2008年01月23日
昨日(1/22)、「道内プロ3チームトップ会談~プロスポーツが北の大地を熱くする~Doスポーツネット 新春サミット」と題する公開座談会(パネルディスカッション)に行ってきました。 各プロチームのトップ=社長から、面白い話が生で聞け、意義深い一夜でした。 中でも、いちばん元気で、話の内容もストレートで面白かったのが「日本ハム」の藤井社長でした。 特に印象的だったのは二つ。 一つは「ファンサービス・ファースト」ということ。 「道民に愛されるための戦略」についてたずねられた際、チームを愛し、ファンを大事にする、そのためにも選手・スタッフが道内を巡回し、ファンサービスと日本ハムを知ってもらう活動を積極的に展開しているとのことでした。 また、できるだけ試合の道内開催を多くし、1軍がだめなら2軍の試合を行い、日本ハムを道内に浸透させるべく努力しているという話は興味深いものでした。結果として地方のファンクラブ会員が増えたとのことです。 二つ目は、スポーツビジネスを考えた場合、営業利益を得るための視点がはっきりしていることでした。 「試合収益=入場料収入、グッズ販売、スポンサー、放映権」の4つをあげていらっしゃいましたが、特定のスポンサーだけでなく、今後はチームの(商品)価値を上げることでスポンサーを増やしたいとも話されていました。 藤井社長のお話は、いずれも、サッカー=コンサドーレ札幌に置き換えても、意味のある発言だと思いました。 ただし、Jリーグの場合、グッズ販売や放映権については、管理のし方がプロ野球とは異なりますので同列で語ることは難しいですが、一番は「ファンサービス・ファースト」を合言葉とした、「入場者数のアップ」を図ることが一番だと感じました。 一方、我が(?)コンサドーレ札幌の児玉社長は「言ってみれば『破産状態』にあり、さまざまなところに迷惑をかけています」と(自嘲的に?)語り、他の二人の社長に比べ、ややトーンダウン気味で、元気のない印象を受けました。 マスコミの報道でも、ずいぶん累積赤字や債務返済について叩かれていますので、いたし方ないとも思いますが、レラカムイの水澤社長も経営的にも、チームの状態が悪い(10連敗)中でも、将来については、はっきりと明るい(?)展望を語られていたので、そういう意味ではもっと児玉社長からコンサドーレ札幌の未来について、前向きに語っていただきたかったなぁと思いました(取り巻く環境について、未来は明るいとはおっしゃっていましたが、具体的な内容が全くなかったので、「アレ?」という印象です)。 参加者は200名弱だと思いますが、皆さんメモをとるなど、真剣に耳を傾ける様に、彼ら、プロ3チームにかける期待の大きさを感じました。
プロフィール
サッカー歴は古いです。 中学でサッカーを始め、中学時代にメキシコ・オリンピックの日本の銅メダルを目の当たりにし、メキシコW杯の「イタリアvs西ドイツ」戦に感涙し、高校までサッカーをしていましたが、心だけは今でも現役です(笑)。 ちなみに湘南ベルマーレ監督や全日本女子代表監督を歴任した上田栄治さんは高校時代の1年先輩。彼は一流でしたが、ご一緒した経験もあります(他人のふんどしでものを語ってどうするっ…爆)。 コンサドーレ札幌との関わりは、北海道・札幌移住後のコンサ誕生以来。 エメルソンの移籍騒ぎのときに、市民株主(1株ですが)となりました(結局エメは逝ってしまったが)。 昨今は、元コンサドーレ出身の選手の活躍を見るたびに、死んだ子の歳を数えるような機会が多くなり、自分の年齢を今さらながら実感しています。 ただ、コンサドーレ札幌を愛する気持ちは、昔も今も変わりません!
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