第11戦ハンガリーGP。

2007年08月06日

 さて。

 今回は予選終了後に大事件が発生。

 それまでトップを走っていたマクラーレンのコンストラクターズポイントが剥奪されたのである。アロンソが予選中にハミルトンのタイムアタックを妨害したという理由かららしい。

 で、出た!バーニーの現場介入!(←ますだおかだの岡田のノリで読んでください)ってな感じ。久々に見る生々しいまでの政治劇。が、これもやっぱりF1の一部なのだ。
 一応、解説。バーニーとは、バーニー・エクレストンのこと。長い間F1全体を仕切る現場監督と思っていただければ、ほぼ間違いありません。
 実際にペナルティを科すのはFIA(国際自動車連盟)。しかし、この人の存在が無視されるということはあり得ず、この人に睨まれたらF1じゃ生き残っていけないというくらい現場への影響力が大きいのである。
 この人に比べたら何かと現場に口を突っ込むヤンキースのオーナー、ジョージ・スタインブレナーなんぞかわいいもの。ましてや、ナベツネなんざミジンコ以下(笑)。

 しっかし、今回のペナルティは見事なまでのオフサイドトラップといった感じ。最初、ポイント剥奪の理由はフェラーリとの間で起こった機密漏洩疑惑からと思っていたのだが、そうじゃなかった。まあ、全く影響がないとはいわないけど。だけど、これで密かにおいしい思いをしたのがドンケツチームのスパイカー。ポイントが獲れれば分配金がもらえる可能性があるからだ。
 
 今回のペナルティがあまりに影響が大きすぎて正直レース展開がどうでも良くなった感じがあるのだが(苦笑)、一応おさらい。このペナルティによってコンストラクターズポイントのトップはフェラーリ、しかも、アロンソはせっかくポールポジションを奪ったはずがハミルトンを妨害したと判断されて、グリッドを5つ降格されたあげくハミルトンにポールをさらわれるという、まさに踏んだり蹴ったり殴られたり(笑)。
 結局、ハミルトンがポールトゥウィン。アロンソは必死に追いかけるが4位が精一杯。日本勢はトヨタのラルフ・シューマッハが6位フィニッシュ。だけど、個人的には印象が薄い(笑)。
 しかし、今回のレースはハミルトンがチームの指示を無視したらしいというのが気になった。ハミルトンといえばとにかく優等生というイメージが強かったのだが、やっぱりF1ドライバーってのは「オレが1番速いんだ!」という強い矜持があるものだし、そうでなければここまで上がってくることはできない。F1はそういう世界。
 が、マクラーレンは伝統的に規律を非常に重んずるチーム。ハミルトンの「造反劇」とも言える今回の一件は、チャンピオン争いはもちろん、チーム内にも少なからず影響するだろう。表彰式にもマクラーレンのスタッフは姿を見せなかったらしいし・・・。

 2週間の夏休みを経て、次はトルコグランプリ。

 あとは、明日の弾丸ツアーに向けて持ち物を確認するだけだが、その前に今日も夜勤が待っている・・・。

 なので、もうひと寝入りします。

 では。


post by フラッ太

15:02

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