F1第14戦・イタリアグランプリ。

2008年09月15日

 あー眠い。
 ○たさんのブログのタイトルを見て「なにぃ!?」と驚いた。
 で、3時に帰ってきたにもかかわらず、予約録画してあったF1を急遽観ることにした。
 
 なるほど、雨で予選から大波乱だったのね。
 優勝したベッテルがポールポジション、チームメイトのブルデーが4番手。マッサの6番手というのはまだしも、ライコネン14番手、ハミルトン15番手。雨で波乱が起こることはままあるが、ここまでとは。そんな難しいコンディションの中、トヨタが2台ともトップ10に入っているのは好調ぶりがうかがえる。

 で、決勝。勝利の女神はイタズラがお好きのようで(笑)。
 4番手のブルデーがフォーメーションラップでスタートできず最後尾に。セーフティーカーが先導する中でのスタート。セーフティーカーのドライバーもヒヤヒヤだったろうなあ。ベッテルが勝ったというのをわかった上で観ているから、ベッテルがポールトゥウィンで優勝というのはイマイチ感動が薄くなってしまった。むしろ、ハミルトンの強引なまでの抜きっぷりが目についた。丸くなる前のセナのような「とにかく抜くんだ!」というのがひしひしと感じられるオーバーテイク。こういう書き方をしたらセナのファンは「一緒にしないでくれ!」と目をつり上げて怒るかもしれないけど・・・。

 けど、今回のレースはそこここでオーバーテイクが見られて退屈せずに済んだ(苦笑)。マッサがロズベルグをオーバーテイクした時は思わず声が出そうになった。普通、雨の中で縁石に乗り上げて抜くのはリスクが大きいからあまりしないと思うのだが、やっぱり地元モンツァとあってはタイトル争い以上に期するものがあったということなのだろう。

 マッサが6位、ハミルトンが7位でフィニッシュ。タイトル争いではハミルトン78点、マッサ77点。ライコネンは9位でノーポイント。20点差だからちょっと厳しくなってきたかなあ。ただ、コンストラクターズの方が大変。フェラーリにとってはライコネンの失速が頭の痛いところ。チームクルーはプロだからマッサにもライコネンにも全力でサポートするだろうけど、付き合いはマッサの方が長いしねえ・・・。
 で、ベッテルがポールトゥウィン。ベッテルのいるトロロッソの前身はミナルディ。コンサのようなと言ってはアレだけど、プライベーターの貧乏チームで上位争いに顔を出すことはほとんど無くて。でも、愛されたチームだった。なんとかかんとか生き残り、ルーキードライバーがF1の世界に慣れるには最適のチームだったといってもいいかもしれない。
 トゥルーリやフィジケラ、そしてアロンソもこのチームで走っていた。片山右京もラストシーズンをここから参戦していた。地上波中継で右京さんがウルウルしていたのは全く持って納得。スーパーアグリの撤退など、今やF1はプライベーターには厳しすぎる状況にある。中嶋一貴のいるウィリアムズだって今までの実績がなかったら果たして生き残れていたかどうか・・・。

 F1ドライバーの中で表彰台に上ることができるのは1割もいないというのをどこかで聞いたことがある。表彰台に立つことすら難しい中で、一気に表彰台の一番高いところに立つことができたベッテル。今年はトップチーム以外はそれほど差がない状況ではあるが、運を見事に味方につけて実力で逃げ切っての優勝。去年は雨の富士で大失態を犯したが、この優勝で3倍返しどころか10倍返し(笑)。なんてったってグランプリウィナーだもんね。
 トロロッソに関しては来年のドライバーズラインナップは未定。琢磨がテストを受けるというのは聞いてはいるけど、日本グランプリで緊急参戦ってのはいくらなんでも飛躍しすぎでしょ。淡い期待は持つことにするけど(笑)。


post by フラッ太

12:45

F1 コメント(0)

この記事に対するコメント一覧

コメントする