拾ってみると33節消化時で得点60を超えているのは16年清水(62)と17年名古屋(61)だけ。得失点差で30に乗せているのは16年コンサ(31)と16年清水(30)だけ。

 得点50以上となると16年札幌(54)、17年松本(52)、18年町田(51)、18年大分(58)、18年横浜FC(50)、18年大宮(53)とそこそこあるのだが、勝利数に注目すると33節消化時点で20勝に乗せているのは何と22勝している16年コンサだけ(!)。17年こそ引き分けは上位6チームいずれも1ケタだが3年前に比べて引き分けも増加傾向でJ2が守備的になり簡単に勝てなくなっているのが窺える。裏を返せば柏包囲網が敷かれ徹底マークされてもこれだけの数字が出ているということはやはり柏は図抜けて強い証でもある。

 勝利数だけ見ればコンサは柏よりも強い!と言えるが、案外ネタで終わらないくらいに16年の昇格争いのレベルは高かった。上位3クラブは全て勝ち点60超えで(3位セレッソが63)コンサに至っては勝ち点73(!)。過去3年で70に乗せたのは17年湘南(70)のみ。しかも昇格組が1年目に揃って残留したケースはJ2が22クラブになってからは16年のみ。しかも2年連続で今年も恐らく継続するだろう。

 これを踏まえて…と思ったが、どうもデータ拾いに夢中になるとムダに長くなるのがいかん。
 続きは次回の講釈で…ということで。


post by フラッ太

21:45

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鹿島と浦和。

2019年09月18日

黒:厚別で仙台ごときに1-3負けってぶっちゃけ、ありえなーい!
赤:つ 怒られるよ!仙台が何年J1にいると思ってるんですかもう…。

 …とプ〇キュアネタでひとツカミしたところで。

 天皇杯にはまるで興味を持てなかったのでACL組の浦和と鹿島をチェック。浦和はアウェイゴールの恩恵を受け鹿島は逆にアウェイゴールで敗退。鹿島はFC東京との激しい試合の後にもかかわらず今日の試合も勝ち負けまでしっかり持ってくるあたりは流石イズムが根付いたクラブだよなあ、と。もっとも、大岩名将説が再び揺らぐ可能性も無きにしも非ずで…。

 浦和に関しては低迷ぶりよりも“ミシャ後”がどうあるべきかの方が気になっている。広島は現在の日本代表監督であるポイチ、もとい森保監督が継続路線でリーグ優勝を成し遂げたわけだが、浦和はどうしてこうなった的な意味で横目で眺めるくらいのことはしてもいいのかな、と。ミシャ式の特殊さ故に別方向に向かおうとすると相当苦労するんだろうなというのを感じている。

 鹿島と浦和に共通しているのは
「過密日程?そんなの当たり前じゃん!」な空気や文化があること。

 コンサはまずは残留するのに気を遣わなくて済む、定着するレベルにまで持っていくのが先だから今すぐの目標とまでは必ずしも言えないが、本来J1クラブであればしっかり天皇杯も勝ち上がっていて今週がヒマになるってことはないわけでJ1でもJ1でのレベルで過密日程という難題はついて回るということ。

 代表で一気に4人も抜けたことで超えるべきハードルが一気に高くなってしまったというのはあるにせよ、いずれは超えていかなきゃいけないのもまた事実。補強やそれを裏付けるだけの資金力、選手のコンディショニングやターンオーバーを考えるとコンサはまだまだJ1のピラミッドでは下層にいるんだなあとちとブルーになってしまうんである。

 ACL敗退で鹿島はネジ巻き直してくるはず。…ジェイ武蔵抜きでも舐めプはしてこないよな。


post by フラッ太

22:25

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雨ニモマケズ。

2019年08月07日

>人差し指!

 問題:Jリーグ史上空前の大型補強にもかかわらず下位に低迷するヴィッセル神戸が
    汚名挽回のために夏の移籍市場でさらにかっているものは何でしょう?
    ①恨み    ⓶顰蹙(ひんしゅく)   ⓷失笑
 ’もちろん汚名挽回じゃなくて汚名返上、もしくは名誉挽回が正しいとわかった上でのボケ。
 ネタ的には汚名挽回のためにってのは蛇足だけどかる~いオフサイドトラップってことで…。
 おいらはミキティ~♪金持ちオーナー♪ おいらが怒れば嵐を呼ぶぜ~♪
 ヴェルメーレン?ヴェルマーレン?フェルメーレン? ええい面倒だまとめて獲っちまえ!

 …というわけで、夏の移籍市場で一躍主役となり嵐を呼んでいるだけの神戸。今度は大分の藤本を豪快にブッコ抜きだとか。セリエAダイジェストが放送されていた時のラツィオとかインテルを思い出すなあ。オマリとフェルマーレンであぶれた宮を期限付きで獲った水戸さんのほうがよほどうまい補強だと思うが。
 大分はただでさえ資金的に厳しくて豪勢に金をかけてもちっとも成績が上向かない金持ちクラブが「ムキー!」とか叫びつつ札束ビンタのターゲットにされやすいから移籍やむなしってところかな。藤本の移籍はそういう意味では理解できるのよねぇ。今回は神戸をイジったけど自分のクラブから強奪されない限りにおいては金満補強なクラブがあってもいいよねってのはある。

 で、神戸。どこまで本気なのかは知らんが福森に食指を動かしているんだとか。某著名ブログでは「なぜ初瀬?」なほどに起用されているのが七不思議といわれるくらいなので補強ポイントにはなっているんだろう。でもねぇ、確かに福森は左足は恐ろしいものがあるし高さもあるしで手を出す気持ちはわからないではないけど守備は決してうまい方じゃない。大伍に突っかけられてあっさりPK与えちゃったのを見てないワケじゃないだろうに…。どうせ酒井高徳獲るんでしょ?

