2006年08月01日
告白しますが、私がサッカーを見始めたのは1998年のワールドカップからです。サッカーの戦術を知り始めたのは2004年から・・。こんなにサッカーとの出会いから日が浅い私です。そもそもコンサのサッカーを始めてみたのは2000年の厚別の新潟戦。エメルソンがロスタイムの同点弾を決めて、延長Vゴールで勝った試合です。正直な感想は”ひどいサッカーだな”。まぁ、無理もないです。それまではTVでセリエだのプレミアだのしか見たことがなかったので・・・。Jリーグですら一度も見たことがなかったんですから。ただ、ゴール裏の応援には惹かれるものがありましたね。なんというか言葉では言い表せない何かを感じたんですよね。これだから”サポーター”っていう名前なんだと妙に納得しました。それからどんどんはまっていきました。5年以上の月日が流れて、ブログや掲示板などを利用して他のサポの考え方がわかるようになりました。正直な感想は”がっかり”。外から見たゴール裏は一糸乱れぬ応援でしたので、きわめて高い協調性と心意気で繰り広げられているんだろうなと思っていましたが、実際は”ドロドロ”なんですね。今回のピッチ飛び降り事件でさらにそれが露呈しちゃいましたね。
私はチームとは全然関係のないところの話なので、正直興味はありません。でも部外者が議論に発展する内容ではないような気がするんですよね。逆に言えばゴール裏の人間関係の根の深さを感じます。こんなことでいいんだろうか。
掲示板やブログを見てコンササポは完全に2つに分かれているなと感じます。過去を美化してリスタートに乗り切れなかったサポと現実を直視してリスタートにのっかったサポ。結局この2つがいろんな形で意見が対立してますね。私は後者です。というか過去を知らないんだからしょうがない。聖地・厚別もピンときません。ただ、一番問題なのは前者の人たちはコンサドーレ札幌は好きでも”現状のチーム”に愛情をもってないということ。だから現状否定ばかり。もしかしたら、本人たちはそういう意識はないかもしれませんが・・。とりあえず、監督、選手、フロント、戦術を変えれば強くなると思っているふしがありますよね。プロサッカーはそんなに甘くないと思いますよ。1対1に強い選手をたくさん集められれば可能ですけどね。昔の1/3くらいの強化費(正確ではないので突っ込みお願いします)でやっているわけですから、残された道は育成しかない。個人も戦術もです。2000年とコストパフォーマンスを比べると3年で昇格の夢を見れるのは奇跡としか思えないんですけどね。これは私がスポーツをやっていたから、そう思うのかもしれません。どちらにしてもチームもサポも泥食って這い上がる気持ちがないと無理でしょう。でも現状は選手には泥を食えと言うけれど、自分たちは我慢できていない。選手には最後まであきらめるな!と言っていながら、自分たちは途中で負けを感じて怒り始めたり、帰ったり、挙句の果てには昇格は無理だとあきらめたり・・・。自分に甘くて人に厳しい典型ですよね。第3者的にサポを見つめると理不尽なことばかりです。どう考えても12番をつけて同じユニフォームを着ている人間のやることではないと思いますよ。レプリカを着るというのはどんな意味があるのかよく考えてもらいたいですね。
今はそうでもないですが、半数以上の選手達とコミュニケーションをとっていました。このブログを立ち上げてまで問題提議しているのはそれを誇示したいからではなく、危機感を持ったからです。選手とサポの本音は疎遠でいいのか?もちろん選手の口からは”お客様”のサポの悪口は出てきません。逆に”サポのために”ということも感じられません。もしかしたら空気のような存在なのかも・・。コンサが強くなるためには”いつでも選手がコンサドーレ札幌のためにがんばる”と思わせなければならないと思うんですよ。それは一体何がそうさせるのか、誰がそうさせるのか、答えは一目瞭然だと思うんです。そこをないがしろにしてチームは強くならないと思います。一時的には強くなることもあるかもしれない、でも永続的には・・・。そこを作り出さないと、本当に強いチームにはならないような気がするんですけど、どうでしょう?
