2008年05月24日
今日は禁を破り、オンタイムに書き込みをしたいと思います。 あまりにも不甲斐ない日本代表の戦いを観戦したためですが・・・。
結果は「1-0」での勝利でしたが、アジア予選に向けては「?」が残る試合でした。 おそらく今日の試合を観たアジア予選の相手チームの監督は、「速いプレス」をかければ日本はバタバタして、自分たちのペースで試合を運べると思ったのではないかと思います。 後半はボロボロ。相手のプレスとスピードについていけず、ボールをつなぐこともできずで、辛うじて0点でしのぎ、結果として「1-0」で勝ったということになるでしょうか? アジア予選を戦う相手チームにしてみれば、コートジボワールの後半の戦い方を90分すればいい訳で、何にも難しくはないでしょうね。 今回は、岡田監督が「俺流」の戦い方を見せてくれると思っていたので期待していたのですが、玉田の得点シーンでは、「オッ」という感じでしたが、かなり細かい決まりごとを導入したDFや中盤では、前半はプレスがなく、自由にボールを回すことができ安心して見ていましていましたが、後半は全く・・・。 2010年W杯に向けて、本当に大丈夫かなぁと心配です。 残念ながら、岡田ジャパンには失望しました。今日の「1-0」を手放しで喜んでいるサッカーファンは少ないと思います。私たちのような外野より、実際に選手個々がそう思っているのではないかと思います。違いますかね?
【追記】 いつも思うのですが、「身びいき」のアナウンスや解説はやめてほしいです。 今日の審判は、親善試合ということであまり「イエローカード」を出していませんが、日本人プレイヤーの悪質なプレーでもその選手をほめるのはやめてほしいと思います。 前半の長谷部のアフタータックルによってコートジボワールの選手が傷んだシーンで、松木氏は、長谷部をほめていました。私には理解できませんでした。日本の選手であろうが、コートジボワールの選手であろうが、いいプレーはほめればいいし、悪いプレーには厳しい指摘をすればいいと思うし、そうできなければ解説なんぞ、すべきではないと思いますが、皆さんはどう思われますか? 日本人だから、日本人びいきで発言した方がいいと思われますか? 私にはできません。選手生命を脅かすようなプレーをコンサドーレの選手がもししたとしたら、私は「ノー」と言いたいと思います、サッカー・ファンとして・・・。
2008年05月22日
先日観戦した(参戦はしていません)名古屋戦ですが、あらためてビデオを観て気付いたことを述べたいと思います。 観た後の感想は当然「結果論」になるので、批判めいたコメントになりますが、批判めいたことを書くと反論がたくさん来そうですが、あえて(笑)書きます。 他のブログでも「フィジカルが弱い」とか色々書かれているようですが、個人的には、ボクシングのタイトルマッチでベテランチャンピオンと新進気鋭の挑戦者の戦いのような印象を持ちました(ビデオを観た後ですヨ)。 要は「技術の差」と「戦術眼の差」が得点の差に表れていたのかなぁという気がします。 開始早々、挑戦者がラッシュをかけ、ラッキーパンチでダウンを奪ったが、試合巧者のチャンピオンがその後相手のパンチを巧くいなしながら、挑戦者の不意をつくパンチでダウンを奪うと、それまでの挑戦者の勢いが衰え、2回目、3回目のダウンを奪われ、あえなく敗北。 あらためて試合を見直すと名古屋に上手くあしらわれてしまった感が非常に強いです。 色々なブログで「前半のプレーを90分間できれば・・・」という意見が多いですが、私も最初はそう思っていましたので、札幌ドームから帰る道すがら、負けたとは云え、これからに期待をしていました。 でも、前半と後半で何であんなに違うのか考えてみると、前半の前線からのプレスや中盤のチェイス等、名古屋のパス回しをコンサドーレの選手も巧くブロックしていたような感じもしましたが、局面局面では相手にボールを動かされ、それを追う形が多かったため、前半だけで体力を使い果たし、後半は息切れしてしまい、名古屋の早いパス回しに対応できなかったというのが本当のところのような気がします。おまけに後半にスピードのある杉本が入ると、DFはアップアップのようでしたね。 名古屋の個々の選手のパス回しが巧かったということでしょうか? 前半はまだついていけたのですが、後半は・・・。 ボクシングで言えば、名古屋は相手のパンチをブロックしながら、クリンチしたり、細かいパンチをボディに当てたり、相手(コンサドーレ)に徐々に徐々にダメージを与え、後半、体力が落ちてきたところでダウン(ゴール)を奪い、相手を追い詰めたという、そんな印象を受けました。 そういう意味では、「技術の差」がコンサドーレの選手の体力を奪ったことと、90分という長丁場で試合を組み立てた名古屋の「戦術眼の差」が勝敗を分けたような気がします。 結果論になりますが、頑張っていたと思った前半も、よく見ると点差ほどに力の差は無く、むしろ名古屋の方が落ち着いてゲームを進めていたなぁとビデオを観てあらためて感じました。2位と17位の差でしょうか? そういう意味では、補強はFWではなくボランチだよなぁと強く感じます。 クライトン一人ではチーム全体のラインを押し上げるのは難しいかも? もう一人クライトンレベルの選手がボランチにいれば、左右のDFも上がれるし、クライトンがバイタルエリアで勝負にいけるのですが、今のように上がったり下がったりでは、いくら「不死身の」クライトンでも無理でしょう。しかも、ホットラインのトップのダビを押さえられたらアウトですものね。 宮澤選手のゴールもダビがつぶれてうまくゴール前にスペースができて生まれたゴールですからね。もちろん、宮澤選手のシュート自体はすばらしいものでしたが・・・。 芳賀選手の頑張り=ハードワークには頭が下がりますが、その頑張りのほとんどはディフェンスでの頑張りなので、芳賀選手の頑張りが注目を浴びるうちは苦しい試合をしていることを証明するようなものなので、勝ち味のうすい試合展開ということになるでしょうか? 芳賀選手がクライトン並みに前で活躍できれば、逆の試合展開になるのですが・・・。 いずれにしても「無い袖は触れない」訳ですから、選手一人ひとりが自分の弱点を中断期間に修正して、チームの中で機能できるよう頑張ってほしいと思います。チームとして形にはなってきていると思います。もう少し熟成したコンサドーレ札幌を次の試合では見たいと思っています。
プロフィール
サッカー歴は古いです。 中学でサッカーを始め、中学時代にメキシコ・オリンピックの日本の銅メダルを目の当たりにし、メキシコW杯の「イタリアvs西ドイツ」戦に感涙し、高校までサッカーをしていましたが、心だけは今でも現役です(笑)。 ちなみに湘南ベルマーレ監督や全日本女子代表監督を歴任した上田栄治さんは高校時代の1年先輩。彼は一流でしたが、ご一緒した経験もあります(他人のふんどしでものを語ってどうするっ…爆)。 コンサドーレ札幌との関わりは、北海道・札幌移住後のコンサ誕生以来。 エメルソンの移籍騒ぎのときに、市民株主(1株ですが)となりました(結局エメは逝ってしまったが)。 昨今は、元コンサドーレ出身の選手の活躍を見るたびに、死んだ子の歳を数えるような機会が多くなり、自分の年齢を今さらながら実感しています。 ただ、コンサドーレ札幌を愛する気持ちは、昔も今も変わりません!
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