2012年06月04日
6年前の2月、とある所に書いた文章なんですがね、好きな文章なのでこちらに も転記してご覧いただきたく。。。
いつも通りかかる「ロイトン札幌」の前、旗を掲げるポールの下に毎月始め花 束とジュースが供えられてる。そうか、祥月命日だ、、、 あれから、あと数 ヶ月で4年になる。 ワールドカップの札幌での試合に大阪から若い女性が観戦に訪れた。やっとの 想いで手に入れたチケットを握り締め、大勢の人で祭り騒ぎの札幌の地に降り 立ったその晩…… 深夜、一台の車がスピードの出し過ぎかハンドル操作を誤って歩道に乗り上げ る。明くる日への期待を冷まそうとでもしたのか、夜の大通り公園を散策でも しようとしたのか、その場に彼女は居合わせた。 ポールと車に挟まれ、彼女はその命を落とす。ドームの歓声を聴くこともな く、そのプレーに熱狂することもなく…… どんなに楽しみにしていたか、どんなに無念だったことか、、、 その落差が あまりにも大きいが故、非情な結末となった。同じサッカーファンとして、サ ッカーを愛する者として、いつまでも心に留めておいてあげたい出来事だ。 時々「そういえばそんなことがあったなァ」と思い出すことも彼女の供養にな ると思っている。 にしても、あの花束とジュースは誰が? 遺族の意向、依頼で供えられている のか? ホテルが自主的に冥福を祈って供えているのか? どっちでも良いことだ。月に一度、彼女の無念に思いを馳せること。それが肝 心。もし、通り掛かりに供えられてる花を見たら、あの大騒ぎの札幌で、そん な出来事があったことを思い出して欲しいものだ。 過去の記事を掘り起こすでもなく、記憶だけで書いた。細かな事実に違いがあ るかもしれないことを承知ください。
このポールに花束をくくりつける行為は、ドームでワールドカップが行われて からもうすぐ10年が経とうとしている今でも続けられています。
プロフィール
2001年1月からすすきのでコンサやサッカー、諸々の趣味の世界を語り合って日頃の憂さを晴らしていただきたい、そんな想いで小さな店を始めました。会話が中心だからカラオケなんざァございませんw お酒はぬるめの、じゃなくウィスキーが中心で、当然ながらクラシックも。サッポロのワインもあります。 室蘭出身、サッカーの実技歴15分、落語歴うン十年。乞う、ご来店! HPもご覧下さい↓ http://homepage3.nifty.com/offside-consa/
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