いずれにしても”US”が動かないと何も進まないことだと思いますよ。是非、チームとコミュニケーションをとってもらって、なおかつまわりのサポに信頼されるようなリーダーになってもらいたいと思います。
これで100パーセント言いたいことは言いました。更新は少し間があくかもしれません。必ず歓喜の瞬間を皆様とわかちあえると思ってますので、ブログは続けます。
両方を見た立場で言わせて貰うなら、選手とサポの間の溝はGENERATION(ジェネレーション)のような気がする。怖いから隠れてしか書けないけど・・・。
hayato
Re:このブログの目的
2006-08-01 11:55
あついコメント拝見いたしました。 Z-PRESSさんのおっしゃることには説得力を感じました。 私は「コンサが勝つとちょっとうれしい」ぐらいのチョイサポですが、とりあえず今後も遠くからコンサを応援していきます。 それと現状のコンサとのつきあい方としては阪神タイガースが参考になるかもしれませんね。 今でこそAクラス常連のタイガースですが、ちょっと昔にさかのぼれば、何十年間という暗黒時代があり、それにもかかわらずファンは応援し続けました。 以上、チョイ阪神ファン+チョイサポでした。
OWLS
Re:このブログの目的
2006-08-01 21:00
似たようなことを何度も言ってきましたが、またまた言います。 条件付きでしか子供を愛せないとしたら、親失格です。 出来が良ければ愛す。見た目が綺麗だから愛す。 ハタから見てても嘘クセー(;¬_¬) ましてや、必死に努力してる子に条件つけるなんて。 プロである彼等を子供に喩えるのには抵抗があります。また、叱責する権利が本当のサポーターにはあると思います。その際には、自らの心を傷つける覚悟で。(それが出来るのがホンマもんだ) 条件付きでしか愛されなかった子は、ヤサグレるしかあるまい。 でも、そんなに馬鹿な子じゃないなら、グレる代わりに親に背を向けるでしょう。 その時になって、愚かな親は言います。「育ててやったのに」・・・って、コラッ! (`□´) 最近は、ゴール真後ろの2列目に陣取ります。因みに、草津戦では、平川さんがフラッグを持っていましたが、その辺から右を見れば一体感。左の一部を見たら虚脱感。 言ってることが思い込みでしかない(子供ならともかく)。 サッカー観戦における僕の嫌いな言葉。(順不同で) 1 〇〇を使え(ドーハの頃によく聞いた。最近は根絶か?) 2 やる気あんのか 3 お前らプロだろ 2、3に関しては、失点及び敗戦時に頻繁に聞きます。 察するに、言ってる連中にとっては、伝家の宝刀を抜いた気分なんでしょう。 僕には、条件反射つまりパブロフの犬にしか見えません。 やる気?有るに決まってるだろ!お前らプロだろ?プロになれるって、どんなことかわかっとんのか! だいたい、言ってるお前ら、それでも何かのプロのつもりか? 何だか、サッカー的じゃない。一見馬鹿にしながら、実は選手への甘えを感じるんです。 アウェイにも頻繁に遠征し、宮城支部と一緒に応援する人に、とても厳しい人がいます。勝っても内容が悪いと激をとばす。負けても内容と現状を考え、評価すべきところはする。 それは、自分の感情に負けることもなければ、選手への甘えもない。 強くなりましょ。日常オモロないことがあっても、ソレあんたの仕事やろ?ウチの選手にぶつけるの止めんか~い。(>.<) ☆僕、コンサができてから、阪神ファンの気持がしみじみ分かるようになりました。 (-.-)
ちや
Re:このブログの目的
2006-08-01 23:01
…。 なんか俺が感じていた「違和感」の根源を見た気がします。 問題は根深いですよ。 z-pressさんみたいに、人気blogを書いている方が こういう意見を発信する事は大いに意味のあることだと 思います。 近日中にトラバつけて記事書いておきます。
birrla
Re:このブログの目的
