札幌2-2清水 分析その2

2008年07月12日

さて、前回で攻守の概要を書きましたので、次は得点・失点シーンについて。
映像はこちら・清水1点目(前半12分) 10左CK→クリア→10→8クロス→20右足G

枝村のクロスが良かったから仕方ないとも言えるが、枝村に詰めていたクライトンと藤田の寄せが鈍かったからあのタイミングでクロスが上がってしまったとも言える。
西澤に付いていけなかったDFについては、個人的には仕方ないと思うのだが、PA内なんだから絶対離すなと言われれば、仰る通りと言うしかない。

・札幌1点目(前半29分) 15右CK→10頭

ダヴィがニアからスクリーンを使ってファーでフリーに。上の動画で1:00頃に左ポストの位置にいるのがマークしていたDF(3番?)、その右がスクリーンに使った2人である。

・清水2点目(前半44分) 中央7→6→10→6右足

前半終了間際の絶対やってはいけない時間帯での失点。この時間は左右のマルコス・パウロと藤本がチェンジしていた。動画では更に枝村が右に流れて藤本が中央に入っている。
藤本は左サイドからあまり動かなかったので藤田がマークする事ができたが、パウロは得点時の位置でわかるように、更に中に絞る動きも見せていた。こうなると藤田が見るのは厳しい。藤田がパウロについて行けよ、という意見もあるが、以前も指摘したように藤田にはそのような動き(守備意識)はなく、むしろカウンターを狙ってフリーになれたのを喜ぶタイプ。私ならその辺りの守備に気が利くヨンデを右で使いたいんだけどなぁ・・
尚、最初のパスに見るように、伊東をフリーで前を向かせるのは危険極まりないことは前回の記事で指摘した通り。

・札幌2点目(後半29分) 15左ショートCK→24→15クロス→ファー5頭

清水側の戦犯はショートコーナーをさせたDF。
ただでさえ高さで有利な所にショートコーナーで揺さぶって、ファーサイドに池内となれば決まらない方がおかしい(?)

その後は砂川・西谷の活躍もあって逆転ムードも高まっていたのですが、惜しくも決まらず。試合内容はともかく、「真のホーム」である厚別でねばり強い戦いを見せて勝ち点を取れた事は大きいですね。

以下、個人採点(5段階)。

GK:高木 2 風に悩まされてキックミス多し。
   坪内 3 前の中山にも助けられたが、堅実な守備。
   柴田 2 ヘディングはイルカ並みw つなぎやマークでのミスあり。
  →池内 4 試合には貢献できなかったが、貴重な同点ゴール。
   箕輪 4 イルカその2。高い!
   西澤 4 大人の対応でアウレリオを完封。後半からはCBに。
MF:中山 5 守備の役割を確実にこなし、豊富な運動量で攻撃の活性化も。
   芳賀 3 一回だけ凡ミスでカウンター食らう。
   クライトン 3 やはり70分を過ぎるとと電池が切れる。
   藤田 1 もっと積極的な動きが必要。失点時の寄せの甘さも減点材料。
  →西谷 4 時間限定ながら切れのある動きで得点にも絡んだ。
FW:ダヴィ 3 1得点も、他は攻撃に絡めない場面が目立った。
   アンデルソン 3 キープ力などの実力は見せた。あとは連携次第。
  →砂川 4 彼が入ってから反撃のスイッチが入った。

松村主審 2 下手は下手だったが、この程度のミスは容認するしかない。


post by roque816

05:47

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