○十年前の出来事

2005年11月21日

私は自己紹介で書いたように○十年前、バスケットの全道チャンピオンでした。これは自慢ではありません、話の流れ上必要なことなので読むのをやめないで下さい。北海道では敵なしだった我がチームでしたが全国に行くと関東10位以下にも負けることもしばしば・・。北海道と内地の差をひしひしと感じさせられました。なんかモチベーションあがりませんでしたねぇ。しかし、我が監督はあきらめませんでした。負ける理由を分析した結果・・・というか考えるまでもなく、身長とセンスが及ばなかっただけですけど・・・ある戦術をどこかから引っ張り出してきました。

そもそも、バスケットをしらない人でもバスケットの守備はゴールの前に5人輪になって(本当は2-3とか2-1-2とか)ゾーン守るのは知っていると思います。さらにそれに対して相手の攻撃陣はそれを5人で囲んむ陣形をとります。身長とセンスが格上の相手にこのセットアップした形を取られると”攻められている”というより”いたぶられている”という形容がふさわしいくらい縦横無尽にパスを通され、DFは一枚づつ引き剥がされ、木っ端微塵にやられました。

そこで、我が監督が”どこかから”引っ張り出してきた戦術は聞いただけで吐きそうになる”フルコートの2-2-1のゾーンプレス”という守備システムでした。相手エンドラインでボールの出るところからプレスして、ボールマンをサイドに追いやりトラップ(罠)ゾーンに引き込んだところで複数人で超プレス。あいてが苦し紛れに出すパスをパスカット、ファーストブレイクで得点GET!というやつです。これがはまりました。我がチームは北海道で2位のチームに大差をつけるくらいの実力になったのです。もちろん、たんまり走る練習はさせられましたが・・。

1対1で負ける相手に対して全員守備、全員攻撃。これが我がチームが全国相手に選択した戦術でした。

・・・もちろん、21世紀に大好きなコンサドーレがこれとそっくりな戦術を選ぶなんて当時は知る由もなかったです。



post by z-press

22:06

CONSADOLE コメント(0)

この記事に対するコメント一覧

コメントする