ベイルートの日本食レストランの女主人から聞いた日本代表選手のこと

2016年08月04日

バールベック

上の写真は、2001年3月、ヨルダン・シリア・レバノンをめぐったときに撮ったバールベック(レバノン)のバッカス神殿(3世紀初めに建造)ですが、この時の旅の写真を眺めていたら、ふと思い出したことがあるので書き留めておきます。

シリアのダマスカスから乗り合いタクシーでベイルート(レバノン)に移動した夜、レストラン東京という日本料理屋に入った。どんな味の日本料理を出すのか興味があった。

それで味だが、味噌汁がきちんとだしをとった本格的な味でびっくりしたことを覚えている。店の主人(けっこうご高齢の御婦人だった)は、味噌だとか鰹節だとかを日本から送ってもらっているが、けっこう大変だというようなこと話していたような。。。
  
さて、記憶はかなり薄れているのだけれど、その方の話で覚えていることがもう一つある。

この店は、前年、AFCアジアカップがレバノンで行われたときに、日本チームに食事の世話をした店で、選手たちも試合の合間に食事に来たそうで、女主人はすっかり選手たちを気に入ったと話していた。選手たちの様子についても具体的に話してくれ、そのなかで今でも覚えているのが中村俊輔の話だ。「試合が近づくと緊張して食欲が落ちる」というのだ。まだ、22歳の若者がおいしい日本食を食べさせてくれるレストランの御主人に甘えて語った言葉かもしれないが、そのころの中村俊輔はまだメンタルが弱かったのかもしれない。(トルシエは中村を2002年ワールドカップのメンバーに選出しなかったが、もしかしてトルシエは中村のメンタル面を評価していなかった?)



post by オフ

22:27

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レノファ山口戦と近辺の古寺巡り

2016年08月02日

例によって、試合プラス観光。
J2の醍醐味です。

J1だと大都市圏のチームが多くて「ついでの観光」の楽しみが少ない(都会の街歩きが好きな人にとっては楽しみが多いといえるかもしれないけれど)。そういった意味でJ1チームのサポは「ついでの観光」の楽しみのためにも札幌の昇格を待っている?

さて、山口遠征はけっこう早目に決定して飛行機とホテルは確保。
しかし、観光については何も考えず、先週は少し忙しく調べる余裕もほとんどなし。
土曜の夜遅く帰宅して、チケット買っていなかったことに気づきコンビニに走るも、何とすでに前売り券の発売は停止(普通前日夜まで買えるのでは?)。ちょっとがっかりした状態で、観光について調べました。

昔、萩や秋芳洞や山口県ではないけれど津和野などを訪問しており、どこへ行ったらいいものかと山口市の観光情報サイトを見ると、けっこう趣のある古寺がある。

一つは山口市の瑠璃光寺五重塔。
15世紀半ばに建立され塔で、法隆寺五重塔(奈良県)・醍醐寺五重塔(京都府)と並び日本三名塔の一つに数えられるとか。試合前にちょっとよるには場所的にもちょうどよい感じ。

試合の翌日はどうするか。帰りは19時すぎ便をとってあるので、けっこう時間がある。
上記の観光情報サイトで月輪寺(がちりんじ)薬師堂が目にとまった。平家が滅亡してわりとすぐの時期に建立されたらしく、写真をみるとなかなか趣がある。
ただ、山口市内に位置するものの、とても辺鄙なところにありアクセスがたいへんそう。
さらに調べると徳山からバスで行けるということがわかった。ただ、バスの便がとても少なく、下手をするとここ一箇所だけの観光で終わりそうな感じも。
しかし、この先、月輪寺薬師堂を目的に山口まで行くことはたぶんないだろう。コンサドーレの試合があるからこそ行く気になれる場所ではないかと考え、試合翌日の目的地に設定。

さて、試合当日。
東京から山口宇部空港まで飛び、いったん新山口駅近くにとっておいたホテルに行きチェックインの手続き。

その後、JRで山口へ移動し、「瑠璃光寺五重塔」の道しるべを頼りに歩き出した。最初の道しるべには2キロメートルとあったような気がしたが、10分くらい歩いて現れた道しるべの表示は1.6キロメートル。10分で400メートルしか進んでいないなんてありえない。どうやら最初の道しるべの数字を見誤ったか?

