『ボール!』『マーク!』『カバー!』

2006年08月30日

昨日の午後の宮の沢

なぜか途中までトップチームとサテチームが別なメニューで進みました。おそらく一昨日はトップチームのみが2部練習だったので、サテライトが後追いの練習をしたのでしょう。ヤンツーはサテの練習につきっきりでした。ものすごく熱が入っていて、ときおり大きな声を出していましたね。『ボール!』『マーク!』『カバー!』。練習は守備陣を1人多くしての対人練習です。この練習を私がわからなかったら大変。z-pressすなわちゾーンプレスの守備練習です。

2対3で説明すると、ボールを持っている選手にべったりマークするのが『ボール』もう1人パス待ちの選手につくのが『マーク』。どちらかの選手が抜かれるなど不測の事態に備えるのが『カバー』。『ボール』は別として『マーク』『カバー』はポジショニングはかなり微妙に調整しなければなりません。最後に最も重要なアクション。ボールマンがパスの選択肢がないなど、その場で落ち着いてしまった時、『カバー』の選手は一気にボールマンに寄せて、2人で囲んでプレスを掛ける。これがもっとも初歩的なゾーンプレスです。

理解するのはそんなに難しくないと思いますが、問題はどうやってこの形に持っていくか。サイドライン側にボールを追いやることや、他の選手がパスコースをキチンと遮断するなどして、少しづつ相手を追い詰めていかなければなりません。1人がさぼると効力がなくなります。

選手たちの理解度は低いようで特に曽田君は多く指導を受けてました。逆に元気君は褒められてましたね。

先ほども書きましたが、ここまではそれほど難しくないです。しかし、実際の試合では相手の動きは速いので瞬時に判断しなければならないこと、パスが通ってしまった場合、『ボール』『マーク』『カバー』この役割を全て入れ替えなければなりません。瞬間的な判断とコミュニケーションが必要になります。

今現在の理解度でしたら、かなりの”イメージトレーニング”をしなければならないでしょうね。実際の試合を見ながらやるのがいいでしょう。なんで、このタイミングでこの練習をしているか選手たちが理解しているかな?”次が山形だから”です。J1型のポゼッションサッカーをやっている山形はリスクをおかしたパスは出さないです。確実に一本一本つないでくるでしょう。だから、この守備が有効なのです。つまるところ土曜日まで・・・。残りの練習は意識しながらやらなければならないし、家でもイメージトレーニングしなければならないよね。傍で見るよりずっと大変なことだというのは少なくても俺はわかっているから・・・。

最後に珍しい光景。

フィールドプレイヤー全員でのゴール運び。いい光景だな。なぜだかほっとします。

山形戦はいい試合になると思いますよ。目指すところが同じチーム。ガチンコ勝負。

やってやれ!



この記事に対するコメント一覧

みち

Re:『ボール!』『マーク!』『カバー!』

2006-08-30 22:00

z-press さん こんばんは。 いつも詳しい解説有難うございまーす。 「ガチンコ勝負」楽しみです。

z-press

Re:『ボール!』『マーク!』『カバー!』

2006-08-31 11:55

みちさんおひさしぶりです。 道新スポーツ見たら、自分と同じ様な記事が掲載されていて、無駄なことしたとへこんでます。清野君はヤンツーの前だったので、気合い十分の動きでした。

birrla

Re:『ボール!』『マーク!』『カバー!』

2006-09-02 16:04

z-pressさんこんにちは(^o^)丿 スポーツ記者なみのエントリーをしたのですね?さすが(^◇^) 今日の試合、DFする選手の動きを注目してみてみますね! 実際やってる選手たちが端から見てるほど簡単にできるかというと そうじゃない。出来ると嬉しいんですけどね~。 今はとにかく練習で出来てる事が試合でも出せる事を期待して。。 目指すところが同じ、順位も隣り合わせの山形。 前節ペットボトルをブン投げた加賀くんがどれだけ悔しい気持ちをぶつけてくるか(^o^)? ゴール裏に無言で迎えられた選手たちがどれだけ奮起できるか?? この試合も目が離せませんね~。負けるなコンサ!!

z-press

Re:『ボール!』『マーク!』『カバー!』

2006-09-03 11:00

birllaさん、こんにちは。 新聞記者と同じ視線しかなかったことはむしろ悔しいでことなんですよ。 昨日は積極的な攻撃参加は素晴らしかったのですが、守備面ではプラスポイント、マイナスポイント両方見つけてしまいました。今度気がむいたら書いてみようかな?

OWLS

Re:『ボール!』『マーク!』『カバー!』

2006-09-03 21:00

何処までが監督の責任で、何処からが選手の責任なのか? いえいえ、犯人捜しなんて、チャンチャラ興味あるわけないじゃないですか^/^。 チームの成熟度によって変わってくることですが、今のウチの場合、試合で起きたことは殆ど選手の責任。 そこまでには届いてるのではないかと。例によって今頃唐突に(皆さんはとっくに)思ったわけで。 なら、答えは簡単で、個人技術上げなさいっと。(言うは易しは合点) 戦術なら、嫌ってほど叩き込まれてる。怒鳴られ、時には干され。 監督を見返すなら。いやいや、僕が監督にトヤカク言うはずないじゃないですか。で、 単純なことを上手く継続的にできるようになればいいじゃん。 組織としての自信と、個人としての自信は互いに引っ張りっこでしょ。サッカーの場合。 上手くなった生徒にはもっと高いレベルを教えたい。監督の引き出しが、まだまだあるのは見え見え。 イイ先生に、誉められるかな?叱られるかな?の生徒では、出来が悪いのに元気だけイイ奴に出し抜かれるだけです。 みんな頑張ってるのは10000も承知ですが、 何て云うか、僕のチョイとした理想(の一部)では、ちゃんとできた上で、試合の中で、絶対大丈夫な場面では、チャッカリ上手くサボってる選手が見たい。(それができるくらい分かってる選手)されど、ここがクライマックスの前後には死力を振り絞れる選手。 自信がないと出来ないことだと思います。 つまり、俄かサポにトヤカク云われない選手。(大したことじゃないけど) 今日は自分自身、個人技術の無さをイヤッてほど感じました(個人でやるしかない、例のヤツですが) 60台と覚しき、ご夫婦と、着かず離れずでしたが、あちらには余裕があり、こっちは一杯一杯。テッペンに着いた時間には殆ど違いはないんですが、降りで尋ねたら、あちらは何度も登った不風死岳、こっちは初めての同じ山。あたりめーだい。

z-press

Re:『ボール!』『マーク!』『カバー!』

2006-09-04 22:00

owlsさん、こんばんは。 相変わらず登ってますね。自分は休みを練見んび削られるので、未だに"太目残り”を解消できません。やっぱ山形戦はいつもながらのいい出来(守備)に満足してしまいます。

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