2019ルヴァン・カップ・グループステージ長崎戦と外海観光

2023年01月23日

2019年4月、ルヴァン・カップのグループステージのVファーレン長崎戦の応援というか観戦のため、長崎へ行った。周知の通り、この年のルヴァン・カップではコンサドーレは決勝まで駒を進めたのだが、実は全試合を現地で見ることができた。

全試合を現地で見て最後に優勝を目撃するというストーリーは残念ながら完成しなかったが、この年の終盤以降、実家への張り付きが常態化したので、自分のコンサ応援生活史という観点からは、とても貴重な年となった。

全試合現地観戦するなかで、試合会場・日程的に最も観戦ハードルが高かったのが、この諫早のトランス・コスモス・スタジアム(長崎県立総合運動公園陸上競技場)で行われたVファーレン戦だった。しかし、長崎には以前から行きたいと思っていた場所があり、試合日程が決まると、すぐに遠征計画を立てた。

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 いつもはアウェイ席に陣取るのだが、この日は普段リーグ戦に出場しない選手が見られる可能性もあるということで、メインスタンドのチケットを購入。陸上トラックはあるが割りと見やすかった。

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さすがに平日の夜に諫早まで遠征してくるサポーターは少ない。
 
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試合は、6-3でコンサドーレの勝利。

この試合で強く印象に残ったのは福森のミドルシュート。えげつない威力だった。

この試合以降、コンサの試合を見る際、福森がスルスルっと上がってペナルティエリア近くまで行くと、いつも彼のミドルシュートを期待してしまう。

今年の福森は体づくりが上手くいっているという話も聞こえてくる。あの時のようなミドルシュートを期待して試合を見たいと思う。

この日は諫早駅近くのホテルに宿泊。翌朝、長崎に出て駅前からバスに乗って外海(そとめ)へ向かった。

目的地は大野教会。
この教会堂は、以前、NHKのBSだったろうか、ド・ロ神父(フランス出身、1879年出津に着任))が「ド・ロ壁」と呼ばれる石組みを用いて建設したことが紹介されていて、いずれ行きたいと思っていた。ただ、ここをメインの目的地にするほどでもなく、なかなか訪れることができずにいた。

ちなみに、2018年、長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産が世界遺産に登録され、大野教会がある大野集落もその中に含まれている。


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バスを降りて坂道をしばらく登って行く。

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大野教会堂(1893年完成、2008年国指定重要文化財指定))が見えてきた。石組みの感じがヨーロッパの田舎にある建物という雰囲気を醸し出しているが、屋根の瓦は東アジアという感じ。石組みは赤土を水に溶かし、そこに石灰と砂を投入したものを接着剤として、大野岳の玄武岩を積み上げて作られている。なお、教会内部は撮影禁止なので、外観の写真しかありません。

ちなみに、内部は、板張りの床、平らな天井、木の枠組みがある白い塗り壁という日本風の建築で、ステンドグラスはない。

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この教会は目立つところに十字架が立てられていないが、屋根瓦にさりげなく十字架の装飾がほどこされているのが、なかなか格好良い。

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外海の海。


大野教会堂を見学して、一応目的は達したが、長崎市内へ戻る途中に、ド・ロ神父が日本にやってきて、まず建てた出津(しつ)教会に寄った。

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出津教会。こちらも内部の写真撮影は禁止。

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出津教会。

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出津教会(奥)と旧出津救護院(手前)。

出津救護院は、ド・ロ神父がフランスで学んださまざまな分野の知識をもとに、外海地区の女性の自立のために作った授産施設。編み物、素麺、マカロニなどの加工器具、農具などが展示されている。いつもそうなのだと思うが、シスターが丁寧に説明してくれた。

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出津集落前の海。


長崎市内に戻った後、帰りの飛行機までには若干時間があったので、寺町へ行き、興福寺を訪れた。

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興福寺。江戸時代初期に明から渡来した僧によって開かれた黄檗宗の寺。ちなみに、17世紀半ばこの寺の住職を務めた明僧隠元は後に京都宇治に万福寺を開いた。写真は大雄宝殿(本堂)

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大雄宝殿の前から庫裏の方向を見る。正面に見える魚の形をしたもの(魚板)は僧侶に食事時を告げるために叩いた木彫の魚。


