やっぱり砂川、西谷はかっこいい

2007年06月27日

草津戦、試合の結果についてはまぁ相手も必死にやってることだし、我がチームがいつも勝てるくらいに圧倒的な強さのチームでもあるまいし、たまたまの引き分けの原因を何かに求めたり、悪者探しに終始するのはさして生産的なことではないようにも思う。内容的にみて、いつもに比して札幌の選手が著しくやる気がなかったもしくはパフォーマンスが低かったかといえば、それほど変わりなかったと思う。だから、たらればで札幌が追加点を決めて、草津のゴールが外れていたら、きっといつも通りの賞賛の嵐だったに違いないだろう。それくらい、勝ち負けというのは微妙なもので、なにか絶対的な要因が試合結果を左右するような中身ではなかったと思う。むしろ、このどっちに転んでもいいような内容の試合を札幌は幸運にも勝ち抜いてきたのだと思う。
監督は試合後の会見でそれを悟ったように、「実力がないから」と総括している。
ただ、今日の試合では、私は純粋にゴールに迫るサイドからの砂川や西谷の相手をかわして切り込む鮮やかな技に、プロサッカー選手の格好良さを見た。子供たちはきっとあんなプレーがしてみたいと思うだろう。芳賀のミドルももちろん素晴らしかったが、彼らのテクニックというのは、やはりあくまで客商売であるプロサッカーになくてはならない華だと思う。
守ってロングボールばっかりの試合展開、ましてや今の我がチームのFWではボールが収まる確率は著しく低いだけに面白みに欠ける。応援しているチームだから真剣に見られるが、興味のないチーム同士でこんな試合をされたら、寝るか、チャンネルを変えることになるだろう。
ラモスがセレッソ大阪との試合後、この試合がJ2のクソリーグでは見られないようなレベルの高い面白い試合になったと饒舌に語ったらしいが、おそらくパスをつなぐ技術力もない守り一辺倒のチームが首位にたっているような状況に対する苛立ちというか嫌味を込めているのかなぁと推測するが、ただ、残念なことに彼らは今、それを言うだけの資格を有していない状況にある。
まぁ、戦術はともあれ、J2であれ彼らがプロサッカー選手である以上、勝ち負けと同じくらい、サッカーの中身でお客を楽しませることもひとつ忘れないで欲しいなぁと一ファンとしては切望するところである。


post by ダソヌマソ

23:45

コメント(0)

微妙なさじ加減

2007年06月13日

審判のジャッジに疑問だらけなのは私も同意。
しかし、チャンスの数だけ考えれば今までのように勝ちに転んでいた可能性も十分にあった試合であり、審判のミラクルジャッジという要素を除去することで必ずこの試合の「札幌の妥当な勝利」という解が得られたかどうかは全く別問題であったと思う。
今までは、形勢的にはほぼ負けというような試合でも、ワンチャンスをものにするなどして、結果的には勝ちという試合が通常の確率以上に積み重なった。しかし、今日は違った。これも勝負のあやかもしれない。
敗因を全て審判に求めることは簡単だが、トップとは言え、決して盤石な横綱相撲の元に積み上げられた2位との勝ち点差ではないことは誰が見ても明らかであり、ひと言で言えば「たまたま勝った」ような試合が多く、これがこの先も確実に続くのかどうかは神のみぞ知ると言うところか。もちろん勝ち続ける可能性もあると思うが、そんなに決定的にそれが約束されているようなチーム力ではないことも我々サポーターとしては自覚しておきながら見守るべきであろう。今日はたまたまそんな契機を与えてくれたタイミングだったのかもしれない。端的に言えば、勝ち数ほど強いチームだという実感がまるでない。
今は相手が出てくるのを微妙なタイミングで待ついわば、遅出しじゃんけんのような戦法が図に当たっているが、こういうトリッキーな作戦は賞味期限が切れればおしまいだし、また上級者相手にはハナから通用しないということも考えられる。
勝っているときは何もかにもの現状全てが好意的に評価され、全てを正論に仕立てるマスコミやサポーター論調は、この結果が崩れたときにそれこそ手のひらを返したように批判の急先鋒としてそのままチームに銃口を向けるようなことを今まで何度も見てきたが、現状を冷静に見つめながら自分たちのチームをサポートしていく上での心構えを忘れてはならないなぁとたまの負け試合の後にふと考える。


post by ダソヌマソ

23:57

コメント(0)