2007年1月24日のエントリー

2008年10月31日

今日も手抜き。これは下記の書籍を読んだ感想です。

敗因と

著者 : 金子 達仁   戸塚  啓   木崎 伸也


帯をそのまま転記すると

”ドイツW杯、日本代表は崩壊していた”
稀代のスポーツライター3人がW杯終了後、全世界50人に及ぶ選手・関係者を徹底取材! あの時、日本代表内部に何が起こっていたのか?そして真相に迫った書き下ろし渾身フィクション


感想の前にこの本がいくらフィクションといっても、利害のある出版であることは間違いないと思います。派手な脚色はないにせよ、個人の感想が入っているのは間違いのない事実です。なのでミスリードされないように、心して見なければならないと自分を戒めてページを開きました。

内容は軽い暴露本みたくなっています。前述したようにミスリードされないように心して読んでも・・・ショッキングな内容でした

サッカーというスポーツが11人でやるスポーツで、気持ちが一つになることが難しい事は身近なコンサドーレを見て、よくわかっているつもりなんです。それにしても、日本では頂点の連中が全世界のサッカー・プレイヤーの憧れのワールド・カップで”一つになれなかった”こと。それによってモチベーションが上がらなかったこと・・・・・・。彼らを責めるつもりはないですが、信じられない・・・。

全編を読んでみると、W杯終了後、引退して日本国中から賛辞されたヒデが悪役になっている印象に受け取れました。しかしながら、ジーコ監督が良く言えば“選手を尊重した”悪く言えば”リーダーシップを取らなかった”中で、誰かがチームを引っ張らなけれなかったので、あえて悪役を買ってでたのかもしれません。そこの所の真相については書かれていないので、一方的にヒデが傲慢にチームを動かそうとした様子ばかりがクローズアップされています。

戦術的にはDFラインの上げ下げにとことん揉めた様子が書かれています。どんな事をしても前でプレーをしたい攻撃陣と、ボールを取られたら一度下げたい守備陣。私個人の考えは相手が強いことを考えても、前で戦うべきだと思います。

それは”コンサドーレがそういうチームだったから”ということが多分に影響を与えていますけど・・。例え勝つことが命題のワールドカップであったとしても、リスクを負って攻めるべきだと考えます。なぜなら、日本のスポーツ界に欠けている事だから・・。日本のスポーツ界が一歩前に踏み出せない決定的な風潮だと思います。勝ち負けだけに拘り、スポーツを表現する事が出来ない。日本人の性格なのでしょうか。勝つ戦術のみが前に出て、表現力が低下しています。それをトップが表現しない限り、永遠に日本のスポーツは世界で中位をさまようとと思います。

Jリーグは変わりつつあります。守れば勝ち抜けるJ2においても、選手個人の育成をかねて組織的な守備戦術を捨ててのプレスディフェンスやポゼッションサッカーが主流になりつつあります。ただしリスクを負うことや長い年月をかけての育成方針の為、なかなか勝ち負けのみを求めるサポーターからは支持されません。なので、チーム側が”お客様”のニーズに答えなければならない状況になっています。Jのチームのサポーターが大きい視点と雄大なる夢を持った時、サッカーの文化は飛躍的に伸びるのかもしれません。現にこの本では海外組と国内組の考え方の違いについても書かれています。

話は大きく脱線しましたが、日本代表を語るにはJリーグのサポが変わらなければならないと考える1人です。

まぁ、そういう事なんです・・・・・ひでぇ手抜きだ。ちょっと忙しくてすいません。


post by z-press

00:12

CONSADOLE コメント(0)

この記事に対するコメント一覧

コメントする