 年俸もプロの評価の指標の一つだし、神戸の資金力をもってすれば言い値でなんてこともやってのけるかもしれない。四方田コンサからミシャコンサになっても福森は戦術の要であることに変わりなく、抜かれたら相当キツいことになるのは間違いない。だが、逆に考えれば福森はコンサでは主役になっているわけで神戸で福森が主役になれる保証はどこにもない。戦術が固まっているわけでもなし、ましてやイニエスタを差し置いて…なんてことはありえないんだし。ただ、契約に絶対はないので断言はできん。神戸は尚既神断でおなじみだし今から冬が怖いな…。

 で、浦和戦を録画しようと思ったんだけど番組検索しても見つからない。録画放送もなし?高校野球で空きチャンネルないとか?それとも敢えて地上波はナシにしてドームに観に来い!ってこと?それも気になるが、今週末の札幌は雨予報。今まで弾丸ツアーって雨に祟られたことないんだよなあ…。あまり暑くならずに済むのはありがたいんだけど。どうやら3万オーバーにはなりそうだし、待機列がえらいことになるんじゃ。

 …ネタで遊んでる場合じゃないな。はよ旅支度せんと。


post by フラッ太

22:25

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なぜキム・スンギュがいない?

2019年04月15日

>ダンクレーやデサバトみたいな外国人は今のコンサじゃゲットできんよなあ…

 Jリーグタイムで神戸のGKが前川だったので驚いた。確か、松本戦でパンチングをスカるチョンボをやらかしてなかったっけ?普通にキム・スンギュでいいじゃん?と思い改めてスタメンをチェックしてみると、ウェリントン・ポドルスキ・イニエスタ・サンペール・ダンクレーがスタメン。なるほど、外国人枠が既にいっぱいなのか…。

 金満補強路線の神戸だけどバランス悪くないか?名古屋はシミッチが入って外国人で背骨を固めたけど神戸はわざわざキム・スンギュを外す必要あったのかな?サンペールにこだわるなら日本人のGKをかっさらいに来そうな気がしてならない。

 で、琉球。上里がこぼれ球をダイレクトボレーで見事にゴール。正しく上里の真骨頂。何がいいって力一杯蹴ってないのがいい。「決める!」と力んで宇宙開発なんてことになりがちな場面で落ち着いて左足を振り抜いたところに上里が伸び伸びやれているんだなというのを感じる。キャプテンマークが重荷にならずに様になっている、脂がのってきたというのはちと上から目線かな。ウチのキャプテンはいい意味で力が抜けてはいるんだが、そろそろ力が入った姿も見てみたい。

 なお、フラッ太さん、土曜日のドライブで(事故やキップ的な意味ではなく)やらかした模様…


post by フラッ太

20:10

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違い、あるいは差。

2018年12月08日

>あのPK判定は全くもって正しい

 J1参入プレーオフ、J1・16位磐田VSJ2・6位東京Vの試合は2-0で磐田が勝利。
 J1の面目を保った格好だが、J1の“12位”とJ2の6位の対戦と考えれば順当ではある。
 ヴェルディが先制して磐田が焦るようならワンチャンあるかなと思ったが、
 さすがに名波監督もそれは許さなかったようで。

 選手個々の差というのは間違いなくあるが、それとは別に磐田とヴェルディで違いがあるとすれば
 失うものがないヴェルディと失うものがあまりに大きい磐田
 そして、実際に失った経験がある磐田ということになろうか。

 この試合で思い出したのが第50回スーパーボウル。ブロンコスVSパンサーズのカードはパンサーズのQBキャム・ニュートンを中心とした攻撃がことごとく封じられブロンコスが24-10で勝利。攻撃の選手に与えられることが多いMVPも守備の選手であるLBヴォン・ミラーに与えられた。

 なぜこれを引き合いに出したのか?それは試合結果もさることながら、試合に至るまでの背景にある。試合会場は49ersがホームとするリーバイス・スタジアム。当然、芝の状態など普段とは微妙に違うのでその確認作業も必要なのだが、パンサーズは記念写真を撮るなどぶっちゃけ浮かれていて準備を怠った。
 加えて、リビング・レジェンドと言うに相応しいQBペイトン・マニングが引退するのでは?という話題で持ちきりであった上に、その2年前のスーパーボウルではシーホークスに43-8のボロ負けを喫していてブロンコスには“勝たなければならない”理由もあった。

 ヴェルディが磐田をナメていたというわけではもちろんない。1発勝負で絶対に負けられないという名波監督率いる磐田のJ1残留への執念が非公開練習を連日繰り返してでも周到に準備した。その結果として不確定要素や運に左右されない順当勝ちと言える結果と試合内容をもたらした。それは降格した経験があるからこそなのだ、ととらえている。

 J1側に超本気モードで1発勝負に勝ちに来られたらそりゃJ2の6位では太刀打ちできんわなぁ…。
 まあ、同じ様相がミシャコンサと川崎や鹿島にはあるよねってことで締めておく。


post by フラッ太

22:15

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