あるべき姿はどこに?

2006年05月31日

この何日か熱く語りました。がっがりされるかもしれないが、私の基本線はサッカーをJ1でやろうがJ2でやろうがはどこでもいいと思っています。愛すべき地元のチームがあって、のんびりと応援できたらいいと思います。正直な話。しかしながら、世の中はそう甘くはない。油断するとチームがなくなる可能性が高い。

選手にしてもそう。今の連中が残ってくれれば、それ以上のものは望まないのだけれど・・・、普通に考えてチームがJ2に残ろうが、J1に上がろうが、今のままでは”彼らは”チームに残れない。そう、結果的にJ1で通用する選手にならなければ残れない。たんなる”繋ぎ”には絶対なって欲しくない。

そう思っている時にヤンツーの言葉

'技術的なミスは仕方ない。いくらでもあるよ。ただ、一つのミスをみんながカバーする気持ちがない
・カバーしようとしているのは、今年入ってきた選手だよ。2、3年やっている選手はその意識が薄れ、甘くなる。みんな、1年目の方が戦っているよ
・札幌にいて満足な選手もいる
・プロは一生懸命で試合に出ることが当たり前なんだから、練習から力を出さないと。甘いよ。
・アドバイスされてもハイハイ言うだけ。だからいつまでたっても同じミスを繰り返す
・選手を自衛隊などに入隊させてみても、ほとんどの選手が1日も居られないでしょ。自分で生きていく力がない(一部編集)
・北海道の土地柄、雰囲気もある。今の状況では試合に出ているだけでチヤホヤされてスター気分になる
(以上、5/27付け、スポ報北海道版より)'

miyanosawa_doleさんのところから抜かせていただきました。すいません。

この最後の言葉は”サポが選手を育てる方法論”が隠されていると思います。選手達を本当に愛すなら、甘やかすだけではだめだ。といわれてるような気がします。結構堪えました。

しかしながら、ネットの世界では特になりきってしまうサポもいます。選手の苦労も考えないで、○○はいらない、××が欲しい。これは厳しさでもなんでもない、現状のチームの視線から考えると、もはや敵ですね。コンササポは大人の集まりなのですから、理性のある叱咤をしてほしいですね。

前エントリーでアマチュアスポーツをやっていた私とたいしてかわらないっしょ・・と言いましたが、現実には違います。我々は脚の力がなくなって倒れるまで走らされました。毎日毎日。側から見ると、そちらの方が凄く感じるかもしれません。実は違う。我々は倒れたら終わりですが、彼らは適度に休憩を与えられ、倒れることを許されない。もしかすると脚への負担は彼らの方が高いかもしれない、というか高いでしょう。何よりも年に5回しか大会がなかった自分達と、年中試合のあるのは全然違う。

これが一例ですが、もっともプロが厳しいなと思ったのはやはり去年の11月31日。契約更改日です。高卒1、2年目っていえば、わたしはガキでしたよただの・・。それがね・・。いつも明るい連中がいつになく緊張する姿を見て、”本気で厳しい”と思いましたね。もっと印象に残ったのは”残る連中”のさびしそうな姿。

そんな事をふまえて、是非”理性のある”罵声と叱咤を飛ばしてほしいですね。







前回と内容が少しかぶってますが、前回はチームに今回はサポにと向ける先がちょっと違ったりしています。


post by z-press

10:39

CONSADOLE コメント(3)

この記事に対するコメント一覧

笹姐

Re:あるべき姿はどこに?

2006-05-31 21:00

こんばんわ。今回も深いエントリですね。 「厳しさ」を履き違えている意見は非常に多く散見されますね。 個人的には、選手に対するリスペクト先ずありきで そのうえで「鋭く」見て意見を述べることが 厳しさ だと思っています。 そのご意見、厳しいんじゃなくって、単にバカにしてるだけじゃん。 そう感じるものがよくあります。 見下すのではなく対等な高さでちゃんと見る。 そういう鋭い目線を持てるように自分自身日々研鑽あるのみです。

z-press

Re:あるべき姿はどこに?

2006-06-01 00:02

笹姐さん、こんばんは。そちらもいつも見て、心を洗われてます。私はSBアウェイで勝っても負けても、点が入っても点を入れられても微動だにせず、瞬きもせず目をこじあけながら試合を見ています。そんな甘えたことが出来るのも、ゴール裏の”選手”が毅然とした態度でいてくれる安心からです。必ず歓喜のときが来ます。その時はピッチの中ではなく、ゴール裏に向かって拍手させていただきます。

OWLS

Re:あるべき姿はどこに?

2006-06-01 19:32

僕はこの一年あまり、意識的にUSの近くに陣取ってます。彼らは試合中は一貫して、文句言うよりサポートしろの姿勢を通しますね。 2年程前から、失点した瞬間、声を失うことが度々になりました。以前なら、間髪入れずコール入れて、時には僕がリードしたこともあったのに。 今はUSに頼ってるのかも知れません。 僕のファイナルアウェイ、17日のカニスタは、どうしたって声のコントロールが利かない程、デカい声が出るスタジアムですが、 ただ出すのじゃなく、もう一度原点を見つめ直して挑もうと思います。

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