エバートンVSアーセナル

2007年12月30日

他のリーグは年末年始のお休みだというのに、でもそんなの関係ねぇ!とばかりに全く休まないプレミアリーグ。ご苦労様です。。
アーセナルは前節でポーツマスと引き分けてマンチェスターUに首位を明け渡しています。対するホームのエバートンは6位と好調をキープ。先発は下記になりました。

エバートン
GK:ハワード
DF:ヒバード ジャギエルカ ヨボ レスコット
MF:アルテタ P・ネビル カーズリー ピーナール
FW:ケーヒル ヤクブ

アーセナル
FW:エドゥアルド ベントナー
MF:ディアビ フラミニ セスク フレブ
DF:クリシー ギャラス トゥーレ サニャ
GK:アルムニア

エバートンの注目選手は左SBのイングランド代表レスコット、右MFに入ったアルテタはこの記事にもあるように現在ビッグクラブから注目されている選手です。オーストラリア代表のケーヒルはW杯日本戦での記憶が新しい選手。アーセナルは新エースのファンペルシが怪我、アデバヨールとロシツキーは疲労を考えてベンチからのスタート。代わりに前線にはクロアチア代表のエドゥアルドと19歳のベントナーが入りました。
序盤から押し気味に進めるのはホームのエバートン。この時期のイングランドでは恒例の激しい雨のせいもあってか、アーセナルはパス回しが思うようにいきません。19分には早くもエバートンに先制点が入ります。アルテタの左CKがゴール前でベントナーに当たり、浮いたボールをケーヒルがかかと落としのようなキックで押し込みました。相変わらずさすがの鋭い得点感覚です(池内並み!?)。先制してますます勢いづくエバートンがそのまま攻守に冴えを見せて前半終了。エバートンは前線からボールに良くプレッシャーを掛け、攻撃面ではアルテタがスペイン人らしい繊細なボールタッチで組み立てていました。アーセナルは経験の少ない2トップにボールが収まらず、あまりいい形を作れません。ベンチにいる主力メンバーの投入が必要かと思われました。

ところが、後半すぐにアーセナルが同点に追いつきます。47分、クリシーからのロングボールを前線でエドゥアルドが上手い胸トラップから流し込んでゴール。アーセナル得意のパス回しではなくロングボールでの一発でしたが、どんな形でもこの時間帯に追いつけたのは理想的な展開でした。逆に何とも呆気なく同点を許してしまった事で、エバートンはせっかくの優位を無くしてしまいました。56分にはエバートンが左サイドでチャンスを作り、レスコットが挙げたクロスをヤクブがヘディングシュート!大チャンスでしたが枠を外してしまいました。すると直後の58分、またしてもアーセナルのクリシーが前線にフィードしたボールをベントナーが頭ですらし、裏で受けたエドゥアルドが逆転ゴール。まるで同点シーンの再現VTRのように全く同じ形でアーセナルが逆転に成功します。エバートンはがっくり。
同点を狙うエバートンは必死に攻撃を試みますが、こうなるとさすがにアーセナルの守備はしっかりしています。しかし、73分にベントナーが相手選手を踏みつけてしまい、この日2枚目のイエローで退場に。若いベントナーにとってはまさに踏んだり蹴ったりの試合になってしまいました。ベントナーに代えてアデバヨールを準備していたアーセナルベンチは仕方なくエドゥアルドとアデバヨールを交代させます。数的有利になったエバートンはパワープレーでますます同点へのチャンスが高まります。
ところが78分、アルムニアからのなんでもないロングボールをGKハワードとDFヨボの連携ミスで、アデバヨールの前にボールがこぼれてしまいました。アデバヨールが無人のゴールに決め、これで勝負あり。単純なロングボールで3失点とは、エバートンDFは大いに反省する必要がありそうです。80分、81分にはレスコットがシュートチャンスを迎えますが枠にいかず。83分にはセスクと競り合ったアルテタがアゴにひじを入れてしまい、一発レッドまで食らってしまいます。ロスタイムにロシツキーと交代したセスクは大ブーイングの中ゆっくりと引き上げ、「やってやったぜ」の表情。なんとも肝が据わった20歳です。
92分にはロシツキーがイジメだめ押しのゴールを決め、終わってみれば4-1と大差のスコアに。マンUがウエストハムに負けたため、再びアーセナルが首位を奪回しました。


post by roque816

10:54

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