そろそろ時間切れとなり、寺町にある他の寺には寄らず帰途につく。



今回のクラファンと2000年の持株会会員募集

2023年01月20日

1億円を目標に始められたクラウドファンディングだが、7000万に届くかどうかという感じだ。

良く知られているように(古参のサポしか知らない?)、2000年の11月・12月にサポーター持株会の会員募集があり、1口5000円で5000口(総額2億5000万)を目標に開始され、その目標は達成された。

この時のことは老舗のコンサ情報サイトであるコンサデコンサに詳細が記されている(下記)。

https://www.consadeconsa.com/2001/01/17/462320/3803/

2000年には短期間に2億9000万円以上を集めたのに対し、今回のクラウドファンディングでは目標の1億円を集めることは極めて困難な状況だ。

両者を単純に比較することはできないが、集めることができた金額の差は何に起因するのだろうか?

1.サポ・ファンの熱量が違うのか?
 確かに2000年はJ1昇格を決めてサポが盛り上がっていたのは確かだが、コロナ禍の影響で集客で苦戦しているとはいえ、現在も熱心なサポは多いと思う。

2.クラファン以外のコンサ関連支出が多い?
 確かにグッズの種類も多くなり、最近話題のDAZNの年間パスの負担というものもあるが、その条件をそっくり2000年当時に持って行った場合、2億5000万を集めることの障害になっただろうか?

3.クラファンのリターンより、持株会会員の特典の方が魅力的? もしくはクラファンのリターンに魅力がない?
 持株会の会員になったとしても株主になるわけではなく、特典は一口につき招待券2枚。招待券は毎年得られる特典ではあるが、持株会会員になった人はシーズンチケット購入者も多かったと思われ、招待券はそこまで魅力的な特典ではなかったと思う(配るあてのある人にとっては魅力的?)。自分も持株会会員募集に2口応じたが、当時はまだ、東京から札幌まで行って参戦するということは少なかったので招待券はそれほど魅力的なものではなかった。ちなみに、その後、2005年くらいからシーズン
チケットホルダーになりせっせと東京から札幌に通ったので、自分で招待券を使うことはなかった。(財政基盤を強化できればエメルソンをコンサに引き留めることができると考えた人が多かった? 資本金が増えるだけなので強化費の増額に直結するわけではなかったと思うが)

ちなみに、自分はクラファンにも応じた。ただ、ある時期から持ち物を増やしたくはないと思うようになったので、リターンのグッズには興味が持てなかったし、支援した証とかスペシャル体験にも興味が持てなかったので、純粋支援に少し協力した。 
 
上のようなことを考えてみたが、クラファンで集めることができた(できるであろう)金額が、2000年の持株会会員募集で集めた金額の半分にも満たない要因を説明するのは難しい。

たぶん、一番大きな要因はサポ・ファン総体の財布の状況だろう。

物価は上がるのに所得は増えない(物価上昇に追いつかない)というのは、一般的な状況だと思う。

そんななか防衛費確保のための増税? 
相手が攻撃をためらうほどの軍備があれば安心と喧伝するが、こっちが軍備を増強したら相手も勝てるという状況につくるため軍拡するだけではないのか? そうしたらそれを上回るための軍拡を目指すのか?
軍拡競争は際限がない。
どこまで税負担は増えるのか?という不安がある。加えて社会保障費の削減による将来不安も増大。

もし、2000年がそんな状況だったら、1口5万円という持株会会員の募集にどれだけのサポが応じることができたのか?

また、2000年当時現役だった方々が年金生活に入ったことも影響していると思う。年金生活者にとって、日本の物価状況などはかなり厳しいと思う。

結局、2000年と2022年~23年の集金額が違いは、単純に日本経済が置かれている状況の違いを反映しているのではないだろうかという、当たり前すぎる結論になりました(笑)


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22:01

コンサ コメント(0)

今年、スタジアムに行けるのか?

2023年01月18日

政府は新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを「5類」へ変更した場合、屋内でのマスク着用について症状のある人らを除き原則不要とする方針で、首相は週内に関係閣僚と協議すると報じられている。

介護生活をおくっている自分にとっては、とても困ったことになるなあと思っている。

政府が言っているのだからと言って、マスク非着用者が増大するだろう。

コロナウイルスは無症状者、発症前の者も他者へうつすということが明らかになっており、感染者増大必至だ。

また、5類に変更されると、おそらく感染者、死者の数は見えなくなるのではないか(既に本当の感染者数は見えなくなっているが)。

政府がマスクは不要と唱えることにより感染者が増大するのは間違いないだろう(マスクに効果はないと非科学的な主張する人間をネット上でみかけるが)。

感染者は確実に増える。そして、その本当の状況が見えない状態になってしまう。

そうしたら自分はどうするだろうか?

