神戸1-1鹿島

2007年04月02日

チームの核となるべき野沢・田代・大岩といった選手が故障していきなりつまずいた鹿島、基本は去年と変えずに大久保・ボッティ・レアンドロといった新戦力を起用したスタイルを模索している神戸、これからのチーム構築が見物の両チームの対戦となりました。ちなみに私は今年のJ1は川崎・清水・神戸を応援する事にしていますので、あしからず^^

鹿島
20070405-00.gif曽ヶ端
20070405-01.gif内田 岩政 ファボン 新井場
20070405-02.gif   中後 青木
    本山  ダニーロ
20070405-03.gif柳沢 マルキーニョス

神戸
20070405-03.gifレアンドロ 近藤
20070405-02.gif大久保 田中 ボッティ 朴
20070405-01.gif内山 北本 エメルソン 茂木
20070405-00.gif榎本

鹿島の中盤は青木が1ボランチ気味に引き、ダニーロと本山はひんぱんにポジションを変える感じ。前線の柳沢とマルキーニョスもちょこちょこ動き回るタイプなので、全体的に流動的な印象を受けました。
神戸は去年の3トップから2トップに変更。一応2ボランチでしたが、ボッティらが攻め上がった後の広大なスペースを田中が頑張ってカバーする形でした。こちらはボールを奪ったらすぐ前に展開する事が多く、スピード重視の硬直的な印象。
試合開始からは両チーム共にボールが落ち着かない展開になりましたが、ミドルシュートを放つなど攻守に目立っていたのが大久保。松田監督が「適正がある」と語っていたように、中盤の左が天職ではないかと思えるくらいフィットしていました。豊富な運動量はチームを助けますし、何より神戸に欠けている「経験」を持っているのが大きい。三浦アツの離脱をちゃんと補っていました。同じくコンバート組なのが右SBに入った茂木ですが、彼も対面の新井場と渡り合っても押されないなかなかのプレーを見せていました。
試合が動いたのは前半終了間際。左からのクロスに対して競った新井場がPA内でボッティを倒してしまい、”ジャスティス”岡田主審はPKを宣告します。ファウルかどうかは微妙な感じでしたが、まあ審判がファウルと言ったらファウルです。これを大久保が決めて神戸が先制。
これで前半終了かと思われたロスタイムに、再び空中戦の競り合いで今度は神戸にファウルがあって鹿島のFKに。余談ですが、この試合の岡田氏は最後まで競り合いの判定基準が謎でした。この35m程の距離からファボンが直接狙い、なんと強烈な同点ゴール!いやあ、驚きました。ロベカルってレベルじゃねーぞ!w
J's goalで動画が見れますので、このゴラッソはぜひご覧ください。

後半も一進一退という感じで同点のまま進みます。神戸はボッティからレアンドロにつなぐ意識が強く、ちょっと攻撃が直線的過ぎる印象でした。三浦アツが出ていたらまた違ったのかもしれませんが、もう少し後ろからのフォローを使う展開にしたかった感じでした。また、両外国人が割とテクニックに走るタイプなので、右サイドの朴とタイプがかぶってしまっている印象も受けました。この辺り、今後のチームバランスの調整が必要な所かもしれません。
鹿島はやはり両サイドバックが絡むと良い攻撃ができていました。逆に言えば柳沢とマルキーニョスの2人は個人で点を取るにはやや力不足感もあるので、どれだけタメを作ってサイドに展開できるかがこれからの観戦ポイントになりそうです。終盤には興梠や増田を投入して変化をつけてきましたが、勝ちに行くのであればもう少し早く動いても良かったかもしれません。特に興梠はサイドに流れてスピード&ドリブルで勝負してチャンスを作り出していました。アテネ五輪を狙える実力はあるのではと密かに思っているのですが、どうでしょうか。
結局は両者譲らずに1-1で終了。神戸が鹿島と堂々と渡り合った事に満足し、ファボンのゴールでおまけがついた感じの試合でした。



post by roque816

23:08

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