さて、2008年度第1弾。天皇杯のNHKの放映について・・・

2008年01月02日

2008年度は鹿島の天皇杯優勝で幕をあけましたが、優勝後のセレモニーで、準優勝の広島のメダル授与の際、鹿島の監督や選手のインタビュー画面に切り替わり、広島の選手の様子が見られない時間帯がありました。

確かに優勝した監督・選手の喜びの声を放映したい気持ちは分かりますが、頑張った広島の選手の栄誉を称える意味でも、メダル授与の様子はしっかりと放映してほしかったと思います。

鹿島の監督がインタビューに応えて、「できれば今は選手と喜びを分かちあいたい」という意味の発言をしていたのが逆に面白かったです。結果としてNHKの対応に対する皮肉のようにも感じました。

昨今のサッカー人気の盛り上がりは、サッカー・ファンとしてうれしい限りですが(天皇杯のチケットが完売だったとか)、根幹は外さないでほしいなぁと思いました。

サッカーの試合を番組=イベントとして「優勝」を盛り上げようというNHKスタッフの気持ちは分かりますが、勝者がいれば、同時に敗者もいるということなので、敗者への気配りは欠かさないでほしいと思いました。


追記

各局のサッカー放映のし方を見ると、まだまだだなぁと思うことしきりです。

正直、民放はうるさいだけなので、ほとんど解説は聞きません。NHKは解説者によって音声をオンにするかオフにするか決めています。

私のような古い人間にとっては、三菱ダイヤモンドサッカーの時の、金子勝彦アナウンサーと岡野俊一郎氏の解説が理想形ですが、残念ながら一部のNHK以外、民放は全滅です。松木氏はただ褒めて激励するだけだし、セルジオ越後氏はけなすだけだし、うるさいだけなので見ない(NHKでも放映されている場合)か、音声をオフにして観戦しています。