警戒を強めるしかないだろう。警戒を強めて、自分の中で定めている行動制限のなかで最大レベルのものを実行していくだろう。

そうなったら、コンサの試合を見るためにスタジアムへ行くのはあきらめざるを得なくなるなあと思う。現在の自分のおかれた状況を考えると、そんなにたくさんは行けないのははっきりしている。でも、何とか少しは行きたいと思っているのだが。

現在、北海道は日ごとの新規感染者数は減少傾向を示してはいるようだ。

しかし、新手の変異株は手ごわそう。

下記は、東京大学医科学研究所システムウイルス学分野・佐藤研究室のツイート。

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post by オフ

21:26

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コロナ禍の介護生活

2023年01月16日

以前、実家張り付き生活をしているということを書いた。
遠まわしに書いたのだけれど、早い話、親(母)の介護である。

どうも世の中では、コロナはたいしたことないという雰囲気が蔓延しているようである。

しかし、実際には一日に500人を超える死者の報告がある日もあるという状態だ。
それなのに、ニュースでは軽く触れるだけ。クジラの死の方に多くの時間が割かれているんじゃないかという感じすらする。

政府も、ワクチンを打ってくれ、個人で対策をしてくれ、というだけでほぼ無策。

どこが出どころかよく知らないが、コロナはインフル並みという情報が流れてくる。実際にはコロナの方がはるかに罹患者が多く、この一か月で1万人もの人が亡くなっている。どこがインフル並みなのだ。

そして、死んでいるのは年寄りということを強調するもの。

確かに若くて、基礎疾患のない人間にとっては、それほど恐れるべきものではなくなっているのかもしれない(しかしいまだよくわかっていない後遺症というものがある)。

まあ、若くて、基礎疾患のない人は、不幸にも罹患してしまった場合、極端に恐れることなく冷静に療養してください、というのはわかる。

しかし、死んでいるのは高齢者ばかりという言い方には、高齢者は生い先短い、死んでも仕方がないというニュアンスを感じてしまう。弱者の命を軽視する考え方を感じてしまい、受け入れることはできない。

新型コロナ感染症は、無症状・発症前にも他者にうつる病気だ。

介護生活をしているものの立場から言わせてもらえるならば、もう少し安心して外に出られるようにしてほしい。

マスクくらいちゃんとしてほしい(他者にうつさないため)。政府内では屋内でもマスク不要という議論があるという報道にも接したが、ほんと、勘弁してほしい。

それから、介護施設、学校などで、そのほかいろいろなところで、ちゃんと感度の高い検査をしてほしい。

介護で家にいることが多いのは事実だが、外へ出ずに生活をすることはほぼ不可能だ。

不幸にも、自分が行った空間に「コロナ? そんなの知らん。ただの風邪だろう?」
という生活をしている人間がいて、その人間が罹患していたら怖いのである。

自分が罹患するだけならば、まああきらめはつく。しかし、もし、自分が親にうつし、それが原因で、もっと生きられた命を失うなどということになったら悔やんでも悔やみきれないだろう。

そんなわけで、コロナ禍が始まってから3年。自分は生活に極端な制限をかけている(医療従事者の方々もそんな感じなのだろう)。

残念ながら、感染状況が悪い時は、コンサドーレの試合にも行かない。スタジアム内や往復の交通機関内でスーパー・スプレッダーが近くにいたら、たとえマスクをしていてもアウトの可能性があるので。

また、介護の都合上、ホームの試合でも会場までの往復を含めて4時間家をあけるのは難しい場合があり、観戦数は極端に減っている。

去年買ったレプリカには袖を通すことがなかった(今度着ようと思っていたら、その今度がこなかった)。今年も一応レプリカの購入を申し込んだが、袖を通すことがあるのだろうか?

本来ならば、シーズン前の「今年はどうなんだろう、けっこういけるかも」とワクワクする時期なのだけれど、あまり盛り上がれない個人的状況だ。


post by オフ

22:09

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