微妙なさじ加減

2007年06月13日

審判のジャッジに疑問だらけなのは私も同意。
しかし、チャンスの数だけ考えれば今までのように勝ちに転んでいた可能性も十分にあった試合であり、審判のミラクルジャッジという要素を除去することで必ずこの試合の「札幌の妥当な勝利」という解が得られたかどうかは全く別問題であったと思う。
今までは、形勢的にはほぼ負けというような試合でも、ワンチャンスをものにするなどして、結果的には勝ちという試合が通常の確率以上に積み重なった。しかし、今日は違った。これも勝負のあやかもしれない。
敗因を全て審判に求めることは簡単だが、トップとは言え、決して盤石な横綱相撲の元に積み上げられた2位との勝ち点差ではないことは誰が見ても明らかであり、ひと言で言えば「たまたま勝った」ような試合が多く、これがこの先も確実に続くのかどうかは神のみぞ知ると言うところか。もちろん勝ち続ける可能性もあると思うが、そんなに決定的にそれが約束されているようなチーム力ではないことも我々サポーターとしては自覚しておきながら見守るべきであろう。今日はたまたまそんな契機を与えてくれたタイミングだったのかもしれない。端的に言えば、勝ち数ほど強いチームだという実感がまるでない。
今は相手が出てくるのを微妙なタイミングで待ついわば、遅出しじゃんけんのような戦法が図に当たっているが、こういうトリッキーな作戦は賞味期限が切れればおしまいだし、また上級者相手にはハナから通用しないということも考えられる。
勝っているときは何もかにもの現状全てが好意的に評価され、全てを正論に仕立てるマスコミやサポーター論調は、この結果が崩れたときにそれこそ手のひらを返したように批判の急先鋒としてそのままチームに銃口を向けるようなことを今まで何度も見てきたが、現状を冷静に見つめながら自分たちのチームをサポートしていく上での心構えを忘れてはならないなぁとたまの負け試合の後にふと考える。


post by ダソヌマソ

23:57

コメント(0)

この記事に対するコメント一覧

コメントする