試合を終わらせたがっていた広島サポ

2010年11月03日

ナビスコカップの決勝、ご覧になりましたか? どちらも気迫のこもった素晴らし
い試合でした。特に後半の磐田は凄かった。菅沼を後半15分まで温存していた
のも大きかったですね。


残念なことが一つ。広島のサポが後半30分頃から2-1での勝利を確信したのか
「大脱走」を延々と歌い始めたこと。サポの気持ちとしては、なんとか逃げ切っ
て欲しい、という思いなんでしょうが、こうした気持ちはピッチ上の選手にも伝わ
るものなんですね。厳に戒めなければいけません。2点差だったら分からない。
この時間帯ではもう1点を獲るために選手を奮い立たせるようにすべきでした。


以前のブログに「試合を終わらせたがっていたマンU」というのを記しました。
http://www.consadole.net/offside/article/476
このときは2点差があったのですが、それでもマンUは同点に追いつかれています。
この試合ではサポがではなく選手が「試合を終わらせたがっていた」のですがね。


延長に入ってからも両チームの素晴らしいプレーは続きましたが、結局広島が試合
をリードする場面は訪れませんでした。古くから「勝負は下駄を履くまで分からな
い」という言葉があります。きっと今晩の広島では、あのシーンでの「大脱走」に
ついて喧喧諤諤の議論が行なわれることでしょう。


post by ボーナス

17:44

サッカー全般 コメント(2)

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さいとー@横浜

最後の槇野のPK

2010-11-03 22:41

寿人いないし、あの展開のPKだから蹴る資格ある人間は槇野しかいないし、磐田の不動明王がPK職人だったので、少なくともあの局面は「もし」「たら」「れば」は無かったんでしょう。試合の結論は同じだけど。 あえてその上で意味づけするなら「君たちが何をするか、実はずっと見ていたんだよ」という、神様からの最後に両サイドにそっと送られたメッセージかもなぁ、と思いましたね。 あとはヤンツーさん、うちら気がついてない人が多いけど、勝てる指揮官と名将と出てくる結果は、全く別概念だよねと再確認しました。あの特殊で苛烈な条件の札幌での日々が、何かの形で今日の試合に反映できてたなら、実に喜ばしいです。

ボーナス

Re:試合を終わらせたがっていた広島サポ

2010-11-04 17:38

さいとーさん、どもっす! オイラは本文に書いたけど、選手交代の妙を観じた。 磐田は菅沼を切り札に出せたし、その後に出た選手も得点したし。 広島は控えクラスを交代で出すしかなかった。寿人が万全だったら違った風だったかも。 ヤンツー、札幌時代は理想一筋だったけど、磐田に戻って現実的なサッカーをするようになりましたね。W杯の岡田みたいだw 少し丸くなったのかな?

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