2008年03月16日
うーむ、オジェック解任ですか。。前任が人望のあるブッフバルト氏だっただけに、その部分での違いが最後まで受け入れられなかったようですね。後任のエンゲルスは長い事浦和のコーチでしたが、その前は黄金期の京都(松井・黒部・朴智星!)を指揮していた人ですので、監督としての実績も十分です。 ブッフバルト&エンゲルスの関係といえば個人的にはバルセロナのライカールト&テン・カーテのコンビが思い起こされます。監督はチームをまとめる役割で、戦術はコーチに任せるという分業制の成功例ですね。テン・カーテが去ってからバルセロナも上手くいっていないようですが、裏方のエンゲルスが監督就任という事で今後のチームマネジメントには注目です。 名古屋戦はTVで見ましたが、攻撃面で全く形を作れず、組織的にプレーする名古屋に太刀打ちできませんでした。ただ、オジェックを弁護するとすれば新しい2トップにはまだ時間が必要なのは明白で、誰が指揮してもそれは変わりません。後はポンテが怪我をしていなければという所もありますし、もう少しオジェックに猶予をあげても良いのでは、という気もしますね。 さて、BS-iでは入れ替え戦を制して「エレベーターチーム」第一人者の地位を確立しつつある京都と、昨季は降格争いをくぐり抜けて今季は山形から樋口監督を迎え入れた大宮の対戦。 結果詳細及びサカマガ採点はこちらです。 京都 GK:平井 DF:平島 増嶋 手島 渡辺 MF:角田 シジクレイ 中山 佐藤 FW:パウリーニョ 柳沢 大宮 FW:ペドロ・ジュニオール 吉原 MF:藤本 片岡 小林よ 小林大 DF:波戸 冨田 レアンドロ 田中 GK:江角 キックオフからはホームの京都が攻勢。ただそれほど組織だった攻撃のようには見えず、パウリーニョのクオリティにお任せといった感じも漂います。角田を右MFで使うとはなんともったいない!増嶋に先発させるくらいならCBで使えばいいのに。。先制点はその増嶋のパスミスを藤本がかっさらうとそのままするするとGKと1対1になり、横に流して吉原がごっちゃんゴール。だから言わんこっちゃないという感じの京都はシジクレイ・角田がミドルで狙うもゴールならず。前半終了間際には佐藤がゴール前で絶好のボールをボレーで狙うも、ワンバウンドしてバーを越えてしまいました。 後半開始から京都はパウリーニョ→田原、平島→徳重と2人交代。下記のようなシステムになりました。 DF:角田 増嶋 手島 渡辺 MF:中山 シジクレイ 佐藤 柳沢 徳重 FW:田原 いわゆるクリスマスツリーというやつですが、守備の時は2列目のどちらかが中盤に下がって4-4-2にしていました。するといきなり開始直後に左サイドを渡辺がぶち抜いてクロス、ゴール前の混戦から最後は柳沢が押し込んで同点に。その後も大宮は徳重を捕まえきれない様子で、彼の所からチャンスを多く作られていました。また、田原の高さもけっこう効いていましたね。 大宮は61分に藤本が足を痛め、内田と交代。さらに69分にはこの日切れていた吉原に代えてルーキーの土岐田を投入しますが、なかなか攻勢に転じる事が出来ません。すると引き分けが見えてきた81分、中盤で再び渡辺がボールを持つと、今度は思い切ったミドルシュート!これが見事にゴールに突き刺さり、京都が逆転に成功します。30mはある位置からでしたので、これはシュートを誉めるしかありません。そのまま2-1でタイムアップ。京都は個人の戦力はかなりのものがあります。中盤でのシジクレイの守備も効いていますし、柳沢もゴールから遠い所でプレーさせればけっこう使えるのでは(笑)決まった攻撃の形は特になさそうですが、個人の力でなんとかできるのはうらやましい限り。やっぱりJ1では個人>組織なんでしょうかねぇ。 大宮は札幌と似たタイプのチームですので、この結果には少しがっかり。田原との空中戦に勝てなかったのと、ベンチに有効な切り札が足りないのが課題でしょう。第1節でブレイクしたペドロ・ジュニオールは技術もありますし、守備面もなかなか真面目にやっていました。
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