2006 J2 第51節

2009年02月15日

シーズンオフの今は、我々一般のサポーターにはともかく待つしかないつらい時期である。各紙のわずかなキャンプ情報もどこも似たり寄ったりの談合記事からは特に心を動かされるものはなく、ひたすら「その時」がやってくるのを息を殺して充電していくしかない。

J1に上がったというような実感やこれといった実利もないなかであっという間に過ぎ去った昨シーズンのことは忘れて、個人的には同じ過ちを繰り返さぬよう365段階計画でも作って、毎日、計画の進捗状況を検証するくらいの一本筋の通った方針のもとで、石崎新監督とともにとにかく地力のあるチームに育成して欲しいと願うばかりである。

さて、過去のことは忘れてとは言いつつも、暇なので過去の試合のビデオを見た。私のお気に入りは2006年の仙台での天皇杯の準々決勝の甲府戦と、同じ年のシーズン終盤の柏戦である。

この2本のDVDは未だによく見る。特に後者の相手の監督は石崎氏であり、昇格争いの正念場ということもあり、試合中、彼の甲高い声がほぼフルタイム、響き渡っている。それくらい、熱いおっちゃんである。

試合の方は2点を先制されて、そのまま昇格争いにあるチームの勢いに封じ込められるのかと思いきや、あれよあれよと後半だけで3点をとって、鮮やかな逆転勝ち。もちろん、フッキの存在は大きな貢献となっていたが、この2年間のダビのカウンター一本槍のサッカーとは全く異質の、かなり小気味よい面白いサッカーをしていた。砂川-西谷のパス交換などをはじめ、全体としてスペースへの走り込みなど個々が連動しながら、全体が躍動感溢れる展開であった(褒めすぎか?)。

解説者も「個人的には札幌のサッカーは好き」だと言っていたが、一方で「良いときと悪いときの差がありすぎ」と、たしかにそうだったね…。

さて、石崎さんはどんなサッカーをやるのか。柏のサッカーはよく知らないが、まぁ去年までのようなことにはならないのでしょうと楽観していますが、この試合では相川が泥臭くも点を獲っている。「たられば」だが、この2年のチーム運営において麻生くん並のブレがなかったら、相川、鈴木(智)、上里あたりはもっと成長させることができていたんじゃないだろうかとも思う。でも、やっぱダメだったのかな。答えは永久に結論は出ず。

あともうちょい。前向きに開幕戦を待ちましょう。今年は、ゴール裏のあやふやな空気を気にせず、とりあえず最初は子供と新しくできたファミリーシートで落ち着いて観戦する予定。なんか、今年は結構、盛り上がりそうな予感。


post by ダソヌマソ

00:16

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