鋼の左、ガラスの右

2010年09月08日

月曜の深夜でしたか、フジテレビ系のスポーツニュースでアーセナルのベンゲル監
督が「日本代表を強くするにはいかにあるべきか」といった提言をしていたコーナー
がありました。


日本人のサッカー観、子供の頃からの育成の仕方、常にプレーしているJリーグでの
戦い方。。。 世界で、力を十分に認められる代表になるためには、どれも貴重な
意見だったと思います。


そのなかで、思わず手を打ち「そうなんだよなぁ!」と叫んだことが。それは世界
で戦うためには「どんなポジションの選手でも、右も左も同じようにボールを扱え
ねばいけない」ということ。


そこで思うのが上里のことです。彼はもうクラブに入って6年目になりました。みな
さんも思っているでしょうが、彼の左は本当に素晴らしい。でも、右は? いつも、
ボールを受けてから廻りを見て左に持ち替え、それからパスやシュート。この間、
ほんの僅かな時間ですが、サッカーにとって貴重な時間が費やされます。


相手選手も、左でしか打たないのを知っていますからディフェンスはしやすい。
ボールを離すまで時間がかかるから余裕を持って詰めてきます。5回のうち、1回で
も右でボールの処理が出来るなら、相手選手も迷うでしょうし、上里自身の選択肢
も広がると思うのです。


24歳という年齢はサッカー界では成熟した世代になるのでしょうか。でも、頑張り
が実を結んで、20代後半になって初めて代表に選出される選手も多々見てきました。
ここで満足せず、もう一皮剥けた上里を是非見てみたいものです!


post by ボーナス

17:40

コンサ コメント(4)

この記事に対するコメント一覧

あきっく

Re:鋼の左、ガラスの右

2010-09-08 18:39

今は水戸にいる鶴ちゃんがU-16代表合宿に招ばれたとき、練習を見にいったことがありました。当時の監督は城福さん(弟)でした。 輪になって鳥かごをやるときや、ミニゲームのとき、1人が2タッチ以上すると次の人はワンタッチでボールを動かさなければならないとかの制限つきでやっていました。 そして選手に、自分が意味もなくタッチ数を増やすことによって、ボールを受けた人はワンタッチで捌かなければなくなる、次の人が苦しくなるのだ。だからあらかじめ考えて、意味もなくタッチ数を増やすことはやめよう、と、説明していました。 それを聞いて、なるほどなー。と感心したのを覚えています。

ボーナス

Re:鋼の左、ガラスの右

2010-09-09 00:21

そうそう、鳥かごではタッチ数を制限することは多いですよね。 これは当然普段からやっているので身にはついているはず。 が、試合になると、、、 なんですよね。 パスも受け手のことを考えて出さなくっちゃ… これはなにも上里に限った話ではないんですけどね。 一度、お時間があれば店のほうにもお運びくださいな。 某札幌近郊の方のお酒もありますよ。なあに構いやしませんからw

rocket2号

Re:鋼の左、ガラスの右

2010-09-09 12:57

強烈な左足(もしくは右足)は武器になりますが、 よく平川さんは「右足(左足)はおもちゃ」と表現しますよね。 確か、古田が利き足とは反対の足でも蹴る練習をしていると話していました。 本人がそこに気づくかどうかなんですよね~。←偉そう。

ボーナス

Re:鋼の左、ガラスの右

2010-09-09 17:10

対戦相手の選手は、対面の選手の利き足がどちらかは承知しているでしょうね。 おもちゃでもたまにパス出しするとすると相手は迷う、と 思うんですよ。 なにも両足が「鋼」になる必要はないんですよね。 指導者は長所を伸ばそうとするでしょうし、古田のようにさせるのは自覚しかないのかなぁ。

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