勝てば天下なんだな、すべてが…

2007年03月27日

今のコンサのサッカーが面白い面白くないの論争があちこちで散見される。

私は一貫して今のサッカーは面白くないと思っているし、それは今の成績が良いとか悪いとかに関係なく、ろくな説明もなく昨年までの積み重ねをあっさり放棄し正反対の戦術の監督を招聘するという、不誠実なチーム運営というか、サポーターへの最大の不義理に対しての憤りも伴っている。
だから、三浦氏自身に別に反感も感じないが、それはそれとして、フランス人の柔道(?)のように自分の胴着をつかんで守りに徹して、相手の攻めてきた隙をついて返し技でカウンター勝ちというようなそんな勝負を、シーズン通して貫くようなサッカーにどれほどの魅力があろうか、私にはよくわからない。
しかし、これは私がわからないと言うレベルの低さを露呈しているだけであって、今のサッカーを面白いという人は面白いと言っていれば良いのであって、それを親の敵のように否定し、「こんなものが面白いわけがない」と強弁したり、自分の考えを人に押しつけるつもりは毛頭ない。

ところが、今の勝ち星先行の状況に後押しされてか、面白くないという意見に対して、「面白くないなら見なければいい」だとか「去年のような攻めに出て結局負けるようなサッカーが面白いのか」という反駁にほとんど確実に巻き込まれることになる。そう思うのはこれまた勝手だが、何をそんなに焦っているのかということを感じる。
今の三浦サッカーが北海道の大新聞でいう「コンサ勝利の方程式」として確立されていると信じて疑わない皆さんも、もう少し見守られた方がいいのではないだろうか。それで、結果的に勝ち続けることができ、その結果優勝争いに絡み、思惑通り観客が倍に増えれば、三浦サッカー信仰派の信念の勝利だろうし、そうでなければいよいよチームは悲惨な末路をひた走るだけだろう。

もちろん、私はこんなサッカーでも仮にJ1に上がることがあれば、それをためらわずに喜びます。今更、戦術変更なんて、監督解任でもなければあり得ませんので…。ちなみに、それでも面白くないサッカーだという認識は替わらないと思いますが…。


post by ダソヌマソ

22:31

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今年は気楽だな

2007年03月22日

昨年、札幌が下位チーム相手に何となくこれという見せ場もなく、最終的には隙をつかれて失点して負けたというようなゲームがいくつかあったが、徳島戦はちょうど、立場が入れ替わったような感じでの勝ちだったように感じた。
ラッキーにも先取点が取れてかつラッキーにも失点せずに済んで、前がかりになった相手の裏をとって追加点をとったというこれこそ、今年の目指すサッカーの勝ちパターンなのではないだろうか。
昨日の試合を見て、残念ながら今年のFWはエメルソン、ウイル、フッキに続く器ではないようだということをほぼ確信するような内容だった。もちろん、そのような逸材はそうそういるものではないのだが…。五段階なんとかってそういう一発屋の外人頼みでないチームを作るというコンセプトではなかったっけ?


それはさておき、ロングボール放り込んでは押し戻され、4試合目にして唯一の攻撃の起点であった西谷は相手のマークに孤立し、藤田は縦一本に突き進み、真ん中にクロスを上げるという素人の私にも結構わかりやすい展開でほとんど手詰まり状態だったように見えた。
互いにガチガチに守るというチーム同士の試合だからまぁ仕方ないかもしれないが、これってたとえ間違って勝ったとしても、金を払って見せられる試合としてはどうかなぁという感じだわね。
先週の仙台対ベルディ戦はそういう意味では本当に面白かった。勝てばそれがイコール楽しい試合なんだという意見を読んだことがあったが、徳島戦のおらがチームの勝ち試合直後だったが、内容は比べるべくもないくらいにこちらの方が面白かった。観客とグランドの一体感もすごかった。

まぁ今年の札幌はそういう戦法で行くと決めたんだから、それはそれでしゃーないので、ある意味、今年はあまり思い入れなく気楽に試合を見ることができることは楽と言えば楽だ。今年のチームに求められるのはとにかく結果ですから、これで失敗すれば悲惨な結末しか想像できませんが、そんなことないように勝ち続けてくれることを静かに見守っています。
でも、新聞の記事読んでもいい加減だなぁと思いますね、いろんな意味で…。


post by ダソヌマソ

23:16

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暗黒の時代の再来?

2007年03月03日

予想通りと言えば予想通り。
昨シーズン終盤からの一連の経過、つまりは不誠実なHFCの不可解ともいうべき監督人事と戦術転換に辟易していたことから、さしたる期待感もなく迎えた今期の開幕戦の日。
今日のようなこんな試合、哲司以降、柳下1年目くらいまでイヤと言うほど見てきた気がするね。まだ1試合目で評価することはまったく愚考かもしれないし、前向きポジティブなサポーターは明日の明るい未来を信じているに違いない。

が、今年はエメルソンもウイルもいない。ましてや曽田くんのお約束の失点直結の凡ミスも登場し、まぁ今後劇的に立ち直ってくれることを祈念するばかりだ。

欧米人の柔道のように相手の攻撃を警戒してひたすら守りに徹し、一発カウンターという戦法も確かにありかもしれないが、見ている方には面白くも何ともないね。それで結局負けてりゃ、目も当てられないね。

昨シーズンの前半に「今やっていることは札幌の選手の技量にミスマッチだ」「内容よりも結果に徹するべきだ」という意見が必ずあった。ある程度の犠牲を払って難しいことに敢えて挑戦して、後半には結果も伴ってきた。さぁ、これからというときにそれをリセットされちゃったんだから、「攻めろ!せめろ!」なんてはしゃいでいた俺らは途中ではしご外されちゃった感じだよね。
いつでも結果だけで腹いせみたいに批判する輩はいるけど、小生は一貫して結果は別としてこの過ちを糾弾し続けるつもりだ。
ただ、もう引き返すことはできない。今年、できあがりつつあったものを棄ててまで、ひたすら結果にこだわったという戦術を採っていくことになった以上、失敗したときのダメージは想像を絶するものがあるはずだ。下手をすれば、またあの暗黒時代に逆戻りもあり得る。それだけに、こうなった以上は死ぬ気で頑張らなければチームはなくなるかもしれないということを肝に銘じて、支えていかなければならんよ。


post by ダソヌマソ

17:45

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