2006-08-03 07:02
z-pressさん、おはようございます(^o^)丿 私も掲示板やブログの中で選手やチームを応援することで、みんなが『何か気づいてくれないか?』といつも思ってます。 z-pressさんが問題提起をすることで、何かに気づく人も多いと思っています。 サポは監督じゃないし、コーチでもない。自分は選手やチームにとってなんなのか?ストレスのはけ口ならサポじゃないです。 私事ですが、このブログを拝見させてもらうようになってから、サッカーの経験の無い私ですが、けっこう戦術とかに興味が湧いてきました。 生で試合を観た後は、良くても悪くても必ずリピート観戦をします。z-pressさんの影響ですよ(^◇^) 結果が起こる前に必ずそれに至る過程があるわけですよね。『なるほど、これがこうなるからこういう事になるのか(@_@;)!!』という感じで少しずつではありますが、わかってきたような気がします。 ま、他の方はこんなことは当たり前に知ってるのかも知れませんが。。 阪神ファンは生まれたときからの人が多く、愛情は代々受け継がれてると聞きます。 コンサのサポが阪神並みになるにはもっと時間が必要なんじゃないかしら(^_^;)
z-press
Re:このブログの目的
2006-08-03 09:00
みなさま、おはようございます。 実は本文の最後に隠れて書いた。世代の差は結構深刻なことだと思います。今の選手達は"GENERATION-Y”と呼ばれる世代です。そして我々は”GENERATION-X”。ちょうど大塚選手辺りで分かれます。この2つの世代は"物の考え方”が全く違います。逆といっても過言ではありません。我々のように怒られ、殴られして育ってきた世代ではないのです。こういう行為に対しては極めてクールにそしてドライに受け止めているでしょうね。それは我々の世代の人間にとっては腹立たしいことなんですが、彼らにとっては普通のことなんで仕方がない。育てる側が変わらなければならないんです。この件についてはいずれ書こうと思います。 柳下監督はこれでだいぶ苦しんでるんでしょうね。サッカー選手を育てる前に自分達との違いを分析しなければならないでしょうから・・。そして私も苦しんでます。
OWLS
Re:このブログの目的
2006-08-03 21:00
本当にこのチームの周囲には、甘やかし体質があるんでしょうか? この場合、負けても拍手するという表明的なことではなく、プロの勝負事を深く理解していない、つまり、単なる娯楽としか見ていないことから生ずる お気楽ムード のことです。 と言っても、負けた腹いせで罵声をとばす連中を見ても、厳しいサポには見えない。それは、連中の言ってることの大部分が思い込みだからです。 僕の場合、自分の日常に起きることとサッカーを関連付けて考えることが度々あります。それは、どこまで個人で頑張るべきか、責任の受け渡しのタイミングとその最良の方法は等です。 見方は人それぞれですが、コンサの10年を見続けて、子供の頃の巨人の野球しか知らなかった自分とは、顕かに違うスポーツの見方をしている自分に気が付きます。 何かそれは一種の幸福感を伴うもので、同じ人間ではないプロの彼等に、同じ人間の部分を見い出せた嬉しさというか。 しかし、それを盾に「やる気あるのか」とは言えないんです。 思うのは「今日はたとえ、負けるにしても、強さを見せるチャンスはあったのに何してるんだ」そんな類のことです。 コンサのサッカーを選手を誰より(歴代監督中一番)知っている人物から日頃叱咤されている彼等に対し、わけ分からずにガナってる奴らの言うことは逆効果でしょう。失敗してから「何やってんのバカな子だね」と言ってる親みないなもんです。絶対、カッコイイ大人には成れんな。(`ε´) チームをいつまでも、手の届く存在にしておきたくて、罵声浴びせながらも自分と同じくらい情けない状態を見て安心してる。カッコ悪い。 