EUROにみるゾーンディフェンス

2008年06月19日

今日の早朝でEUROも1次リーグを終え、決勝トーナメントに進出するチームの顔ぶれ
が決まりましたね。概ね想定の範囲内でしたが、クロアチアの健闘が光っているよ
うな気がします。


さて、昨晩はCグループのリーグ最終戦、オランダvsルーマニアの録画を見ていまし
た。オランダは既に決勝トーナメント進出を決めており、ルーマニアはイタリアの
結果待ちではあるものの、ここを勝たねば進出の機会を失うという試合です。


で、驚いたことにルーマニアの布陣が4-4-2ゾーンディフェンスであること。コンサ
ほど最終ラインは高くないものの、全体がコンパクトで守備の意識を高く保ちつつ
カウンターの機会を狙っています。あのオランダが攻めどころがなく最終ラインで
ボールをただ廻すだけ、といった昨年よく見たシーンが序盤では結構見られまし
た。


「これって、コンサと比べると面白いね」
そう話ながらお客様と見入っていました。


どこが違っているのか、、、 少なくとも、選手が怖がらずに自分のゾーンに入っ
てくる選手は確実に潰しますね。ゾーンからも思い切って飛び出していきます。オ
ランダも選手間のスペースを突いては来ますが、選手に迷いがないので必ず左右ど
ちらかの選手が対応しています。


そして、ボールを奪ってからのカウンターがまた早い。奪った選手ばかりでなく周
囲の選手も一斉に賭け上がっていきます。味方選手が走っているの信じていますか
ら球離れも早く、スペースに出されたボールには確実に味方が追いつきます。残念
ながら相手ボールになっても戻りが早い。すばやく自陣深くに戻って守備の陣形を
敷きます。


もう少しいくつか面白い点もあるんですが、時間をかけて検証してみたいと思いま
す。


簡単に世界一流選手達のプレーをコンサの選手に押し付ける気は毛頭ありません。
が、ゾーンディフェンスに関して迷いのある選手には参考になる試合ではないで
しょうか。


砂川あたりはこの試合をジックリ分析しているんじゃないかなァ。



post by ボーナス

14:12

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