2023年02月11日
<成田~ヘルシンキ~リーガ~トビリシ> 成田9時50分発のフィンエア便(JALとの共同運航)で出発。13時30分ころヘルシンキ到着。 ヘルシンキからは16時10分出発の便に搭乗し、17時30分すぎにリーガに到着。 リーガの天気は快晴。季節的にも緯度的にもまだ昼間。成田からのフライトの疲れもほとんど感じられなかったので、当初の予定通りリーガの街に出ることにした(トビリシ行き出発までの乗り継ぎ時間が5時間半くらい)。荷物はいつもと同じ30リットルのバックパック一つ(※)だし背負ったまま歩いても構わない。 (※)自分は1週間の旅でも3週間の旅でも、ある時期からmont-bellの30リットルのバックパックを使っている。サブバックとしてショルダー・バッグを持っていくが、そのショルダーもバックパックに押し込んでしまえる程度の荷物しか持たない(荷物スペースの少ない機材に搭乗する場合1つにまとめてしまう)。旅の最中の洗濯が前提なので着替えは最低限。荷物が重くなるのも避けるため、ガイドブックは必要な頁を切り取って持っていくことも多い(『地球の歩き方』は切り取りやすい製本で助かる)。荷物を極力減らすわけだけれど、安いホテルに泊ることも多く、シャンプーなどが備えられていない場合もあるので小さなボトルに入れたシャンプーを(セキュリティチェックの際に必要なジッパー付きの透明な袋に入れて)、ホテルの部屋でインスタントコーヒーなどを飲むために投げ入れ式の電気ヒーター(投げ入れ式のヒーターって何?という人も多いと思いますが)、スティックタイプのインスタントコーヒー、保温機能のあるステンレス製のマグカップなどなど、一定レベル以上の旅をしている人には必要のないものを持っていくので、それらにTシャツ2枚くらいのスペースは使っている。滑稽なほど細かい話だけれど、それくらい色々考えて荷物の内容を決める。 余計なことを長々と書いてしまいました。話を戻します。 リーガで到着口を出ると幸いすぐに荷物の一時預かりがあった。ということで、バックパックを預け、空港の売店でバスのチケット(2枚:1枚は空港に戻るためのもの-市内でバスチケット売り場を探して時間を食うのを避けるため~こういう細かいところが重要になる場合がある)を購入して市内に出た(所要30分くらい)。 聖ペテロ教会。高さは123mもあり、72mのところまでエレベーターで昇ることができるとのこと。 奥の建物は聖ヨハネ教会。 ドゥァマ広場(だと思う)。 リーガ大聖堂。 右の建物はブラックヘッド会館。左奥の塔は聖ペテロ教会のもの。 まだ時間的には余裕があったが、以上でリーガ旧市街の街歩き終了。 定刻の23時05分リーガを出発したエア・バルチック機は、午前3時30分、定刻通りトビリシに到着。 入国の手続きはあっさり終わり、到着ロビーのベンチで時間つぶし。予約したホテルは小さなホテルで24時間オープンというわけでもないので、市内行きのバスが動き出してから行動しようというわけ。 両替所の列が途切れたのをみてジョージアの通貨ラリを確保。100ユーロが309ラリになった。1ラりはだいたい40円見当か? 7時少し前、バスが見えたのでターミナルを出てみる。始発なのかどうかわからないが(もしかしたら見逃していたかも)、そろそろ市内に向けて動き出してもよいだろうと判断してバスに乗り込む。 しかし、ここで問題発生。僕が持っている一番少額のコインは1ラりだったが、バスの運賃は0.5ラリで、車内の券売機はお釣りが出ないつくりになっているのだ。 車掌ではないが、バス会社の職員みたいなおばさんがいて、彼女に1ラリコインを見せて「これしかないんだけれど」という素振りをみせると、空港で両替して来いというジェスチャー。そこで空港の売店で両替をお願いすると0.5ラリコインはないという。 実はこのとき同じ状況に置かれていた外国人観光客が1人いて、彼と両替に走ったのだが、結局、0.5ラリコインはゲットできなかったので、1ラリをそのおばさんに渡すと、それを券売機に入れた。そうするとチケットが2枚出てきて、1枚を横にいる彼に渡せというジェスチャーとともに「どうだこれで解決だ」という表情。しかし、横にいる彼と僕は何の関係もないのだ。まあ、たった0.5ラリ(20円くらい)だからどうでもよいのだが、チケットを手にした彼、僕に1ラリコインを渡してきた。いらないと断ったが強めに渡してきたので結局受け取った。ということで、市内までの交通費は見知らぬ旅行者におごってもらうというかたちになった(彼は荷物を持っていなかったので、知り合いの見送りか何かで空港に来たのか?)。 7時に出発したバスは普通の路線バスで途中から通勤客が多くなってきた。 7時50分ころトビリシ中央駅前に到着(件の彼は途中で下車した)。 ホテルへ行くには、まだ早い。ということで、翌日の乗車予定のズグディディ行夜行列車のチケットを購入することにした。 最初、チケット売り場の窓口が行先別かもとか、当日と前売りが分かれているのかもとか思って客の様子を見ていると、番号札発券機から番号札を取り出し、チャイムとともに各窓口の上に表示される番号を見てそこへ行くことがわかった。 番号札を取ってしばらく待っていると、チャイムがなり自分の番号が、ある窓口の上に表示されたので、その窓口の人に「明日のズグディディ行きに乗りたい」ということと1人であることを伝えた。外国人観光客の対応には慣れているようで、思ったより簡単に列車のチケット購入完了。ファーストクラスで36ラリ、日本円で1500円もしない額である。 鉄道チケット購入後、予約しておいた駅近くのホテルに行ってみた。 まだ、9時前で当然部屋は使えないだろうから、とりあえず荷物をあずかってもらおうと思って行ってみると、何と部屋が使えるというではないか。ラッキーだ。何せほとんど寝ていないので。ということで、部屋で一休み。
プロフィール
札幌出身、東京在住。05年の秋からはアウェイで大旗を振っていたが、2011年末にOSCが解散したこともあり、同年限りで旗振りは引退。
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