マルディーニの花道

2009年06月05日

セリエA最終節、フィオレンティーナvsミランの試合を見ました。今シーズン
限りの引退を表明していたマルディーニの姿を見ておくために。


マルディーニは長くミランでキャプテンとして活躍したばかりでなく、イタ
リア代表のキャプテンをも務めた選手です。


試合は0-2でミランが勝利を目前にしようとしていました。ロスタイムに入っ
て間もない頃でしょうか。フィオレンティーナの選手がボールをタッチに蹴
り出します。これをみて、主審も終了の笛。まだ時間が残っていたにもかか
わらず、です。


笛の後は敵味方なくマルディーニへの拍手。スタンドの大観衆もスタンディ
ングオベーションでこの偉大な選手の引退を惜しみます。


こんなシーンは目にしたことはありません。


フィオレンティーナは4位と5位の瀬戸際にいました。4位なら欧州CLへ、5位
ならUEFAカップ進出です。ただ、この二つの大会のステータスは大いに違い
ます。幸いにして敗戦でも4位に滑り込みましたが、5位との勝ち点差はなく
得失点差での4位確保でした。


日本では、このような重大な試合を自らの選手が幕引きをする、といったこ
とが有り得るでしょうか。やはりイタリアのサッカー界全体がマルディーニ
の実績を高く評価していたからの行動なのでしょう。勿論、ベンチから「結
果に変わりはない」という指示があった、という可能性もあるでしょうね。


そうそう、歴史の重みという点からもう一つ。
wikiで知ったのですが、マルディーニの父親も長くミランのキャプテンを務
めていたんだそうです。これも日本ではあり得ない。それこそJが100年経過
してあるかないか、という話ですもんね。


post by ボーナス

17:25

サッカー全般 コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

マルディーニ一家

Re:マルディーニの花道

2009-06-05 19:30

そしてさらに息子クリスティアンが下部組織にいますね。

ボーナス

Re:マルディーニの花道

2009-06-06 01:39

>マルディーニ一家さん おぉ、素晴らしいですね! 3代にわたってですか! さすがに歴史の重みを考えさせられますね。

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