中期経営計画??????????

2006年12月16日

HFCにとっては、天皇杯勝ち残りという状況は降ってわいたような天からの恵みのようなものかもしれない。
我々としては今は選手には一つでも多く勝ち残って正月を迎えてほしい、それだけに集中したい、そうあるべきであるという気持ちをうまくもてあそばれているようなそんな気持ちになる。柳下監督も来年の自分の生活の糧を探すよりも、勝ち残っている限りはチームの勝利を第一に考えるというような趣旨の発言をされていた。それがセレッソの監督就任が別な人物に決まりそうだというニュースとどう関係していたかはよくわからないが、とにかく今は来週の甲府戦の勝利を目指すということがチームにとっての至上命題なはずだ。
そんななか、新聞報道しかソースがないが、「J2コンサドーレ札幌は」「中期経営計画を発表した」と書いているのだから、これは事実として考えるべきなのだろう。推測や類推の類の記事ではないのだろう。
なぜ、今、こんなものがでてくるのか。項目だけ見てもなにも目新しいものはない。
それよりもまず、今年の営業上の失敗を総括する方が専決事項なはずだ。戦績が上がり、優勝争いに絡めば見に来る人も増えて収益も上がるだろうという素人でも考えるような戦略を今シーズンに採る戦略としてまともにフロントは考えていたのだろう。
営業部のブログに「今年は今季06シーズンは『J1昇格を本気で狙う』というセールストークのもとに広告料収入をアップしてきた経緯があるだけに、」とあったが、収入を上げる上でそういうことはあり得るとは思うが、5段階計画という大義名分を受け入れ、これまでの苦渋をともにしてきたサポーターにとって、簡単にこれをないがしろにするような戦略を勝手に採っておきながら、その失敗のツケを監督更迭や選手の年俸に反映することだけでチャラにするようなことで良いのかということを、本来であれば議論されるべきであるのだが、そのようなことが言えるタイミングではない。結果的に厚別やドームの満員作戦がうまくいったのか、いかなかったのか、なぜこんな赤字決算になったのか、そのあたりの清算が済まないうちにこのような計画を打ち出すことにどれほどの意味があるのか。
おそらくどこかの役所がこのような計画をだせば、北海道を代表する大新聞などは「反省はどこに?乱発される無内容な計画」などと書き立てることだろう。監督や選手に対する負け試合の結果への厳しい記事は目にしたが、なぜだかこのことについての論及は見あたらない。なぜだろう。やっぱ気まずいから?もっとも私は大新聞の契約購読者ではないのでネットの範囲でしか見ていないので紙面にはあるのかもしれないが、広く見られるネット版で敢えてカットする理由もないと思う。
今の柳下監督の下で築き上げられたサッカーは今年はまだ結果が出なかったが、結果以上に札幌スタイルの攻めのサッカーに酔わせてもらったサポーターは多いはずだ。来年こそという期待を多くの人が持っていたからこそ、監督更迭の発表があった後でも柳下復活の多くの声を掲示板に見た。もちろん、結果を出せないような監督はクビだという意見もあると思う。そのあたりの判断をどのようにとった結果、今回の措置に至ったかを知りたいのだ。天皇杯終了後、そこを私たちにじっくり納得のいく説明がなければ、この3年間は完全な徒労に終わるし、またいきあたりばったりの迷走状態に陥ることになる。


post by hide4488

10:43

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