神戸戦の気になる2シーン

2006年09月13日

自分で作ったフォームを試してみたいだけです。あしからず。

まずは前エントリーで書いた芳賀君のめだたないスーパープレイ。本当は映像から抜き出した方がわかりやすそうなんだけど、ただいま研究中です。

前半18分。謙伍君のシュートのあと、西谷君が上に上がっていたのでしょう。西嶋君が後ろにいませんでした。DFラインは曽田-加賀-芳賀。それぞれがマークマンにつきながら守ってました。それ自体非常に危険な状態です。本来なら1人余ってなければならない場面。しかし、それぞれが距離があり、不測の事態にはなんとか対応できる状態ではありました。ところが、その"不測の事態”が起こりました。どーんと真ん中の近藤にパスが通って、加賀君と1対1に・・。まずいなと思いましたよ、本当に・・。すると芳賀君がかなり距離のあるところから、1対1になったと同時に躊躇せずにマークをはずして加賀君のカバーに入ってました。案の上、加賀君は近藤に振り切られましたが、そこに芳賀君が・・・。なにげなくセーブしましたが、躊躇しないでというところがポイントで芳賀君にはマークマンがついていたわけですから・・。決まりごとなのかもしれませんが1秒遅れてたらやられていたと思います。



もう一つは89分フッキが抜け出してGKと1対1になった場面。私がいつも書いている"斜めの動きでスペースを作る”シーン。セカンドボールを拾ったフッキがゴールに向かってドリブル。その前を相川君が斜めに横切りました。それによって相手5番河本が相川君につられてDFラインの間にスペースができ、フッキがそのスペースをつくというシナリオ。平川さんも今日の道新で書いてました。実際にはちょっと違うみたい・・。5番は相川君に釣られることなく”素”で抜かれてました。15番のエメルソントーメは相川君にパスが出ると断定してしまったようで相川君をオフサイドポジションに追いやるため、オフサイドトラップのつもりでスピードを緩めています。それが致命傷。そんな駆け引きなど関係なく突進していくフッキ。スピードを緩めたトーメは追いつけませんでした。


ここで問題視するのは神戸のDF陣。河本はフッキがスピードに乗ったとき必ず左にかわすことを知らなかった。トーメもセオリーでは相川君にパスを出すという常識で縛られてしまった。2人とも対戦相手を研究していれば起こらなかったプレーなのです。逆に言えばコンサにもいえることでせめてマッチアップする相手の情報を得ておけば、防げる事もたくさんあると思います。

プロとして
といろいろ言われることがあると思います。自分はそういうところにプロ意識を求めます。体は十分いじめられてると思います。特に今1年の中で一番きつい時期でしょう。

例えば居残り練習しないとか言われてますが、それは逆に仕方がないことだと思う。自分達が疲れが残っていると感じたら、自己管理ですぐ帰って休むべきだと思います。彼らはソファーにこだわります。必ず足を伸ばして投げ出せるソファーを買うようです。商売道具の”足”を大事にするプロ意識を感じると同時にプロの厳しさを感じます。

ただ体を休めながら頭を使うことは可能。大変だけどがんばってくれ!!


追記:阿部君が入団した"VAIN FC 伊達”をリンクしました。

なんでもFWで試合に出ているらしく、ものすごく見たい!!
週末から米里で試合があるらしいですよ。

とその前に "何やってんだよ!!もうプロには戻らんのかい?蛯の方が先にプロになっちゃうぞ。”



post by z-press

08:36

TACTICAL-戦術 コメント(3)

この記事に対するコメント一覧

miyanosawa_dole

Re:神戸戦の気になる2シーン

2006-09-13 10:06

z-press さま、おはようございます。お久でした。 いいっすね、このフォーム。めっさ解りやすいです。今度TV放送のある時にでも、解説をお願いしてみたい。平○さんよりいいぢゃない?(^^;) >フッキがスピードに乗ったとき必ず左にかわすこと この辺は、内緒でひとつお願いします。(´・ω・`) 何やら今日は、札幌ドームが騒がしいようですが、西武ファンで大輔を応援している私もあっちの結果は気になりますが、もちろん今夜は厚別へ参戦です。(`・ω・´)ノシ

OWLS

Re:神戸戦の気になる2シーン

2006-09-13 23:55

折角の労作、時間がなくて(仕事+α)未だ拝見してません。 明日必ず。 オシムは「攻めて来ない相手には、こちらも引いて待ち続け、相手が痺れを切らすのを待つ。」という旨の発言をしたことがあるそうです。 今日は攻めダルマでした。開始2分で智樹のゴール。相手も出ざるを得なかったか。 相手の時間帯もあったものの、みんな最後まで歯を食いしばりました。 嬉しかったのは、ヒーローインタビューが得点者ではなく、左サイドで歯を食いしばり続けた関クンだったこと。スタンドからは「エ~」という声だったけど、何を言うです。彼は好守に効いてました。 お立ち台権者は誰が選ぶのでしょう?とにかく、ちゃんと観てる人がいたことが嬉しかった。 入場待ちの時、USが、「1-0より5-4」とコールしてました。始まったら「せ・め・ろ、せ・め・ろ」の大コール。 選手の意気を感じたサポとサポの熱意に応えようとした選手との相乗効果。 勝つ試合とは、こうなんだ。久しぶりに実感しました。

z-press

Re:神戸戦の気になる2シーン

2006-09-15 20:27

miyanosawa_doleさん、owlsさん、返信遅れてすいません。 USのダンマクに木っ端微塵にされました。嬉しかった。だいぶとち狂ってます。また、よろしくお願いします。

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