U-21 中国戦

2006年08月09日

オリンピックを目指すU-21代表の初戦は中国戦。中国は北京に向けてオリンピック代表を相当強化しているという事ですし、日本は集合して日が浅いこともあり、かなりの苦戦を予想していました。
前半は予想通り中国のペース。しかし、日本もそれほどフィジカルで負けることなく、しっかり守ります。サイドの守備は一回伊野波が軽いマークを振り切られての決定的なピンチがありましたが、それ以外はほぼ完璧。中国はなかなか日本守備陣を突破できていませんでしたが、それでもミドルシュートで打開を狙ってきました。ミドルの精度はなかなかのもので、もう少し体を寄せていかないと後半は厳しいかな、という感じでした。日本の攻撃は敵陣でボールを奪ってからの速い攻めで、2回ほどチャンスを作っていました。しかし、人数不足は否めず、特に11番の本田が守備に追われてほとんど攻撃出来なかった点が問題かな、という感じでした。
後半に入り反町監督の指示があったのか、日本は攻撃に人数をかけて、積極的に攻め始めます。そして、すぐに右サイドをえぐった枝村のクロスから逆サイドの11本田がどんぴしゃのヘッドで日本が先制。本人によるとヘッドでの得点はあまりないそうですが、さすがの鋭い得点感覚を感じました。前半は押していながらリードを許した中国は攻撃的な選手を次々に投入。すぐに交代した23番が右からのクロスをフリーで合わせる決定的なチャンスを作り出します。マークすべき中村がまったく付いていなかったのがちょっと・・・と思っていたら、すぐにまた23番がフリーでボールを受けて豪快なシュートを決めて同点!かと思ったらオフサイドかなにかでこれは認められませんでした。その後すぐに増田がPA右サイドでボールを受けるビックチャンス。相手のチェックが遅れた為、落ち着いて豪快なシュートをニア上に決めました。これで2-0。以下は無難に守りきってこのまま日本が勝利しました。
全体を振り返ると、簡単な相手ではなかっただけに初戦にしては上出来だったといえるでしょう。特に西川、伊野波を中心にした守備は素晴らしかったです。攻撃にはやや不満が残りますが、このメンバーなら仕方がない面もあるでしょう。平山や森本、山本など、まだタレントは多くいるので、今後はうまく彼らのとの融合を図ってほしいです。


post by roque816

20:14

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