書評あれこれ

2008年01月28日

オフシーズンなもので、すっかり報知新聞しております。。
所で、ミランのパトはすごいですね。別項であらためて書きたいと思いますが、第一印象はカカとロナウドを足した感じです。

・「夕張への手紙」byナタリア・ロシナ
↓著者ブログ
http://www.it-for-all.com/health-for-all/blog/

一言で言うと「北海道人のダメな所を痛いほど的確に指摘した本」です。こう書くと反感を持たれる方もいるかとは思いますが、東京出戻り組の私としてはアクションが遅い(起こさない)北海道人を歯痒く思う所もありますので、あえて厳しめに書きます。
要するに北海道経済がダメなのも、道民に「経営のセンス」がないからなんですよね。自らにカイゼンの意識がないのに文句を言うのであれば、ナタリアの言うように勉強をし、アクションを起こす事です。個人的に一番グサッと来たのは「本を読んで何も行動しないのは、お金持ちか馬鹿。」というフレーズ。
とにかく、本屋で立ち読みをしてみてください。読まなきゃ損!


・「決断力」by羽生善治

大学まで将棋の世界にどっぷり浸かっていた私ですが、就職してからはさっぱり遠ざかってしまっていた事もあり、昔を懐かしく思い出しながらの読書でした。思う所あって今再読しているのですが、やはり勝負に対する羽生氏の感性・考察は抜群ですね。勝負の心構えを説いた本としては歴史に残るべき名著という評価をしておきます。
私のようにサラリーマン生活になってしまうと「勝負力」よりは日々安定したパフォーマンスを出す事に重点が置かれてしまいますが、いざというときの「決断力」を鈍らせないために準備を怠る事がないようにしないといけませんね。


・「「三十歳までなんか生きるな」と思っていた」by保坂和志

保坂氏の最新エッセー集。保坂信者としては、もちろん文句のない内容でした。敢えて言えば、前半の方はちょっと新しめというか、今までよりも一般人には取り付きやすい「軽め」の切り口で入った印象。後半になるに従ってだんだん「いつものホサカ」に戻るので、安心したようながっかりしたような。。
全く読んだ事のない方は「ほぼ日」のこの辺の記事あたりから読むのがわかりやすいかと。
文章を書く事に多少興味がある人は「書きあぐねている人のための小説入門」なんかも面白いかと思います。


・「メキシコの青い空」by山本浩

あの山本浩(元)アナが自身の数々の名実況を振り返る本。まあ詳しく説明する必要はないでしょう。素晴らしい本です。


・「シュガー社員が会社を溶かす」by田北百樹子

ぱらぱらと立ち読み。一言で言うと、私は人の悪口で稼ぐやり方は嫌いです。
中身はようするによくある「若者劣化説」ですな。こういう本を安易に鵜呑みにしてしまうと、それこそあなたも「シュガー脳」になりかかっていると考えた方がいいかもしれませんぞ。それを防ぐ方法は、ナタリアの本を読んで見る事ですかね。


post by roque816

21:27

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