オシム氏への代表監督就任要請について考える

2006年06月30日

昨日のニュースで、日本へ戻ってきたオシム氏とジェフの社長さんの
記者会見を見ました。

この問題、JFA(というか川淵三郎)がJリーグを
どのように捉えているか、の踏み絵かなぁ、と思って眺めています。

以下、俺が考えている事をつらつらと。

ジェフサポの言い分
1)契約途中での代表監督就任要請はルール違反
2)契約締結に至っていない段階での情報リークは
  社会通念上許されない
3)オシム氏はジェフにとって必要不可欠

代表サポ(俺はそんな存在そもそも認めていないが)の言い分
1)日本サッカー発展のために我慢してくれ
2)オシム氏は日本代表のために必要不可欠
3)今年いっぱいは兼任で、来年から代表専念という形もある

言うまでもなく、JFAのやり方がおかしいと感じる俺。

で、ひとつひとつ検証してみようかな。

ジェフサポの言い分

1)→要請自体はルール違反ではない。ジェフの運営会社が
   オシムの契約破棄に同意し、JFAまたはオシムが
   契約書に記載された違約金を支払えばOK。
   遺恨は残るだろうが。

2)→これが一番まずい。
   情報をリークすることで、世論形成しようという
   意図が見え見え。またはW杯惨敗による川淵三郎責任論の
   矛先をかわすためか。
   いずれにせよ情報リークで得をするのはJFAのみ。
   ジェフサポよりも圧倒的多数である代表サポ
   (くどいようだが俺はそんなもん認めないが)の声を
   味方につける事で、強引な交渉を正当化しようとしている気が…。

3)→言うまでもない。

代表サポの言い分

1)→昨日からニュースを見ていて一番腹が立つのがこれ。
   交渉相手の気分を逆撫でしても、力関係にモノを言わせて
   何とかしようというのは言語道断でしょう。
   相手(ジェフとジェフサポ)を尊重する気持ちがかけらもない。

2)→百歩譲ってこれは認める。

3)→オシム自身が兼任を否定している。

両者の言い分だけを並べると、
どう見てもJFAの方が旗色が悪い
(ただし契約の手続きではなく、主に川淵三郎の交渉マナー違反)
のだが。

JFA会長という要職にある人間が、
「情報をリークすることで交渉を有利に進めよう」と考えていたとしたら

JFA終わっとる

と思います。

あの情報リークが意図的じゃないとしたら、
リスクマネジメントのかけらもできない人間を会長に据えた

JFA終わっとる

だし、

まあどっちにしてもJFA終わってるってことか。

ただ、何をどう言おうと、
最後に結論を出すのはオシム本人。
オシム自身が出す結論を尊重したい。

同様の問題が札幌で起こったら、俺は断固JFAと対決するけど、
みんなはどう感じるのでしょうかね。


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