将棋世界9月号レビュー

2006年08月14日

最近、付録の詰将棋集につられて衝動買いするパターンが続いていますが、肝心の内容もなかなか(いい意味で)濃いです。
まあ、今回は詰将棋中心に書きます。(若干ネタバレ気味です)

まずは付録の勝浦先生作品集。全局盤面七色図式!というのは私なんぞには発想もできない驚愕(きょうがく)の構想ですね。しかも内容も好手筋でまとまっていて、失礼ながらこれほどの作家とは思っておりませんでした。なかなかサクサク解けましたが、38番だけミスりました><
巻頭詰将棋の内藤先生作は対して期待していなかったのですが、これがなかなかの作。ただ、収束の合駒のキズ?が残念ですが、それがなければ完璧でした。
一方、サロンは特段目を引く作品はありませんでした。粒ぞろいではありますが、評価しづらいです。ということで、ちょっと甘め。

1番 B 易しいが、主眼がはっきりしていて解後感のいい一局。
2番 B まあまあ。この簡素な形に価値がある。
3番 B まとめ方は上手い。だが、作者にしては手抜きと言われても仕方ないだろう。
4番 A とりあえずAにしましたが・・・解答者より作家受けしそうな作。
5番 A 一見ごちゃごちゃしていますが、収束形が見えているのでまあなんとか。
6番 A 2手目の変化が読まされる。それだけといえば、それだけの作。
7番 C 3番と同じく、こんな軽い作は作者のイメージではない。ただ、合駒限定はさすが。
8番 A 上手い構想。収束もちゃんと決まっている。4番と似た感じ。


post by roque816

23:37

shogi コメント(0)

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