35度くらいはあるんじゃなかろうかという猛暑のなか歩き切り瑠璃光寺五重塔に到着。


瑠璃光寺五重塔
国宝瑠璃光寺五重塔。なるほど美しい塔だ。ちなみに、拝観料とか入場料とかなしで見学できた。


洞春寺
瑠璃光寺五重塔のあとは、近くにある毛利元就の菩提寺である洞春寺(とうしゅんじ)へ。写真は観音堂という建物で15世紀前半の建立とか(重要文化財)。ここも拝観料不要。


猛烈に汗をかき、かなりくたびれたあと、いよいよ維新百年記念公園陸上競技場に移動。

スタジアムへはJRで行けて、最寄りの駅から徒歩10分程度と、けっこうアクセスしやすい。



選手入場時の札幌サポ
選手入場時の札幌サポ。ビックフラッグを持ってきたんだ。気合が入ってる。


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整列した両チームの選手。


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19時半、すっかり日が暮れました。うすぼんやり見える山影がいい感じ。
このころは相手に何もさせず余裕たっぷりで見ていました。

しかし、後半はまったくダメ。
足は止まるし、細かいミスからスタミナをさらに消耗させ、縦パスをどんどん通され、さらに激しくサイドアタックをしかけられ、セットプレーから1点を返され、ホームサポの応援のボルテージは上がり、かなりドキドキするなか試合終了。

ところで、小野はレノファサポにも大人気。試合前の選手紹介でも大きな拍手をもらっていたし、ゲーム途中にアップのためコンサのサブの選手たちがスタンドの下に来ると、一部のレノファサポは試合そっちのけで小野の写真を撮る・撮る・撮る。それだけの選手が札幌にいてくれているということにはやはり感謝。


ホテルに帰った後、ネットで月輪寺へのアクセスの詳細を確認。
11時35分に徳山駅前発のバスに乗ると12時15分くらいに最寄りの上村(かんむら、バスの車内放送ではかむらと言っていた)に到着予定。お寺はそこから徒歩15分くらいの所にあり、12時50分の徳山駅行に乗るのはかなりたいへんそうで、14時45分までバスを待たねばならない感じ。

翌朝、ネット情報は今一信用ならないので、早目に徳山へ移動。山陽本線は本線だけれど、いい感じでローカル線色を出していた。

9時半ころ徳山に着いたが、上村へ行くバスは11時30分までなし(ネットで見た時刻より5分早かった)。

商店街をちょっとブラブラした後はバスターミナルみたいなところのベンチでボーッとする。

11時半のバスに乗り上村へ移動。上村のバス停に着いたのは12時7~8分くらいで、月輪寺との往復に30分をかけても12時50分のバスには何とか乗れそうだ。


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月輪寺への道。上村はちょっとした集落だった。


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月輪寺(がちりんじ)薬師堂に到着。趣のあるお寺だが、石段にあるピカピカの手すりが残念な感じ。


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薬師堂。とても趣のあるお堂だ。源平合戦の際、平家によって焼かれた東大寺再建のため、その再建事業に尽力した僧侶重源が資材を求めて周防国に来た際に建てた(再興した)寺だとか。


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門前に広がる田園風景。


さて、首尾よく12時50分の徳山駅行のバスに乗れた。来るときに福川駅(徳山より新山口に近い)前を通ることがわかったので、福川駅前で下車。

まだ少し観光に時間が取れる。で、どこに行くかだが、上に書いたこと以上のことは何にも調べてきていないし、スマホ持ちではないので(ちなみに携帯なしの生活をしています)、列車待ちの時間とかに調べることはできない。が、防府に行けば何かありそう。防府=周防国の国府というくらいだから、何か歴史的なものがあるはず。

防府駅を出て、駅前の観光案内図を見ると徒歩圏内に周防国分寺があるではないか。
駅の観光案内所でもらったパンフレットを見ると、奈良時代の聖武天皇の時代、全国に国分寺が建てられたが、周防国のそれは、創建当初の境内に伽藍を残す(後世の建築物だが)珍しい例だとある。ということで、またしても炎天下を歩く。


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周防国分寺。奥に見えるのが金堂で、平安時代の仏像などが安置されているようだが、残念ながら月曜日の拝観は休みだった。

防府にはまだまだ見どころが多くあるようだが、以上で観光終了。東京への帰途につくことに。