どんなに凄い奴にも、自分と同じくらい情けない部分は一つくらいあります。 それをあげつらって安心しても、相手はやっぱり凄い奴なんです。足の引っ張りにもなりゃせん。 ウチはまだ凄い奴じゃないから、足の引っ張りになってしまう。 強くなってからやってくれたら、下らなさも一種の愛嬌にはなる。 マニアの皆さん、それまで待っててくれないかな。 サポにも種類があるから、自分の持ち場を守って欲しい。それがゴール裏の強さになり、少なくとも、罵声を浴びせている相手に実は甘えてるよな情けないサポには成らずに済みます。 それ一生懸命やってるうちに、サッカー鑑識眼と魂と両方を持ったサポになるるかな。 他クラブの幾つかにはとっくに存在します。 先ずはUSのサポにならな。
NO16
Re:このブログの目的
2006-08-06 20:01
オフィシャルブログをみて初めて同じ考えの人がいたと思えました。 自分はアエー専門でホームの様子はあんまりわからないですが、アエーの中でも自分に甘く他に厳しい人がいます。 選手がヌルイ、監督がヌルイ、フロントがヌルイ、あげくホームのサポーターがヌルイ、自分以外のアエーサポーターがヌルイ。。。言ってもムダだ。。。 こういう人は自分の事しかみてないんだろうと思います。 地方まで応援に行っても悲しい気持ちになりますよ。 ホームはどうなんですかね?
コンサポ3年生
Re:このブログの目的
2006-08-09 12:26
はじめまして、HNとおりのものです。 コンサが出来た年に、東京へ就職したもので3年前からアウェー観戦を始めました。 初めての観戦から、ホームより多いサポの数に感動しその応援に圧倒されすっかりはまってしまいました。(好きです札幌を聞いたのは数える程しかないですが。。。) その時は、アウェーでこれだったら、ホームはよっぽど凄いんだろうなぁという憧れを抱いていました。 が、今年のGW明けから念願の北海道への転勤が決まり、それからホーム観戦皆勤を続けていますがちょっとホームの雰囲気にがっかりしています。 主にスタンド観戦なので偉そうな事は言えませんが、野次の多いこと多いこと思わず殴り掛かりそうになったことも数知れずと言ったところでしょうか。 あくまでも主観ですが、私はホームよりもアワェーの応援の方が好きです。(あくまで、昔の厚別の雰囲気は本やDVDでしか知りませんけど。) 長々と失礼しました。
z-press
Re:このブログの目的
2006-08-10 11:20
コンサポ3年生さま、こんにちは。 US回りの方のブログを拝見したところ、”ゴール裏は病んでいる”と書いてありました。サポがこんな状態で”チームに強くなれ”というのは理不尽さを感じないではいられません。ずっと前から”チームとサポ”の関係は建前じゃないかと感じていました。選手達はサポに対しては怒れない弱者の立場です。だからプレーで見せるしかない。結果は出ませんが一生懸命やっているのです。サポがそれを認めないのは、2000年とどこかで比べられているから・・・だと思います。2000年の連中のマナーの悪さはよく知っています。でも重箱の隅をつつかれるように叩かれるのは今の連中。今の日本のサッカーは結果が全てなのかもしれませんが、地元のチームなんだからもっとよく見て欲しいです。結果だけ追い求めるならコンサじゃなくてもいいわけですから・・。
プロフィール
2000年からのサポです。12番に魅せられて”はまってしまいました。私自身はバスケットの全道チャンピオンのポイントガードをやっていました。あらゆるスポーツの守備マニアです。おそらく、他の人と違う観点からサッカーを見ることが出来ると思います。BLOG IDの"Z-PRESS”はZONE PRESSの略です。あと、結構2005年の選手達と少し仲良かったりします。
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